論語教室だより 第十九号 - 寺子屋・こども論語教室

論語教室だより
『寺子屋・こども論語塾』世話人会
第 19 号
2012(平成24)年9月15日(土)
論語との出会い
塾生保護者
道端
堅太郎
新田先生にお会いしたのは、今から 1 年半程前の 2011 年 1 月頃でした。開塾間もない時期でした。
論語というものは、それがどのような内容のものなのか、孔子の言葉とはどんなものなのかは、率直
なところよく理解していませんでした。また、ちょうどその頃は、東京で仕事をしており、会社は大き
な事業転換を行っている真只中でした。間もなく東日本大震災が起こり、直ぐにその影響が関東圏にも
押し寄せ、ようやく取引始めた企業との解消や、日々の停電や節電ニーズの高まり、急激に変化した環
境の中、走り回る日々でした。私、そして私達の会社は、不安の中、先行き不透明なまま霧の中をさま
よっている状況でしたので、論語が始まる、次世代の子ども達に向けた寺子屋が始るといって母から紹
介されたとしても、なかなか時間が取れない状況でした。私は母のお勧めだからという思いで北大寺へ
向かいました。
大袈裟な表現かもしれませんが、これからの人生の基点だと感じた年でした。子ども達は、傍らで一
生懸命に新田先生と素読を繰り返していましたが、私は保護者向けに配布される解説版ばかりに目を向
け、次々に心情を察するがごとくの学而第一の内容に感服していました。心は晴れ、心の中が澄んでい
くのを今でも覚えています。それと同時に、仁の心をすっかりと忘れていたことが何より辛く悲しい気
持ちでした。
新田先生と論語と出会ってから早くも 1 年が経ちました。先日、新田先生のお話の中で、千里の道も
一歩から。という言葉が発せられました。その言葉が忘れられません。矢張り一歩ずつ進むしか無い、
一歩ずつ歩むことが、肝要なんだと感じる此の頃であります。
ふじしま
藤嶌
り
の
梨乃 さん
<氏
名>
なかじま
中島
ちひろ さん
札幌市立発寒東小学校・4 年
<学校名・学年>
札幌市立八軒小学校・3 年
体育・図工・国語
<好きな教科>
図工・音楽
ピアノ
<趣
味>
工作・歌・絵を描くこと
両親
<尊敬する人>
お父さん
ハンバーグ、ブドウジュース
<好きな食べ物>
ラーメン
<その他>
小さい子のお世話をすることが得意
だそうです。
<先生からのコメント>
学校では音楽が一番楽しいとのこ
と。論語塾は、坐禅がちょっときつ
いけど、素読は楽しいと話してくれ
ました。また、ちひろさんは現在、
消防団に入って週に 1 回程度活動し
ているそうです。ちひろさんの夢は
ケーキ屋さんになることだそうで
す。ちひろ さんは、心の優しい女の
子だと先生は思います。今迄同様、
今後も家族全員で論語塾に来てほし
いと願っています。
走ることが大好きだそうです。
学校は毎日とても楽しいそうです。ま
た論語塾も楽しく通っていると話してく
れました。
梨乃さんは、テレビでリフォームの番
組を見るのが大好きで、将来は設計士に
なることが夢のようです。しっかり者の
明るい梨乃さんは、きっと素敵な女の子
に成長していくと先生は思っています。
これからも兄妹仲良くして祖母様と一緒
に論語塾に来て下さいね。
※ 10 月の塾生紹介は、中島千諒君と街道太陽君を紹介します。