Title EuX_2(X=Rh, Ir)の電子構造とフェルミ面 Author(s

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EuX_2(X=Rh, Ir)の電子構造とフェルミ面
渡部, 紘幸; 立津, 慶幸; 眞榮平, 孝裕
琉球大学理学部紀要(99): 1-13
2015-03-31
http://ir.lib.u-ryukyu.ac.jp/handle/123456789/30736
1
EuX2(X=Rh, Ir) の電子構造とフェルミ面 の電子構造とフェルミ面
渡部紘幸
,立津慶幸 ,眞榮平孝裕
琉球大学理学部物質地球科学科物理系, 東京大学 大学院理学研究科 物理学専攻
,
,
はじめに
も存在する.さらに面白いことに,価数が
時間的・空間的に揺動して, 価と 価の中間の値
希土類化合物は, 電子と伝導電子との相互作用
を通して発生する近藤効果と
をとるような化合物もあり,これを価数揺動と呼
び,特異な物性を示すことから長い研究の歴史が
相互作用の微妙なバラン
ある.
スによって異方的超伝導,複雑な磁気秩序や重い
系の価数揺動の特徴は,価数が強く温度依存
電子系など興味深い物性を示す.希土類化合物の
中で,
,
,
,
などの原子が含まれる場
することである.
合,電子を化合物のもう一方の原子に供給して
価 電子
個の供給 の状態や
価 電子
給 の状態をとることがある.例えば,
の磁気モーメント
をもつのに対して,
は非
個の供
磁性
では
のによい物質である.ここで , , は全角運動
個存在す
量,軌道角運動量,スピン角運動量である.絶対
価の状態
では
る.ところが
の場合,伝導電子から つ
道に電子が入った 価
軌道に電子が
が
軌
電子が 個 となる場合
であり,価数揺動を調べる
零度ではエントロピーをゼロにするため,
数は
の価
価に近づく.この価数の温度変化が一次転
2
Hiroyuki Watanabe, Yasutomi Tatetsu, Takahiro Maehira
移的に起こるとき,これを価数転移という.この
オン半径はランタニド収縮のため小さくなるため,
ような価数転移は温度以外に圧力や磁場によって
格子定数は原子番号の増加とともに減少するが、
も生じる.価数転移は 種類の価数状態が時間的・
のところで異常が見られる.
空間的に変動している状態から,一方への価数状
と
についても,同様の関係があると思われ
態への転移であるが, 種類の価数状態が低温で空
る.通常の希土類元素は
間的に秩序して,規則的に並ぶことによりエント
価,
価を,
は
価であるが,
価を,
は
は
価,
価
電子系では
を取りやすい.それ故,格子定数の異常は希土類元
電子
素の酸化状態と密接に関係している.そのため,希
系の場合電荷秩序が起こると電子は局在化するの
土類化合物群における価数の問題を明らかにする
ロピーを下げることがある.これは
電荷秩序としてよく知られる現象である.
電子系で
で,系は絶縁体になる.これに対して
は,もともと伝導バンドにも多くの電子が存在し
と
ために,今回,
の電子構造とフェ
ルミ面を理論的な立場から解析を行った.
ているので,価数が秩序化しても金属にとどまっ
7.70
ている.
子構造を理解するにあたりとても重要である.多
くの
化合物は
の価数が
価で安定となり,
低温で磁気秩序化する. 価の
化合物に関する
のみである
フェルミ面の報告は,
から
回,メスバウアーの実験
あると報告されている
.今
が
と
Lattice paramater [Å]
金属の物性は価電子が担っており,価数の変化は
物性に大きく影響を与えるため,原子価状態は電
ReIr2
ReRh 2
7.65
7.60
7.55
7.50
7.45
価で
7.40
について,
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
La Ce Pr Nd Pm Sm Eu Gd Tb Dy Ho Er Tm Yb Lu
Rare earth element
そのフェルミ面を理論的な立場から明らかにした.
は,水素吸着により
価に変化する報告があり
は変わらないが体積が
の価数が
価から
図
各希土類元素と格子定数の関係.青色が
,赤色が
,その際,結晶構造
%増加する.
や
は
類元素
を表す.ここで,
は希土
.
水素を吸蔵することにより半導体や超伝導体に転
移することや,金属中の水素が超伝導臨界温度を
計算方法
上昇させることが知られている.水素吸蔵合金は,
水素を高密度に貯蔵・輸送する物質として盛んに研
究が行われており,燃料電池車などに応用される.
