5月号 - 石油学会

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石油開発・石油精製・石油化学
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時 評 どうなるのだろう,石油,シェールオイル・ガス
とバイオマス……………………………………… 関西大学 三宅孝典……313
座談会 私はこうやって禁煙に成功しました……………………………314
出光興産 竹内利行,JX 日鉱日石エネルギー 若井敏生
ADEKA 勝野瑛自,日揮 大山弘二,日本禁煙学会 宮
恭一
「イスラム国」のテロの脅威と日本の製油所の
セキュリティーのあり方 ……………………… 国際政治アナリスト 菅原 出……325
「イスラム国」は日本を標的にすると宣言。彼らと連動する過激派は石油
施設を標的にしたテロを行う。テロ組織の視点からは日本の製油所は脆弱で
ある。「狙われる」という意識を持ち,脅威評価からやり直すべきだ。
特許異議申立制度の存在意義および復活による
改善について ………………………………………… 赤塚国際特許事務所 阪田泰之……331
特許異議申立制度は,特許権の早期安定化に寄与するところが大きく,今
回の特許法改正による特許異議申立制度の復活により,2003 年の法改正で
の廃止に伴い生じた種々の問題点が,解決されることになった。
石油精製プラントで使われる消泡剤 ……………… 栗田工業 南 宏明……337
石油精製プラントで使用される消泡剤について,原理や種類,選定方法を
解説した。また,消泡剤の適用事例を紹介した。
アミン水溶液による H2S/CO2 の吸収 ・ 分離
………………………ダウ・ケミカル日本 久保出康之,技術コンサルタント 伊藤丈太郎……343
アミンによる H2S/CO2 の吸収について,その基本となる気液平衡,物質
熱収支の特徴,運転変数の目標と制約を概説する。運転の際のトラブルとし
て,フォーミング,熱安定アミン塩,腐食を取り上げ,対策を示した。
X 線自由電子レーザー SACLA……………………理化学研究所 石川哲也……357
国家基幹技術として整備された X 線自由電子レーザー SACLA について,
その概要と可能性,分析事例,石油化学工業への応用可能性,今後の発展の
見通しなどを紹介する。
2014 年石油工学者協会(SPE)オランダ大会の概要
─技術進歩賞に輝いた水銀除去技術を世界に紹介─ …愛媛大学 幾島賢治……363
シェール革命が世界を席巻しているなか,石油工学者協会が晩秋のオラン
ダで開催された。本大会では天然ガス,シェール・原油・メタンハイドレー
トおよび水素社会に関する最新技術の講演および展示会があった。
公益社団法人 石油学会
MAY. 2015 VOL.38 NO.5
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ペトロ博士とリオちゃんのペトロリオミクス技術入門
─基盤技術編(その 2)
─ ……………………石油エネルギー技術センター 三谷尚洋……368
石油成分すべてを分子レベルで取り扱おうというペトロリオミクス技術を
キャラクターによる会話仕立てでわかりやすく解説した。
危険物確認試験の実施(第 2 回)
消防法危険物第 4 類 ……………………………………… 東京消防庁 鳥谷 淳……374
1988 年 5 月の消防法の改正により 1990 年 5 月から実施されている危険物
確認試験の実施について説明した。第 2 回は第 4 類の試験について述べた。
目次裏統計
辛口放談
世界の製油所能力一覧(上位 20 カ国)…………………………………目次裏
ストレス,見方を変えれば… …………………………………津田謙二……324
おすすめの一冊
吉川史郎 著『ベーシック 移動現象論』
…………………………………………千代田化工建設 味村健一……336
暮らしの中のものさし
(2)味覚の話(甘味,塩味,うま味,酸味,苦味)
エネルギー関連団体紹介
………………………………日本官能評価学会 上田玲子……342
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
…………………………………………………………………350
Debutant
迷路との闘い……………………………………千代田化工建設 植田靖宏……352
トピックスニュース
今月の一口メモ
………………………………………………………………………353
ブリンクマン指数,COPD,脅威評価,コヒーレント ……………356
讃嘆石油史!
ハンプトンコートとハイゲイト …………………………沙外白雲……362
ふるさと自慢
奈良県(天理市),神奈川県(横須賀市)………………………………367
趣味談議
自動車 ……………………………………………………………………………373
JPIJS だより JPIJS 北海道・東北地区講演会報告 ……… 室蘭工業大学 神田康晴……380
単位換算表……………………………………………………………………………………………361
Journal of the Japan Petroleum Institute 第 58 巻第 3 号掲載論文 …………………………381
学会の窓………………………………………………………………………………………………383
イラスト:トモ,表紙デザイン:野田澄男,レイアウト:AAC ㈱