俄藏敦煌文獻中に發見された禪籍について︵ 二︶

駒
澤
大
學
佛
學
部
論
集
第
三
十
九
號
成
二
十
年
十
月
三
七
七
で
あ
る
。
ど
に
つ
い
て
も
紹
介
す
る
こ
と
に
し
た
い
。
目
録
の
作
成
は
、
と
う
て
い
筆
者
一
人
で
は
な
し
え
な
い
も
の
で
あ
り
、
諸
賢
の
ご
教
示
を
乞
う
次
第
そ
の
た
め
に
は
、
他
の
研
究
者
に
よ
っ
て
す
で
に
紹
介
さ
れ
た
も
の
に
關
し
て
も
、
す
べ
て
小
論
に
取
り
入
れ
、
そ
の
文
獻
の
發
見
さ
れ
た
經
緯
な
在
が
知
ら
れ
る
よ
う
に
な
っ
た
禪
籍
を
そ
の
つ
ど
紹
介
し
、
最
終
的
に
は
﹃
俄
藏
敦
煌
﹄
の
禪
籍
に
關
す
る
目
録
の
作
成
を
目
指
す
も
の
で
あ
る
が
、
教
理
問
答
・
綱
要
書
類
、
︵
五
︶
經
注
・
經
序
類
、
と
い
う
五
項
目
の
分
類
順
に
紹
介
し
て
い
き
た
い
。
な
お
、
筆
者
の
構
想
と
し
て
は
、
そ
の
存
に
從
う
も
の
と
す
る
。
す
な
わ
ち
、
︵
一
︶
傳
燈
・
嗣
承
に
關
す
る
文
獻
、
︵
二
︶
禪
法
・
修
道
に
關
す
る
文
獻
、
︵
三
︶
銘
・
箴
・
讃
・
偈
類
、
︵
四
︶
さ
以 れ
下 た
、 こ
箇 と
箇 な
の ど
禪 を
籍 受
の け
紹 て
介 、
に こ
入 こ
る に
が 續
、 篇
そ と
の し
分 て
類 考
方 察
法 を
試
や み
順 た
序 の
な が
ど 本
に 小
つ 論
い で
て あ
は る
、 。
前
稿
と
同
様
に
、
か
つ
て
田
中
良
昭
氏
が
さ
れ
た
分
類︵6
︶
を る を 稿
中 一 網 ︶ 筆
心 部 羅 と 者
に の し 題 は
考 禪 た し か
察 籍 も て つ
し に の 紹 て
た つ で 介 個
す い は し 人
ぐ て な た︵1の
れ は い の︶知
た 、 。 で り
研 す す あ う
究 で な る る
成 に わ が 範
果 論 ち 、 圍
が じ 、 す で
公 ら そ で 蒐
に れ の に 集
さ て 後 そ し
れ い 、 の た
て た︵4﹃ 結 俄
い こ︶俄 び 藏
た と 藏 に の
こ が 敦 お 禪
と︵5判 煌 い 籍
も︶明 文 て の
あ さ 獻︵3關 一
︵︶説 部
り れ ﹄
、 、 以 し を
さ ま 下 た︵2、
︶﹁
ら た 、
﹃ よ 俄
に 拙 俄 う 藏
拙 稿 藏 に 敦
稿 と 敦 、 煌
を ほ 煌 そ 文
発 ぼ ﹄ れ 獻
表 同 ︶ は 中
し じ の 決 に
た 時 中 し 發
後 期 に て 見
、 に あ 俄 さ
新 、 る 藏 れ
た も 神 敦 た
に っ 會 煌 禪
數 ぱ 關 文 籍
種 ら 係 獻
に
の ﹃ の に つ
禪 俄 も あ
い
籍 藏 の る て
の 敦 を 禪
﹂
存 煌 は 籍 ︵
在 ﹄ じ の 以
も の め す 下
確 禪 と べ 、
認 籍 す て 前
一
、
は
じ
め
に
俄
藏
敦
煌
文
獻
中
に
發
見
さ
れ
た
禪
籍
に
つ
い
て
︵
二
︶
程
正
あ
っ
た
と
い
う
。
存
す
る
の
み
で
あ
る
。
な
お
、
中
西
氏
は
兩
者
を
接
合
さ
せ
る
こ
と
に
よ
っ
て
比
定
さ
れ
た
結
果
、
も
と
の
寫
本
は
一
行
が
二
五
字
程
度
の
も
の
で
い
ず
れ
も
罫
入
り
の
紙
に
書
寫
さ
れ
た
斷
片
で
あ
る
が
、
Д
х
〇
八
三
〇
〇
號
に
は
わ
ず
か
に
九
字
が
、
Д
х
一
八
九
四
七
號
R
に
は
一
六
字
が
2
︻
斷
缺
︼
婆
羅
門
國
王
第
三
之
子
也
神
慧
□
□
︻
斷
缺
︼
1
︻
斷
缺
︼
略
辯
大
乘
入
道
四
行
弟
子
曇
林
序
︻
斷
缺
︼
Д
х
一
八
九
四
七
號
R
Д
х
〇
八
三
〇
〇
號
し
か
も
こ
の
二
種
は
、
も
と
同
一
文
書
で
あ
る
可
能
性
が
高
い
と
い
い
、
氏
に
よ
っ
て
示
さ
れ
た
本
文
の
内
容
を
示
せ
ば
、
次
の
通
り
で
あ
る
。
2
、
Д
х
一
八
九
四
七
號
R
︵
斷
片
︶
1
、
Д
х
〇
八
三
〇
〇
號
︵
斷
片
︶
あ
る
と
い
う
。
新 一
た 七
に 二
Д 八
х 號
〇 と
八 Д
三 х
〇 〇
〇 五
號 四
と 六
Д 四
х 號
一 、
八 Д
九 х
四 〇
七 五
號 四
R 六
の 六
二 號
種 に
の つ
存 い
在 て
を の
指 紹
摘 介
さ を
れ さ
た れ
の て
で お
あ り
る︵、
。9︶
し
す
な か
わ も
ち 中
氏 西
の 氏
論 は
文 、
に こ
よ れ
れ ら
ば の
、 三
次 種
の と
二 は
種 別
が に
、
存 六
在 號 ﹃
が の 俄
指 二 藏
摘 種 敦
さ の 煌
れ 存 ﹄
て 在 に
お を お
り 紹 け
、 介 る
そ し ﹃
の た 楞
論 の 伽
文 で 師
は あ 資
衣 る︵記
川 。7︶﹄
賢 と の
次 こ テ
氏 ろ キ
に が ス
よ 、 ト
っ Д に
て х つ
日 〇 い
本 一 て
語 七 は
譯 二 、
も 八 前
な 號 稿
さ に で
れ つ Д
て い х
い て 〇
る︵は 一
。8︶、 七
ま す 二
た で 八
、 に 號
中 中 と
西 國 Д
久 人 х
味 學 〇
氏 者 五
も の 四
前 榮 六
稿 新 四
で 江 號
紹 氏 、
介 に Д
し よ х
た っ 〇
Д て 五
х そ 四
〇 の 六
︵
一
︶
﹃
楞
伽
師
資
記
﹄
︵
斷
片
、
二
種
︶
二
、
俄
藏
敦
煌
文
獻
中
か
ら
發
見
さ
れ
た
禪
籍
に
つ
い
て
︵
承
前
︶
俄
藏
敦
煌
文
獻
中
に
發
見
さ
れ
た
禪
籍
に
つ
い
て
︵
二
︶
︵
程
︶
三
七
八
俄
藏
敦
煌
文
獻
中
に
發
見
さ
れ
た
禪
籍
に
つ
い
て
︵
二
︶
︵
程
︶
三
七
九
10 9
維 皎
摩 潔
經 泰
見 然
阿 吾
更
佛 不
品 能
緩 説
緩 其
尋 刑
思 状
此 汝
是 若
實 欲
得
語 知
能 得 者
於 取
行 涅
住 槃
坐 經
臥 金
中 剛
及 身
對 品
及
8
者
乃
是
滅
十
地
菩
薩
衆
中
障
惑
此
識
身
等
滅
已
其
心
即
虚
凝
淡
泊
7
如
如
穩
看
熟
即
返
覆
融
消
虚
凝
湛
住
其
此
流
動
之
識
颯
然
自
滅
滅
此
識
6
此
心
識
流
動
猶
如
水
流
陽
焔
葉
葉
不
住
既
見
此
識
時
唯
是
不
内
不
外
緩
緩
5
身
令
氣
息
調
懲
其
心
不
在
内
不
在
外
不
在
中
間
好
好
如
如
穩
熟
看
即
及
見
4
足
至
願
成
就
緩
緩
靜
心
更
重
教
汝
好
自
閑
淨
身
心
一
切
無
所
攀
縁
端
坐
正
3
人
沈
沒
之
處
若
爲
進
起
得
到
無
餘
涅
槃
願
示
眞
趣
答
曰
會
是
信
心
具
2
雖
受
人
身
行
畜
生
行
爾
時
無
有
定
慧
方
便
而
不
能
得
了
了
明
見
佛
性
只
是
行
1
無
明
昏
住
又
不
當
理
只
欲
不
正
心
不
縁
義
即
妄
取
空
ま
ず
田
中
良
昭
校
訂
本
を
ベ
ー
ス
に
そ
の
全
文
を
示
せ
ば
、
次
の
通
り
で
あ
る
。
な
お
、
字
數
を
比
定
す
る
た
め
に
、
句
讀
點
を
省
略
し
た
。
煌
﹄
に
掲
載
さ
れ
た
一
枚
の
寫
眞
以
外
に
は
、
そ
れ
を
知
る
す
べ
が
な
い
。
號
︵ 今
斷 回
簡12
︵、
︶
で︶筆
あ 者
る は
。 ﹃
こ 俄
の 藏
文 敦
獻 煌
は ﹄
﹃ か
俄 ら
藏 新
敦 た
煌 に
漢 ﹃
文 修
寫 心
卷 要
敍 論
録 ﹄
﹄ の
︵ 尾
上 部
、 に
下 相
二 當
卷13
︵す
︶︶る
︵
以 テ
下 キ
、 ス
﹃ ト
敍 一
録 種
﹄ を
︶
に 發
も 見
收 し
録 た
さ 。
れ す
て な
い わ
な ち
い 、
た Д
め х
、 〇
﹃ 五
俄 九
藏 五
敦 五
よ
そ
三
五
字
前
後
の
斷
簡
で
あ
る
。
り
、
一
方
の
Д
х
〇
一
九
九
六
號
B
、
Д
х
〇
二
〇
〇
六
號
B
︵
斷
簡
︶
は
、
補
修
材
料
と
し
て
利
用
さ
れ
た
同
じ
テ
キ
ス
ト
の
違
う
部
分
で
、
お
九
號
V
︵
斷
簡
︶
は
、
わ
ず
か
﹁
導
凡
趣
聖
脱
宗
修
心
成
佛
要
論
﹂
の
タ
イ
ト
ル
と
そ
の
下
に
記
さ
れ
て
い
る
﹁
州
忍
禪
師
譯
﹂
の
み
で
あ
︵
Д ﹃
х 修
〇 心
一 要
九 論
九 ﹄
六 に
號 つ
B い
、 て
Д は
х 、
〇 前
二 稿
〇 で
〇 關
六 説
號 し
︵
B た10
︶ よ︶
の う
二 に
種 、
が ﹃
存 俄
在 藏
し 敦
て 煌
い ﹄
る︵に
11 は
。
﹃︶す
修 で
心 に
要 L
論 一
﹄ 二
に 七
關 七
連 ︵
す Д
る х
内 〇
容 〇
に 六
つ 四
い 九
て 號
は V
、 ︶
Д と
х L
〇 二
〇 六
六 四
四 二
︵
二
︶
﹃
州
忍
和
上
導
凡
趣
聖
悟
解
脱
宗
修
心
要
論
﹄
︵
斷
簡
、
一
種
︶
︵
以
下