は,
一方,
で超伝導転移を示すこ
とが報告されている
.また,参照物質として,
同じ結晶構造を持ち,価電子数が 価の
,
と等しい
の計算を行った.超伝導転
移温度は,それぞれ
は
化合物
は
,
を示すことが報告されている
は
効果の測定
がなされており,本研究では実験結果との比較も
.
試みた
であり,
すると,水素原子においては
これは無視できるくらい小さい.しかし,原子番
号
の原子になると,最内殻の電子でその比は
になる.
速度は光速の
の
であれば電子の
%となり,これは無視できない大
きさとなる.そのような場合の相対論的効果には,
エネルギーシフト,遮蔽効果,スピン・軌道相互
作用などがある.非相対論的バンド計算にスピン・
軌道相互作用を摂動論的に考慮する方法もあるが,
図 は,合成に成功したラーベス相構造をもつ,
と
一般に,希土類化合物のバンド計算では相対論
的効果が重要になる.電子の速度を ,光速を と
希土類元素 化合物群における
格子定数を示す.縦軸が格子定数,横軸が各希土
類元素
を表している.
定数は,
と
と
の格子
これはスピン・軌道相互作用をパラメーターとし
て与えることになり,第一原理計算ではないとい
う点で不満が残る.そこで本研究では,
方程
式に基づく相対論的バンド計算を行う.これによ
を除けば原子番号と反比例の関
り,スピン・軌道相互作用も含めた相対論的効果
係にあることがわかる.一般に,希土類元素のイ
が正しく考慮される.バンド計算部分には線形化
3
EuX2(X=Rh, Ir) の電子構造とフェルミ面 された増強平面波法を適用し,交換・相関効果は
各元素の電子配置.ここで,
表
の範囲で考慮され, 電子ポ
局所密度近似
テンシャルはマフィン・ティン近似によって決定
と
は原子番号,
は,クリプトンとキセノンの電子配置
をそれぞれ表す.
される.
の結晶構造は
ラー
である.図
ベス相構造で空間群は
と図
に,その結晶構造とエネルギー空間での既約
域をそれぞれ示す.また,参照物質の
計算結果
も同様の構造をとる.各元素の電
子配置を表 に示す.ここで
と
は,クリ
図
プトンとキセノンの電子配置をそれぞれ表す.
が
Å
,
が
Å
,
各物質の格子定数は,
が
Å
が
,
Å
である.この物質群はラー
ベス相構造をとるため, つのユニットセル内には
に ,理 論 的 に 導 か れ た
,
,
,
のエネルギーバンド図を示
す.バンド図中の縦軸はエネルギー,横軸は既約
域の対称点と対称軸である.フェルミレ
は
ベル
で揃えている.なお,
である.各バンドの色は,
分子が含まれている.
の
は
の
電子,
電子の電子成分の割合を示しており,成分
が増加するに従い青色から赤色に変化する. 物質
と
とも
の 電子成分がフェルミレベル近傍に
幅広く存在していることが分かる.図
と
:Re
:X
は,
近傍に大きく
つのグループ
に分裂したフラットなバンドが存在する.これは
の
スピン・軌道相互作用により
と
電子成分が
に分裂したものである.
から
と
の
,
を横切るバンドは
,
の 的なバンドであることが分かる. 物質を比
の
較すると,全体的なバンドの形状は
電子
によるフラットなバンドを除けばよく似ている.こ
のことから,フェルミ面の形状は 電子成分が主に
図
は
型 ラーベス相構造.
と
は
と
を表している.
,
形成していることを示唆している.図 は,
と
に対するフェルミレベル
近傍を拡大
の
した図である.各バンドの色は,
電子成分の割合を示しており,
を横切るバンド
は緑色であることから, 電子と
電子がよく混
成していることが分かる.図
,
,
,
L
Λ
Γ
Σ U Δ
Q
S X
K
Z
W
の
を基準に
近傍に
域の対称点・対称軸
で揃え
の
電子を起
,
のグループに分裂したピークが存在する.
は,
上において
態密度が最も多く存在し,
子,
は
の
の
電子成分の状
は
の
電
電子が多く存在している.
