県連通信 労山 福岡県連盟通信 由布岳 霧氷(西峰) №440 2015年1月号 新 年 明 け まして おめでと う ご ざ います エベレストを望む ゴーキョピークより(江崎眞陽) 目 次 頁 新年雑感 新加盟の会紹介 花椿ハイキングクラブ 2 詩 氷の頂 (串田孫一) 福岡地区協 交流登山(陶ヶ岳) 3~4 登山学校 実技山行報告 大崩 木山内岳~鹿納山~大崩山 4~5 登山技術について アンザイレンをした場合の登山技術 6 写真と絵画 夫婦展 映画上映「盲目のクライマー」岳人の集い 7 県連盟だより 初級冬山交流 案内 8 福岡県勤労者山岳連盟 1 () 爆発低気圧 17 . 2 .1 2014 会長 初春雑感 2015年 荒木 辰彦 会員のみなさん、新年おめでとうござ います。新春を会員の皆様とともに迎 えることができましたことを喜びたい と思います。 今年2015年は終戦から70年を迎える 節目の年であります。日本は平和憲法 のもと一貫して戦争に加担していませ んでした、これは憲法第9条の精神を 70年間貫いてきたからです。 安倍政権は、集団的自衛権を閣議決 定で自由に解釈し戦争に加担しようと しています。労山は「平和なくして登 山なし」のスローガンを掲げ、国民平 和大行進や平和運動に取組んでおり、 70年の節目の今年、平和について考え 行動したいものです。 昨年を振り返り見ますと、国政では 4月消費税8%、さらに10%の値上げ を1年半先伸ばし、TPP、原発再稼働等 の問題を抱え国民の暮らしが苦しく なっています。 また、漢字一文字で世相を表す恒例 の昨年の一文字は「税」。消費税を反 映し、国民の税に対する目が非常に厳 しいことが、改めて示されたとしてい ます。 県連では、重大事故遭難が連続で発 生したことを重く受け止め。事故防止 対策として「事故ZERO委員会」を設置 し、重大事故防止を訴え、県連挙げて事 てから、昨年は富士山、今年は7月に白馬岳に 行きました。年に一度は大きな山 に挑戦しようと思っています。 入会のきっかけは、県連主催のハ イキングセミナー講座に参加して、 歩き方・地図コンパスの使い方・ テントの張り方・Eペース登山等 に参加体験したことから、ツアーで 行く山旅では得られない体験がで き、また、勉強にもなるので労山福 岡県連盟に入会しました。 山登りの新米ばかりの会員5名 ですが、どうぞよろしくお願いい たします。 (文 白石ともえ) 新加盟の会紹介 2014年11月 故防止に取り組みました、その結果重 大事故は発生しませんでした。これも 会員の皆さんのご協力のお陰と感謝し ます。 東北震災支援では、9月に合同で福 岡県連・RKAC・20周年記念行事として 東北大震災支援活動が行われ18名参加 しました、宮城県石巻市で宮城県連、石 巻労山の仲間や地元の人達とも交流を 深め復興支援の輪を広げました。また 組織では県連加盟団体が2会あり、県 連盟の組織が30会拡大しています。 新しい年を迎え年頭の決意として 「重大事故防止」、「組織拡大」、「県 連常任理事会の強化」、を掲げ県連各 会の会員の皆さんのご協力を頂きなが ら進めていきます。福岡県連は各会皆 さんの力で成り立っています、組織部 では県連の紹介レリーフを作成してい ます、ぜひ県連活動に御参加頂き周り の登山愛好者に労山を大いに宣伝し、 仲間を増やしましょう。 今年は、東北大震災支援の取組みで、 九重にて宮城県連・石巻労山との交流 を予定しています。皆さんご参加くだ さい。 2015年を迎え県連各会会員のみなさ んに良い年でありますようご祈念申し 上げますと共に常任理事会も県連活動 の先頭に立って活動いたします。 県連加盟 花椿ハイキングクラブ 会代表 吉野京子 福岡市内在住の50~60代の女性 メンバー5人です。私達仲間が、出 合ったのは平成23年、福岡市主催の 初心者登山教室でした。教室の終 了後、訓練登山として油山に毎週金 曜日、いろいろなルートで登ってい ます。 