、
﹃
修
心
要
論
﹄
︶
れ
ら
の
行
か
ら
推
察
す
る
な
ら
ば
、
本
來
こ
の
テ
キ
ス
ト
は
、
一
行
お
よ
そ
二
八
字
で
書
寫
さ
れ
て
い
た
こ
と
が
わ
か
る
。
の
う
ち
、
一
行
目
か
ら
一
七
行
目
ま
で
は
下
半
分
の
損
傷
が
著
し
い
。
一
八
行
目
か
ら
二
四
行
目
ま
で
の
内
容
は
辛
う
じ
て
保
存
さ
れ
て
い
る
。
こ
前
記
の
如
く
、
Д
х
〇
五
九
五
五
號
は
﹃
修
心
要
論
﹄
の
尾
部
を
書
寫
し
た
斷
簡
で
あ
る
が
、
尾
題
は
存
在
し
な
い
。
し
か
も
殘
存
す
る
二
四
行
24 23 22 21 20 19 18 17 16 15 14 13 12 11
被
虎
狼
所
食
者
即
在
前
成
佛
若
我
誑
汝
當
來
墮
十
八
地
獄
指
天
地
爲
誓
若
不
信
我
世
世
趣
解
自
免
生
死
乃
能
度
人
直
言
自
利
不
説
利
他
約
行
門
攝
若
有
人
依
文
行
未
知
果
行
二
門
是
何
門
而
攝
答
曰
此
論
顯
一
乘
爲
宗
然
其
至
意
導
迷
努
力
當
來
成
佛
願
在
前
度
我
門
徒
問
曰
此
論
從
首
至
末
皆
顯
自
心
是
道
理
者
願
懺
悔
除
滅
若
當
聖
道
者
迴
施
衆
生
願
皆
識
本
心
一
時
成
佛
聞
者
上
來
集
此
論
者
直
以
信
心
依
文
取
義
作
如
是
説
者
實
非
了
了
證
知
若
乖
聖
正
念
具
足
修
道
得
成
乃
至
解
身
支
節
臨
終
命
時
不
失
正
念
即
是
佛
弟
子
執
即
失
眞
宗
諸
比
丘
等
學
他
出
家
修
道
此
是
出
家
出
生
死
家
是
名
出
家
起
菩
薩
善
根
自
利
利
人
莊
嚴
佛
道
要
須
了
四
依
乃
窮
實
相
若
依
文
衆
生
過
去
根
有
利
鈍
不
可
判
上
者
一
念
間
下
者
無
量
劫
若
有
力
時
隨
衆
生
性
莫
怪
今
身
不
得
自
在
經
曰
世
間
無
佛
住
地
菩
薩
不
得
現
用
要
脱
此
報
身
色
聲
香
味
觸
八
風
者
利
襄
毀
譽
稱
譏
苦
樂
此
是
行
人
磨
錬
佛
性
處
甚
五
慾
八
風
不
失
此
心
者
是
人
梵
行
已
立
所
作
已
辨
究
竟
不
受
生
死
之
身
五
慾
者
俄
藏
敦
煌
文
獻
中
に
發
見
さ
れ
た
禪
籍
に
つ
い
て
︵
二
︶
︵
程
︶
三
八
〇
俄
藏
敦
煌
文
獻
中
に
發
見
さ
れ
た
禪
籍
に
つ
い
て
︵
二
︶
︵
程
︶
三
八
一
1
□
□
□
大
宅
、
棄
之
走
︻
斷
缺
︼
有
清
淨
大
宅
、
棄
之
走
向
他
國
。
後
歸
本
國
、
宅
舍
荒
穢
、
心
中
︻
前
缺
︼
﹃
要
決
﹄
本
文
︵
Д
х
〇
五
八
三
〇
號
︶
﹃
要
決
﹄
本
文
︵
上
山
大
峻
校
訂
本20
︵
︶︶
た
部
分
を
︻
︼
で
か
こ
み
、
數
字
は
行
數
を
示
す
。
以
下
の
凡
例
は
、
こ
れ
に
準
ず
る
。
下
、
上
山
本
︶
と
比
較
し
な
が
ら
、
全
文
を
示
し
て
お
こ
う
。
た
だ
し
、
兩
者
の
異
同
に
つ
い
て
は
ゴ
シ
ッ
ク
體
で
傍
線
を
附
し
て
表
し
、
缺
損
し
わ
ち と
、 こ
Д ろ
х で
〇 、
﹃
五 俄
八 藏
三 敦
〇 煌
號 ﹄
︵ に
斷 も
簡19
︵
、
﹃
︶
で︶要
あ 決
る ﹄
。 の
こ テ
れ キ
も ス
﹃ ト
敍 ︵
録 斷
﹄ 片
に ︶
は の
收 存
録 在
さ し
れ て
て い
い る
な こ
い と
も が
の 筆
で 者
あ の
る 調
か 査
ら に
、 よ
以 っ
下 て
に 明
上 ら
山 か
氏 に
の な
校 っ
訂 た
本 。
︵ す
以 な
こ に
の 連
テ 寫
キ さ
ス れ
ト た
は も
、 の
わ で
ず あ
か り
二 、
紙 首
四 題
頁 は
の ﹃
み 頓
の 悟
斷 眞
簡 宗
で 要
あ 決
る18
︵﹄
。︶ で
、
そ
れ
に
續
い
て
﹁
侯
莫
陳
問
、
智
達
禪
師
口
決
﹂
と
あ
る
が
、
殘
念
な
こ
と
に
斷 重
簡 複
が し
含 な
ま い
れ も
て の
い の
る 、
こ 幸
と い
が 兩
指 者
摘 の
さ 内
れ 容
た16
︵は
。︶ほ
P ぼ
三 そ
九 の
二 ま
二 ま
號 結
の 合
﹃ す
要 る
決 こ
﹄ と
は が
、 可
貝 能
葉 で
式 あ
梵 る
筴 。
本 し
で か
横 も
書 そ
き の
の 後
も 、
の P
で 三
あ 九
る17
︵二
。︶二
僞 號
經 に
の も
﹃ ﹃
法 要
句 決
經 ﹄
﹄ の
S
五
五
三
三
號
は
、
﹃
要
決
﹄
の
途
中
か
ら
の
書
寫
で
あ
る
が
、
し
か
し
そ
の
後
半
部
分
は
斷
缺
し
て
い
る
。
前
述
の
P
二
七
九
九
號
の
内
容
と
は
途
中
で
擱
筆
し
、
そ
の
後
半
部
分
に
﹃
觀
世
音
菩
薩
祕
密
藏
無
障
礙
如
意
心
輪
陀
羅
尼
經
﹄
と
題
す
る
經
典
が
連
寫
さ
れ
た
も
の
で
あ
る
。
一
方
、
P
二
七
九
九
號
と
S
五
五
三
三
號
で
あ
る
。
P
二
七
九
九
號
は
﹁
頓
悟
眞
宗
金
剛
般
若
修
行
達
彼
岸
法
門
要
決
﹂
と
い
う
首
題
を
有
し
な
が
ら
も
、
お
﹃ り
要 、
決 そ
﹄ れ
の に
存 譲
在 る
を が
い 、
ち 敦
早 煌
く 禪
學 宗
界 文
に 獻
紹 で
介 あ
し る
た ﹃
の 要
は 決
、 ﹄
柳 の
田 テ
聖 キ
山 ス
︵
ト
氏15
で︶の
あ 情
る 況
。 に
柳 つ
田 い
氏 て
の 紹
指 介
摘 し
に て
よ お
っ こ
て う
そ 。
の
存
在
が
明
ら
か
に
な
っ
た
の
は
、
︵ 張
以
下 し
、 た
﹃ 一
眞 派
宗 が
論 存
﹄ 在
︶
の し
二 た
種 と
の 考
北 え
宗 ら
禪 れ
文 る
獻 よ
の う
發 に
見 な
で っ
あ て
る い
。 る
そ 。
の そ
經 の
緯 き
の っ
詳 か
細 け
に と
つ な
い っ
て た
は の
、 は
田 、
中 ﹃
良 要
昭 決
氏 ﹄
の と
﹁ ﹃
敦 大
煌 乘
の 開
禪 心
籍14
︵顯
﹂
に︶性
詳 頓
述 悟
さ 眞
れ 宗
て 論
﹄
現
在
の
學
界
に
お
い
て
は
、
從
來
﹁
南
頓
北
漸
﹂
と
呼
ば
れ
て
き
た
圖
式
に
反
し
て
、
南
宗
の
み
な
ら
ず
北
宗
に
お
い
て
も
、
か
つ
て
頓
悟
を
主
︵
三
︶
﹃
頓
悟
眞
宗
金
剛
般
若
修
行
達
彼
岸
法
門
要
決
﹄
︵
斷
簡
、
一
種
︶
︵
以
下
、
﹃
要
決
﹄
︶
ら 認 い
の さ え
う れ ば
ち て 、
、 い 從
最 た 來
初 が 六
の 、 種
六 近 ︵
種 年 P
の 、 二
敦 西 〇
煌 脇 四
本 常 五
の 記 號
書 氏 、
誌 に P
學 よ 二
的 っ 〇
研 て 七
究 ド 四
は イ 號
、 ツ 、
す 所 P
で 藏 二
に の 七
柳 敦 三
田 煌 二
聖 文 號
山 獻 、
氏 に P
に も 二
よ 一 八
っ 種 八
て ︵ 五
な
號
さ 一 、
れ 四 閏
て 三 八
い 三 四
る22
︵號 號
。︶︶ 、
氏 の 石
の 存 井
︵
研 在21
積
究 が︶翠
に 指 軒
よ 摘 舊
れ さ 藏
ば れ 本
、 て ︶
こ い の
れ る 存
ら 。 在
の こ が
六 れ 確
Ch
こ 種
と に
が は
、 、
中 そ
西 れ
久 ぞ
味 れ
氏 二
に 種
よ ず
っ つ
て 三
報 つ
告 の
さ 系
れ 統
た23
︵が
。︶存
中 在
西 す
氏 る
の と
敍 い
述 う
に
基 。
づ し
い か
て し
こ 、
れ 俄
ら 藏
の の
四 敦
種 煌
の 文
内 獻
容 に
を も
示 ﹃
せ 絶
ば 觀
、 論
下 ﹄
︵
記 斷
の 簡
通 ︶
り に
と 四
な 種
る の
。 存
在
す
る
初
期
禪
宗
の
一
派
で
あ
る
牛
頭
宗
の
綱
要
書
と
さ
れ
る
﹃
絶
觀
論
﹄
は
、
敦
煌
文
獻
し
か
存
し
な
か
っ
た
貴
重
な
禪
籍
で
、
漢
文
文
獻
に
限
っ
て
か
と
な
っ
た
。
︵
四
︶
﹃
絶
觀
論
﹄
︵
斷
簡
、
四
種
︶
テ
キ
ス
ト
で
あ
る
こ
と
が
推
定
さ
れ
よ
う
。
ま
た
Д
х
〇
五
八
三
〇
號
の
出
現
に
よ
っ
て
、
從
來
判
然
と
し
な
い
二
行
目
、
三
行
目
の
意
味
が
明
ら
部
分
の
殘
さ
れ
て
い
る
二
、
三
、
四
行
目
を
基
準
に
上
山
本
の
該
當
部
分
と
照
合
し
て
み
れ
ば
、
も
と
も
と
一
行
に
約
二
〇
字
前
後
で
書
寫
さ
れ
た
上
記
の
通
り
、
Д
х
〇
五
八
三
〇
號
の
﹃
要
決
﹄
の
テ
キ
ス
ト
は
、
寫
眞
一
枚
に
收
め
ら
れ
た
わ
ず
か
八
行
の
斷
片
で
あ
る
。
こ
の
う
ち
、
起
首
8
□
□
□
□
□
︻
後
缺
︼
7
營
造
。
後
宅
舍
成
就
、
移
向
︻
斷
缺
︼
6
□
時
、
即
修
堂
屋
、
未
成
就
。
︻
斷
缺