はそれぞれ,
,
既約
,
源とする,スピン・軌道相互作用により大きく つ
での状態密度
図
に
の状態密度を示す.エネル
ギーはフェルミレベル
ている.
電子の
数の理論値はそれぞれ,
,
,
を示し,電子比熱係
,
,
,
4
Hiroyuki Watanabe, Yasutomi Tatetsu, Takahiro Maehira
となる.また,
は実験で
であると
の電子比熱係数が
報告されており
,多体効果の大きさを表す質
となる.
量増強因子は,
中,
図
を横切るバンドの本数はフェルミ
の
番目の
本,
が
番目の 本,
本である.図
が
,
番目の
が
,
は,相対論的バンド計算によ
の
のフェルミ面は, 軸上の小さなホール面
,
は
,
から形成さ
れるホール面で,少し歪んだ球状をしている.図
は,Γ点を中心に中空になっている.図
は,
の電子面で, 点を中心にΓ点に向かって
突起がある形状をしており,
域と連結している.
に示す.理論計算の結果から,各物
質のキャリアー数についてホール面と電子面の和
が一致しており,これらの物質は補償された金属
である.
本,
番目
フェルミ面である.図
である.図
リア数を表
域内でのキァ
が下から数えて
面の枚数と対応しており,
り導かれた
フェルミ面の体積を表す,
点で隣の
物質のフェルミ面を比べると非常によく似た形
状をしていることが分かる.これは,バンド図の
ところでもコメントしたように,フェルミレベル
近傍には多くの
電子成分が存在しフェルミ面の
の
大まかな形状を形成してしまう.
電子成分
が存在する場合でも,大きなスピン・軌道相互作
用により軌道分裂した中間をフェルミレベルが通
るため,フェルミ面の基本的な形状は
電子成分
の
電子成分
が決めてしまうことに起因する.
は, 電子成分で形成されたフェルミ面上に薄く覆
軸方向に開軌道は存在し
い被さるような分布する.
ない.キャリアー数は,ホール面と電子面で等し
く補償された金属である.
図 は
図
のフェルミ面で,
域と同じ
ル面は,
と
の
効果の
軸
のフェルミ面上に描いている. つの物質に共通
は,
から形成される連結した電子面と
に
解析結果をそれぞれ示す.各ブランチの起源を右
面体形状で
方向にくぼんだ形状をしている.図
,図
のホー
するブランチは, 種類ある. つめは,
点を中心
,
の
の
のΓ点中心の球状の
とした細い葉巻状のフェルミ面が存在する.
フェルミ面で,振動数が
軸方向のフェルミ面の連結が細いため理論の立場
ながったブランチ 青いライン . つめは,連結
からは開軌道は存在しないが,連結が太くなれば
したフェルミ面のΓ点中心が起源の振動数が
開軌道が存在する可能性はある.キャリアー数は,
ホール面と電子面で等しく補償された金属である.
図
は
のフェルミ面で,
ホール面は,
の
軸方向に窓の開いた形状で,
軸方向に開軌道の可
能性があるが,解析結果からは存在しない.キャ
リアー数は,ホール面と電子面で等しく補償され
に
ルミ面は,図
のフェルミ面を示す.
の
面体形状で
域と同
軸方向にくぼんだ形状をし
の電子面は
ている.
連結した電子面である.
在しないが,
のフェ
のフェルミ面とよく似て
のホール面は,
いて,
じ
つめは,連結したフェルミ面の連結部分
が起源の
点
を中心とした下向きに弧を描くよ
,
のように連結したフェルミ面の連
結部分が大きいと
×
,
方向以外にも振動数が
より大きいブランチ
における
,
における ,
が存在し,下向きに弧
を描くようなブランチが
た金属である.
図
×
軸方向に存在するブラン
チで,角度が数度ずれると見えなくなってしまう.
点で連結した電子面である.ゾーンからゾー
ンへ連結しているので
付近につ
うなブランチである.また,特徴的なブランチは,
は歪んだ球状のホール面,
は
より大きい
×
から
う途中で途切れることである.
に向か
については,
振動の実験結果が報告されており,今回行っ
た理論解析の結果,実験により得られた
振
動を合理的に説明することができる.
点で連結した
軸方向に開軌道が存
点での連結が細いため微妙である.
理論的に導かれた各物質の有効質量を表
に
示す.連結しているフェルミ面のΓ点中心の大き
キャリアー数は,ホール面と電子面で等しく補償
なブランチのように,複雑な形状をしているブラ
された金属である.