「花椿」の会名も油山の椿にち なんでつけました。今の5人になっ 2 詩 お 串田孫一 ゆめごこち 氷の岩峰 こ 深い雪を夢心地で押し進み 凍る岩壁に根気よく足場を作り ふんば 力学的に曖昧さを許さぬ登行を続けて やっと辿り着いた岩峰は 息もつけない横なぐりの風だ 私たちは互いに綱をたぐりよせたが 怖い顔をして交わす言葉もなく 力いっぱい踏張っているだけだ いろど 私たちの努力はたたかいでもなく 征服でもなかったことを頻りに考える 思うように 彩 られなかった過去と 遠く続く雪原のような ただ純白な起伏である未来との間に立って 孤独な洗礼をめいめい経験しながら 壮麗な殿堂を心の中に築いている 「山の断想」 み(ねるば出版 よ)り 串田孫一 1915~2005 哲学者、詩人、画家、随筆家。「雑誌 アルプ」 を主宰した。著書多数「山のパンセ」など。 9月 21日に福岡地 区協議会 イキング11名でクライミング14名でした。 交流山行(クライミングとハ ムーヴ以外の会は、地区協が準備したマイクロ イキング)を実施しました。 バス(レンタカー)で参加。バスの中でも幹事 山行先は山口県山口市の陶ヶ岳で 役の想山会の高山さんの準備 す。ここは中国地方や九州のクラ がよく山のクイズや歌で交流 イマーまでにも知られるクライミ が 進み まし た。天気 にも恵 ま ングエリアです。陶ヶ岳の標高は れ、ハイキングとクライミング 230mと高くありませんが火の山 に分かれ山を楽しむことがで (303.6m)までの縦走ができ、多く きました。 のハイカーも訪れています。また 参加者の感想、「他の会との 陶ヶ岳山頂での集合写 福岡から車で3時間かからず行け 交流ができて楽しい山行に る便利なところです。 なった」、「また実施してほしい」など。来年 参加者は想山会14名、ムーヴ6名、福岡労山 度も計画したいと10月の地区協会議で声が上 2名、タートル2名、えふ1名の合計25名、ハ がっていました。 (文 BCC-ef 大塚三紀夫) 福岡地区協 活動報告 3 登山学校 実技 大崩山 木山内岳~祝子川~鹿納山~大崩山 11月15日(土)・16日(日) 高野 朗(福岡労山) パーティ・B班 講師 木下育美、木下聡美 受講生:山崎(みどる山の会)、田中(久留米 山の会)、上田(星と焚火)、阿部、花田、高野 (福岡労山) L 山崎、 SL 田中、 記録 高野 事前打合事項 ①予定コースは木山内岳から祝子川に下り、 瀬戸口谷から五葉岳へのコース! ②ロープは要所で使用 ③夜はツエルト使用のビバーク! ④支柱、ペグ等は自然材料を利用! ⑤明日のコースは予定どおり! ⑥行動食はシンプルに! 山行報告 福岡を15日午前3:40 福岡労山の受講生と供 に出発、集合場所の美人の湯に到着したのは 午前8時前。天気も良く、眼前に大崩山の山並 みがくっきり見え、これから始まる山行が胸 躍るものになると思っていました。 B班全員が集合した所で、講師による事前連 絡があり、武平橋の登山口まで車で移動後、い よいよ山行開始、ワクワクしながらゆっくり した歩調で。 前日、天気予報で宮崎方面の山岳部分では、 雪が降るかもとの予報であったため、服装は それに対応できるようにと、メリノウールの 下着と襟付きシャツの組み合わせとしました が、それが後々自分の山行に大きな影響を及 ぼすとは考えもしませんでした。 山行も読図をしながら木山内岳に向って尾 根に上がり込むために、急登を開始した頃か ら身体の変調が出てきました。事前に講師よ り上着について、脱いだり、着たりして体調管 理をしなさいとの指導がありましたが、それ をおこたったため大量に汗をかき、水分補給 もあまりしないまま歩いてしまいました。 そんな状態ですから注意散漫になり、土か ら出ていた樹の根に躓き転倒、そしてそれが 原因で両足の太腿が痙攣し、歩けない状態に なってしまいました。 