︼
5
□
本
宅
。
細
看
多
日
、
忽
然
︻
斷
缺
︼
4
在
此
艱
辛
、
遂
即
取
語
、
逐
︻
斷
缺
︼
3
時
作
活
。
後
逢
善
知
識
、
指
︻
斷
缺
︼
2
不
認
、
乃
向
洛
陽
道
上
、
五
︻
斷
缺
︼
其
五
谷
草
菴
宅
營
造
。
後
宅
舍
成
就
、
移
向
長
安
宅
中
。
多
時
、
即
修
堂
屋
、
未
成
就
。
且
向
草
菴
邊
寄
住
、
時
往
本
求
本
宅
。
細
看
多
日
、
忽
然
省
得
。
智
本
宅
荒
穢
在
此
艱
苦
、
遂
即
取
語
、
善
知
識
、
往
自
長
安
、
一
依
指
授
、
自
時
作
活
。
逢
善
知
識
、
指
示
本
宅
在
長
安
極
清
淨
。
汝
今
不
忍
、
了
向
洛
陽
道
上
、
五
谷
澗
逼
、
三
壕
上
側
、
造
一
草
菴
、
隨
俄
藏
敦
煌
文
獻
中
に
發
見
さ
れ
た
禪
籍
に
つ
い
て
︵
二
︶
︵
程
︶
三
八
二
俄
藏
敦
煌
文
獻
中
に
發
見
さ
れ
た
禪
籍
に
つ
い
て
︵
二
︶
︵
程
︶
三
八
三
Д
х
〇
五
八
八
一
號
と
Д
х
〇
六
二
三
〇
號
は
、
も
と
も
と
同
一
寫
本
で
、
し
か
も
兩
者
を
完
全
に
結
合
す
る
こ
と
が
で
き
る
。
ま
ず
Д
х
〇
五
3 2
、 、
Д Д
х х
〇 〇
六 五
二 八
三 八
〇 一
號 號
︵ ︵
斷 斷
簡25
︵簡
︶︶︶
五
號
に
ほ
ぼ
一
致
し
て
い
る
と
い
う
。
中
西
氏
に
よ
れ
ば
、
Д
х
〇
四
二
五
九
號
の
﹃
絶
觀
論
﹄
テ
キ
ス
ト
は
、
P
二
〇
七
四
號
、
P
二
八
八
五
號
と
同
じ
系
統
の
も
の
で
、
P
二
八
五
︵
後
缺
︶
凡
夫
實
有
凡
境
界
耶
。
9
無
聖
境
界
者
。
非
有
無
所
攝
、
離
分
別
。
問
曰
、
無
聖
境
界
。
非
有
無
所
攝
、
離
分
別
故
也
。
問
曰
、
8
知
者
何
也
。
答
曰
、
聖
人
無
凡
夫
見
聞
覺
知
、
非
知
者
何
。
答
曰
、
聖
人
無
凡
夫
見
聞
覺
知
、
非
7
故
。
問
曰
、
何
故
經
中
復
説
聖
人
無
見
聞
覺
故
也
。
問
曰
、
何
故
經
中
復
説
聖
人
無
見
聞
覺
6
非
眼
見
、
乃
至
知
非
意
知
。
何
以
故
、
過
一
切
限
量
非
眼
見
、
乃
至
知
非
意
知
。
何
以
故
、
過
一
切
限
量
5
眼
見
耳
聞
、
身
覺
意
如
知
。
聖
人
即
不
爾
。
見
眼
見
耳
聞
、
身
覺
意
知
。
聖
人
即
不
爾
。
見
4
身
、
亦
見
聞
覺
知
。
中
有
何
異
。
答
、
凡
夫
3
問
曰
、
凡
夫
有
身
、
亦
見
聞
覺
知
、
聖
人
有
2
答
曰
、
離
一
切
限
量
分
別
。
於
是
縁
門
復
起
1
□
□
□
□
者
、
造
作
非
眞
。
問
曰
、
究
竟
云
何
。
身
、
亦
見
聞
覺
知
。
中
有
何
異
。
答
曰
、
凡
夫
問
曰
、
凡
夫
有
身
、
亦
見
聞
覺
知
、
聖
人
有
答
曰
、
離
一
切
限
量
分
別
。
縁
門
若
修
成
得
者
、
造
作
非
眞
。
問
曰
、
究
竟
云
何
。
Д
х
〇
四
二
五
九
號
︵
中
西
本
︶
柳
田
聖
山
校
訂
本
か
ら
す
れ
ば
、
第
二
段
の
末
か
ら
第
三
段
の
前
半
部
分
に
相
當
す
る
。
柳
田
本
と
對
照
す
れ
ば
、
次
の
如
く
で
あ
る
。
Д
х
〇
四
二
五
九
號
は
、
薄
い
罫
入
り
の
紙
に
、
一
行
一
六
字
前
後
で
書
寫
さ
れ
た
斷
簡
で
あ
る
。
内
容
的
に
は
、
か
つ
て
柳
田
氏
に
よ
る
分
段
1
、
Д
х
〇
四
二
五
九
號
︵
斷
簡24
︵
︶︶
問
答
式
經
卷
、
解
釋
佛
教
用
語
:
殘
卷
、
14
×
11
。
1
紙
中
部
殘
片
。
7
行
、
不
全
。
紙
色
褐
、
紙
質
厚
而
硬
、
網
格
大
。
楷
書
。
無
題
字
。
︵
9
︱
11
世
紀
︶
別
相
。
こ
の
テ
キ
ス
ト
に
つ
い
て
は
、
﹃
敍
録
﹄
︵
下
卷
︶
に
、
次
の
よ
う
に
紹
介
さ
れ
て
い
る
。
1
、
Д
х
〇
二
〇
七
八
號
︵
M
二
六
四
四
號
、
斷
簡
︶
と
が
で
き
た
。
す
な
わ
ち
、
Д
х
〇
二
〇
七
八
號
︵
M
二
六
四
四
號
︶
と
Д
х
〇
六
二
五
五
號
で
あ
る
。
と
こ
ろ
で
、
筆
者
が
﹃
俄
藏
敦
煌
﹄
を
新
た
に
調
査
し
た
と
こ
ろ
、
こ
の
﹃
三
寶
四
諦
文
﹄
と
思
わ
れ
る
斷
簡
に
、
二
種
の
存
在
を
確
認
す
る
こ
お 四
り 六
、 二
そ 七
れ 號
に 、
譲 人
り 七
た 二
い29
︵號
。︶の
八
種
を
加
え
て
、
都
合
一
〇
種
の
存
在
が
確
認
さ
れ
て
い
る
。
各
お
の
の
テ
キ
ス
ト
の
紹
介
は
田
中
氏
が
詳
述
さ
れ
て
る
二
種
に
、
田
中
氏
が
發
見
し
た
S
一
六
七
四
號
、
S
二
九
二
八
號
、
S
四
二
三
六
號
、
S
六
一
〇
八
號
、
P
二
四
三
四
號
、
P
三
四
五
〇
號
、
P
所
藏
﹃
西
天
竺
國
沙
門
菩
提
達
摩
禪
師
觀
門
法
大
乘
法
論
﹄
︵
以
下
、
龍
谷
本
﹃
觀
門
法
大
乘
法
論
﹄
︶
と
S
二
六
六
九
號
に
そ
れ
ぞ
れ
含
ま
れ
て
い
﹁
四
諦
﹂
に
關
す
る
問
答
體
の
も
の
で
あ
る
。
こ
の
テ
キ
ス
ト
に
つ
い
て
は
、
田
中
氏
の
研
究
に
よ
れ
ば
、
鈴
木
氏
が
紹
介
し
た
龍
谷
大
學
圖
書
館
か
つ
て
鈴
木
大
拙
氏
に
よ
っ
て
﹁
三
寶
問
答
﹂
の
擬
︵
題27
で︶
呼
ば
れ
、
後
に
田
中
良
昭
氏
に
よ
っ
て
﹃
三
寶
四
諦
文︵
28
﹄
に︶
統
一
さ
れ
た
、
﹁
三
寶
﹂
、
︵
五
︶
﹃
三
寶
四
諦
文
﹄
︵
斷
簡
、
二
種
︶
Д
х
〇
八
七
六
八
號
は
わ
ず
か
に
﹁
絶
觀
﹂
の
二
文
字
と
﹁
論
﹂
と
い
う
字
の
上
半
分
し
か
殘
さ
れ
て
い
な
い
碎
片
で
あ
る
。
4
、
Д
х
〇
八
七
六
八
號
︵
斷
片26
︵
︶︶
當
し
て
い
る
こ
と
を
指
摘
さ
れ
て
い
る
。
兩
者
の
テ
キ
ス
ト
の
復
元
は
、
既
に
中
西
氏
に
よ
っ
て
な
さ
れ
て
お
り
、
今
は
そ
れ
に
譲
り
た
い
。
四
五
號
、
閏
八
四
號
の
系
統
に
屬
す
る
も
の
で
あ
る
と
し
た
。
ま
た
本
文
の
内
容
に
つ
い
て
は
、
柳
田
氏
の
分
段
の
第
一
段
の
末
か
ら
第
二
段
に
相
八
八
一
號
は
六
行
の
斷
簡
で
あ
り
、
Д
х
〇
六
二
三
〇
號
は
一
六
行
の
斷
簡
で
あ
る
。
中
西
氏
は
兩
者
の
結
合
を
試
み
ら
れ
、
そ
の
本
文
が
P
二
〇
俄
藏
敦
煌
文
獻
中
に
發
見
さ
れ
た
禪
籍
に
つ
い
て
︵
二
︶
︵
程
︶
三
八
四
俄
藏
敦
煌
文
獻
中
に
發
見
さ
れ
た
禪
籍
に
つ
い
て
︵
二
︶
︵
程
︶
三
八
五
こ
の
テ
キ
ス
ト
に
つ
い
て
は
、
﹃
敍
録
﹄
に
も
含
ま
れ
て
い
な
い
た
め
、
掲
載
さ
れ
て
い
る
寫
眞
一
枚
以
外
に
は
、
詳
細
な
書
誌
的
情
報
は
知
る
2
、
Д
х
〇
六
二
五
五
號
︵
斷
簡
︶
な
っ 新
た た
。 に
發
見
さ
れ
た
Д
х
〇
二
〇
七
八
號
の
二
行
目
、
五
行
目
の
二
箇
所
に
鈴
木
大
拙
校
訂
本
と
の
相
違
の
あ
っ
た
こ
と
が
、
こ
れ
で
明
ら
か
と
7
︻
斷
缺
︼
故
名
別
相
□
□
□
□
︻
後
缺
︼
衆
、
形
状
不
同
、
故
名
別
相
。
6
︻
斷
缺
︼
一
一
相
殊
故
名
別
相
問
云
何
一
一
︻
斷
缺
︼
答
、
一
一
相
殊
、
故
名
別
相
。
問
、
云
何
一
一
相
殊
。
答
、
佛
不
是
法
。
法
不
是
以
爲
法
寶
。
大
乘
十
信
已
上
、
爲
僧
寶
。
又
問
、
何
名
別
相
。
3
︻
斷
缺
︼
即
是
︻
斷
缺
︼
4
︻
斷
缺
︼
名
一
體
問
何
名
別
相
三
寶
答
︻
斷
缺
︼
5
︻
斷
缺
︼
法
寶
大
乘
十
信
已
上
小
乘
初
︻
斷
缺
︼
所
説
言
教
、
細
此
義
邊
。
故
名
一
體
。
問
、
何
名
別
相
三
寶
。
答
、
丈
六
化
身
、
以
爲
佛
寶
。
與
虚
空
等
。
答
、
名
殊
其
體
是
一
。
維
摩
經
云
、
佛
即
是
法
、
即
是
衆
。
是
三
寶
皆
無
爲
相
、
2
︻
斷
缺
︼
爲
僧
︻
斷
缺
︼
得
知
一
體
三
寶
。
又
問
、
何
名
一
體
。
答
、
三
寶
名
殊
、
其
體
不
異
、
故
名
一
體
。
又
問
、
何
以
1
︻
前
缺
︼
答
僧