ンチは有効質量も重くなっている.
EuX2(X=Rh, Ir) の電子構造とフェルミ面 まとめ
が
価の状態として,
,
の電
子構造を相対論的バンド計算法により明らかにし
と
た.
のバンド図から
近傍に
電子によるフラットなバンドが存在し,
の
るバンドは,
電子と
を横切
, の 電子がよ
く混成していた.参照物質である
の
を横切るバンドは,
であることがわかった.
,
と
の
的なバンド
近傍のバンド構造は
物質ともよく似ていることを確認した.また,状
態密度から
と
の
近傍に
電子からくる大きなピークが存在し,
の
電子,
と
の
の
には
には,
, の
電子が多く存在していることを確認した.電子比
熱係数
は
と
がそれぞれ
,
と通常金属よりは少し大きな値
を示し,
と
は
,
と通常金属程度の大きさであった.
電子の成分は
は
,
は
と
の価
と異なるが
フェルミ面の形状はよく似ており, 物質ともに連
結したフェルミ面が存在していることを確認した.
本研究の解析結果が正しいかどうかは,今後の
実験結果が待たれる.今後、行われる実験の参考
になれば幸いである.
参考文献
渡部紘幸
修士論文
5
6
図
Hiroyuki Watanabe, Yasutomi Tatetsu, Takahiro Maehira
(a)
(b)
(c)
(d)
相対論的バンド計算により導かれた
である.縦軸はエネルギー,横軸は既約
は点線,縦軸のエネルギー範囲は
のバンド図.
は,それぞれ
,
,
,
域の対称点・対称軸を表す.フェルミエネルギー
である.各バンドの色は
子成分の割合を表し,成分が増加するに従い青色から赤色に変化する.
の
電子成分,
の
電
7
EuX2(X=Rh, Ir) の電子構造とフェルミ面 (a)
(b)
(c)
(d)
図
と
に対するフェルミレベル近傍のバンド図で,縦軸はエネルギー,横軸は既約
域の対称点・対称軸を表す.フェルミレベル
は
の
,
,
,
は
は点線,縦軸のエネルギー範囲は
である.バンドの色は
,
,
が
,
,
250
200
EuIr2
D (E ) (States/cell Ry)
EuRh2
D (E ) (States/cell Ry)
である.
電子成分,
(b)
250
Total
d (Eu)
f (Eu)
s (Rh)
d (Rh)
150
100
50
0
-0.7
(c)
-0.6
-0.5
-0.4
-0.3
-0.2
-0.1
Energy [Ry]
EF
0.0
0.1
0.2
0.3
200
Total
d (Eu)
f (Eu)
s (Ir)
d (Ir)
150
100
50
(d)
250
0
-0.7
-0.6
EF
-0.5
-0.4
-0.3
-0.2
-0.1
0.0
-0.5
-0.4
-0.3
-0.2
-0.1
0.0
Energy [Ry]
0.1
0.2
0.3
0.1
0.2
0.3
250
200
150
LaIr2
D (E ) (States/cell Ry)
LaRh2
D (E ) (States/cell Ry)
の
電子成分の割合を表す.各電子成分が増加するに従い青色から赤色に変化する.
(a)
Total
d (La)
f (La)
s (Rh)
d (Rh)
100
50
0
-0.7
図
が
-0.6
-0.5
-0.4
-0.3
-0.2
-0.1
Energy [Ry]
,
ギーで,エネルギー範囲は
EF
0.0
,
0.1
0.2
,
0.3
200
150
Total
d (La)
f (La)
s (Ir)
d (Ir)
100
50
0
-0.7
-0.6
Energy [Ry]
EF
の電子状態密度図.縦軸は状態密度,横軸はエネル
である.黒線は全状態密度,それぞれの色は各電子成分ごとの状態
密度を表す.なお,フェルミエネルギー
を
で揃えている.
8
Hiroyuki Watanabe, Yasutomi Tatetsu, Takahiro Maehira
(a)
(b)
band 25
band 26
(c)
(d)
band 27
band 28
0
図
は
100 [%]
のフェルミ面.中心点はΓ点である.
による電子面である.
描画している.色の違いは
は
の
,
域を
切り取っており,
は
域を拡張して
band 28
0
100 [%]
のフェルミ面.中心点はΓ点である.
