2015 年(平成 27 年)7 月 1 日 会員各位 第 107 回 Klub Zukunft 月例会 -歴史・文化に親しむ会- これから暑い日々が続くと思いますが、皆様体調管理にご留意下さい。 さて、「淀屋橋」といえば元々は土佐堀川に掛かる橋の名前ですが、今や京阪電車の駅名となっ ている「淀屋橋駅」の周辺および中之島東部一帯の地域名にもなっており、大阪に住んでいる人な ら知らない人は居ないでしょう。しかしながら、大阪の豪商「淀屋」との関係はうすうす認識しながら も、明確に説明ができないのが実情ではないでしょうか。 「淀屋」の初代当主淀屋常安は、江戸時代初めに、時代の流れを読みとく鋭い眼力、積極果敢な 実行力で日本初の北浜(淀屋)米市をつくり、全国より人・モノ(米・物産等)・カネや情報が、大坂に 集まり、「天下の台所」と呼ばれる近世大坂の繁栄の礎を築いた偉人です。「淀屋」は代を重ねて、 米市以外にも様々な事業を手掛け莫大な財産を築きましたが、その財力が武家社会にも影響する 処となり、1705 年、5 代目の淀屋廣當の時に幕府より闕所(けっしょ)処分(財産没収と所払い)とな りました。処が、4 代目の淀屋重當はこの事態を予見していたのか、現在の鳥取県倉吉市出身の番 頭牧田仁右衛門に暖簾分けし、故郷で「牧田淀屋」を開かせており、この子孫が淀屋清兵衛を名乗 り 58 年後の 1763 年に「大阪淀屋」を再興します。しかし、再興された「淀屋」も 1859 年には店を閉じ たと云われており、その莫大な資金が明治維新の財源になったのでは、とか謎に包まれた部分も 多い様です。 「淀屋」の顕彰と調査・研究をしている民間グループが「淀屋研究会」で、今年で設立 10 周年を迎 えられたそうです。謎に包まれた「淀屋」の実像に迫る取組みを続けておられます。今月度は同研 究会の毛利信二代表にお越し頂き、その研究成果をご披露して頂きます。大阪の歴史を知る良い 機会ですので、皆様のご参加をお待ちしています。 ◆ 日 時: 2015 年 7 月 22 日(水曜日) 16:00~17:30 ◆ 場 所: 梅田エステート・ビル5階会議室 (添付 PDF の地図をご参照下さい。) ◆ テーマ: 「江戸時代の豪商「淀屋」の歴史に学ぶ」 ◆ 講 師: 毛利 信二(もうり しんじ)様 (淀屋研究会 代表) ◆ 参加料: 正会員; 500 円 / 賛助会員&一般; 1,000 円 ◆ 月例会への参加は Klub Zukunft のホームページからお申し込み下さい。 http://klubzukunft.com/ ◆ 尚、月例会終了後、懇親会を開催しますので、合わせてご参加下さい。(但し、会費は実費) 以上
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