︻
斷
缺
︼
又
問
云
、
何
無
違
諍
。
答
、
僧
者
、
和
合
義
。
謂
法
身
體
中
無
違
諍
。
Д
х
〇
二
〇
七
八
號
︵
傍
線
は
筆
者
︶
鈴
木
大
拙
校
訂
本
︵
波
線
は
筆
者
︶
に
存
す
る
部
分
で
あ
る
こ
と
を
意
味
す
る
。
鈴
木
氏
の
校
訂
し
た
テ
キ
ス
ト
と
比
較
し
て
そ
の
内
容
を
示
せ
ば
、
下
記
の
通
り
で
あ
る
。
な
お
、
波
線
の
部
分
は
新
出
の
Д
х
〇
二
〇
七
八
號
從
・
・
・
・
・
・
答
[
僧
]
・
・
・
・
・
・
、
到
・
・
・
・
・
・
名
別
相
・
・
・
・
・
・
。
︵
三
七
三
頁
︶
16 15 14 13 12 11 10 9
問 以 何 寶 殊 三 故 問
何 爲 名 皆 其 寶 無 何
名 法 別 無 躰 名 諍 名
別 寶 相 爲 是 殊 故 無
相 大 三 相 一 其 言 違
乘 寶 與 躰 躰 諍
答 十 虚 答 不 無 一 信 答 空 維 異 違 答
一 已 丈 等 摩 故 諍 僧
相 上 六 約 經 名 稱 者
殊 小 化 此 云 ︻ ︻ 合
故 乘 身 義 □ 斷 斷 ︻
名 初 以 ︻ 即 缺 缺 斷
別 果 爲 斷 是 ︼ ︼ 缺
︼
相 ︻ ︻ 缺 ︻
︼ 斷
。
斷
斷
︻ 缺 缺
缺
後 ︼ ︼
︼
缺
︼
問
、
何
名
別
相
。
答
、
一
一
相
殊
、
故
名
別
相
。
以
爲
法
寶
。
大
乘
十
信
已
上
以
爲
僧
寳
。
又
何
名
別
相
三
寶
。
答
、
丈
六
化
身
以
爲
佛
寳
。
所
説
言
教
、
寶
皆
無
爲
相
、
與
虚
空
等
。
細
此
義
邊
、
故
名
一
體
。
又
問
云
、
殊
其
躰
是
一
。
﹃
維
摩
經
﹄
云
、
佛
即
是
法
、
即
是
衆
。
是
三
三
寶
名
殊
、
其
躰
不
異
。
故
名
一
體
。
又
問
、
何
以
得
知
一
體
三
寶
。
答
、
名
故
無
諍
。
故
言
躰
無
違
諍
。
又
問
、
何
名
一
體
。
問
云
、
何
無
違
諍
。
答
、
僧
者
合
和
義
。
謂
法
身
答 體
、 中
8
答
軌
者
軌
則
之
義
以
法
身
□
中
有
︻
斷
缺
︼
7
法
身
躰
中
有
覺
了
之
性
故
云
妙
覺
︻
斷
缺
︼
6
問
何
名
妙
覺
答
妙
者
神
用
不
測
︻
斷
缺
︼
5
妙
軌
名
爲
法
寶
法
身
躰
離
無
違
︻
斷
缺
︼
4
一
躰
三
寶
答
法
身
躰
有
妙
覺
名
爲
︻
斷
缺
︼
3
三
寶
別
相
三
寶
住
持
三
寶
是
名
︻
斷
缺
︼
2
三
寶
有
幾
種
答
有
三
種
問
︻
斷
缺
︼
1
益
流
出
無
量
功
答
、
軌
者
軌
則
之
義
。
以
法
身
躰
中
有
妙
軌
持
義
故
、
故
云
妙
軌
。
又
法
身
躰
中
、
有
覺
了
之
性
故
、
故
云
妙
覺
。
又
問
云
、
何
名
爲
妙
軌
。
問
、
何
名
妙
覺
。
妙
軌
、
以
爲
法
寶
。
法
身
躰
離
無
違
諍
、
以
爲
僧
寶
。
又
一
躰
三
寶
。
三
寶
、
別
相
三
寶
、
住
持
三
寶
、
是
名
三
寶
。
又
問
、
何
者
是
三
寶
有
幾
種
。
答
、
佛
寶
・
法
寶
・
僧
寶
、
是
名
三
寶
。
又
問
、
答
、
妙
神
用
不
惻
、
稱
之
爲
妙
覺
者
、
以
答
、
法
身
躰
有
妙
覺
、
以
爲
佛
寶
。
法
身
體
答
、
三
寶
有
三
種
。
又
問
、
何
者
三
種
。
答
、
一
體
是
︻
斷
缺
︼
︻
前
缺
︼ Д
х
〇
六
二
五
五
號
︵
傍
線
は
筆
者
︶
問
、
毎
聞
歸
依
三
寶
。
問
曰
、
何
者
是
三
寶
。
鈴
木
大
拙
校
訂
本
︵
波
線
は
筆
者
︶
鈴
木
大
拙
校
訂
本
と
對
照
し
て
そ
の
内
容
を
示
せ
ば
、
下
記
の
通
り
で
あ
る
。
の
下
部
分
が
完
全
に
斷
裂
し
て
い
る
。
す
べ
が
な
い
。
こ
の
寫
眞
に
よ
っ
て
紹
介
す
れ
ば
、
一
六
行
の
斷
簡
で
、
天
頭
は
殘
さ
れ
て
い
る
も
の
の
、
地
脚
の
損
傷
が
激
し
く
、
最
後
の
四
行
俄
藏
敦
煌
文
獻
中
に
發
見
さ
れ
た
禪
籍
に
つ
い
て
︵
二
︶
︵
程
︶
三
八
六
行
。
號
般
若
波
羅
蜜
多
心
經
疏
︵
智
︶
8400
、
共
08351
×
34
ま
號た
﹄、
︵同
以じ
下方
、氏
﹃
方の
録編
︵
著
﹄38
︶
に︶に
よな
れる
ばス
、タ
スイ
タン
イ本
ン六
コ九
レ八
ク一
シ號
ョ∼
ン八
に四
は〇
も〇
う號
一の
つ目
﹃録
智で
あ
疏る
﹄﹃
の英
テ國
キ圖
ス書
ト館
の藏
存敦
在煌
が遺
知書
ら目
れ録
る の斯
で
あ
る號
。∼
す斯
6981
三
八
七
41.4 12.7
俄
藏
敦
煌
文
獻
中
に
發
見
さ
れ
た
禪
籍
に
つ
い
て
︵
二
︶
︵
程
︶
2 1
、 、
斯
な
わ
ち
、
S
八
三
五
一
號
︵
斷
簡
︶
で
あ
る
。
こ
の
テ
キ
ス
ト
の
書
誌
情
報
は
、
﹃
方
録
﹄
が
次
の
よ
う
に
敍
述
し
て
い
る
、
種
を 一
發 方
見 、
し 中
、 國
S 人
七 研
八 究
二 者
一 の
︵
號36
方
を ︶廣
除
く 氏
こ は
れ 、
ら 柳
の 田
六 氏
種 が
を 紹
用 介
い さ
て れ
新 た
た 五
に 種
﹃ の
智 テ
キ
疏 ス
﹄ ト
の の
テ ほ
キ か
ス に
ト 、
校 新
合 た
を に
さ P
れ 三
た37
︵
二
。 ︶二
九
號
、
S
七
八
二
一
號
の
二
﹃
谷
大 智
學
藏 疏
﹃ ﹄
般 と
若 關
波 連
羅 性
蜜 の
多 あ
心 る
經 慧
淨
疏35
︵
︶撰
﹄
の ﹃
計 般
四 若
種 波
の 羅
文 蜜
獻 多
を 心
參
考 經
に 疏
用 ﹄
︵
い 以
て 下
テ 、
﹃
キ 慧
ス 淨
ト 疏
の ﹄
校 ︶
合 の
を 續
試 藏
み 本
ら 、
れ S
た 五
の 八
で 五
あ 〇
る 號
。 、
北
崑
一
二
號
の
三
種
と
龍
一
七
八
號
、
北
闕
九
號
、
S
八
三
九
號
の
五
種
の
﹃
智
最
初
に
﹃
智
そ
の
テ
キ
ス
ト
の
情
況
の
み
に
絞
っ
て
紹
介
し
て
お
く
。
疏
﹄
の
テ
キ
ス
ト
を
校
訂
さ
れ
た
の
は
疏 、
﹄ 柳
の 田
テ 聖
キ 山︵
ス 氏33
︶
︵で
ト34
︶あ
を
紹 る
介 。
し す
て な
、 わ
最 ち
初 、
の 柳
二 田
種 氏
を は
底 P
本 四
に 九
、 四
後 〇
の 號
三 、
種 北
を 爲
校 五
本 二
と 號
し 、
て P
二
、
い
こる 四
の。 川
に
﹃
展
般
開
若
し
心
た
疏
初
﹄
期
と
禪
は
宗
、
の
敦
一
煌
派
か
で
撰 ら
あ
﹃ 發
る
般 見
淨
若 さ
衆
波 れ
・
羅 た
保
蜜 智
唐
多
宗
心 撰
の
經 ﹃
祖
般
疏
と
﹄ 若
仰
の 波
が
譯 羅
れ
蜜
注
た
研 多
智
究 心
︵ 經
に
一 疏
は
︵﹄
︶32
﹂
、
で︶の
﹃
詳 こ
般
述 と
若
し で
心
て あ
疏
お る
﹄
り 。
一
︵
、 こ
卷30
と︶
そ の
い
れ ﹃
う
に 智
著
讓
作
り 疏
が
た ﹄
あ
い に
っ
。 關
︵
た31
こ す
︶
る
と
こ
さ
で 先
れ
は 行
て
、 研
究
に
つ
い
て
は
、
か
つ
て
拙
稿
﹁
智
︵
六
︶
智
撰
﹃
般
若
波
羅
蜜
多
心
經
疏
﹄
︵
斷
簡
、
六
種
︶
︵
以
下
、
﹃
智
疏
﹄
︶
な
け
れ
ば
、
こ
の
寫
本
は
も
と
も
と
一
行
に
一
八
字
前
後
で
書
寫
さ
れ
て
い
た
と
考
え
ら
れ
る
。
校
訂
本
と
は
、
多
少
の
文
字
の
出
入
は
あ
る
も
の
の
、
同
じ
系
統
の
寫
本
で
あ
る
こ
と
が
認
め
ら
れ
よ
う
。
さ
ら
に
、
も
し
筆
者
の
比
定
に
大
差
が
Д
х
〇
六
二
五
五
號
の
一
行
目
に
存
在
す
る
﹁
益
流
出
無
量
功
﹂
の
一
句
が
鈴
木
校
訂
本
に
は
存
し
な
い
が
、
こ
れ
さ
え
除
け
ば
、
鈴
木
大
拙
2
、
Д
х
〇
〇
三
八
五
號
︵
斷
簡
︶
1
、
Д
х
〇
〇
二
九
〇
號
︵
斷
簡
︶
つ
い
て
紹
介
し
よ
う
。
部
分
が
あ
る
た
め
、
結
合
す
る
こ
と
は
で
き
な
い
と
い
う
。
方
氏
の
解
題
に
よ
れ
ば
、
S
八
三
五
一
號
は
、
か
つ
て
方
氏
本
人
が
紹
介
し
た
P
三
二
二
九
號
と
同
一
寫
本
で
は
あ
る
も
の
の
、
な
お
缺
損
し
た
11
、
本
件
與
伯
3
、
︵ 尾 首 背 首 紙
中 殘 殘 面 尾 。
略
亦 均
︶
﹃ 有 殘
集 文 。
成︵獻 上
。 ﹄39
號
︶、 下
、 共 均
原
屬
殘
同
行 脱
一
、 、
。 編 卷
文
獻
作 面
、
殘
已
損
殘
、
爲
。 近
二
年
件
已
、
封
中
入
有
硬
缺
塑
漏
片
、
中
尚
、
無
無
法
烏
綴
絲
接40
︵
欄
。︶
、
已
折
痕
代
之
。
有
08351V
號
、 こ
Д れ
х ら
〇 に
