2015年3月議会報告

そが千代子メッセージ(1)
そが 千代子
わたし
3月議会報告
春季号
・棚倉小学校の耐震工事始まる・・・2
・当尾の里を世界遺産に・・・3
・増える空き家の解消を・・・4
・住民組織を育てて活用を・・・6
発 行 曽我千代子
住 所 〒619-1127 京都府木津川市南加茂台4-16-9
TEL 0774-76-4144
FAX 0774-76-8118
E-mail [email protected]
ホームページ http://www2.ocn.ne.jp/~c-soga
発行日 2015年4月1日
そが 千代子の
・クリーンセンターの施設工事始まる・・・2
最後の議会報告をお届けします。
・教育委員会の制度改革・・・2
長い間のご支援ありがとうございました。
「お茶の京都」のイベント
そが千代子メッセージ(2)
2015年3月の定例議会 日から3月 日まで議論
2月
今回の議会は、 年度予算やクリーンセンター施設整備工事の請負契
約の締結、まち・ひと・しごと創生総合戦力推進委員会設置や教育委員
会の組織改正条例制定の議案が提出されました。他にも、補正予算や棚
倉小学校の校舎改築工事請負契約の締結、放課後児童クラブ条例や保育
所条例の1部改正、山城コミュニティセンター条例の改正など上程され
た案件は議案 件・諮問1件・発議6件です
主な議 案
クリーンセンター整備
億6,939万円
ゴミ処理費用
億8,312万円
市長・市議会選挙費用
6,970万円
賛成多数で可決しました。
反対したのは・・・酒井・西山・
35
年度の補正予算
呉羽
10
616万円の減額補正です。
3,
この補正で 年度の一般会計の
総額は、277億1,729万円
になりました。
主なものは事業の確定による残
金ですが、増額になったのは以下
の事業などです。
合併算定替え逓減対策基金積み
2,371万円
立て 全員賛成で可決しました。
地域農業担い手支援補助
1,004万円
まち・ひと・しごと創生総合
800万円
戦略の策定 プレミアム付き商品券発行補助
4,300万円
残りは基金に積み立てられま
す。
26
20
年度の一般会計予算は、28
7億3,400万円です。
4 月 の 統 一 地 方 選 挙 を 控 え て、
市長・市議とも改選になるため骨
格予算になっています。
文化財の保全と活用
9,646万円
27
年度の予算
46
地域文化活動の促進
1,653万円
地域農林業の振興
2,895万円
3,800万円
商工会支援 観光振興関連
2,640万円
防災対策の充実関連
8,253万円
教育施設の耐震改修など 9億1,050万円
医療費の助成・給付支援
億3,360万円
臨時福祉給付金
8,457万円
老人介護保健環境の充実
6億3,847万円
子育て支援拠点事業
3,747万円
26
18
児童手当・扶養手当
億8,404万円
件や職務専念義
教育長の勤務条
務に関する条例は、国の法律で教
育委員会制度の組織改革が行わ
れ、教育委員長が無くなり教育長
に一本化されたことに依ります。
クリーンセンター施設整備工事
請負契約の締結が随意契約で
億6,400万円
(株)タクマに決まりました。
棚倉小学校の耐震工事の請負契
約は一般競争入札で
8億6,292万円
(株)松村組京都支店に決まりま
した。
89
27
新たな産業の創出
5,362万円
農業基盤整備 914万円
有害鳥獣対策 1
,864万円
16
17
27
いずみ姫もおでましのイベント
そが千代子メッセージ(3)
問いただして見ました 一般質問
合併後8年が経過して、新しい市としての形が定まりつつあります。
しかし、地球環境の悪化からか災害の発生率が増え、世界情勢もきな
臭くなりつつある中、日本の人口減が追い打ちを掛けて、何となくの閉
塞感を醸し出しています。
私は、今までと違う物の考え方や施策が求められていると感じていま
す。
曽我千代子は3月12日の一般質問では、以下の内容について行政側
にただしました。 市長
この地域は本当に素晴らしい所
だと本気で思っている。世界遺産
そが
奈良時代からの歴史や文化を語
る 上 で、 東 大 寺 の 荘 園 的 立 場 に
あった当尾地域は重要な位置に
な っ て い ま す。 特 に こ の 古 道 は
様々な文献にも記録が出てきてい
ます。しかし近年、こういう県境
は人の目が行き届かないのを良い
事に荒廃が進んできています。こ
のまま放置して無くしてしまうに
はあまりにも損失が大きすぎると