よる電子面である.
によるホール面であり,
(b)
band 27
している.
は
電子成分の割合を示している.
(a)
図
,
は
は
によるホール面であり,
域を拡張して描画している.色の違いは
の
は
に
電子成分の割合を示
9
EuX2(X=Rh, Ir) の電子構造とフェルミ面 (a)
(b)
band 21
band 20
(c)
band 22
0
図
100 [%]
のフェルミ面.中心点はΓ点である.
による電子面である.
は
,
は
,
によるホール面であり,
域を拡張して描画している.色の違いは
の
は
電子成分
の割合を示している.
(a)
band 21
band 22
0
図
のフェルミ面.中心点はΓ点である.
電子面である.
いる.
は
(b)
100 [%]
は
によるホール面,
域を拡張して描画している.色の違いは
の
は
による
電子成分の割合を示して
10
Hiroyuki Watanabe, Yasutomi Tatetsu, Takahiro Maehira
表
,
,
,
のキァリア数
(a)
{100}
d
c
a2
a1
f2,3
f1
7
Band 25
Band 26
Band 27
Band 28
j
10
dHvA Frequency [x10 Oe]
{110} EuRh2
k
h
f1
1
g1
g2
g2,3
h
b
a3
a1
a1,3
0.1 a2
f1
g1
a2
0.01
30
<110>
g5
{100}
g4
{110} EuIr2
h
h
Band 27
Band 28
10
e
e
d
7
1
f1
f1
g
i
2
2
g1,4
g2,5
f
i
i
2
3
3
i1
0
30
60
<111>
<100>
Field Angle [Degrees]
,
g
g4 5
3
g1,3,4,6
i1,3
1
f
g
i2
i3
i2
d
1
g6
e
f2,3
0.01
30
<110>
f
g
1
0.1 g3,6
j
f3
90
<110>
60
0
30
<111>
<100>
Field Angle [Degrees]
(b)
k
g6
g2
g3
dHvA Frequency [x10 Oe]
d
f1
f2
図
b
c
a3
90
<110>
に対する理論的に導いた
角度依存の図である.縦軸は印加磁場に対す
る振動数で極値断面積に対応し,横軸は磁場をかける対称性の高い方向を表す.縦軸は
数スケールで表している.併せて,主要な極値をフェルミ面上に描画してある.
の対
11
EuX2(X=Rh, Ir) の電子構造とフェルミ面 (a)
{110} LaRh2
{100}
l
m
10
Band 20
Band 21
Band 22
n
g
f
dHvA Frequency [x10 Oe]
a
7
j1
j2,3
f
c
i
a d
j1
b
e
i
i
g
b
1
c1
k
e3
d4
d4
d2
d2
d1
0.1
l
c1
k2
j2
0.01
30
<110>
60
0
30
<111>
<100>
Field Angle [Degrees]
k3
k1 j1
k6
k5
n
m
j3
k4
90
<110>
(b)
{110} LaIr2
{100}
l
l
Band 21
Band 22
h
i
g
j1
j1
1
h
g
k3,6
k1,3,4,6
0.1
0.01
30
<110>
図
j2,3
j1
k1
7
dHvA Frequency [x10 Oe]
10
k6
k5
k2
i
j2
k3
k4
j3
k2,5
k1,4
60
0
30
<111>
<100>
Field Angle [Degrees]
,
90
<110>
に対する理論的に導いた
角度依存の図である.縦軸は印加磁場に対す
る振動数で極値断面積に対応し,横軸は磁場をかける対称性の高い方向を表す.縦軸は
数スケールで表している.併せて,主要な極値をフェルミ面上に描画してある.
の対
12
表
Hiroyuki Watanabe, Yasutomi Tatetsu, Takahiro Maehira
理論的に導いた
軸,
表
理論的に導いた
軸,
の
振動
とサイクロトロン有効質量
.対称性の高い
軸,
とサイクロトロン有効質量
.対称性の高い
軸,
軸について表している.
の
振動
軸について表している.
13
EuX2(X=Rh, Ir) の電子構造とフェルミ面 表
理論的に導いた
軸,
表
理論的に導いた
軸,
の
振動
とサイクロトロン有効質量
.対称性の高い
軸,
とサイクロトロン有効質量
.対称性の高い
軸,
軸について表している.
の
振動
軸について表している.