地区センター委員会議事録(PDF形式:413KB)

「釜利谷地区センター委員会」議事録
平成27年6月12日(金)午後 3:00~4 時 30 分
釜利谷地区センター 中会議室
出席委員 11 名(委員定数 15 名)
中村会長 高林副会長 滝沢副会長 田中委員 堅木委員
日 時
場 所
出席者
(欠席
事務局等
植木委員
荒木委員 福本委員
小泉委員
山田委員 榎田委員
工藤委員 中野委員 長谷川委員 松野委員)
NPO 法人 金沢区民協働支援協会 岩本事務局長
釜利谷地区センター 渋谷館長 櫻井副館長
1 司会 館長
2 中村委員会会長
センター委員会要綱に基づき議長就任、開会宣言と挨拶
3 金沢区民協働支援協会 岩本事務局長
挨拶
区内の地区センター、コミュニティハウスなど15の施設を運営管理しており、今年は
次期(H28 年度~32 年度)指定管理者選定の時期にあたっている。
協会の運営も順調に推移しており昨年度は高齢化の中でも施設全体で 77 万人の方に利用
していただいた。今日は、釜利谷地区センターの利用状況等いろいろな話があると思いま
すがよろしくお願いいたします。
4 議長 中村委員会会長 (議事進行)
次期指定管理者選定の時期に当たり、地区センターからもいろいろな説明があると思い
ますが皆様のご意見は来年度以降にも反映させていきたいと思いますので、忌憚のないご
意見をよろしくお願いします。
5
センター委員の異動について
館長より、27年度の「センター委員会」委員について説明。
(地区センター委員会要綱により、委員は地域団体の代表、利用者団体の代表、その他
の方で構成となっていることから、)27 年度に新たに地域団体等の代表になられた3名の
方について委員を委嘱し了解されたことを説明。
新委員は、高林中地区連合町内会長(荒井副会長後任)、
長谷川スポーツ推進委員釜利谷地区代表(守田委員後任)
榎田釜利谷中学校長(西校長後任)
(出席された2名の新委員が自己紹介。)
6
委員会副会長の選任
副会長については要綱第 6 条により、委員会の同意を得て会長が指名することになって
いるため、中村会長から、荒井副会長後任の高林委員と滝沢委員の副会長選任の提案。、
委員会の同意が得られ選任された。
1
7
報告事項1 「平成26年度事業報告」について
会長から、先月 5 月 28 日に開催された金沢区民協働支援協会の通常総会において協会
が運営管理している区内地区センター5 館、コミュニティハウス 9 館等についての『平成
26 年度活動報告、収支決算報告、ならびに、27 年度事業計画、活動予算』は理事全員の
了承を得て承認されていることが報告された。
そのため、本日のセンター委員会の議題はすべて報告事項ではありますが、釜利谷地区
センターの今後の具体的な運営については重要であることが説明され委員の忌憚ない発
言を要望された。事務局に報告事項 1 についての説明指示。
館長から(1)利用状況報告、副館長から(2)自主事業等報告、館長から(3)利用
者会議報告を行った。
(1) 利用状況報告では、1 年間の統計資料をグラフ化した表を基に、全体の利用者数、
団体個人の利用比率と増減、利用者の階層、部屋別の時間帯稼働率等について説明。
利用者階層については、釜利谷地区が市全体、区平均を上回る比率で高齢化が進
捗していること(老年人口割合 区平均 25.3%、釜利谷 27.3%)、
(15 歳から 64 歳
の生産年齢人口の)壮年層の割合が少ない(釜利谷 60%、区平均 69%)こと、また、
世帯構成の特徴が、高齢の夫婦または単身の世帯が増えていることなど反映し、前
年度同様 65 歳以上の高齢男女の比率が 38%となっていること。そして、これらの
地域特性を意識して館の運営を行っていることを報告。
部屋別時間帯別稼働比率は全体で微増の57%(市 80 地区センターの平均稼働率
53.5%)となっているが、前年度同様に体育室、工芸室、会議室などが高く、料理
室が 12.5%と相変わらず低い比率であることを指摘。
また、この稼働率が地区センターにとって重要な指標となっている理由は、①高
い利用率は利用料金収入増を示し、館の収益に貢献すること、②利用料金収入の 1/3
は利用者還元として利用者のサービス向上に使用でき、地域交流の費用にも支出で
きること、③何よりも地区センターが有効に利用されていること、を示す指標であ
るため館では大変重要視している点を説明。
≪市民局発表の市内全地区センター稼働率(館独自の集計と方法が異なっている)≫
では、
金沢 49.1%、釜利谷 58.2%、冨岡並木 51.9%、能見台 73.3%、六浦 56.0%
