Hata - 東北大学 生態適応グローバルCOE

“Wise Use of Coastal Ecosystems for Disaster Risk Reduction:
Mainstreaming and Problems”
「沿岸生態系を活用した防災・減災:Eco-DRRの主流化と課題」
Role and Future Perspective of ESD Program for the Children
in Tsunami Affected Areas of the Great East Japan Earthquake
東日本大震災の津波被災地の子どもを対象としたESDプログラムの役割と展望
United Graduate School of Agricultural Science
Tokyo University of Agriculture and Technology
Noriko HATA
東京農工大学大学院 連合農学研究科
環境教育学研究室 秦 範子
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Ⅰ Overview(はじめに)
Ⅱ What’s ESD?(ESDとは?)
Ⅲ Implementation Team(実施体制)
Ⅳ Learning Achievements(学習成果)
Ⅴ Conclusion(結論)
2 Ⅰ Overview(はじめに) n  “Kodomo Koizumigaku”
Environmental Education and ESD (Education for Sustainable
Development) program, centered on nature experience activities for children
living in Motoyoshi-cho, Kesennuma city.
n  「子ども小泉学」
気仙沼市本吉町の子どもを対象に海岸の砂浜や干潟、神社の森をフィール
ドにした 自然体験活動や地域の自然、歴史、文化を学ぶ「地元学」の手法
を活用したESD(持続可能な開発のための教育)プログラム
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Ⅱ What’s ESD?(ESDとは?) n  ESD After the Great East Japan Earthquake
•  “Reorienting education towards sustainable development”(1992)
Global
Action Program(2014)
n  東日本大震災後のESD(持続可能な開発のための教
育)
•  「複雑に絡み合う問題を解決し、将来の世代に渡ってすべての人が安心
して 暮らせる持続可能な社会づくりに向けて、必要な価値観や行
動、ライフスタイルを 身につけるための学びや教育」
•  「持続可能な開発に向けた教育の再方向づけ」(1992)
「グローバル・アクション・プログラム」(2014)
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Ⅲ Implementation Team(実施体制) 学び合う会 (小泉地区住
民)
地元の 漁業関係者
小泉八幡 神社宮司 東北大学生態適応センター 「海と田んぼからのグリーン 復興プロジェクト」 The Ecosystem Adaptability Center of Tohoku University “The Tohoku Green Renaissance Project”
リアス・アー
ク美術館 九州大学 大学院工学 研究院生態 工学研究室
日本自然保護
協会・自然 観察指導員 連絡会みやぎ 日本野鳥の
会宮城県 支部 気仙沼市 教育委員会 5
Motoyoshi-cho, Kesennuma city(気仙沼市本吉町) Pandion
Rosa rugosa
Koizumi District(⼩小泉地区)
Tsuya River
Kusushi Shrine
Sodeo River Koizumi Beach
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Ⅳ Learning Achievements(学習成果)
Observation skill
「場所による違
いなど、自然に目を向け観察力が高まる機会」
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Ⅳ Learning Achievements(学習成果)
Motivation to research voluntarily
「自ら調べたい、知りたいという気持ちが湧いたことは驚き」
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Ⅳ Learning Achievements(学習成果)
Willingness to participate
「自分が主役になれる場所、自分に目を向けてもらえる場所でした。」
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Ⅳ Learning Achievements(学習成果)
Awareness of local biodiversity, symbiosis with
nature, and nature’s recovery
「地球は人間だけのものではなく、沢山の生き物たちと
共有しているのだという事を実感できる場であると感じた。」
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Ⅳ Learning Achievements(学習成果)
Desire to conserve nature
「何種類もの貝殻が見つかり、小泉の海で貝が育つことが分かった。
小泉海岸の環境を残したい。」
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Ⅳ Learning Achievements(学習成果)
Resilience : Overcoming the fear of the sea
「子どもが本当に生き生きと波打ち際ではしゃぎ、
あんなに服も濡らしながら水しぶきかかって。考えられなかったで
す。」
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Ⅴ Conclusion(結論)
•  The nature experience activities in disaster affected
areas(被災地域の自然体験活動)
–  被災体験を克服する可能性
–  自然の価値を再認識し、社会への参加意識を高める
例:学社連携による市民参加型調査
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Ⅴ Conclusion(結論)
•  Use of social capital accumulated in the ESD
promotion(ESD推進で蓄積した社会関係資本の 活用)
•  Disaster prevention education in the field (現場で
の防災教育)
–  災害文化やローカル・ナレッジの伝承 16
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