思っての今回の質問です。
世界遺産に登録された島根県に
ある石見銀山の発掘跡もまた大変
寂 れ た 場 所 だ っ た と 伺 い ま し た。
それを長い運動の末に世界遺産登
録を勝ち取られたと言う報告を拝
聴しました。
町の宝物というのは、
こういう所にある物だとつくづく
思い知らされました。
り、通行について家畜保健衛生所
と協議を行っていく。
「当尾の里」を世界遺産に
そが
歴史的意義のある加茂町「当尾
の里」を世界遺産にする運動に取
り組むべきです。その為には、奈
良坂・般若寺から中の川を経て浄
瑠璃寺に至る歴史的意味を持つ古
道が、現在、東鳴川で人為的に通
行不能になっているのは大いなる
損失です。この古道をハイキング
道として整備する事が不可欠で
す。
生活環境部長
貴重な歴史的遺産を保持する当
尾地区の意義は充分認識している
が、文化庁や京都府から地域全体
の自然景観や歴史的景観が必ずし
も文化遺産として維持されている
とは考えにくく困難であると聞い
て居る。
建設部長
この道は、養豚場の衛生管理区
域設定により、通行禁止看板が設
置されている。その看板の撤去を
奈良県家畜保健衛生所から養豚場
に指導して頂くよう申し入れてお
にしていきたい思いはある。木津
川市というのは奈良を支えていた
地域だと思う。今現在は、大仏鉄
道の件で奈良市と連携している
が、今後は文化財等も一緒に取り
組めないかと言う思いを持ってい
る。現在通行不能になっている場
所 に つ い て も、 残 念 な 思 い を し
ているので、奈良市の方にしっか
りと申し入れをしていきたいと思
う。
そが
何をするにも難しいのは理解し
ています。しかし、一つずつ解決
していくことで先が見えてくると
歴史遺産の残る小路1
そが千代子メッセージ(4)
思います。今回、大仏鉄道の遺構
が残った事は大きな意味があると
思っています。
通 行 不 能 に な っ て い る 場 所 は、
文献を見ても当尾村から中の川を
経て奈良に至る主要道として使わ
れていたことが明白です。
此所は、
法定外公共物里道となっていま
す。木津川市が法定外公共物管理
条例に基づいて、村田養豚場の敷
地を抜ける里道について、その境
界を確定し里道上にあった工作物
を数年がかりで撤去させたことは
大いに意義のあることでした。残
念ながら、現在も通行できる状況
にはなっていませんが、木津川市
としては奈良市に対して法務局に
歴史遺産の残る小路2
そが
木津川市の大きな財産を失う事
にならないように、ぜひ、そうし
て下さい。世界遺産登録を目指し
て皆で頑張っていきたいと思いま
す。
建設部長
特定筆界制度については、手続
き の 一 つ と し て 認 識 は し て い る。
京都府側、奈良県側という線はあ
るが、協議の一つとして申し入れ
したい。
筆界特定手続きを申請するように
申し入れ、直ちに原状回復するよ
うに指導させるべきです。
歴史遺産の残る小路3
そが
様々な施策を出しても、住み続
けて頂けなければ意味がありませ
ん。
「子育て支援ナンバーワン」
を目差しても、子育てが終われば
サッサと他の町に引っ越されてし
まうのでは、私たちの税金を食わ
れただけになります。行政の施策
としては、どうすれば住み続けて
下さって、自分の住む町に愛着を
持ち、地域を盛り上げて頂けるの
か。また、一生涯税金を払い続け
て下さった方の老後を、どのよう
に面倒見ていけるのかという視点
が必要だと思います。ニュータウ
ン開発で他市から人が来て下さる
施策を考えるのも良いですが、現
在の木津川市民を守ることも重要
です。それらの同時進行は可能で
す。ニュータウンに住もうと木津
川市を見に来られた方に、別の方
法の暮らし方もあると言う選択肢
を提供する事が大事だと思いま
す。
増え続ける空き家の解消を
そが
増え続ける空き家の活用を考え
るには時間がありません。まずは
空き家バンクの台帳を作成し実態
把握をすべきです。また、ニュー
タウンへの移住者を増やす努力と
共に、空き家になった庭付き中古
住宅の活用として子育て世代が安
く住めるよう斡旋し、高齢者世帯
にはバリアフリー化されたマン
ションへの移住を促せば、双方が
上手く生活できます。市内の不動
産業者に協力を依頼し、住まいの
マッチングを促す施策を執るべき
です。こういう取り組みが生涯住
み続けられる街として木津川市へ
の信頼度に繋がると考えます。
市長公室長
個人の財産については、
今まで、
個々人において活用を図るべきも
