OPAR & CFモードのコツ


New Version JJRC H6C
OPAR & CFモードのコツ
OPARとは
One Press Automatic Return−ボタン一発で自動
的に戻って来る意味です。「ワンキーリターン」と呼
ばれる事もあります。
バインド時に設定される
「フィールド」の向き
CFモードとは
Compass Flight Mode−コンパス(方位磁石)に
よって飛ぶモードを意味します。IOC、ヘッドレスモー
ド、ヘッドロックモードと呼ばれる事もあります。
通常飛行のコツ
機体は、バインドと同時に機体の方向を記憶します。
混乱をさけるために機体と操縦者は同じ方向を向いて
バインドを行ってください。
バインドが成功すると機体のLEDは点滅から点灯へ
と変わり、フライトの準備が出来た状態になります。
スロットルをゆっくり上げて機体を離陸させます。
備考:バインド時に機体に設定される方向を勝手なが
ら「フィールドの向き」と呼ばせていただきます。
MODE2を想定しています。
バインドには、プロポの電源を入れ、左レ
バーを下に下げて行います。
\
ピ
ピッ
/
通常モードでは、プロポの操作が左右移
動であれば機体は機体の向きに対して左右
移動を行い、前進後退の操作も機体の向き
に対しての前進後退移動になります。フィー
ルドの向きは一切関係ありません。強いて
言えば、フィールドの向きは潜伏状態にあ
ります。
機体の機尾が操縦者の方に向いている状
態では、感覚の相違が少ないので思い通り
の操縦ができますが、機尾が横を向いてい
たり機首が操縦者の方を向いている状態で
は感覚の相違が激しくなり、慣れていない
と思わぬ方向へと舵を切ってしまいがちに
なります。機首の方向を常に意識し、感覚
を機体に合わせる事を心がけてください。
通常モードでは、プロポからの移動命令は機
体の向きに対してのものになります。
OPARの発動
JJRC H6Cでは「OPAR」と「CFモー
ド」は、同じボタン(プロポ左下の十字キー
の右ボタン)に割り当てられています。
ボタンを押すと、先ずOPARが発動しま
す。プロポからは「ピーッピーッ」とビープ
音が鳴り続けます。機体のLEDは2連続点
滅を始めます。
機体は、機体の向きに関係なく、フィー
ルドに対しての「後方」を目指し移動しま
す。
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注意:OPARでの機体の移動方向はあくま
でもフィールドに対しての後方移動です。
機体が操縦者に向かって飛んで帰って来る
わけではありません。OPARを発動する際
は、操縦者はフィールドの向きと同方向を
向いた状態で且つ機体が操縦者の正面にあ
る時に行うのが理想です。
機体が操縦者の正面にある場合のみOPARは
正しく機能します。
OK
ピー
\
ピー ッ
ッ
/
操縦者の向きがフィールドの向きと っ
てない場合に発動すると機体はフィールド
に対しての後方に飛ぶので、感覚の相違が
激しくパニックになります。くれぐれも
OPARを想定してのフライト時には、操縦
者は向きを変えないでください。
(操縦者が左右移動、前後移動をしても、
フィールドの向きと操縦者の向きが同一で
ある間は問題ありません。)
また、機体は常に操縦者の前方のみで飛
行するよう心がけてください。
NG
機体が操縦者の正面にない場合
のOPAR発動はパニックになり
ます。
ピー
\
ピー ッ
ッ
/
CFモードへの移行
OPAR中にスロットル(上昇と下降)以
外の操作を行うとOPAR命令がキャンセル
され、CFモードへと移行します。前進や後
退、右移動や左移動をするなどしてOPAR
をキャンセルします。
CFモードは、機体の向きに関係なく、
フィールドに対してのプロポ操作が反映さ
れます。プロポから前進の命令を送ると、
機体の向きが右を向いていてもフィールド
に対しての前方移動をします。つまり操縦
