雲と気象の変化から推察する地震直前予知情報 2015年 地震雲情報 [予想] NO-6 明日香 地震気象 研究所 2015年 5月 10日16時50分 作成 5月12日~15日 日向灘 M6以上 [解説] 5月7日にM6以上クラスの地震雲を東大阪で確認しました。 予想発生場所がよく分かりませんでしたが、今日の気象衛星写真では、日向灘が疑わしく思えました。 台風6号の通過前後に発生するのではないかと思っています。 5月7日16時12分 東大阪 5月7日17時7分 東大阪 5月7日7時 山中湖 ② 5月11日18時50分 追加作成① [予想] 5月12日~15日 場所不明 (参考 日向灘・箱根山近辺・新潟近辺) M6以上 [解説] 昨日は、日向灘と予想しましたが、5月10日・11日と東日本で地震雲の報告が多いようです。 予想地震は15日までに発生すると思いますが、発生場所が明確ではありません。 5月11日11時52分 大阪府 羽曳野市 5月11日13時 河口湖 ③ 5月13日10時40分 追加作成② [結果] 5月13日6時12分 宮城県沖 M6.8 震度5強 [解説] 予想どおりに地震が発生しましたが、発生場所は特定できませんでした。 5月10日10時の気象衛星画像では、震源地近辺から吹き出し雲が発生していました。 奇しくも、台風6号(温帯低気圧)は地震発生の3時間前に震源地の真上を通過してゆきました。 ホームページの『2014年7月 台風8号の進路と地震の関係』をお読みください。 今回と似たケースで、台風8号の消滅の20時間後に、福島県沖 M6.8が消滅地点で発生しています。 地震の3時間前 地震発生時 この宮城県沖地震 M6.8(6.6に変更)は、5月7日に明確な前兆雲を確認していながら、 発生場所の特定に失敗いたしました。 地震後に、気象衛星画像を詳細に検証して、2日前の5月10日に、震源地で噴き出し雲が発生していた ことを確認いたしました。 前兆雲の発生から6日後の発生でした。 12日は台風6号の雨雲に覆われていたため、直前雲の確認はできませんでした。 台風と地震の不思議な関係を再確認できました。 今年になって初めての大きな地震だったので、被災地の多くの方々が、大きな恐怖心をいだかれた ことでしょう。 東日本大震災の心理的なトラウマが残っている方や、ご家族が亡くなった苦しみを抱かれている方は、 ぜひ、『 東海地震の心理的被害の軽減について ② 』 をお読みください。 2015年5月17日 明日香地震気象研究所
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