4 そのような状態の私をB班メンバーの皆さ んはいろいろと介抱し、励ましてくれ、また私 の持っていた荷物もそれぞれ分散して持って くれました。 痙攣が治まって再び歩き出して、再度痙攣 が起きるということを3回繰り返し、その度に Bチームの皆さんに励まされ、どうにかメン バーとビバーク地まで一緒に行動ができたこ とは、皆さんの支援がなければできなかった ことだと痛感しています。 私の体調管理の不注意が、当初予定してい たコースを見直さなければならず、メンバー の皆さんにご迷惑をかけたことは、大変申し 訳ない気持ちでいっぱいです。 ビバーク地に着いてからは、脚の状態も良 くなり、焚火用の枝集め、ツエルトの設営、食 事作りをしながら、A班の到着を待っていま したが、暗くなっても到着しないことから、皆 が心配していましたが、大分遅れてヘッドラ ンプの光が遠くに一つ、二つと段々数を増し てA班メンバーが到着するときには、B班の メンバーが自然と出迎えに行ってました。 その後、A班・B班入り乱れての焚火を囲ん で宴会モードに入ったのは云うまでもありま せんが、次の日もありますので、早めに切り上 げたことを付け加えときます。 ビバークは2月に行う雪山の前哨とのこと で、シュラフは使用せずシュラフカバーだけ による就寝をしましたが、外の温度は0度近 く、寒さで午前2時には目が覚め、それからは 全く眠れない状態でした。ツエルト内でゴソ ゴソと片づけをしながら、5時を過ぎたころ から朝食をとりツエルト等の後片付けを行 い、6時過ぎには焚火の周りに皆が集まり出 しました。口々に寒かったと言いながら。 2日目の山行は沢を詰めて尾根に登り上が り、それから大崩山に向って尾根を縦走する コースとなる。昨日と同じ過ちを犯さないよ う上着の調整、まめな水分補給等を心がけて 喜 平 瀬戸口 モチ ダ 祝 子 川 木山内岳 大崩山荘 武平 マツ 中ゼ 金山 臨み、幸いにも脚の 鹿納山 痙攣も起こること なく2日目は終え ることができまし 権七小屋 た。 2日目の山行の権 七小屋谷からの尾 根への遡行は、かな り荒れていてガレ 場・壁 等 が あ り ロープワークが必 宇土内谷 要な所が点在して い ま し た。ロ ー プ の必要性の判断、ビレイ方法等まだまだ習得 できていないことを実感しました。これから は所属会の山行でもロープでの確保を少しで も感じたら、直ぐに実行する習慣づけを行い、 安全山行に対する意識付けを身につけていこ うと考えています。 今回の実践講習は、自分自身に思いもよらぬ 事が起き、自分自身を見直す機会を得られ、ま た所属する会を越えた受講生同士の繋がりが 深くなっていると感じる山行でした。 大崩 コースタイム 1日目… 美人の湯駐車場集合、出発9:08→武平橋: 登山出発9:13→硯台の頭10:29→木山内岳13:37→ 喜平越谷13:56→喜平越谷・祝子川本流吐口 14:38→中瀬松谷分岐16:20着 2日目…中瀬松谷分岐 出発7:15⇒権七小屋谷9:11⇒ 鹿納山鞍部(鹿納山往復50分)着10:12: 発:02⇒P1457 12:51⇒P1444 13:10⇒P1541 13:35⇒登山道分岐13:40⇒宇土内口登山道14:55着 ☆講評 木下聡美 講師…危ない箇所はなかっ た。脚が攣ったらどのような対処をするか考 えていた方がよい。 木下育美講師…ペース配分は全体として ゆったりしていたが、受講生の力量からして 仕方なかった。脚を攣ったりした受講生がい たが、冬はこれ以上厳しいのでトレーニング を積んでほしい。 県連通信の原稿について 県連通信原稿は、次の要領でお願いします. ①原稿締め切りを守ってください。(飛び入 りの事態の対応ありですが、基本的に予定分 は厳守して下さい) ②文章は「ます・です」、「ある」調は得意 な表現で構いませんが、全体は統一して。 ③写真、図の表現力は大きいので、内容を補完 する資料(写真、図)を添付して下さい。説明 も忘れずに。特に山行報告では、ルート図、 概念図を添付。