『(仮称)図書館人物事典』の執筆要領・項目執筆例について 2015 年 3 月 31 日 日本図書館文化史研究会 『(仮称)図書館人物事典』編集委員会 『 ニ ュ ー ズ レ タ ー 』 128 号 , 129 号 に 既 報 の と お り , 『 ( 仮 称 ) 図 書 館 人 物 事 典 』 の 執筆要 領な らびに 項目 執筆例 は, 下記の とお りです 。 執筆要領 総 1. 2. 3. 4. 5. 則 原稿は標準テキストによるワープロ原稿とし,メール添付で提出する。 原稿は編集委員会の責任で統一・修正する。 著作権は日本図書館文化史研究会に帰属する。 著者校正は初校のみとし,字句の修正以外は認めない。 原稿は以下の①~⑦のタグをつけ,各項ごとに改行する。 ① 氏名: 姓と名の間に/を入れる。(例:森/清) ② 氏名の読み: ひらがなで表記し,姓と名の間に/を入れる。(例: もり/きよし) ③ 生 没年: 西 暦 4 ケ タ で 表記し ,生 年と没 年 の 間に-を 入 れ る 。 (例: 1906-1990) ④ 出身地: 都道府県名とする。(例:大阪府生まれ) ⑤ 学歴: 最終,あるいはおもな学歴を記載する。 (例:1922 年大阪市 立実業学校卒業) ⑥ 略歴: 図書館関係を中心とした履歴,業績などを各ランクの制限 字 数の範囲で記述する。 ⑦ 参考文献: 次のような順に書誌的事項を記述し,各事項の間にス ペ ースを入れる。複数の参考文献がある場合,文献ごとに改行し,冒頭 にタグ⑦を入れる。 ○ 単行本: ○ 雑 誌 記 事: 『書名』 責任表示 出版者 出 版 年 ( 例 : 2014) 執筆者 「記事タイトル」 『誌名』 巻号 刊 行 年 月( 例:2014.6) なお,外国人名について,①②④は次のとおりとし,⑦はできる限り日 本語 文献とする。 ① 氏名: カタカナで表記し,姓と名の間に/を入れる。(例:カ ー ネ ギー/アンドリュー) ② 氏名の原綴: アルファベットで表記し,姓と名の間に/を入れる 。 (例:Carnegie/Andrew) ④ 出身国: 国名とする。(例:アメリカ合衆国生まれ) A ランク 全体を 800 字程度で記述する。 被伝者の写真のデジタルデータとその出典を別ファイルで添付する。 ⑥ 略歴: 履歴,業績などを制限字数の範囲で詳細に記述する。改行し た場合,各段落の冒頭にタグ⑥を入れる。 ⑦ 参考文献: 3~5 程度とする。 B ランク ⑦ C ランク ④ ⑤ ⑦ 全体を 400 字程度で記述する。 参考文献: 2~3 程度とする。 全体を 100 字程度で記述する。 出身地: 記載せず?を入力する。 学歴: 記載せず?を入力する。 参考文献: 1~2 程度とする。 項目執筆例 ①姓/名 ⑤最終学歴 ②よみ姓/よみ名 ⑥活動 ③生没年 ⑦参考文献 ④生まれ 写真(Aランクのみ) A ラン ク ① 森/清 ② もり/ きよ し ③ 1906-1990 ④ 大阪府 生ま れ ⑤ 1922 年 大阪市立 実業学 校卒 業 ⑥ 1922 年間宮 商店に 就職 ,1927 年青 年図書 館員 聯盟( LYL)の 結成 に参 加 ,1928 年 その機 関誌『図書 館研 究』に「和 洋図書 共用 十進分 類表 案」を 発表 ,翌 1929 年 に 『日本 十進 分類法 』(NDC) を間宮 商店か ら公 刊した 。 森は,間宮商 店主間 宮不 二雄の 指示 により ,1927 年 より間 宮文庫 の整 理に従 事, デ ューイ の十 進記号 法を 基礎と しな がら ,カッ ターの 展開 分類法 の主 題配列 を取り 入 れて, 日本 の図書 館に 適する 分類 法とし て NDC を考案 した。 NDC は, 森が中 心 となって 1931 年訂 正増補 2 版 ,1935 年同 3 版, 1939 年同 4 版 ,1942 年同 5 版 と改訂 が重 ねられ た。