一 對
一 し
八 、
三 筆
號41
︵者
、
Д︶ は
х ﹃
〇 俄
六 藏
一 敦
四 煌
八 ﹄
號 の
、 中
Д か
х ら
〇 、
六 新
一 た
四 に
九 ﹃
智
號42
︵
︶
、
Д 疏
х ﹄
〇 の
五 斷
五 簡
八 六
三 種
號 、
V︵43 す
の︶ な
存 わ
在 ち
を Д
確 х
認 〇
し 〇
た 二
の 九
で 〇
あ 號
る 、
。 Д
以 х
下 〇
そ 〇
れ 三
ら 八
に
五
26
3
、
Д
х
〇
一
一
八
三
號
︵
斷
簡
︶
251/15
ま
ず
こ
れ
ら
の
三
種
は
、
三
つ
の
編
目
番
號
を
持
っ
て
い
る
が
、
寫
眞
四
枚
に
收
め
ら
れ
て
い
る
状
態
か
ら
す
れ
ば
、
元
來
同
じ
寫
本
が
分
斷
さ
→
れ
た
も
の
で
あ
る
こ
と
が
判
る
。
﹃
敍
録
﹄
で
は
、
M
一
一
三
四
號
と
し
て
編
目
さ
れ
て
い
る
。
薄
い
罫
入
り
の
紙
に
書
寫
さ
れ
た
も
の
で
あ
る
が
、
→253/11
:
保
存
状
態
は
か
な
り
惡
く
、
特
に
紙
の
下
半
部
の
損
傷
が
著
し
い
。
こ
れ
ら
の
斷
簡
の
書
誌
的
特
徴
に
つ
い
て
は
、
﹃
敍
録
﹄
︵
上
卷
︶
に
、
次
の
よ
3229
問
答
式
專
題
論
文
、
内
容
是
論
因
果
及
涅
槃
︵ 。
1
︶
90
×
28
。
部
分
手
卷
、
首
尾
缺
、
有
破
洞
、
下
面
邊
沿
殘
。
3
紙
、
第
1
紙
不
全
。
71
同
一
寫
卷
的
2
件
殘
卷
、
彼
此
不
相
連
貫
う
に
述
べ
ら
れ
て
い
る
。
俄
藏
敦
煌
文
獻
中
に
發
見
さ
れ
た
禪
籍
に
つ
い
て
︵
二
︶
︵
程
︶
筆
點
標
。
三
八
八
俄
藏
敦
煌
文
獻
中
に
發
見
さ
れ
た
禪
籍
に
つ
い
て
︵
二
︶
︵
程
︶
三
八
九
文
の
文
字
に
は
達
し
て
い
な
い
か
ら
、
﹃
智
疏
﹄
の
本
文
内
容
と
の
比
定
に
よ
り
、
本
來
一
行
に
約
三
〇
字
で
書
寫
さ
れ
て
い
た
こ
と
が
判
明
し
た
め
に
、
斷
簡
自
體
で
は
一
行
あ
た
り
約
一
六
字
し
か
殘
さ
れ
て
い
な
い
が
、
幸
い
な
こ
と
に
天
頭
は
缺
損
し
て
は
い
る
も
の
の
、
そ
の
損
傷
は
本
こ
の
一
種
は
、
寫
眞
一
枚
に
收
め
ら
れ
て
い
る
。
﹃
敍
録
﹄
に
も
收
録
さ
れ
て
い
な
い
の
で
、
寫
眞
か
ら
推
定
す
れ
ば
、
地
脚
が
缺
損
し
て
い
る
6
、
Д
х
〇
五
五
八
三
號
V
︵
斷
簡
︶
﹁
・
・
・
︿
乃
至
無
老
死
亦
無
老
死
盡
﹀
者
、
即
︵
後
缺
︶
﹂
ま
で
の
斷
簡
で
あ
る
。
如
來
藏
。
淨
轉
八
識
。
爲
大
圓
鏡
智
。
・
・
・
﹂
か
ら
、
﹃
心
經
﹄
本
文
の
﹁
無
無
明
亦
無
無
明
盡
、
乃
至
無
老
死
亦
無
老
死
盡
﹂
の
注
釋
の
﹃
智
疏
﹄
の
内
容
か
ら
す
れ
ば
、
こ
れ
ら
の
二
種
の
も
の
は
、
﹃
心
經
﹄
本
文
の
﹁
無
眼
界
乃
至
無
意
識
界
﹂
の
注
釋
の
﹁
︵
前
缺
︶
受
薫
、
即
半
部
分
の
下
半
部
の
損
傷
が
著
し
く
、
一
六
行
の
う
ち
、
最
後
の
二
、
三
行
は
わ
ず
か
一
〇
字
弱
し
か
殘
さ
れ
て
い
な
い
の
で
あ
る
。
い
罫
入
り
の
紙
に
、
一
行
約
三
〇
字
前
後
で
、
約
一
六
行
に
わ
た
っ
て
書
寫
さ
れ
た
も
の
で
あ
る
が
、
保
存
状
態
が
か
な
り
惡
く
、
特
に
斷
簡
の
後
も
收
録
さ
れ
て
い
な
い
か
ら
、
そ
の
的
確
な
書
誌
的
情
報
は
わ
か
ら
な
い
。
僅
か
に
そ
の
一
枚
の
寫
眞
か
ら
推
定
す
る
な
ら
ば
、
現
存
部
分
は
、
薄
こ
れ
ら
の
二
種
も
、
寫
眞
一
枚
に
收
め
ら
れ
て
い
る
状
態
か
ら
す
れ
ば
、
元
來
同
じ
寫
本
に
屬
す
る
も
の
で
あ
る
と
考
え
ら
れ
る
。
﹃
敍
録
﹄
に
5
、
Д
х
〇
六
一
四
九
號
︵
斷
簡
︶
4
、
Д
х
〇
六
一
四
八
號
︵
斷
簡
︶
・
・
・
﹂
の
直
前
の
﹁
總
明
三
乘
境
觀
倶
空
分
。
︵
後
缺
︶
﹂
ま
で
の
斷
簡
で
あ
る
。
ま
で
の
約
一
三
行
で
あ
り
、
第
二
部
分
は
、
﹃
心
經
﹄
本
文
の
﹁
亦
無
無
明
盡
、
乃
至
無
老
死
亦
無
老
死
盡
﹂
か
ら
、
﹃
心
經
﹄
本
文
の
﹁
菩
提
薩
﹁
無
眼
界
乃
至
無
意
識
界
﹂
の
注
釋
の
﹁
︵
前
缺
︶
以
破
我
者
、
若
眼
中
有
我
・
・
・
﹂
か
ら
、
﹁
・
・
・
轉
七
識
爲
平
等
性
智
。
八
識
不
︵
後
缺
︶
﹂
一
方
、
﹃
智
疏
﹄
の
内
容
か
ら
す
れ
ば
、
こ
れ
ら
の
三
種
の
も
の
は
二
分
す
る
こ
と
が
で
き
る
。
す
な
わ
ち
、
第
一
部
分
は
、
﹃
心
經
﹄
本
文
の
︵
下
略
︶
︵
四
三
九
頁
︶
僅
劃
邊
框
線
。
行
草
。
無
題
字
。
︵
10
︱
11
世
紀
︶
行
、
毎
行
28
︱
33
字
。
︵
1
︶
17
×
28
。
部
分
手
卷
、
首
尾
缺
、
下
面
邊
沿
殘
。
1
紙
、
不
全
。
13
行
、
毎
行
30
︱
32
字
。
紙
色
白
、
紙
質
薄
。
13 12 11 10 9
Д Д Д Д Д
х х х х х
〇 〇 〇 〇 〇
六 六 一 〇 〇
一 一 一 三 二
四 四 八 八 九
九 八 三 五 〇
號 號 號 號 號
の
三
種
と
、
さ
ら
に
筆
者
が
新
た
に
發
見
し
た
、
8
S
八
三
五
一
號
7
S
七
八
二
一
號
6
P
三
二
二
九
號
の
五
種
と
、
次
に
方
廣
氏
に
よ
っ
て
紹
介
、
編
録
さ
れ
た
、
5
S
八
三
九
號
4
北
闕
九
號
3
P
二
一
七
八
號
2
北
爲
五
二
號
1
P
四
九
四
〇
號
に
柳
田
氏
に
よ
っ
て
紹
介
さ
れ
た
、
以
上
を
總
合
す
る
と
、
現
在
の
と
こ
ろ
、
敦
煌
文
獻
か
ら
發
見
さ
れ
た
﹃
智
疏
﹄
の
テ
キ
ス
ト
は
、
次
の
一
四
種
と
な
る
。
す
な
わ
ち
、
最
初
法
生
、
縁
︵
後
缺
︶
﹂
ま
で
の
約
二
七
行
の
斷
簡
で
あ
る
。
諸
識
無
生
滅
、
即
名
無
願
門
。
・
・
・
﹂
か
ら
、
﹁
・
・
・
故
知
、
所
縁
六
塵
皆
不
實
。
故
云
、
︿
無
色
聲
香
味
触
法
﹀
。
若
小
乘
之
人
、
縁
會
則
諸
た
﹃。
智
疏
﹄
の
内
容
か
ら
す
れ
ば
、
﹃
心
經
﹄
本
文
の
﹁
無
眼
耳
鼻
舌
身
意
、
無
色
身
香
味
触
法
、
無
眼
界
乃
至
無
意
識
界
﹂
の
注
釋
の
﹁
︵
前
缺
︶
俄
藏
敦
煌
文
獻
中
に
發
見
さ
れ
た
禪
籍
に
つ
い
て
︵
二
︶
︵
程
︶
三
九
〇
、
共
行
。
07269
×
33
三
九
一
2
、
55.5 20
俄
藏
敦
煌
文
獻
中
に
發
見
さ
れ
た
禪
籍
に
つ
い
て
︵
二
︶
︵
程
︶
存
い と
る な 更 在
1 。 っ に を
、
た 、 發
斯
。 筆 見
す 者 さ
な が れ
わ ﹃ 、
號
ち 方 特
、 録 に
S ﹄ 一
法
七 を 二
王
二 調 九
經
六 査 八
九 し 號
號 た は
で と 首
あ こ 尾
る ろ 完
。 、 全
こ ス な
の タ 良
テ イ 本
キ ン で
ス コ あ
ト レ る
の ク こ
基 シ と
本 ョ を
指
的 ン 摘
な に さ
書 新 れ
誌 た て
情 に い
報 ﹃ る
に 法 。
つ 王
い 經
て ﹄
︵
は
斷
、
﹃ 簡
方 ︶
録 一
﹄ 種
に の
次 存
の 在
よ す
う る
に こ
紹 と
介 が
さ 明
れ ら
て か
あ
る
。
そ
れ
ら
に
加
え
て
、
沖
本
氏
は
北
京
の
敦
煌
遺
書
コ
レ
ク
シ
ョ
ン
か
ら
新
た
に
北
京
新
本
一
二
九
八
號
と
北
京
新
本
〇
九
〇
〇
號
の
二
種
の
九
六 敦 本
二 煌 小
年 か 論
、 ら に
四 發 於
一 見 い
五 さ て
頁 れ は
︶ た 、
な ﹃ そ
ど 法 の
に 王 第
よ 經 一
っ ﹄ 部
て の 分
四 漢 の
種 文 漢
の テ 文
存 キ テ
在 ス キ
が ト ス
知 は ト
ら 、 に
れ 從 焦
て 來 點
い 矢 を
た 吹 當
。 慶 て
即 輝 て
ち 氏 見
S 、 る
二 岡 こ
六 部 と
九 和 に
二 雄 し
︵氏 た
號47
︵
い
、︶ら46
︶
の
。
日
三 指
〇 摘
號 や
、 ﹃
淡 敦
三 煌
六 遺
號 書
、 總
鹹 目
二 索
六 引
號 ﹄
︵
の 北
四 京
種 、
で 一
3 2
、 、
西 敦
藏 煌
大 出
藏 土
經 西
入 藏
藏 文
本 ﹃
﹃ 法
正 王
法 經
王 ﹄
大
乘