過去の県連通信に掲載してき たものを参考に。概念図作製も報告の技術。 ④原稿には、レイアウトは不要です。やむを 得ず会報の転載の場合にも、レイアウトは外 し、ベタ原稿で送ってください。写真は、文 章とは別に添付して下さい。 作成にあたってのお願い…機関紙部 県連通信は、会員の皆さまの協力で作られ ています。会員の活動ばかりではなく、登山 文化の発展という課題をもって取組んで、県 連盟通信は今月号で440号となりました。 この間にも多くの先輩、仲間の力が注がれ てきたのは言うまでもありませんが、仲間を つなぐコミュニケーションの場、情報を共有 し、労山らしさ、登山のスタイルの形成に貢 献してきたものと思います。基本は「登山 の安全と楽しみの発展」。そのために、今後 も会員の皆さまのご協力をお願いします。 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 5 登山技術について・・・ アンザイレンをした場合の登攀技術 ☆実践上の課題 実際の行動では、コンティニアスはスタカッ トの間をつなぐ展開が多いが、非常に不安定な 技術であるため、常に落下する方向(発生する 事態)の予測などを行い、固定した岩、立木など を利用して対策をとる。 雪上では確保支点の設置が難しくなる。滑 落が発生した場合、手に持ったループを雪面に おき、ピッケルを差し込んで支点とする。しか し、柔らかい雪面などでは、確度は低い。 衝撃を緩和するために、ハーネスに取り付け たカラビナからザイルを身体に回し、その制動 を利用して大阪方式、愛知労山方式などの確保 技術が考案された。 難しい場所では躊躇なくスタカットに切り 替えるため、状況を見通すことが重要となる。 コンティニュアス アンザイレンしたメン ・クライミング バーが、ザイルを軽く引き (同時登攀) 合った状態で同時に行動 する。各自がザイルを数ループ程を持ち、距離 を随時調節。間隔が延びる場合はループを一 つずつ外し、狭まる場合には、ループを作って (追加)調節する。 ※長い尾根の登攀や縦走の際、滑落など突 然の落下に備える。安定した支点が保障 されないため高度な技術。 岩場や急斜面、不安定な雪 スタカット・ 面などでは、確実な支点を摂 クライミング り、登攀中のメンバーを確保 (隔時登攀) する。そのため行動は一人 ずつで、登攀には時間を要することになる。 ループにピッケ ルに通し支点と する 雪上の場合 スタカット クライミング (隔時登攀) アンザイレン (雪上の場合) 滑落… コンティニュアス・ クライミング (同時登攀) アンザイレン (ザイルを 結びあう) 雪上の場合 ・ボディ確保 ・スタンディング アックスビレイ 6 ス タカッ ト ・ クライミング 隔(時登攀 ) スタカット・クライ ミング中の確保 古稀記念 城水 勝(写真)・ 弘子(水彩画) 夫婦展 あしび山の会 城水 勝 私の古稀を記念して初めて開きました。 日時:2014年11月19日(水)~24日(月) 場所:行橋赤レンガ館(旧百三十銀行行橋支店) 退職を機に北九州から行橋に移り、それをきっかけに興味 のあった写真を始め、現在は全日写連行橋支部と行橋フォト の会員。 展覧会では風景や祭りなど16点展示。この内、赤村の平 成鉄道「源じいの森」駅を写した「ローカル線」は今年度 の県展で運が良く入選をしました。妻も洋画部門で入選し、 夫婦そろっての入選となりました。 妻は子供に手がかからなかった50歳から絵画と山登りを 始め、展示した風景や静物、人物等 全44点を展示しました。 準備が大変だけど記念になって良かった。今度は妻が古稀 を迎えた時にもう一度夫婦展を開きたいと思っています。 多くの方(300人程)が観に来て戴き、本当に感謝をして います。有難うございました。 新年「岳人のつどい」のお知らせ 山の映画上映会 「盲目のクライマー」 日本山岳会福岡支部では毎年新年に恒例の「岳人の つどい」を開催しています。