さらに、別紙 統計資料により区内の全地区センターの稼働率や利用者数など利
用の現状を参考までに示し、釜利谷地区センターの現在の利用状況について客観的
数値で説明。
小学生の利用者も、昨年度初めて実施した夏休みの「ちびっこ夏休み」事業など
で 1.2%ほど増加したこと、月別利用料金のグラフでは前年度同様に月平均 35 万円
前後の利用料金収入で推移していること、図書の貸し出し状況なども統計数値にて
説明された。
2
(2) 地区センターの事業の柱である自主事業等報告については、
大人を対象にした自主事業数(28)、こどもを対象にしたワンパクホリデー事業(18)
について副館長がスライドを使用して実施状況を説明。
最初に、自主事業を企画するにあたり 2 つの柱に着目している点、を解説
すなわち、一つは釜利谷地区の地域特性と利用者階層を踏まえて、「健康・仲間づ
くり、教育、子どもの居場所」を意識した《子ども、母親を対象にした事業》と、
《地域の大人の「健康づくり、趣味、学習」を意識した事業》を企画・展開してい
ることを説明。
次に前者の事業の主なもの、
「0 歳児とママの体操、えいごでエンジョイ、夏休み
こどもパン、外部主催の事業を利用したマリンシャトルと大黒ふ頭見学会」などについて、
実施状況をスライドを用いながら具体的に解説。
また、大人対象の事業では、
「タイ式ヨガの健康づくり、毎回 50 人以上が参加し
盛況なカラオケ講座、生活の為になる相続講座」などについての実施状況を報告。
さらに、地区センターや地区センターの近隣で活動している43ものサークルに
よる芸能発表(舞踊、コーラス、語りなど)と作品展示(写真、書道、華道、絵画
など)を行う『春の文化祭』の模様を解説。
また、地区センターと釜利谷地区の住民の皆さんを繋ぐ地域に根差した活動で平
成 6 年から継続して実施され、「センター祭り」として位置づけられている「こども餅
つき大会」には 500 人もの参加があり、地元の釜利谷バトン部や釜利谷宿郷土芸能保
存会のお囃子、獅子舞などで盛況のうちに開催されている様子を紹介。
青少年指導員会の「夏休み子どもお楽しみ会」や「連合町内会の敬老芸能大会」
についても、地区センター後援事業として紹介しました。
(3) 「利用者会議報告」については、4月7日に8団体10人の参加のもとに開催され
ましたが、当日の議事録をもとに報告。(館長)
当日は、26 年度の利用状況報告後に、26 年度の館内工事、購入物品について主
なものを説明。
工事では雨漏りにより利用が制約されていた体育室屋根の塗装及び防水工事が
市の予算にて数カ月にわたり実施され、また、故障による弊害が近隣住民に及ぶ恐
れのある地中の高圧ケーブル交換工事などについて報告。
備品類については、長机の更新、空気清浄機新設を説明。
また、26 年度 9 月の利用者アンケートの中の個別意見と地区センターからの回
答について紹介した。その中の、「トイレの洋式化」については毎回のアンケート
調査で最も多く要望されていることもあり、区に要望していくことを説明するとと
もに地区センターとしても対応を検討していくことを表明。
そして、利用者会議のメインテーマである利用者との意見交換では、「トイレの
洋式化」については、子どもも洋式でないと使えないのでは、という意見があり、
それにより稼働率にも影響があるのでは、との指摘があった。
3
また、共用スペース(娯楽室、ロビー、勉強コーナー等)の利用方法では、
「娯楽室
が囲碁・将棋利用に限定か」という質問がありましたが、
「特に用途の限定はない
が子どもたちにはロビーの利用を勧め、娯楽室の囲碁将棋と子供たちのゲーム遊
びがなるべく競合しないよう、地区センターが調整していく」旨をコメント。
稼働率に関連して、
「料理室の利用が少ないが、それが稼働率低下に繋がってい
るのか、他の用途に利用できないのか」という質問があり、同席した区の係長か
らは、
「館長判断で他用途利用もさしつかえないのでは」と回答があり、地区セン
ターとしては、本来用途、他用途利用を含め工夫が必要では」と回答。
8
報告事項2 「平成26年度施設執行会計決算」報告について(館長)
平成 26 年度に釜利谷地区センターに配付され執行された予算の収支を報告。
収入については、各科目実績を前年度実績と対比して増減等を説明。
「2施設利用料
金」が昨年とほぼ同様の 4,143,890 円、印刷代・自販機売上の雑収入もほぼ同額、自主
事業収入は昨年度をやや上回る 2,491,590 円、前年度繰越金を含め 9,147,688 円が決算
額となった。