經45
︵
﹄︶
1
、
敦
煌
出
土
漢
文
﹃
法
王
經
﹄
も
の
は
、
次
の
如
く
で
あ
る
と
い
う
。
沖
本
克
己
氏
が
精
力
的
に
取
り
込
ま
れ
た
研
究
成
︵
果44
に︶
よ
れ
ば
、
禪
系
の
僞
經
と
さ
れ
る
﹃
法
王
經
﹄
の
テ
キ
ス
ト
と
し
て
現
在
知
ら
れ
て
い
る
︵
七
︶
﹃
法
王
經
﹄
︵
斷
簡
、
三
種
︶
二
種
は
、
そ
れ
ぞ
れ
元
來
同
一
寫
本
の
異
な
っ
た
部
分
の
斷
簡
で
あ
る
。
で
あ
る
の
に
對
し
、
Д
х
〇
〇
二
九
〇
號
、
Д
х
〇
〇
三
八
五
號
、
Д
х
〇
一
一
八
三
號
の
三
種
と
Д
х
〇
六
一
四
八
號
、
Д
х
〇
六
一
四
九
號
の
の
六
種
で
、
合
わ
せ
て
一
四
種
と
な
る
。
前
述
し
た
よ
う
に
、
こ
れ
ら
の
俄
藏
敦
煌
文
獻
六
種
の
う
ち
、
Д
х
〇
五
五
八
三
號
V
は
獨
立
し
た
斷
簡
14
Д
х
〇
五
五
八
三
號
V
人
繩
懸
在
樹
。
四
蛇
在
下
吐
毒
向
之
。
樹
上
二
鼠
Д
х
〇
五
〇
八
〇
斷 號
︻
斷
缺
︼
四
蛇
牽
引
爲
諸
妄
想
。
二
鼠
斷
心
根
。
猶
如
有
沖
本
校
訂
本
根
︶
﹂
至
﹁
多
作
惡
業
﹂
。
經
見
案
是
片
爲
佛
教
典
籍
。
殘
片
、
存
文
字
八
行
以 半
下 。
、 行
所 三
見 至
文 十
字 五
略 字
異 不
。
︵ 等
下 、
略︵ 楷
︶50︶ 書
工
整
。
録
寫
佚
著
者
﹃
法
王
經
﹄
、
自
﹁
︵
二
︶
鼠
斷
︵
心
ら
か
に
さ
れ
て
い
る
。
す
な
わ
ち
、
Д
х
〇
五
〇
八
〇
號
、
Д
х
〇
五
三
八
七
號
、
Д
х
〇
五
五
一
三
號
の
三
種
で
あ
る
。
と
こ 8
ろ 、
で 唐 尾
殘
、 。
﹃ ︵
俄 下
藏 略48
︵
敦 ︶︶
煌
﹄
に
。
も
﹃
法
王
經
﹄
の
斷
簡
︵
三
種
︶
の
含
ま
れ
て
い
る
こ
と
が
、
中
國
人
研
究
者
で
あ
る
勝
義
氏
の
研
︵
究49
に︶
よ
っ
て
明
3
、
首 首 紙
殘 尾 。
均
大 殘
正 。
通
卷
、 下
半
殘
缺
。
近
年
已
通
卷
托
2883 85/1388A9
繩
欲
斷
。
若
心
滅
即
三
業
淨
。
若
心
不
滅
眼
色
與
心
1
︻
前
缺
︼
鼠
1
、
Д
х
〇
五
〇
八
〇
號
→
倶
爲
妄
想
。
爲
見
所
縛
將
墮
地
獄
。
爾
時
一
闡
2
︻
斷
缺
︼
毒
向
之
︻
斷
缺
︼
ま
ず
、
勝
義
氏
の
ま
と
め
た
内
容
を
み
て
み
よ
う
。
→85/1388B12
提
因
佛
聞
法
。
於
一
念
中
心
生
慚
愧
。
欲
問
如
來
懺
3
︻
斷
缺
︼
即
三
業
淨
。
若
心
不
︻
斷
缺
︼
勝
義
氏
の
指
摘
さ
れ
た
と
お
り
、
現
存
の
テ
キ
ス
ト
は
、
一
行
に
三
∼
一
五
字
で
書
か
れ
て
は
い
る
が
、
テ
キ
ス
ト
の
原
文
か
ら
す
れ
ば
、
も
と
:
4
︻
斷
缺
︼
見
所
縛
將
墮
地
獄
。
爾
時
一
闡
も
と
一
行
に
一
七
字
で
書
寫
さ
れ
て
い
た
こ
と
が
推
定
さ
れ
よ
う
。
つ
ま
り
、
嚴
格
に
經
典
扱
い
に
さ
れ
て
い
る
こ
と
に
な
る
。
沖
本
氏
に
よ
る
校
T85p1387a11
5
︻
斷
缺
︼
聞
法
。
於
一
念
中
心
生
慚
愧
。
欲
問
如
來
訂
本
と
比
較
す
れ
ば
、
次
の
如
く
に
な
ろ
う
。
な
お
、
兩
者
に
見
ら
れ
る
文
字
の
出
入
に
傍
線
を
附
し
た
。
、
并
接
出
護
首
、
俄
藏
敦
煌
文
獻
中
に
發
見
さ
れ
た
禪
籍
に
つ
い
て
︵
二
︶
︵
程
︶
尾
。
有
烏
絲
欄
。
三
九
二
6
欲
入
涅
槃
。
時
欲
將
至
。
︻
斷
缺
︼
5
面
。
五
體
投
地
悲
泣
流
︻
斷
缺
︼
4
曰
虚
空
藏
菩
薩
即
︻
斷
缺
︼
3
□
空
。
於
其
光
中
現
一
︻
斷
缺
︼
2
目
不
暫
捨
。
於
時
如
來
︻
斷
缺
︼
1
︻
斷
缺
︼
萬
億
衆
皆
在
︻
斷
缺
︼
於
佛
所
説
十
二
部
經
甚
深
妙
法
多
文
廣
義
意
趣
衆
生
多
作
惡
業
專
行
十
惡
。
如
此
衆
生
福
欲
入
涅
槃
。
時
欲
將
至
。
若
滅
度
後
千
五
百
力 歳
薄 。
。 五
濁
面
。
五
體
投
地
悲
泣
流
涕
而
白
佛
言
。
天
中
尊
如
來
曰
虚
空
藏
菩
薩
即
從
坐
起
。
繞
佛
三
匝
却
住
一
虚
空
。
於
其
光
中
現
一
切
法
。
爾
時
衆
中
有
一
菩
薩
。
名
目
不
暫
捨
。
於
時
如
來
以
神
通
力
。
放
光
大
光
明
。
遍
照
萬
億
衆
皆
在
樹
下
遶
佛
而
坐
。
瞻
仰
尊
顔
Д
х
〇
五
三
八
七
號
沖
本
校
訂
本
﹁
汝
等
皆
當
︵
一
心
︶
。
﹂
案
是
片
爲
佛
教
典
籍
經 。
見 殘
片
、
上
尚
完
整
。
存
文
至 字
十
五
。 行
所
見 、
文 行
字 五
有 至
異 十
字
。
︵ 不
中 等
略 、
︶
﹃ 楷
大 書
正 。
藏 録
﹄ 寫
闕 ﹃
文 法
甚 王
多 經
、 ﹄
可 、
據 自
是 ﹁
片 衆
補 信
之 衆
。
︵ 皆
下 在
略51
︵﹂
︶︶至
c18
7
衆
生
多
作
惡
業
專
行
十
惡
。
︻
斷
缺
︼
こ
の
テ
キ
ス
ト
は
、
地
脚
を
含
む
下
半
部
が
破
損
し
て
い
る
も
の
の
、
天
頭
部
分
が
か
ろ
う
じ
て
殘
っ
て
い
る
か
ら
、
沖
本
校
訂
本
と
比
較
す
れ
T85No.2883p1384c05
三
九
三
8
於
佛
所
説
十
二
部
經
甚
︻
斷
缺
︼
ば
、
も
と
も
と
一
行
に
一
九
字
前
後
で
書
寫
さ
れ
て
い
る
こ
と
が
比
定
さ
れ
る
。
ま
た
、
そ
の
内
容
は
﹃
法
王
經
﹄
の
冒
頭
部
分
に
あ
た
り
、
こ
れ
:
俄
藏
敦
煌
文
獻
中
に
發
見
さ
れ
た
禪
籍
に
つ
い
て
︵
二
︶
︵
程
︶
を
具
體
的
に
示
せ
ば
、
次
の
通
り
に
な
ろ
う
。
Д
х
〇
五
三
八
七
號
に
つ
い
て
は
、
勝
義
氏
は
次
の
よ
う
に
説
明
し
て
い
る
。
2
、
Д
х
〇
五
三
八
七
號
9
多
惡
業
滅
︻
後
缺
︼
8
□
空
藏
菩
薩
言
。
於
我
涅
槃
後
。
若
□
□
︻
斷
缺
︼
7
□
其
意
。
欲
令
是
人
離
諸
苦
惱
出
地
獄
業
︻
斷
缺
︼
6
︻
斷
缺
︼
之
法
。
心
懷
慚
愧
不
能
發
問
。
如
來
神
通
即
作
惡
業
。
滅
︵
後
略
︶
空
藏
菩
薩
言
。
善
男
子
於
我
涅
槃
後
。
若
有
一
闡
提
之
人
多
知
其
意
。
欲
令
是
人
離
諸
苦
惱
出
地
獄
門
故
。
語
虚
悔
之
法
。
心
懷
慚
愧
不
能
發
問
。
於
時
如
來
以
神
通
即
一
切
法
一
法
不
知
一
切
法
不
知
何
以
故
諸
法
無
不
一
相
故
菩
薩
聞
是
一
一
切
衆
生
皆
一
乘
故
佛
言
法
王
菩
薩
善
男
子
能
知
一
法
即
當
知
沖
本
校
訂
本
﹃
大 生
正 皆
藏 一
﹄ 乘
作 故
﹁ ﹂
不 至
法 ﹁
︵
不 内
知 禪
︵
52
﹂
。︶眞
︶
實
清
淨
︵
金
剛
︶
﹂
。
經
文
見
∼
、
是
片
所
見
文
字
略
異
:
者
即
是
少
聞
無
法
不
知
是
名
多
解
何
以
故
一
切
法
性
歸
一
淨
故
Д
х
〇
五
五
一
三
號
こ
の
テ
キ
ス
ト
は
、
天
地
と
も
に
缺
け
る
も
の
で
あ
る
か
ら
、
元
來
の
形
態
の
推
定
は
極
め
て
困
難
で
あ
る
。
假
に
現
存
し
て
い
る
各
行
の
第
一
1390a10
1
︻
斷
缺
︼
一
切
衆
生
皆
一
乘
故
︻
斷
缺
︼
字
を
基
準
に
し
て
沖
本
校
訂
本
の
該
當
部
分
と
比
較
し
て
み
る
と
、
お
そ
ら
く
一
行
に
二
一
∼
二
七
字
で
書
寫
さ
れ
た
も
の
で
あ
る
と
比
定
さ
れ
よ
T85p1389c09
2
︻
斷
缺
︼
切
法
無
一
法
不
知
一
︻
斷
缺
︼
う
。
ま
た
、
そ
の
内
容
は
﹃
法
王
經
﹄
の
末
尾
に
相
當
す
る
も
の
で
、
こ
れ
を
具
體
的
に
示
せ
ば
、
次
の
通
り
に
な
ろ
う
。
な
お
、
字
數
の
比
定
の
是
片
﹁
無
一
法
不
知
﹂
、
案
:
3
︻
斷
缺
︼
者
即
是
少
聞
無
法
︻
斷
缺
︼
た
め
に
、
句
點
を
省
略
し
た
。
是
片
爲
佛
經
典
籍
。
殘
片
、
且
僅
存
中
部
。
楷
書
甚
工
、
存
文
字
二
十
三
行
、
行
六
七
字
不
等
。
録
寫
佚
名
﹃
法
王
經
﹄
、
自
﹁
一
切
衆
Д
х
〇
五
五
一
三
號
に
つ
い
て
は
、
勝
義
氏
は
次
の
よ
う
に
説
明
し
て
い
る