のであると答えてきたが、今年度
に創設された国の地方創生総合戦
略の中で「お試し居住施策」など
が示されたので、空き家の有効な
活用方法を探っていきたい。
市長公室長
住み方の多様性については、大
そが千代子メッセージ(5)
変 重 要 で あ る と 考 え て い る の で、
今から設置する地方創生総合戦略
会議の中で議論して貰う考えであ
る。
そが
それは否定しませんが、まずは
空き家バンクの創設から始めるべ
きです。その条例は近隣の城陽市
にもありました。
ベース化を進めていきたいと思っ
ている。
そが
活用方法については、今まで何
度も色々な提言をしてきたつもり
です。今から考えるというのでは
無く、まず行政として何が出来る
か と い う と、
「空き家バンクに登
録 し て 下 さ い。
」と言って台帳整
理をすることが先決です。
市長公室長
データーベース化だけでは交付
金の対象にならないので、活用方
法とセットで考えたい。NPOな
どと連携することが必要かと思っ
ている。
そが
市内には多くの不動産屋さんが
居られます。その方々と一緒に考
えていくと言う視点が大変重要だ
と思います。その方々が作るNP
Oと一緒で無ければ上手くいかな
いと考えています。
市長公室長
どういう形で進めるかという明
言は出来ないが、頂いたご意見を
踏まえて進めていきたいと考えて
いる。
そが
子育て支援のNPOさんは、木
津川市で「つどいの広場」の委託
事業をはじめとして、母子支援事
業や保育事業に携わってきておら
事業交付金」申請の相談支援をし
ているところである。収益事業を
行うNPO法人に対する減免制度
の創設については、今後実態を見
きわめながら検討していきたい。
住民組織を育てて活用すべき
そが
市内で活躍しているグループは
たくさん有りますが、これらを便
利使いするだけで無く、もっと大
事 に 育 て る べ き で す。 子 育 て グ
ループなども、新しい法律が出来
た か ら と 言 っ て 切 っ て し ま わ ず、
共存共栄を図るべきでは無いので
しょうか。
また、儲けの出ていないNPO
に対しては、減免制度などを作っ
て支援すべきだと考えています。
市長公室長
少子高齢化が急速に進み、多様
化する市民ニーズに対応するため
には、市民やNPO法人などとの
連携・協働が不可欠であり、これ
までも「つどいの広場事業」をは
じめとする子育て支援事業につい
ては積極的に進めてきたところで
ある。今後も引き続き市として支
援できるものについては積極的に
進めて参りたい。
市では、NPO法人などに対す
る直接的な補助は無いが、京都府
の「地域力再生プロジェクト支援
NPOの研修
市長公室長
空 き 家 の デ ー タ ー ベ ー ス 化 は、
特別措置法で努力義務として規定
されたので、どのような活用方法
が あ る か を 見 極 め て、 デ ー タ ー
空き家
そが千代子メッセージ(6)
れますし、山城病院の認可外保育
園や病後児保育の下請けなども携
わってきておられました。
し か し、 昨 年 の フ ァ ミ リ ー サ
ポートセンターの新設にあたり木
津川市の保育事業からは撤退させ
られる羽目になった上、山城病院
の認可外保育園や病後児保育も無
くなり
「いち早く問題点をみつけ、
折 角 み ん な で 頑 張 っ て き た の に、
新しい施策が出てきたらサッサと
切られてしまうNPOって何なの
だろう?」と、悔しくて仕方が無
いとおっしゃっておられました。
た ち で そ の 解 決 方 法 を 見 い だ し、
頑張ったあげく、新しい施策の法
律を勝ち取る事は、大いなる成果
だと考えています。しかし、今ま
で 頑 張 っ て 協 力 し て き た 方 々 を、
いともあっさりと捨ててしまうの
はどうかと思います。こんな事を
していては、NPOを作って、自
分たちの市の問題解決をしようと
する方々の出鼻をくじくことにな
りませんか。もっと話し合いの場
は持てなかったのでしょうか。ま
たその方々を起用しての運営は難
しかったのでしょうか。
保健福祉部長
NPO法人への考え方は、市長
公室長の考えと同じである。支援
できることについては積極的に支
援したい。ファミリーサポートセ
ンターの件については、社会福祉
協議会へ委託した。前提として事
務所を持っていることが必要条件
だったからである。今後とも、つ
どいの広場などは「フレーフレー
クラブ」さんへ委託していく。行
