ユニショット A-10

Dai-ichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd.
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研 究 所
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水中不分離性コンクリート用混和剤
Ⓡ
一般にコンクリ―トを水中に打設する際にはトレミ-管を使用するなど水中で材料分離を生じな
いように配合や施工方法に注意する必要があります。
当社が開発したユニショット A-10 はトレミ-管を使用することなく、コンクリ-トを直接水中に打
設できるように開発した水中不分離性混和剤です。
従来のコンクリ-トにユニショット A-10 を添加することで水中でも材料分離しにくく流動性、充填
性に優れたコンクリ-トが得られますので、水中においても均質なコンクリ-ト構造物を構築でき
ます。
<性
状>
項目
ユニショット A-10
外観
淡黄白色粉体
主成分
非イオン性セルロースエーテル
粘度
1800mPa・s 以上(1%水溶液)
荷姿
紙袋入
10kg 詰
1
-1401150X02R-
<特 長>
1. 水中で優れた流動性を発揮します。
ユニショットを添加したコンクリートは、
優れた流動性を有しますので、狭い箇所にも
確実に充填できます。(図-1 参照)
無添加
添加
無添加
添加
2. 打設時の水中汚濁防止に威力を発揮します。
ユニショットを添加したコンクリートは、
材料分離抵抗性に優れており、打設時の
周辺水質に与える影響を抑えることができます。
(図-2 参照)
3. 水中で確実な強度が得られます。
ユニショット A-10 の有する凝結遅延作用により
一般のコンクリートに比べ、凝結が遅れる傾向に
ありますが、それ以後の強度の発現には大きな
影響はありません。
<添加量>
ユニショット A-10 の添加量は、要求される性能(自由落下距離、汚濁防止能)にもよります
が、コンクリート 1 ㎥当たり 2.5kg を標準として添加してください。
(単位水量に対して 1.01~1.20wt%)
注)いずれも、試し練りでその性能をご確認ください。
2
<コンクリート配合例>
Gmax
(mm)
スランプフロー 空気量
20
(cm)
(%)
W/C
(%)
50.0
4.0
50.0
S/a
(%)
単位量(kg/㎥)
W C S G
40
220 440 620 959
混和剤(kg/㎥)
A-10
高性能減水剤
2.5
10.5
<使用方法>
プラント(強制式)による一括混練りフロー図
ユニショット A-10 の生コンプラントにおける標準的な使用方法を以下に示します。
骨材(砂・砂利)・セメント
ユニショットA-10
細骨材の計量器の下にあるシュート口より
細骨材が排出されたらユニショットA-10を 投入する。
30秒間空練り
混 練 水
高性能減水剤
90秒間混練り
排
出
<用途例>
◆
橋梁、橋台等の下部工、河川・湖沼の護岸、水路などの新設および補修
◆
港湾の護岸、防波堤などの新設および補修、シールド工法の立坑など
3
<取り扱いおよび保管上の注意>
1.本製品をご使用になる場合は、使用前に必ず当社発行のSDS(安全データシート)
を熟読のうえ、記載された注意事項などを厳守してください。
2.取扱い場所の近くに、洗眼及び身体洗浄のための設備を設置してください。
3.粉塵を吸入しないよう防塵マスクを着用してください。必要に応じて、局所排気を行ってくださ
い。火気厳禁です。
4.作業場の換気を十分に行ってください。保護眼鏡、保護手袋等の適切な保護具を着用してくださ
い。取扱い後は、手、顔等をよく洗い、うがいをしてください。粉塵の発生を避けてください。
粉塵爆発の危険性も考えられるので大量の取り扱いには注意してください。設備は静電気対策を
実施してください。
5.屋内の通気のよい場所で容器を密閉して保管してください。火気厳禁です。直射日光、高温、水
濡れを避けてください。紙袋の場合、破袋を防ぐため乱暴な取り扱いをしないでください。
<お願い>
1.この資料に記載しているデータは、当社の実験的試験資料に基づくものですが、実際の現場使用
結果を保証するものではありません。現場での使用に当たっては事前に使用条件、使用方法およ
びこれらの条件下での効果をご確認ください。
2.記載内容は、新しい知見などにより、改正されることがあります。
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