術後のADL(日常生活動作)(印刷用PDF)

術後の日常動作資料
ACM ARCR
医療法人
AR-Ex
項目
①装具の装着
②更衣動作
③入浴動作
④利き手交換
⑤疼痛緩和のためのポジショニング
①装具の装着
●ウルトラスリングⅢ
1
2
机 の 上な どに 術側 上肢
腰にクッションを装着。
を置く。
この際に術側上肢の位
置に注意する。(外側に
手をひねらない)
3
注意
術側上肢を非術側上肢で保
持して、装具の中に入れる。
4
術側上肢の保護のために
ストラップ着用。
5
背中から肩ストラップ
を着用。長さの調節に注
意。
6
完成!
肘関節90度。
肩の高さが平行。
●ウルトラスリングⅢ〜AB〜
1
2
術側上肢が落ちないよう
術側上肢が内転(脇を閉じ
に、タオル等で高くし
る)しないようにクッショ
術側上肢の腋窩にスペー
ンを着用。
3
クッションに術側上肢を保
護する装具を付ける。
スを作っておく。
注意
装具の中へ術側上肢を入れる際に
は必ず非術側上肢で保持!!
4
5
肩ストラップの着用を行う。
6
完成!!
⑤疼痛緩和のためのポジショ
②更衣動作(ARCR・ACM)
着衣動作①〜⑥
脱衣動作⑥〜①
ニングで不良姿勢の詳細あり
2
1
肘の高さに台を合わせる
装具を外す
3
●ARCR
●ACM
・脇を閉じない・腕を挙げない
外側に手を
・挙げたまま保持しない
ひねらない
4
術側から服を着る
肘の上まで服を着る
脇を閉じない様に注意する
5
6
肩まで服を着る
注意
腕を後ろに引かない
(ARCR・ACM)
非術側の服を着る
注意
脇を閉じないよう注意!
(ARCR)
③入浴動作
※清拭の際は,架台を使用して肩の外転位を保持する。
入浴装具〜正面〜
入浴装具〜側方〜
※ 外転装具除去後は三角巾のみの入浴可能。
抜糸が済んでいない場合は創部に防水テープを貼り浸水予防を行う。
術側や背部は自分で洗うことや拭くことが出来ないため介助する。
※入浴装具に関しては現在調整中に為、完成次第 UP させていただきます。
④利き手交換(生活動作)
フォークやスプーンを使用
非利き手での練習を積極的に!
また非利き手での箸やペンの扱いの練習も積極的に行う。
利き手交換練習①〜箸〜
利き手交換練習②〜ペン〜
⑤疼痛緩和のためのポジショニング
※夜間の寝返りが疼痛増強の一因と考えられる場合、睡眠薬の使用も検討する
●仰臥位でのポジショニング(ARCR)
1
2
タオルや枕を用意する
3
装具を装着したまま寝る
4
腕を挙げない!
脇を閉じない!
前腕のストラップを外し、
安静肢位となるようにタオルを
リラクゼーションを図る。
調整する。
ACM の注意点はポジショニング不良例で紹介
注意
ポジショニング不良例
・肩が前方へ突き上げられている
・肘が落ち込んでいる
※夜間など仰臥位で疼痛が増強する場合は、座位で軽減することがあるため、
ギャッチアップしたり、大きめのクッションを背部に挿入する
●座位でのポジショニング
肩の自動挙上運動や修復部を離開させるような内転(脇を閉じる)、伸展運動(肘
を肩より後方に位置させる)が入らない範囲で前腕のストラップや非術側にか
けているストラップを外し、リラクゼーションを図る。
1
2
3
注意
ポジショニング不良例
腕をあげない
脇をしめない
(ARCR/ACM)
(ARCR)
腕を引き過ぎない
腕を外側にひねらない
(ARCR/ACM)
(ARCR/ACM)