政と企業の間に入ってNPO法人
さんの力を頂きながら今後とも事
業を進めていきたい。
そが
事務所が無いから委託できな
かったとの事ですが、NPOが事
務 所 を 持 つ の は 難 し い こ と で す。
それならば、行政としてどこか空
いた場所をお貸しする方法もあっ
たと思います。NPOを育てると
いうのは、そういうことから始め
るべきです。
保健福祉部長
その時は、そこまでの配慮はし
なかった。今後は、そんなことも
視野に入れ、法人の育成に務めた
い。
そが
私もまた、今後NPOを活用し
ての町おこしに取り組みたいと考
えています。現在も、高齢化の進
む南加茂台の空き家をNPOの拠
点にして、京都府の委託事業を受
けながら、若者を呼び寄せる方法
がないものかと苦心しています。
そこで、次の質問ですが、税制に
関わって収益事業をどのように考
えるかという問題です。
決まった拠点で事業をするの
は、収益事業に当たるのか。私の
所 属 す る N P O 法 人 加 茂 女 で は、
週 回のカフェとランチを始めま
した。人のたまり場を提供するた
1
私は、動きの鈍い行政に変わっ
て、市民が問題点をみつけ、自分
NPOの活動(イベント参加)
めです。従事しているのはボラン
ティアですが、経費を引くと利益
は出ません。
」 売り
イベントに「筍おやき を
に行くのは収益事業に当たるので
しょうか。作って下さる方、売り
に行って下さる方、それぞれに寸
志を支払っていますが、これも経
費を引くと何も残りません。私た
ち は、
「筍を食べて放置竹林を無
くそう」をキャッチフレーズに竹
や筍の普及運動をしているつもり
です。
木津川市の税条例には「第 条
の2 地方自治法第260条の2
第 項の認可を受けた地縁による
1
24
NPOの活動(イベント参加)
そが千代子メッセージ(7)
団体及び特定非営利活動促進法第
条第 項に規定する法人に対し
ては、均等割を課さない、ただし、
収益事業を行う場合はこの限りで
は無い。」となっています。
京 田 辺 市 は、「 営 利 を 目 的 と し
ない法人に対しては、法人市民税
を課さない」と言うことになって
いますし、城陽市は、申請すれば
課税免除の条例があります。木津
川市ではどうなりますか。
総務部長
質問の事業内容が収益事業に当
たるのかどうかは、具体的に内容
を 精 査 し な け れ ば 答 弁 し づ ら い。
収益事業を営んでいるNPOは市
内に 団体と把握している。法人
設立後 年以内の赤字団体につい
ては、亀岡などは減免していると
聞いている。
減免制度については、
今後の実態を見きわめながら検討
していきたい。
そが
大垣市の条例では「収益事業を
営まない法人については均等割額
を免除する。また、収益事業を営
む法人については、当該法人設立
の日から 年以内に終了する各事
業のうち当該収益事業にかかる所
得の計算上収益の額が損益の額を
5
超えない事業年度に限り、当該事
業年度にかかる均等割額について
免除する。均衡上減免の必要があ
る と き は、 そ の つ ど 減 免 す る。
」
等というのがありました。
儲けの出ない市民団体にとって
万円というのは大きな金額で
す。
どのような税制にすれば、どの
ような市民団体が育つのかという
視点は、税条例を策定する上で重
要な問題です。国に準じて、など
と言うだけで無く木津川市として
の税条例の整備を考えて頂きたい
です。
今後、 つの検討課題と言うこ
とで考えさせて頂く。
総務部長
6
そが
私は、今回で議員を辞めて、今
まで議会で言ってきた課題につい
て、NPOで何処まで出来るかを
実 践 し て み た い と 思 っ て い ま す。
高齢化問題や空き家問題に対して
です。私はつい先頃 才になりま
した。 才までの 年間で、出来
るところまで遣ってみたいと思っ
ています。どうぞ、皆様方のご支
援をお願いしたいと思います。
66
10
2
7
3
1
75
2
戦国の世にあって、夫や息子に処世術を教えた女性の生き方も内
助の功として珍しくは無かったのかも知れません。案外に女性は男
性より肝が据わっていますから。
曽我 千代子 この世に別れを告げた。
牧野 菱湖 夫とともに築き上げた百万石の城内で
慶長十九年(一六一四)利長が他界す
ると金沢に帰され、三年後・七一才で、
し て 江 戸 に 下 り、 十 四 年 間 過 ご し た。
さ れ た と き、「 家 の た め に 母 を 捨 て な