者から遠ざかる移動をします。
プロポから左移動の命令を送ると、フィー
ルドに対しての左移動をします。
注意:OPAR同様、操縦者の向きとフィー
ルドの向きが同じでないと機体は思わぬ方
向へ飛ぶことになりパニックになります。
操縦者は常にフィールドと向きを合わせて
いる状態の維持を心がけてください。
OPARのキャンセルはスロットル
以外であればどのレバー操作で
も構いません。
ピー
\
ピー ッ
ッ
/
CFモードのメリット
CFモードでは通常モードでは操縦がやや
こしいとされる「対面飛行」(操縦者と機
体が向かい合った状態での飛行)が容易に
行えます。機体の向きがいかなる場合でも
フィールドさえ意識していれば良いので、
例えば空撮したい対象の周囲を回りながら
撮影したい時などはCFモードの方が簡単に
こなせます。
CFモードの解除
CFモードを解除するには、もう一度OPAR
ボタンを押します。プロポから出ていたビー
プ音がなり止んだら解除成功です。
対象
ピー
\
ピー ッ
ッ
/
最初からCFモードでフライトする方法
1.機体の方向と操縦者の方向を合わせて
バインドします。
2.離陸する前にOPARボタンを押し、
OPARを発動させます。この時プロポから
は「ピーッピーッ」とビープ音がなり続け
ます。機体のLEDは2連続点滅を繰り返し
た状態になります。
3.方向舵を切り(前進でも後退でも構い
ません。)、OPARをキャンセルします。
4.スロットルをゆっくり上げ、離陸させ
ます。
「ピーッピーッ」となり続け、最初からCF
モードで飛行できます。
もう一度OPARボタンを押せば、ビープ
音が止み、機体のLEDが点灯状態になり、
通常モードでの飛行になります。さらにも
う一度OPARを押せば、プロポから「ピーッ
ピーッ」とビープ音がなり続け、機体は2
連続点灯を繰り返し、OPARが発動します。
1.
\
ピッ
/
バインドします。
2.
ピー
\
ピー ッ
ッ
/
まだ飛ばさない
事。
3.
4.
ピー
\
ピー ッ
ッ
/
ピー
\
ピー ッ
ッ
/
方向舵でOPAR
をキャンセル(ま
だ飛ばさない)。
スロットルを上
げて離陸させま
す。
OPAR&CFモードの注意点
JJRC H6C 以外のモデルについて
・機体が飛行しているうちにフィールドの向
きに誤差が生じる場合があります。飛行中に
OPARを発動した際、機体の移動方向に違和
感を感じた場合は速やかにOPARとCFモー
ドを解除し、通常モードでの操縦に移行す
るか、飛行を中止してください。
・OPARは通常よりも速い速度でフィールド
の後方へ移動します。操縦者と機体との距離
が短いと機体は操縦者を襲ってきます。
OPAR発動の際は、機体と操縦者との距離を
確保したうえで行うようにしてください。
・フィールドの向きと操縦者の向きにずれが
生じていた場合は、一旦機体のの電池プラ
グを抜いて電源を切り、再度バインドを行っ
てください。
・機体がまっすぐ上昇しない場合は「ジャ
イロリセット」をお勧めします。電池プラグ
を接続し、機体を水平な場所に置き、プロ
ポの電源を入れバインドします。ラダーボ
リュームを100にした後、左右のスティック
を同時に左下へ振って約5秒。機体のLED
が細かく点滅をした後点灯に戻ります。レバー
を放してジャイロリセットは完了です。
機種によってOPAR&CFモードの発動方
法は異なります。モデルによっては、フィー
ルド方向を決めるタイミングがヘッドレスモー
ド発動時だったりします。これらの機能の利
用方法は各モデルに添付されているマニュア
ルを参照ねがいます。
このマニュアルは、私ことJizomaeが勝手
に作った物なので内容の不備などについて
は各自で訂正・変更を行ってください。な
お、このマニュアルによって生じたトラブル
についての責任は操縦者自身にありますの
で了承願います。
マナーを守って楽しい飛行をしましょう。