「光る風」第2号を発行しました

兵庫県立光風病院 地域医療連携ニュース
2014年 第2号
発行:兵庫県立光風病院
〒651-1242 神戸市北区山田町上谷上字登り尾 3
TEL (078)581-1013
URL http://www.kofu-hosp.jp/
FAX
(078)581-1005
平成 26 年度 こうふう夏の『あいアイまつり』
~トモニイコウ♡トモトイコウ~
ヴィッセル神戸のみなさん
左から
金 容輔 選手
茂木 弘人 選手
大屋 翼 選手
北本 久仁衛 選手
モーヴィ
ヴィッセルガール shiho さん
C VISSEL
○
光風病院の一大イベントのひとつ
「あいアイまつり」を平成 26 年 7 月 2 日に開催しました。
サッカーチーム・ヴィッセル神戸の選手と
よさこいソーランのチーム・神戸アッサンブレの皆さんが
遊びに来てくれました!
KOBE
○×クイズ
今回もたくさんの方に
ご参加いただけました。
本当にありがとうございました。
次は秋のあいアイまつりで
お待ちしています!
模擬店
よさこい
ソーラン
作業所による
模擬店
アルコール病棟のご紹介
アルコール依存症は、飲酒のコントロールが自
分自身ではできなくなっている慢性疾患です。完
全な治癒はありませんが、断酒生活を一生続ける
ことで、社会的信頼や経済的損失を回復する事が
可能です。当病棟は、アルコール依存症・リハビ
リテーション・プログラム(以下ARP)を提供
し、アルコールに頼らない新しい生き方を目指す
ための支援を行っています。
ARPは、
「お酒をやめたい」という方のプロ
グラムで、基本 3 ヶ月の入院となり、病気を正
しく理解し病気であることを認め、回復するため
の方法を学びます。断酒への動機付け、健康増進、
栄養教室、リカバリーミーティング、院内断酒会
等のプログラムを行います。また、家族の方に病
料理教室で
ホットケーキを
作りました
気を理解していただくために「家族教室」を開催
しています。入院中から地域の自助グループへの
橋渡しを行い、
「仲間作り」を支援しています。
退院後も断酒を続けるために、
「断酒の 3 本柱」として
①定期的な通院 ②抗酒剤の服用 ③自助グループへの参加
ができるように、地域の医療、看護、介護、福祉等との連携が重要です。
今後とも、地域の皆様のご指導お力添えを賜りますようお願いいたします。
アルコール病棟 師長 大西智美
光風病院は平成 26 年 4 月 21 日から「敷地内禁煙」になりました。
昨年 5 月から「喫煙問題研究WG」を立ち上げ半年間議論した結果は以下の通りです。
①平成 25 年 4 月から「兵庫県受動喫煙防止条例」が施行され当院も県立の機関としてこれに習うべきである。
②上記条例では精神科病院は例外とされたが、労働安全衛生法の基準を満たす分煙装置を設置するとかなりの
高額になる。
③昨年 6 月に児童思春期病棟完成と同時に院内学級が併設され、光風病院は学校としての側面も持つことにな
ったので他の精神科病院と関係なく当院は禁煙にすべきである。
④昨年 8 月に実施したアンケートの結果、職員と外来患者の 70%以上が禁煙に賛成している。入院患者の半
数は禁煙に賛成で、喫煙している入院患者でも 50%は「禁煙したい喫煙者」であった。
診療部の医師からは「禁煙にしたら暴動が起こる」
「敷地内禁煙にすると任意入院が減るのではないか?」
「閉
鎖空間で医療する上で喫煙は認めるべき権利である」などの意見が最後までありましたが、患者説明会での「ま、
これが世の中の流れやろな。
」の長期入院患者さんの一言に支えられて実施に至りました。
もちろん公立病院として、喫煙患者の診察を拒否したり、入院を受け入れないわけではありません。同時に開設
した禁煙外来も一般患者と同等の禁煙成功率で経過しております。
他の精神科病院で敷地内禁煙を目指している所がありましたら、何時でも相談に応じます。
喫煙問題研究WG 代表 濵田昌範(内科部長)
月
火
水
木
金
鈴木
塚田
鈴木
塚田
成人外来担当
午前①
1診
午前②
(初診)
午後
松田
松下
松田
松下
午前①
曽我
射場
曽我
射場(アルコール)
2診
午前②
(初診)
午後
石橋(第2週以外)
渡部徹
平良
置塩(アルコール)
木尾(第1週のみ)
坂口
藤田(第2,4週のみ)
藤田(第2,4週のみ) 坂口(成人発達)
3診
(再診)
午前
平良
鈴木
曽我
葛山
藤田
午後
平良
鈴木
曽我
葛山
藤田
4診
(再診)
午前
石橋
持田
松田
白井
川上
午後
石橋
持田
松田
白井
川上
5診
(再診)
午前
木尾
中井
置塩
松下
午後
木尾
中井
6診
(再診)
午前
三田
和田
坂口
午後
和田
坂口
7診
(再診)
午前
柴田
幸地
午後
柴田
幸地
関口
8診
(再診)
午前
塚田
補永
午後
塚田
11診
(内科)
午前
濱田
松下
渡部徹
射場
射場
濱田
濱田
濱田
藤田
石橋
渡部徹
午後
救急入院
渡部徹
藤田
児童思春期外来担当
1診
2診
3診
午前
小林 (初診)
午後
午前
午後
川上 (初診)
補永 (初診)
渡邉敦 (初診)
持田 (初・再)
和田 (再診)
補永 (再診)
渡邉敦 (再診)
持田 (初・再)
和田 (初・再)
川上 (初診)
補永 (初診)
渡邉敦 (初診)
川上 (再診)
補永 (再診)
渡邉敦 (再診)
午前
小林 (初・再)
午後
小林 (再)
編集後記
児童思春期病棟が開設して、1年が経過しました。平成25年度は111名の患者を受け入
れ、医師をはじめとしたスタッフの懸命な取り組みの結果、症状が回復した子ども達を送
り出すことができました。子どもたちの抱える問題は多種多様であり、社会全体でのサ
ポート体制の必要性を感じています。その中で、「子どもの心の診療ネットワーク」事業
が良い形で進められるように頑張っていきたいと思います。ご協力、お願いいたします。