。
3
、
Д
х
〇
五
五
一
三
號
15 14 13 12 11 10 9
解 生 爲 能 愈 定 難
脱 故 汝 爲 。 眞 解
超 。 分 諸 佛 實 。
生 令 別 衆 讃 。 於
死 諸 宣 生 虚 令 □
故 衆 説 問 空 此 法
。 生 眞 如 藏 衆 中
汝 離 實 是 菩 ︻ 不
等 煩 大 事 ︻ 斷 可
皆 惱 乘 。 斷 缺 披
當 故 ︻ 得 缺 ︼ 攬
︻ ︻ 斷 ︻ ︼
︻
斷 斷 缺 斷
斷
缺 缺 ︼ 缺
缺
︼ ︼
︼
︼
解
脱
超
生
死
故
。
汝
等
皆
當
生
故
。
令
諸
衆
生
離
煩
惱
故
。
出
地
獄
苦
生
淨
土
故
。
必
定
爲
汝
分
別
宣
説
眞
實
大
乘
決
定
了
義
。
何
以
故
。
度
衆
能
爲
諸
衆
生
問
如
是
事
。
得
大
利
益
不
可
思
議
。
我
當
愈
。
佛
告
虚
空
藏
菩
薩
。
善
哉
善
哉
善
男
子
。
汝
定
眞
實
。
令
此
衆
生
得
眞
妙
藥
。
療
諸
毒
病
悉
令
得
俄
藏
敦
煌
文
獻
中
に
發
見
さ
れ
た
禪
籍
に
つ
い
て
︵
二
︶
︵
程
︶
難
解
。
於
其
法
中
不
可
披
攬
。
願
佛
慈
悲
爲
説
大
乘
決
三
九
四
俄
藏
敦
煌
文
獻
中
に
發
見
さ
れ
た
禪
籍
に
つ
い
て
︵
二
︶
︵
程
︶
三
九
五
以
上
、
本
小
論
は
、
日
中
の
研
究
者
に
よ
る
最
新
の
研
究
成
果
を
取
り
入
れ
つ
つ
、
前
回
に
續
い
て
、
俄
藏
敦
煌
文
獻
中
に
新
た
に
發
見
さ
れ
た
23 22 21 20 19 18 17 16 15 14 13 12 11 10 9
︻ ︻ ︻ ︻ ︻ ︻ ︻ ︻ ︻ ︻ ︻ ︻ ︻ ︻ ︻
斷 斷 斷 斷 斷 斷 斷 斷 斷 斷 斷 斷 斷 斷 斷
缺 缺 缺 缺 缺 缺 缺 缺 缺 缺 缺 缺 缺 缺 缺
︼ ︼ ︼ ︼ ︼ ︼ ︼ ︼ ︼ ︼ ︼ ︼ ︼ ︼ ︼
實 在 薩 中 此 得 於 剪 動 斷 離 常 淨 終 出
清 在 故 最 一 生 此 諸 大 故 道 樂 諸 知 復
淨 處 名 爲 菓 者 法 煩 樹 不 處 我 説 無 問
︻ 處 法 大 即 花 中 惱 恒 動 住 淨 清 益 其
後 持 王 乘 得 菓 求 空 安 不 無 故 淨 善 箭
缺 何 汝 王 無 自 實 解 一 住 住 無 離 男 是
︼ 以 等 是 窮 出 體 ︻ 性 性 ︻ 本 ︻ 子 ︻
︻ 大 ︻ 之 ︻ ︻ 斷 金 ︻ 斷 ︻ 斷 ︻ 斷
斷 ︻ 斷 ︻ 斷 斷 缺 ︻ 斷 缺 斷 缺 斷 缺
缺 斷 缺 斷 缺 缺 ︼ 斷 缺 ︼ 缺 ︼ 缺 ︼
︼ 缺 ︼ 缺 ︼ ︼
缺 ︼
︼
︼
︼
︼
︼
8
︻
斷
缺
︼
箭
痛
則
不
除
待
︻
斷
缺
︼
7
︻
斷
缺
︼
有
人
身
中
毒
箭
於
︻
斷
缺
︼
6
︻
斷
缺
︼
法
中
斷
諸
煩
惱
由
︻
斷
缺
︼
5
︻
斷
缺
︼
之
地
是
一
切
佛
身
︻
斷
缺
︼
4
︻
斷
缺
︼
見
是
一
者
即
見
一
切
︻
斷
缺
︼
實 在 薩 中
清 在 故 最
淨 處 名 爲
處 法 大
持 王 乘
何 汝 王
以 等 是
故 大 故
佛 衆 此
性 持 經
常 是 名
於 經 爲
心 者 法
中 即 王
常 脱 又
空 諸 以
寂 難 此
内 若 經
禪 當 付
眞 持 囑
者 法
如 王
菩
箭
痛
則
不
除
待
問
箭
毛
羽
是
何
鳥
翼
復
問
其
竹
是
何
山
有
人
身
中
毒
箭
於
身
受
痛
當
即
拔
箭
其
痛
即
除
若
不
拔
法
中
斷
諸
煩
惱
由
如
伐
樹
唯
斷
一
根
不
斷
枝
葉
何
以
故
譬
如
之
地
是
一
切
佛
身
一
切
佛
道
場
一
切
佛
菩
提
樹
善
男
子
於
此
見
是
一
者
即
見
一
切
佛
身
何
以
故
一
切
佛
身
從
一
清
淨
處
生
一
淨
此
一
菓
即
得
無
窮
之
菓
我
説
此
法
於
諸
法
中
最
爲
第
一
於
諸
乘
得
生
者
花
菓
自
出
我
此
少
法
亦
復
如
是
由
如
一
阿
摩
勤
菓
種
於
此
法
中
求
實
體
者
如
種
一
栽
不
種
枝
葉
但
養
其
根
若
剪
諸
煩
惱
空
解
無
礙
降
伏
自
心
魔
王
不
生
怨
賊
不
起
善
男
子
動
大
樹
恒
安
一
性
金
剛
二
見
不
起
有
無
不
在
住
妙
常
空
慧
劍
無
生
故
不
動
不
住
性
常
一
故
一
亦
不
一
離
名
數
故
善
男
子
六
風
不
離
道
處
住
無
住
故
與
心
等
一
無
異
不
共
故
不
在
常
處
本
不
斷
常
樂
我
淨
故
無
本
無
住
真
如
真
實
不
離
一
切
本
離
離
故
性
不
淨
諸
説
清
淨
離
諸
有
取
能
入
無
取
何
以
故
無
本
無
住
處
終
知
無
益
善
男
子
心
若
有
垢
當
即
淨
心
心
若
在
淨
即
名
清
出
復
問
其
箭
是
誰
之
射
是
人
苦
痛
其
命
已
終
然
拔
其
箭
︵
14
︶
田
中
良
昭
編
﹃
禪
學
研
究
入
門
︹
第
二
版
︺
﹄
︵
大
東
出
版
社
、
二
〇
〇
六
年
一
二
月
︶
、
七
八
∼
八
〇
頁
。
﹃
俄
藏
敦
煌
漢
文
寫
卷
敍
録
﹄
︵
上
、
下
二
卷
︶
︵
以
下
﹃
敍
録
﹄
︶
と
題
し
て
刊
行
さ
れ
た
。
冊
を
あ
わ
せ
る
と
二
九
五
四
點
の
漢
文
寫
本
の
目
録
が
收
録
さ
れ
て
い
る
。
一
九
九
九
年
に
こ
れ
ら
二
冊
の
目
録
の
中
國
語
譯
が
、
上
海
古
藉
出
版
社
よ
り
と
題
す
る
目
録
で
あ
る
。
第
一
分
冊
に
一
七
〇
七
點
、
第
二
分
冊
に
一
七
〇
八
號
か
ら
二
九
五
一
號
ま
で
の
一
二
四
四
點
が
そ
れ
ぞ
れ
收
め
ら
れ
て
い
て
、
二
︵
13
︶
メ
ン
シ
コ
フ
氏
が
中
心
と
な
っ
て
作
成
さ
れ
た
﹃
ソ
連
ア
ジ
ア
民
族
研
究
所
藏
敦
煌
漢
文
寫
本
注
記
目
録
﹄
︵
一
九
六
三
年
、
一
九
六
七
年
に
分
冊
刊
行
し
た
︶
︵
12
︶
﹃
俄
藏
敦
煌
文
獻
﹄
第
一
二
卷
、
上
海
古
藉
出
版
社
、
二
〇
〇
〇
年
。
︵
11
︶
中
西
氏
も
こ
の
二
種
の
存
在
を
指
摘
さ
れ
て
い
る
。
中
西
氏
前
掲
論
文
、
六
九
∼
七
〇
頁
參
照
。
︵
10
︶
前
掲
拙
稿
、
二
七
∼
三
〇
頁
參
照
。
︵
9
︶
中
西
氏
前
掲
論
文
、
六
四
∼
六
六
頁
參
照
。
傳
燈
録
﹂
と
題
し
、
﹃
禪
文
化
﹄
︵
第
一
六
一
號
、
一
九
九
六
年
七
月
、
一
三
四
∼
一
四
六
頁
︶
に
掲
載
さ
れ
て
い
る
。
第
二
章
の
抄
譯
が
衣
川
賢
次
氏
に
よ
っ
て
な
さ
れ
、
榮
新
江
氏
の
﹁
俄
藏
﹃
景
傳
燈
録
﹄
非
敦
煌
寫
本
辨
﹂
の
全
譯
と
あ
わ
せ
て
、
﹁
ロ
シ
ア
所
藏
の
景
︵
8
︶
榮
新
江
﹁
敦
煌
本
禪
宗
燈
史
殘
卷
拾
遺
﹂
︵
﹃
周
紹
良
先
生
欣
開
九
帙
慶
壽
論
文
集
﹄
中
華
書
局
、
一
九
九
七
年
三
月
、
二
三
一
∼
二
四
四
頁
︶
。
こ
の
論
文
の
︵
7
︶
注
1
の
前
掲
拙
稿
、
二
二
∼
二
五
頁
參
照
。
學
部
研
究
紀
要
﹄
第
二
七
號
、
一
九
六
九
年
︶
、
の
凡
例
を
參
考
に
し
た
。
︵
6
︶
田
中
良
昭
﹃
敦
煌
禪
宗
文
獻
の
研
究
﹄
︵
大
東
出
版
社
、
一
九
八
三
年
︶
と
同
氏
﹁
敦
煌
禪
宗
資
料
分
類
目
録
初
稿
Ⅰ
傳
燈
・
嗣
承
論
﹂
︵
﹃
駒
澤
大
學
佛
教
︵
5
︶
中
西
久
味
﹁
﹃
俄
藏
敦
煌
文
獻
﹄
禪
籍
資
料
初
探
﹂
︵
﹃
比
較
宗
教
思
想
研
究
﹄
第
五
輯
、
二
〇
〇
五
年
三
月
︶
。
︵
4
︶
唐
代
語
録
研
究
班
﹁
﹃
南
陽
和
上
頓
教
解
脱
禪
門
直
了
性
壇
語
﹄
補
校
﹂
︵
﹃
俗
語
言
研
究
﹄
第
五
期
、
一
九
九
八
年
八
月
︶
。
掲
拙
稿
、
一
七
∼
二
一
頁
參
照
。
と
呼
ば
れ
る
敦
煌
文
書
の
ほ
ぼ
す
べ
て
を
影
印
し
て
刊
行
し
た
、
總
勢
一
七
冊
に
も
の
ぼ
る
巨
大
な
シ
リ
ー
ズ
の
こ
と
で
あ
る
。
そ
の
詳
細
に
つ
い
て
は
、
前
︵
3
︶
﹃
俄
藏
敦
煌
文
獻
﹄
と
は
、
一
九
九
二
年
一
二
月
か
ら
二
〇
〇
一
年
四
月
に
か
け
て
、
上
海
古
藉
出
版
社
が
、
い
わ
ゆ
る
オ
ル
デ
ン
ブ
ル
ク
・
コ
レ
ク
シ
ョ
ン
︵
2
︶
前
掲
拙
稿
、
四
一
頁
參
照
。
︵ 註
1
︶
拙
稿
﹁
俄
藏
敦
煌
文
獻
中
に
發
見
さ
れ
た
禪
籍
に
つ
い
て
﹂
︵
﹃
禪
學
研
究
﹄
第
八
三
號
、
二
〇
〇
五
年
一
月
︶
。
に
感
謝
し
つ
つ
、
本
稿
を
終
え
る
こ
と
と
す
る
。
一
八
種
︵
目
録
番
號
一
つ
に
つ
き
、
一
種
と
し
て
計
上
︶
の
禪
籍
に
つ
い
て
、
簡
單
な
が
ら
そ
の
