草刈機の操作上の注意点

草刈機の操作上の注意点
草刈機の操作時の服装
長袖、長ズボン、 長靴
スリッパ・運動靴では草ほこりが入る
タオル等腰に付けない(レバー類にひかかる)
必ずフェイスガードをかぶる。(とくにひもの場合は
石等が顔に飛んでくるので注意)
エプロン(ひもの場合)
操作前の点検
①草刈機の刃がゆるんでいないか。
左ねじになっているので左の方向へ締める。
②刃にひびがはいていないか点検
③燃料がはいているか、燃料漏れがないか。
燃料は混合油でガソリン:オイル=25:1に
調整(古い燃料は詰まりやすいので、使用時に
混合するとよい)
各部の名称
①キャブレタ
②
②スロットルレバー
⑤
②
④チョークバルブ
③
始動の方法
③燃料タンク
④
⑤リコイルスタータ
エンジンが冷えている場合
燃料をキャブレタに送る
①キャブレタのチョークレバを閉にする
②スロットルレバを始動の位置にする
③ 燃料タンクのプライミングポンプを指で数回押し燃
料がオーバーフローパイプから流れ出すことを確認
する。
④本機をしっかり押さえてリコイルスタータロー
プを引いて始動する。
エンジンが始動したときに刃が回転することが
あるので注意する
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草刈機の操作方法
刃の場合
足場をしっかりと固定する。
右側から左に方向に苅る(刃が左回転であるので
右から左の方向に回転するので)
ひもの場合(石等が多いところ)
①足場をしっかりと固定する。
②左側から右の方向へ苅る 。(石等が体にあた
りぬくい。)
③ひもの長さが左右均等になっていることを確認
草刈機の操作方法
草刈機の刈り方(のり面)
①足場をしっかりと固定する
②下面に立ち上面から下面に向けて平行に苅る。
絶対にのり面の上段から下段に向けて苅らない。
滑り落ちて草刈機の刃で怪我する場合がある。
×
○
足がすべり転
倒した時、回
転刃等による
怪我の事故が
発生する
草刈機使用時の注意事項
エンジンを止めて草の除去
×
刃に草や枝が巻きいたとき場合は エンジンを止
めて地面においた後、草を除去する
絶対にエンジンを止めないで、左図のようにと
ると負荷がなくなり突然刃がまわり出すこと が
ある。
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作業中は人を入れない。
作業中は危険であるので半径10m以内に人を
(半径10m以上離す)近づけない。
特に近くに子ども達が遊んでいるときは作業を
中止するとよい。
×
合図する時に注意
作業者に近づくときは10m以上離れた位置で
合図しエンジンを停止したことを確認後近づく。
(小枝などが投げて合図するとよい)
小枝
近づいて作業者に声をかけると振り向いて草刈
機で人に怪我を負わせる事故が多い。
移動時はエンジン停止
作業の中断や移動するときは、エンジンを停止
して移動する。エンジンをかけたまま移動する
と、突然刃が回転して事故につながることがあ
るので、注意する。
エンジン停止後はエンジン本体にふれない
草刈機 は 高温になっているので 、手をふれ
るとやけどをするので注意する。
特にマフラーには絶対さわらない。
事故例
①自宅庭にて、草木を草刈機で刈っていたところ、足を滑らせ転倒し、動いていた草
刈機の刃が左足にあたって負傷した。
②草刈機の刈り刃をサンダーで研いでいる途中、跳ねて右足にあたり、足首を負傷し
た。
③農作業中(水田の畦を草刈機で除草)に草払い機の刃に草が巻き付き時、刃が回ら
なくなり、手で草を取り除こうとしたとき、急に刃が回り出し手が切れた。
④土手の草刈り作業中、草刈機にて、針金(8番線)を刃に引っかけ、それが右膝
に刺さり負傷した。
⑤草刈機のガソリンを抜こうとしてエンジンをかけていたところ、草刈機が安定して
いなかったため、刃が右足首にあたり負傷した。
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