講座チラシ

平成27年度福岡大学市民カレッジ
ことばの雑学-類似性と多様性-
■講座内容
言語学とは、「ことばとは何か、ことばはどのように
働いているのか」という問いに答えようとする学問です。
現在、世界には数千とも言われる言語があり、そのそれ
ぞれに独自の音韻や文法の体系があります。語学が苦手
でも言語学を通して学ぶと違った側面が見えてくるかも
しれません。
昨年度に引き続き、言語学の基本的な概念を概観しつ
つ、言語学の幅広い分野のうちからいくつかのトピック
を取り上げ、言語学の面白さを体感します。自分の話す
言語を客観的に見られるようにしたい方にお勧めです。
■講師
第1講:森澤
第2講:川澄
万里子 福岡大学人文学部教授
哲也
福岡大学言語教育研究センター
外国語講師
第3講:土屋
亮
福岡大学言語教育研究センター
外国語講師
第4講:古賀
恵介
福岡大学人文学部教授
■日程
いずれも10:00~11:30
第1講 :
第2講 :
第3講 :
第4講 :
5月16日(土)
5月23日(土)
5月30日(土)
6月13日(土)
■対象
一般市民・学生
■会
場: 福岡大学
■定
員: 30人
福岡市城南区七隈8-19-1
■受講料: 2,000円 (4講)
■講義内容
第1講:ドイツ語と英語~近くて遠い親戚の比較~
第2講:異民族共生でことばはどうなる?
ドイツ語と英語のルーツは同じゲルマン語で、類似
した語が多く存在します。その一方で、長い歴史の中
でそれぞれ独自の展開を遂げました。本講では、ドイ
ツ語と英語の類似点と相違点、特に相違点を生み出し
た社会的要因を解説し、移り行くことばの不思議に目
を向けます。
~接触言語学入門~
元の時代、モンゴル人は漢人に何語で指示していた
のでしょうか。近代植民地で黒人と白人はどう意思疎
通をしていたのでしょうか。朝鮮戦争中、米兵と韓国
兵はどんな言葉で会話していたのでしょうか。本講で
は、このような問いを考えながら、異民族が共生する
と言葉に何が起こるのかを学びます。
第3講:スペイン語の動詞活用の体系
第4講:文の意味の基本構造
~どう使うの?どう覚えるの?~
スペイン語は一つの動詞で100を超える数の活用形
を持つような豊富な活用変化を備えています。これら
の活用形はどのような概念で分類し、運用できるのか。
どのように記憶すればよいのか、スペイン語動詞活用
体系を概観します。
「文」の基本構造というと、その一つとして「主語
+述語」と習います。言語学では、文の意味は、「命
題+主観的態度」という基本構造を持っているという
考え方があります。この考え方を理解すると、日本語
や英語の文法の違いの背後にある共通性を理解するこ
とができます。本講では、この「文の意味の基本構
造」を日英語の様々な現象を取り上げ紹介します。
お申込み・お問合せ
福岡大学エクステンションセンター
4月2日(木)より先着順で受付けます。申込専用電話でお申し込みください。
申込専用 TEL:092-871-6728
受付時間9:00~17:00 土曜日は12:00まで 日祝日は休み
〒814-0180 福岡市城南区七隈八丁目19番1号 TEL:092-871-6631(内線4622) FAX:092-871-6726
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