されと」利長に言って聞かせ、人質と
だが戦国乱世の収まりきらぬ時代
前田利家 夫人 まつ
だ。反秀吉の佐々成政が挙兵し前田家
まつが前田利家に嫁いだのは永禄元 の支城・末森城を取り囲んだ。利家は
年( 一 五 五 八 ) 十 二 才 の 時 で あ っ た。 即座に出陣を決めるが家臣の中から消
数年後同じ侍長屋に秀吉とおね夫妻が 極的な意見が出たとき、まつは「日頃
住むようになり仲の良い近所付き合い から人を大切にしないからこのような
をするようになった。
ことになる。召し連れるものに槍でも
利家は織田家の武将として優れた働 買 っ て や り な さ れ。」 と 蓄 財 に 走 る 利
き が 認 め ら れ、 天 正 九 年( 一 五 八 一 ) 家に皮肉たっぷりな言葉を浴びせ、金
能 登 一 国 を 与 え ら れ、 七 尾 城 城 主 に の入った袋を出陣祝いとして渡した。
なった。ところが翌年、本能寺の変で
まつの言葉に頭に血が上り、勢いつ
織田信長が討たれ、後継者を誰にする いたまま戦場に駆けつけ敵を敗走させ
かで争いが起き、秀吉と柴田勝家との た。 カ リ カ リ さ せ て 戦 場 に 送 り 出 す、
対立が起き、織田の家臣団も二つに割 これも夫にやる気を起こさせる男性操
れた。
縦術であろう。
利家にしてみれば秀吉は気の合った 慶長四年(一五九九)三月、利家病
同僚であり、勝家は直属の上司であっ 死、まつは出家し芳春院と号した。長
た。どちらにつくか微妙な立場に立た 男、利長が後を継いだ翌年、前田家に
された。そして両者の決戦が行われた。 謀反の動きありと、徳川家康から追及
利家は勝家に味方したが戦わずに府中
城(福井県武生市)に帰った。秀吉は
後を追い、まつにとりなしを頼み、味
方にすることに成功した。勝家に勝利
した秀吉は恩賞として利家に能登一国
と加賀の国の一部を与えた。利家は本
拠地を金沢に移し、まつとの新しい生
活が始まった。
そが千代子メッセージ(8)
世間は統一地方選挙まっただ中です。私は、今回議員を引退する事とさせて頂きました。
加茂町議の時から通算して、7期28年間に及ぶ長い間の皆様方のご支援・ご協力に心より感
謝しております。私は、いつも議会で好きなことを言い、気に入らなければ徹底した反対運動も
繰り広げました。支持者をはらはらさせたり、時には眉をひそめさせたりした事でしょう。それ
でも、物が言いたくて議員になった私です。辛いことやしんどいことも有ったけど、私に合った
楽しい仕事を与えて頂けたと、心より感謝しています。本当にありがとうございました。
今後は、町の活性化を目指して、今まで議会で提言してきたことを何処まで出来るかを「NPO
法人 加茂女」の活動を通じて実践してみたいと思っています。75才までの10年間を区切りに、
もう一頑張りしていきたいと考えています。そちらの方でも引き続きまして、ご支援頂けました
ら望外の喜びです。どうか宜しくお願い申し上げます。
今後とも、何なりとご意見をいただけましたら、うれしい限りです。
よろしくお願い致します。
By Chiyoko
今後、曽我千代子が活動していきたい
加茂女(かもめ)を紹介します
平成元年・・・「加茂女」は南加茂台に引越して来た女性達で、生活の知恵や日々の悩みを相談する場と
して発足しました。
平成3年・・・アルミ缶回収に取り組み、その売却益を社会福祉協議会に寄付し出しました。同時に報告
を兼ねたミニコミ誌を発行。
(現在も継続しています)
平成16年・・・荒廃した森林や竹林にゴミが不法投棄される事から産業廃棄物の埋め立て地に発展する
事態を経験し、森林や竹林整備に関わり出しました。
平成19年・・・放置竹林整備に本格的に取り組み「竹の学校」開催
平成22年・・・NPO法人格を取得。切っても切っても減らない竹に業を煮やし「竹を食べて減らす運
動」に取り組む
平成27年・・・認定NPO法人を取得。
「竹の魅力発信の拠点」としての活動開始
毎週月曜日は、朝7時からモーニングカフェ開催
毎週木曜日は、竹の器を使ってのレシピ付ランチを提供
京都は、かぐや姫の昔から竹の景観が売り物でしたが、近年は筍が価格的に中国産に負けた事や、竹そ
のものがプラスチックやスチールに取って代わられ需要が減ったことから竹林が放置され、ゴミの不法投
棄の温床になったり、植林地を脅かしたりするようになりました。しかし、付き合えば竹はなかなか魅力
的です。昔から「竹林には魔物が住む」と言われていますが、私はすっかり、その魔物に取り憑かれてし
まったようです。