プレスリリース

大田区立熊谷恒子記念館プレスリリース
平成 27 年 4 月吉日
平成 27 年度 大田区立熊谷恒子
大田区立熊谷恒子記念館
熊谷恒子記念館 かなの美
かなの美展
「書の造形美 ~昭和 30 年代作
年代作を中心に
中心に~ 」の開催について
開催について
■展覧会概要
熊谷恒子(1893~1986)は、現代女流かな書の第一人者として書道界で活躍をしました。恒子が活躍し
た昭和期も含め、現在に至るまでを「現代の書」とも呼んでいます。
「現代の書」は、明治 13 年、歴史
地理学者・楊守敬が古典籍収集の為に来日したことが始まりといわれ、当時の書家・日下部鳴鶴や巌谷
一六らが楊守敬から書法を学び、さらに彼らの門人たちが教えを受け継ぎ「現代の書」は確立されます。
恒子は、昭和初期から書家としてスタートし、
「現代の書」の変革期には書壇の第一線で活躍をします。
様々な書表現が展開される中、恒子は独自の書風を崩しませんでした。しかし、書道展が活発になり、
作品の表装形式も大型の額装が中心になると、恒子も様々なかなを表現します。
昭和 20~30 年代は、前衛書、少字数書、近代詩文書、大字仮名運動と新しい書表現が展開され、文字
の形や美しさを意識した時代といっても過言ではありません。今回は、昭和 30 年代の恒子の作品にスポ
ットを当て、かなの造形美に注目します。優麗なかなの世界を保ちつつも、時代に呼応した恒子のかな
の造形美を、ぜひお楽しみください。
■会期
平成 27 年 4 月 12 日(日)から 7 月 26 日(日)まで
開館時間:9:00~16:30 (入館は 16:00 まで)
休
館:月曜休館(ゴールデンウィーク中は休まず開館し、5 月 7 日(木)に休館。
また、7 月 20 日(月・祝)は開館し、7 月 21 日(火)に休館)
入 館 料:大人 100 円、小人 50 円 ※65 歳以上(要証明)と 6 歳未満は無料
■会場
大田区立熊谷恒子記念館
(交通案内は 3 ページをご覧ください。)
■関連イベント
関連イベント
○期間限定!
期間限定!庭園公開
通常は館内からご覧いただいている庭園に、期間限定でご入園いただけます。
4 月 29 日(水・祝)~5 月 6 日(水・祝)※会期中無休。入館料は熊谷恒子記念館入館料に含む。
9:00~16:30(入園は 16:00 迄)
○ギャラリートーク
当館学芸員が本展出品作品を解説します。事前申し込みは不要です。お気軽にご参加ください。
5 月 2 日(土)、6 月 20 日(土)、7 月 18 日(土)
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ともに 13:00 から(30 分程度)
大田区立熊谷恒子記念館プレスリリース
■主な出品作品
大田区立熊谷恒子記念館
「見れどあかぬ」(長塚節) 1954(昭和 29)年
大田区立熊谷恒子記念館
「まつかぜの」
(山家集)1961(昭和 36)年
「伊勢集」
(伊勢集)1957(昭和 32)年頃
「浅緑」(古今和歌集)1964(昭和 39)年
大田区立熊谷恒子記念館
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■広報についてのお
広報についてのお問合
についてのお問合せ
問合せ
展覧会広報用に作品画像をご利用いただけます。本展をご紹介いただきますようお願いいたします。
なお、作品画像の使用は本展をご紹介いただける場合にかぎります。作品画像の使用に関しては、下記
までお問い合わせください。
※作品画像のほか当館の外観の画像もご用意しております。
※使用に際しては、掲載内容・放映内容を事前に確認させていただきます。
※使用後、掲載誌および放映が記録されたメディアを見本として当館までご送付ください。
<お問合せ
問合せ先>
大田区立熊谷恒子記念館
〒143-0025 東京都大田区南馬込 4-5-15
TEL&FAX
03-3773-0123
担当学芸員 山中千紗子
■交通
○JR京浜東北線
JR京浜東北線 大森駅西口から
大森駅西口から
東急バス 4 番「荏原町駅入口」行乗車「万福寺前」下車、徒歩 5 分
○都営地下鉄浅草線 西馬込駅南口から
西馬込駅南口から
徒歩 10 分
■次回展予告
「書は人なり~恒子の歩み~」(仮称)
熊谷恒子記念館開館 25 周年の節目の年に合わせ、恒子の書家人生を作品を通して振り返ります。
会期:2015 年 8 月 6 日(木)~ 12 月 20 日(日)(予定)
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