概
要
を
紹
介
す
る
こ
と
が
で
き
た
。
先
學
の
學
恩
俄
藏
敦
煌
文
獻
中
に
發
見
さ
れ
た
禪
籍
に
つ
い
て
︵
二
︶
︵
程
︶
三
九
六
俄
藏
敦
煌
文
獻
中
に
發
見
さ
れ
た
禪
籍
に
つ
い
て
︵
二
︶
︵
程
︶
三
九
七
同
氏
﹃
禪
佛
教
の
研
究
﹄
︿
柳
田
聖
山
集
第
一
卷
﹀
︵
法
藏
館
、
一
九
九
九
年
︶
に
再
録
さ
れ
た
。
︵
33
︶
柳
田
聖
山
﹁
﹃
資
州
禪
師
撰
・
般
若
心
經
疏
﹄
考
﹂
︵
山
田
無
文
老
師
古
稀
記
念
集
﹃
花
さ
ま
ざ
ま
﹄
春
秋
社
、
一
九
七
二
年
︶
に
收
録
さ
れ
た
が
、
後
に
八
頁
︶
參
照
。
︵
32
︶
拙
稿
﹁
智
撰
﹃
般
若
波
羅
蜜
多
心
經
疏
﹄
の
譯
注
研
究
︵
一
︶
﹂
︵
﹃
駒
澤
大
學
大
學
院
佛
教
學
研
究
會
年
報
﹄
第
三
九
號
、
二
〇
〇
六
年
五
月
︶
八
五
∼
八
︵
31
︶
敦
煌
か
ら
發
見
さ
れ
た
浄
衆
・
保
唐
宗
の
燈
史
の
書
で
あ
る
﹃
歴
代
法
寶
記
﹄
の
記
述
に
よ
る
も
の
で
あ
る
。
﹃
歴
代
法
寶
記
﹄
と
同
様
に
敦
煌
文
獻
よ
り
發
見
さ
れ
た
も
の
で
あ
る
。
︵
30
︶
こ
の
内
の
﹃
虚
融
觀
﹄
三
卷
と
﹃
縁
起
﹄
一
卷
は
い
ず
れ
も
現
存
し
な
い
が
、
﹃
般
若
心
疏
﹄
一
卷
と
は
智
撰
﹃
般
若
波
羅
蜜
多
心
經
疏
﹄
の
こ
と
で
、
︵
29
︶
注
28
の
田
中
氏
前
掲
書
、
三
四
五
∼
三
五
五
頁
参
照
。
︵
28
︶
田
中
良
昭
﹃
敦
煌
禪
宗
文
獻
の
研
究
﹄
︵
大
東
出
版
社
、
一
九
八
三
年
︶
三
四
五
∼
三
五
五
頁
參
照
。
一
九
五
一
年
初
版
︶
を
參
照
。
︵
27
︶
鈴
木
大
拙
﹃
校
刊
少
室
逸
書
解
説
附
録
達
摩
の
禪
法
と
思
想
及
其
他
﹄
︵
安
宅
佛
教
文
庫
、
一
九
三
六
年
︶
、
同
氏
﹃
禪
思
想
史
研
究
第
二
﹄
︵
岩
波
書
店
、
︵
26
︶
中
西
氏
前
掲
論
文
、
七
六
頁
。
﹃
俄
藏
敦
煌
文
獻
﹄
第
一
四
卷
、
上
海
古
藉
出
版
社
、
二
〇
〇
〇
年
。
︵
25
︶
中
西
氏
前
掲
論
文
、
七
五
∼
七
六
頁
。
﹃
俄
藏
敦
煌
文
獻
﹄
第
一
二
卷
︵
上
海
古
藉
出
版
社
、
二
〇
〇
〇
年
︶
。
同
第
一
三
卷
、
二
〇
〇
〇
年
。
︵
24
︶
中
西
氏
前
掲
論
文
、
七
四
∼
七
五
頁
。
﹃
俄
藏
敦
煌
文
獻
﹄
第
一
一
卷
、
上
海
古
藉
出
版
社
、
一
九
九
九
年
。
︵
23
︶
中
西
氏
前
掲
論
文
、
七
四
∼
七
六
頁
參
照
。
︵
法
藏
館
、
一
九
九
九
年
︶
に
再
録
さ
れ
た
。
同
氏
﹃
絶
觀
論
﹄
︵
禪
文
化
研
究
所
、
一
九
七
六
年
︶
。
︵
22
︶
柳
田
聖
山
﹁
絶
觀
論
の
本
文
研
究
﹂
︵
﹃
禪
學
研
究
﹄
第
五
八
號
、
一
九
七
〇
年
︶
。
こ
れ
は
後
に
柳
田
聖
山
﹃
禪
佛
教
の
研
究
﹄
︿
柳
田
聖
山
集
第
一
卷
﹀
︵
21
︶
西
脇
常
記
﹃
ド
イ
ツ
將
來
の
ト
ル
フ
ァ
ン
漢
語
文
書
﹄
︵
京
都
大
學
學
術
出
版
會
、
二
〇
〇
二
年
︶
、
一
三
六
∼
一
三
八
頁
參
照
。
︵
20
︶
上
山
大
峻
前
掲
論
文
、
一
〇
〇
頁
。
︵
19
︶
﹃
俄
藏
敦
煌
文
獻
﹄
第
一
二
卷
、
上
海
古
藉
出
版
社
、
二
〇
〇
〇
年
。
の
研
究
﹂
︵
﹃
禪
文
化
研
究
所
紀
要
﹄
第
八
號
、
一
九
七
六
年
︶
に
よ
っ
て
明
ら
か
に
さ
れ
て
い
る
。
︵
18
︶
漢
文
テ
キ
ス
ト
の
完
本
が
い
ま
だ
發
見
さ
れ
て
い
な
い
﹃
要
決
﹄
に
は
、
全
體
に
わ
た
る
チ
ベ
ッ
ト
譯
の
存
在
が
上
山
大
峻
﹁
チ
ベ
ッ
ト
譯
﹃
頓
悟
眞
宗
要
決
﹄
︵
17
︶
貝
葉
型
の
用
紙
を
横
に
し
て
、
左
か
ら
右
へ
と
文
字
を
横
書
き
す
る
と
い
う
異
例
な
書
式
を
も
つ
も
の
で
あ
る
。
敦
煌
文
獻
で
は
唯
一
の
例
と
さ
れ
て
い
る
。
︵
16
︶
田
中
氏
に
よ
っ
て
確
認
さ
れ
た
も
の
で
あ
る
。
卷
﹀
︵
法
藏
館
、
一
九
九
九
年
︶
に
再
録
さ
れ
た
。
︵
15
︶
柳
田
聖
山
﹁
北
宗
禪
の
一
資
料
﹂
︵
﹃
印
度
學
佛
教
學
研
究
﹄
第
一
九
卷
第
二
號
、
一
九
七
一
年
︶
。
後
に
柳
田
聖
山
﹃
禪
佛
教
の
研
究
﹄
︿
柳
田
聖
山
集
第
一
︵
52
︶
前
掲
勝
義
論
文
②
、
四
六
二
頁
。
︵
51
︶
前
掲
勝
義
論
文
①
、
六
四
四
頁
。
︵
50
︶
前
掲
勝
義
論
文
①
、
六
〇
三
頁
。
册
校
讀
記
︵
下
︶
﹂
︵
﹃
戒
幢
佛
學
﹄
第
三
卷
、
二
〇
〇
五
年
、
以
下
勝
義
論
文
②
︶
の
二
種
の
論
文
で
あ
る
。
︵
48
︶
注
36
の
方
廣
氏
前
掲
書
、
八
五
頁
參
照
。
︵
47
︶
現
在
﹃
大
正
藏
﹄
第
八
五
卷
に
收
め
ら
れ
て
い
る
も
の
は
こ
の
S
二
六
九
二
號
に
よ
る
も
の
で
あ
る
。
﹃
敦
煌
佛
典
と
禪
﹄
︿
講
座
敦
煌
8
﹀
大
東
出
版
社
、
一
九
八
〇
年
︶
三
六
二
∼
三
六
五
頁
參
照
。
こ
の
ほ
か
に
、
木
村
清
孝
氏
は
そ
の
著
﹃
初
期
中
國
華
嚴
︵
45
︶
沖
本
氏
前
掲
論
文
、
二
九
七
頁
。
の
も
の
で
あ
る
。
形
成
史
の
研
究
﹄
︿
花
園
大
學
禪
學
研
究
所
研
究
報
告
第
五
冊
﹀
︵
一
九
九
七
年
︶
に
再
録
さ
れ
た
。
な
お
、
本
小
論
に
於
い
て
の
引
用
は
、
す
べ
て
後
者
か
ら
︵
44
︶
沖
本
克
己
﹁
禪
宗
史
に
お
け
る
僞
經
︱
﹃
法
王
經
﹄
に
つ
い
て
︱
﹂
︵
﹃
禪
文
化
研
究
所
紀
要
﹄
第
一
〇
號
、
一
九
七
八
年
︶
。
こ
れ
は
後
に
同
氏
の
﹃
禪
思
想
︵
43
︶
﹃
俄
藏
敦
煌
文
獻
﹄
第
一
二
巻
、
上
海
古
藉
出
版
社
、
二
〇
〇
〇
年
。
︵
42
︶
﹃
俄
藏
敦
煌
文
獻
﹄
第
一
三
巻
、
上
海
古
藉
出
版
社
、
二
〇
〇
〇
年
。
︵
41
︶
﹃
俄
藏
敦
煌
文
獻
﹄
第
六
卷
、
上
海
古
藉
出
版
社
、
一
九
九
六
年
。
︵
40
︶
注
36
の
方
廣
︵
39
︶
注
37
の
方
廣
︵
38
︶
注
36
の
方
廣
氏
前
掲
書
、
四
〇
三
頁
參
照
。
氏
前
掲
書
の
こ
と
。
氏
前
掲
書
參
照
。
︵
︵
37
36
︶文 ︶ ︵
方化 方 法
廣出 氏 藏
版 が 館
﹃社 新 、
般、 た 一
若二 に 九
波〇 發 五
羅〇 見 八
蜜〇 さ 年
多年 れ ︶
心六 た が
經月 S あ
譯︶ 七 る
注二 八 。
集二 二
成六 一
﹄頁 號
上參 の
海照 書
古。 誌
學
藉
情
出
報
版
に
社
つ
、
一
い
九
て
九
は
四
、
年
同
。
氏
編
著
﹃
英
國
圖
書
館
藏
敦
煌
遺
書
目
録
斯
號
∼
斯
8400
思
想
史
の
研
究
﹄
︵
春
秋
社
、
一
九
七
七
年
一
〇
月
、
一
四
四
頁
︶
に
お
い
て
、
﹃
法
王
經
﹄
を
華
嚴
關
係
の
僞
經
の
一
つ
と
し
て
取
り
上
げ
て
い
る
。
︵
46
︶
矢
吹
慶
輝
﹃
鳴
沙
餘
韻
解
説
﹄
︵
岩
波
書
店
、
一
九
三
三
年
︶
第
二
部
、
二
五
五
頁
。
岡
部
和
雄
﹁
禪
僧
の
注
抄
と
疑
僞
經
典
﹂
︵
篠
原
壽
雄
、
田
中
良
昭
編
6981
︵
49
︶
勝
義
﹁
﹃
俄
藏
敦
煌
文
獻
﹄
第
十
二
册
校
讀
記
︵
上
︶
﹂
︵
﹃
戒
幢
佛
學
﹄
第
二
卷
、
二
〇
〇
二
年
、
以
下
勝
義
論
文
①
︶
と
勝
義
﹁
﹃
俄
藏
敦
煌
文
獻
﹄
第
十
二
號
﹄
︵
宗
教
︵
35
︶
本
小
論
と
は
直
接
に
關
連
し
な
い
が
、
龍
大
本
﹃
心
經
疏
﹄
に
つ
い
て
は
、
小
川
貫
弌
氏
﹁
﹃
般
若
波
羅
蜜
多
心
經
疏
﹄
解
題
﹂
︵
﹃
西
域
文
化
研
究
第
一
﹄
︵
34
︶
テ
キ
ス
ト
の
順
序
も
柳
田
氏
の
記
述
に
よ
っ
た
も
の
で
あ
る
。
同
氏
注
33
前
掲
書
の
三
二
二
、
三
二
六
頁
參
照
。
俄
藏
敦
煌
文
獻
中
に
發
見
さ
れ
た
禪
籍
に
つ
い
て
︵
二
︶
︵
程
︶
三
九
八