2014年3月27日 ニ プ ロ 株 式 会 社 (コード番号:8086) 漏液・抜針検知器「見針絆Ⓡ」発売のお知らせ ニプロ株式会社は、透析治療中の液漏れや針抜けを検知するシャントホルダ「見針絆Ⓡ」(みはりばん) を 2014 年3月 17 日より発売開始しましたのでお知らせいたします。 ********* 慢性腎不全により血液透析治療を行っている患者数は、約30万人※となっています。血液透析治療と はシャントと呼ばれる人工的に血流を増加させた血管部分より、留置針を用いて取り出した患者の血液を 約4~5時間程度血液回路で体外循環し、人工腎臓(ダイアライザ)内で浄化・水分調整し、体内に戻す治 療法です。 「見針絆Ⓡ」は、治療中における穿刺部からの血液漏れや、針抜けを検知し、報知するシステムです。 治療中に返血側の抜針が発生した場合、体外に血液が流出し、失血となり重大な事故になる可能性があり ます。高齢化により、透析患者全体の10%程度は認知症といわれ、一部には治療中に自ら針を抜く「自 己抜針」をしてしまう患者さんもおり、治療現場において大きな問題となっています。 当社はそのような現場ニーズに対応し、患者さんの安全を確保するため、抜針事故の一助となる検知シ ステムを開発しました。 ※一般社団法人 日本透析医学会発行 「図説 わが国の慢性透析療法の現況」(2012 年末データ)より。 <外観および参考価格> ●シャントホルダ「見針絆」(センサ部) ●「見針絆用検知器 本体/クリップ/充電器」 (医療機器非該当) (クラスⅠ医療機器) 一般的名称:「シャントホルダ」 販売名 :「見針絆Ⓡ」 参考価格:「見針絆用検知器本体」¥30,000(税別) 医療機器届出番号:27B1X00045000103 「見針絆用クリップ」 ¥2,000(税別) 参考価格 「見針絆用充電器」 ¥3,000(税別) :200 枚入り\6,000(@30 円)(税別) 透析治療中、留置針の上にセンサを埋め込んだ絆創膏「見針絆」を貼付することにより、穿刺部からの血 液漏れを検知します。また、検知器本体とセンサ部をつなぐクリップは留置針と接続出来る形状であるた め、万一の抜針時にはクリップがセンサから離脱することにより抜針状態を検知するシステムです。 今後、輸液・輸血等の治療時においても当製品の技術を応用した安全対策品への展開を検討しています。 ニプロでは今後とも、患者さまの QOL 向上はもちろんのこと、より安全で、環境に配慮し、医療従事者の 方々にも満足いただける製品の開発、提供に努めてまいります。 <お問い合わせ先> リリースの内容に関するご照会 :広報担当 TEL 06-6375-6700 その他製品に関するご照会 :国内事業部 医療器械開発営業部 TEL 06-6373-0519
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