支出については、各科目の支出金額とその主な内容についてコメント。
「事業費」は自主事業講師謝金、材料費ですが、昨年度とほぼ同額となりました。当初予
算に比べ 30 万円ほど増えていますが、自主事業参加者が順調に伸びたため講師謝金、
材料費が増加したためです。
「修繕費」は昨年度 1,813,835 円から大幅に減少していますが、26 年度は市施工の大
規模工事が多く、反面、地区センターが負担する館内の小修繕・設備修繕を控えたため
です。
「利用料金支出」科目は、収入の部の「施設利用料金」4,143,890 円の 2 / 3 を NPO
に納付するための振替科目で、NPO 全体の予算執行に充てられます。
「ニーズ対応費」1,382,976 円は、「施設利用料金」収入 4,143,890 円の 1 / 3 にあた
り、地区センター利用者への利用料金還元として、カラオケ機器のリース料、卓球台、子ども餅
つき大会経費や文化祭の会場設営費等に支出されました。
「次期繰越金」は緊急な修繕対応の支出として翌年度に繰越しました。
以上が H26 年度「施設執行会計報告」です。
9 報告事項3 「平成27 年度 事業計画(案)」について(副館長)
大人を対象にした自主事業数は 32 件、ワンパクホリデーは 19 件です。
27 年度の企画の特徴としては、
① 26 度で好評な講座については内容をより充実拡大したこと、
(カラオケ講座、スマホ講座など)
② 地区センターで活動している団体の活性化のため、会員募集を兼ねて自主事業実施。
(フラダンス、詩吟講座等)
③ 相続税改正後で皆さんが関心を持ちそうな実務的な講座開催、(「いざという時困らな
い相続講座」)
4
④ こどもがノビノビと楽しめる夏休み事業や見学会(ちびっこ夏休み、大黒ふ頭・マリンシ
ャトル乗船)、
などがあげられます。
特に、
「ちびっこ夏休み」については、夏休みの 5 日間、体育室を子どもに開放して昨
年度初めて実施しましたが、毎日たくさんの子どもたちの参加がありましたので、今
年も地域ボランティアさんの手を借り、種目も工夫して実施する予定です。
釜利谷地区センター祭り恒例の「こども餅つき大会」も例年どおり実施する予定で
すが、今年も「お囃子体験」「獅子舞との記念撮影」を設定していきたいと思います。
「春の文化祭」についても本年 4 月 7 日に昨年度の反省会を実施し、来年度に向けた
たくさんの建設的意見もいただいたので、会場配置等に工夫をしながら対応していきま
す。
10 報告事項4 「平成 27 年度 施設執行会計予算」報告について(館長)
H27 年度についても、H26 年度施設執行会計予算同様に、NPO にて執行する人件費、光
熱水費等管理費、修繕費等を除き、地区センターが館の運営に必要な執行予算についての報告と
なります。
収入については、
「1 配付委託料」は0円を計上。
「2 施設利用料金」では、昨年度実績をやや上回る 4,200,000 円を見込んでいます。
「3 雑収入」では、(1)印刷代は昨年実績並み 500,000 円を計上。(2)自販機(手数料)収入
では実績をかなり上回る 800,000 円を計上。
「4 自主事業」収入では、現在参加者が多いカラオケ講座や英語の講座は、講師の個人的な力
量に大きく依存しているため、保守的な収入見込みを行い 1,566,000 円を計上。」
「5 前年度繰越金は 1,479,594 円」
以上の収入合計は 8,545,594 円となりました。
一方、支出については、
「1 事務費」に、26 年度実績をやや上回る 1,840,000 円を計上。内訳は
(2)消耗品に 500,000 円を計上
(5)電話料金、インターネット使用料等の通信費に 224,000 円
(7)3 万円以上の什器・備品に 300,000
(8)図書購入費に 300,000
「2 事業費」は、講師謝金、材料費の費用ですが昨年度実績を勘案し 1,317,000 円計上。
「3 修繕費」は、昨年度実績の 500,000 円を計上。
「4 利用料金支出」は、「上記 2施設利用料金」収入のうち 2 / 3 を NPO に振替ます。
「5 ニーズ対応費」は、「上記 2施設利用料金」収入 4,200,000 円のうち 1/3 の 1,400、
000 円を計上していますが、前年度同様、カラオケリース機器や餅つき大会、文化祭の展示備
品運搬費などに充当していきます。
5
「7 予備費」は 688,594 円を計上。
以上の支出予算合計で 8,545,594 円を見込みました。
≪委員、全員一致で承認された≫
10 中村センター委員会会長
6
委員会開会宣言