また 戦後は ,JLA 分類 委員会 委員 として ,NDC 新訂 6~ 8 版 の改訂 作業 に関与 した 。 森 は,1931 年 から鳥 取県 立図書 館,1934 年から 神戸市 立図 書館に それ ぞれ勤務 し,NDC の導 入など を担 った。さら に 1938 年 に上海 日本 近代科 学図 書館に,1939 年に華中鉄道株式会社に転じ,図書館新設に携わった。敗戦後日本に引き揚げ, 1946 年 市川市 立図書 館開 設準備 を経 て, 1947 年 帝国図 書館 に入っ た( 1948 年国 立 図書館 ,1949 年 NDL)。NDL では おもに 整理 部に属 し,『 国立国 会 図 書 館 所 蔵 明 治 期 刊 行 図 書 目 録 』( 国 立 国 会 図 書 館 , 1971-1976) の 編纂な どを 担当し た。 こ の間 ,各地の 司書講 習講 師など を務 め,NDL 退 職後は 法政 大学, 青葉女子短期大学司書課程の教員となり,後進の育成に当たった。 NDC 以外 の著 作には『日 本著者 記号 法』 ( 日本図 書館協 会 , 1951), 『 NDC 入門 』 (日 2 本 図書館 協会 , 1982) な どがあ る。 ⑦ もり・きよ し年譜 も り・きよし 著作・雑記 目録 『知 識の組 織化 と図書館:も り ・きよ し先 生喜寿 記念 論文集 』 もり・ きよ し先生 喜寿 記念会 1983 ⑦ 『司書 55 年 の思い出 』 も り・ きよし 著 もり・ きよ し氏を 偲ぶ 会 1991 ⑦ シンポ ジウ ムもり・きよ し:生誕 100 年 『 図書 館文化 史研 究』 第 24 号 2007.9 ( 777 字) B ラン ク ① 廿日出 /逸 暁 ② はつ かで/ いつ あき ③ 1901-1991 ④ 広島県 生ま れ ⑤ 1925 年竜谷 大学卒 業, 1932 年ライ プチヒ 大学 卒業 ⑥ 帝国図 書館 嘱託な どを 経て,1935 年 千葉県図 書館長 とな り,1959 年 国立国 会図 書館連絡部長に転出するまで県立図書館の経営と県下図書館事業の育成に当たっ た 。とく に移 動図書 館「 ひかり 号」 の運行 ( 1949 年 )は, 戦後図 書館 改革の 先駆 と なった。こ の間 JLA 公 共図書 館部 会長( 1955 年)などを 務め,国の 図書館 行政 に も関与 した 。また 文部 省図書 館講 習所,実践 女子大 学,千葉経 済短 期大学 などで 図 書館員 養成 に従事 した 。主要 著作 は『図 書館 活動の 拡張 とその 背景 』に収 められ て いる。 ⑦ 『千葉 県立 中央図 書館 三十年 略史 :大正 13 年 -昭和 30 年』 千葉 県立中 央図 書 館 創立三 十周 年記念 事業 実施委 員会 編 千 葉県 立中央 図書 館創立 30 周 年記念事 業 委 員会 1956 ⑦『千葉 県図 書館史 』 千葉県 図書 館史編 纂委 員会編 千 葉県立 中央 図書館 1968 ⑦ 廿日出 逸暁 略年譜 『 図書 館活動 の拡張 とそ の背景:私 の図書 館生 活 50 年』 図 書 館活動 50 年 記念刊行 会 1981 ( 412 字) C ラン ク ① 片岡/ 小五 郎 ② かた おか/ こご ろう ③ 1882-1929 ④ ? ⑤ ? ⑥ 千 葉 県 立図 書 館 司 書( 1924-1929), 千 葉 県図 書 館 協 会理 事 ( 1926-1929)。著 作 に 「日本 図書 館協会 革新 の提唱 と吾 邦図書 事業 の発展 策」( 1926)など がある 。 ⑦『千葉 県図 書館史 』 千葉県 図書 館史編 纂委 員会編 千 葉県立 中央 図書館 1968 ( 115 字 ) 以上 3
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