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Minami im Sattel
12 みなみの乗馬留学
Wenn ich Urlaub habe, komme ich bestimmt wieder!
ウェン イヒ ウォラオプ ハーベ コメ イヒ ベシュティムト ヴィーダー
休暇がとれたら、必ずまた来るね!
▼定動詞のもう一つの位置:文末▼
定動詞が文末のケースがあります。そのような語順の場合、これを副文語順といいます。別の言い
方をすると、副文であれば定動詞は常に文末です。
▼誰が、何が、副文って決めるんだよー!▼
それはいい質問です(誰もしていないか?)。ある種の接続詞で文が始まる場合や、関係代名詞で
始まる関係文の中では定動詞は最後です。そしてその文は副文とも呼ばれます。
▼ここでは接続詞のご紹介▼
定動詞は文末にとどまれ!と指示をする接続詞のことを従属接続詞といいます。そのような接続詞
で文が始まったら、定動詞はその文の中では文末です。それでは、大切でよく使う従属接続詞をい
くつかご紹介しましょう。
dass
ダス
wenn
weil
~であること、~ということ (英語の that に相当)
ヴェン
ヴァイル
obwohl
~の時は、~であったら (英語の when や if に相当)
~なので (英語の because に相当)
オプヴォール
~にも関わらず (英語の although に相当)
!定動詞が文末といっても、無理やり動詞を文末に動かさねば!と思うのでなく、もとも
と日本語と同じで、ドイツ語では動詞は最後におかれるという考え方をするとどうでし
ょう?そうすれば、以上のような接続詞がきたら、定動詞は心安らかにそのままの位
置(最後)にいていいんだよ、と判断できるということになりますよね。
▼主文→副文の場合▼
主文の次に副文がくるときは簡単。
Ich komme wieder, wenn ich Urlaub habe. 休暇がとれたら、また来る。
イヒ コメ
ヴィーダー
▼副文→主文の場合▼
副文の次に主文が来るとき、副文全体を 1 とカウントし、2 番目に主文の定動詞が来る
ようにします。そのため、主文は定動詞から始まります。
1
2
【1 は Urlaub の U の上、2 は komme の m の上あたりに】
Wenn ich Urlaub habe, komme ich wieder.
!どちらが最初でも、書くときには主文と副文の間のコンマを忘れないように!
<Noch einen Schritt weiter!「一歩先へ!」>
前半で学習したスキットから一部をピックアップして、もうちょっと詳しく文法や意味の点から
ご紹介します。
みなみさんとシュテファンが最後に交わした言葉。
Versprochen? – Versprochen!
フェァシュプロッヒェン
約束する? - 約束する!
ポイント 1: versprochen
versprochen は動詞 versprechen の過去分詞の形。ver- という前つづりがついた非分離動詞なの
で、通常の過去分詞につける ge- は不要です。非分離動詞の過去分詞を作るときは、前つづり
を取った動詞部分に着目して過去分詞を作れば簡単。versprechen の場合は、sprechen の過去
分詞をまず思い出しましょう。gesprochen ですよね。そして ge- は削除、ver- をくっつけて、
versprochen のできあがり!
ポイント 2: 過去分詞だけの表現いろいろ
上のフレーズは決まった言い方ですが、基本的に過去分詞だけで完結する表現は他にもありま
す。例えば、命令や依頼といったことも過去分詞でできるのです。面白いでしょ?