雪割草 とカタクリ が見頃を迎えました!

【Press Release】
平成27年4月6日
~季節の花便り~
~ 越後丘陵公園を彩る“小さな春” ~
雪割草とカタクリが見頃を迎えました!
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謹啓 陽春の候 皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
国営越後丘陵公園では、健康ゾーンに植栽した雪割草群生地と、里山フィールドミュージアム
に自生する100万株のカタクリ大群落が見頃を迎えました!
●温かいお天気が続き、雪割草は今週中、カタクリは
がピークとなる見込みです。
4 月 10 日(金)頃から
●晴れた日には、カタクリの蜜を吸うギフチョウが花の間を優雅に舞う姿も見ることができます。
●冬の残雪を利用した「雪室効果」による、カタクリの開花時期延長を試みています。
雪割草は 4 月中旬頃まで、カタクリ大群落は 5 月上旬頃までご覧いただけると予測しております。
※今後の天候により変わる場合があります。
皆様にはご多忙中のことと存じますが、取材並びに記事掲載の程よろしくお願い申し上げます。
謹言
【 お問合せ先 】
〒940-2082 新潟県長岡市宮本東方町字三ツ又 1950-1
国営越後丘陵公園 越後公園管理センター 企画運営グループ 担当:松田、鈴木、山野、小林
電話 0258-47-8001 FAX 0258-47-8002
携帯 090-7847-5001 公園 HP http://echigo-park.jp/
●雪割草
「雪割草」はキンポウゲ科ミスミソウ属(Hepatica)の園芸名で、北半球に 9 種類の分布が知られています。
日本にはその中の 1 種類(H.nobilis)から分かれた、ミスミソウ、ス
ハマソウ、オオミスミソウ、ケスハマソウ、アシガラスハマソウが自
生しています。
新潟県を中心とする日本海側の一部に「オオミスミソウ」が自生
しています。雪割草の中で最も変異の幅が広く、さまざまな色や形
が楽しめて、しかも性質が丈夫であるため、交配に熱中する愛好
家が増えています。
一時は乱獲により数が激減した雪割草でしたが、さまざまな取り
組みによって守り育てられ、平成 20 年 3 月には「新潟県の草花」
に指定されました。
◆国営越後丘陵公園の雪割草群生地
早春に咲く花として楽しんでいただこうと、平成 13 年から毎年 1
万株の雪割草を、自然探勝路沿いに植栽しています。今では 13
万株の群生地となり、株 1 つ 1 つの美しさもさることながら、花色
のさまざまな株が群生して咲く様も、大変見ごたえのあるものとな
っています。
●カタクリ
里山に春を告げるユリ科の多年草です。北向きの斜面下部
雪室によるカタクリ開花調整
などに群生します。カタクリは種から発芽して花が咲くまでに、
6~7年かかるとされています。
◆国営越後丘陵公園のカタクリ大群落
例年4月中~下旬に咲く、スプリングエフェメラル(春の妖精)に例えら
れる早春の代表花です。本公園では、カタクリの保全・育成を目指し、
平成 16 年から下草刈りなどの整備を行ってきました。その結果、年々数
が増加し、現在推定 100 万株が自生するに至っています!
● 雪室 による「カタクリの開花調整」大作戦!!
里山フィールドミュージアムでは、雪国越後で昔から培われてきた雪国の知恵の一つ「雪室」の効果を使
ってカタクリの開花調整を試みています!群生地の一角に意図的に雪を残し、他箇所より開花時期を遅らせ
ることで、通常よりも 10 日程長い期間(5 月上旬頃迄)カタクリをお楽しみいただける見込みです。
★雪を盛って、さらにシートをかぶせることで融雪の速度を遅めています。