日本山岳会会員に限らず、 多くの登山愛好家の皆様に呼びかけ、岳人の親睦、交流 の場として定着しています。今年度は、記録映画「盲目 のクライマー」を上映いたします。 世界初、盲目の登山家が世界最高峰・エベレストを目 指す。不可能を可能にする意志の力、魂の記録。ハイビ ジョン撮影による世界最高峰への映像がとても美しい 作品です。(75分ハイビジョン 日本語字幕スーパー) 原題:Farther than the Eye Can See 監督:Michael Brown 製作国:USA 製作年度:2003年 ヒマラヤ各地のトレッキング・スライドも上映します。 ■日時:2月1日(日)14時から ■会場:太宰府館 まほろばホール ●映画会費:500円 映画会の後、同会場にて懇親会を開催。 16:30~18:30 ●懇親会会費:4,000円 初春を祝い山の話に花を咲かせましょう。 ■主催:日本山岳会福岡支部 ■後援:九州登山情報センター(山の図書館) ■協賛:福岡県山岳連盟、福岡県勤労者山岳連 ■ 【お問合せ・お申込み】日本山岳会福岡支部事務局(アルパインツアーサービス内) FAX:092-715-0826 ■TEL:092-715-1557 ■E-MAIL:[email protected] 7 県 初級冬山交流 案内 連 盟 だ 期日 場所 参加募集 申込締切 申込方法 よ り 2月14日(土)~15日(日) 一兵山家山(いちびょうさんかやま)~冠山 労山会員大型バス1台(40名余、定員にな り次第締切) 1月20日(火) 県連事務所にFAXでお願いします。 FAX 092-409-2812 Email [email protected] 会を通して申し込みください。会名、名 前、冬山経験有無、年齢、連絡先 会が 推薦すれば初心者でもOKです。 参加費 行 程 実費 (40名で約5000円弱) 14日 久留米始発6:00…博多駅筑紫口 7:00…八幡駅前8:00…経由…サイオトス キー場前 13:00 テント設営後 冠山登 山 17:00下山 15日 6:00出発 来田 峠~一兵山家山~冠山下山ルート~テン ト地(14:00) 積雪状況 1.5~2.0m 余り人が入らない のでラッセル必至 雪山登山には好条件 装 備 冬山装備一式 特にワカン、アイゼン、 ピッケルは必携 会毎 テント泊 テン ト地はバス下車、すぐです。借地許可済 ※バスは離れた民宿に駐車。(運転手 のみ民泊)食事 会毎または各自ご用意 ください。 詳細は、徳永武彦 080-6454-1067 Email [email protected] 編 集 後 記 ☆爆弾低気圧、12月中旬、に日本列島はその脅威 に さ れ さ れ た。基 準 は 24 時 間 で 中 心 気 圧 が 24hps 以 上 低 下 ( 気 象 用 語 辞 典 )、 だ が 今 回 は 36hps下り、大雪、強風ばかりではなく、海面ま で持ち上げた。人間は声をひすそめて通り過 ぎるのを待った。が、大きな災害が発生した。 ☆「自然」という言葉はNAITUERの訳語として定 着 し て き た。そ し て「人 と 対 立 す る 自 然」 「親しむべき自然」を恣意的に使用される。 ☆登山ではどうか。具体的にただあるがままの 自然の最前線を体験するばかりで、恣意的な意 図は何の意味もない。そんな登山者の姿は崇 高だと、串田孫一はその登山者を詩った。 8 労山福岡県連盟通信 440号 発行日 2015年1月1日 発行所 福岡県勤労者山岳連盟 〒812-0013 福岡市博多区博多駅東2-8-22 第一よしみビル705号 ℡ 092(409)2810 Fax 092(409)2812 発行者 徳永武彦 E-mail:[email protected] ホームページ http://www.fwaf.jp/
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