資料 2
MJ 文字情報一覧表非漢字・変体仮名（案）について
2015 年 6 月 5 日
文字情報基盤事務局
1
概要
現在，公開されている MJ 文字情報一覧表は，漢字の文字情報を掲載するための一
覧表となっており部首・画数，読み等の項目を掲載している。一方で，非漢字・変
体仮名はそれぞれ異なる情報が必要となるため，MJ 文字情報一覧表とは別の表と
して作成し，MJ 文字情報一覧表非漢字，MJ 文字情報一覧表変体仮名として，
別々にバージョン管理することとする。
1.1
レパートリー
1.1.1 非漢字
JIS X 0213 の非漢字をレパートリーとする。なお、戸籍統一文字には，773
文字の非漢字が含まれており。そのうち，「文字区分」が「変体かな」となっ
ているものが 168 文字であり，残りの 605 文字は JIS X 0208 及び JIS X 0213
に対応するものである。
（参考資料 2 戸籍統一文字における非漢字について）
1.1.2 変体仮名
2015 年 3 月の文字情報基盤ワーキンググループ資料 2 の通り，レパートリー
については，行政用変体仮名と学術用変体仮名の和集合 286 図形に加えて，
オランダ提案 WG2 N3698 に固有な 9 図形も含める。なお，一つの字母が複
数の音価を持つ場合は，同一の図形を用いて，別の MJ 文字図形を割り当て，
合計 308 となる。
（別紙 1 ）
行政用変体仮名
22
学術用変体仮名
146
118
行政用と学術用に共通
行政用のみ
22 図形
学術用のみ
118 図形
オランダ提案固有
オランダ提案固有
9
146 図形
合計
9 図形
295 図形
1.2
MJ 文字図形名の付与方法
既存の MJ 文字図形名とは連続しないプレフィックスを付与し，JIS X 0213
の非漢字については MJ090001～とし，変体仮名については MJ095000～
として，MJ 文字図形名から JIS X 0213 非漢字・変体仮名であることを識
別できるようにする。
JIS X 0213 非漢字は，UCS 符号位置順に MJ 文字図形身を付与し，合成列
で表現されるものは，符号位置で表現されるものの後とする。変体仮名につ
いては，音価の UCS 符号位置，字母の UCS 符号位置を規準にして，MJ 文
字図形名を付与する。
1.3
項目一覧
非漢字・変体仮名の項目一覧には、文字名を掲載する。変体仮名については，
ISO/IEC 10646 に符号化の提案を予定しているため，文字名の案を掲載す
ることとする（その他の項目については，別紙 2 MJ 文字情報一覧表非漢字・
変体仮名（案）項目一覧を参照）
。
2
公開及びスケジュールについて
2.1
公開について
MJ 文字情報一覧表非漢字・変体仮名（案）は，を 2015 年 6 月下旬に公開
を行い，約 2 ヶ月間の意見募集を実施する。意見募集の内容を踏まえた上で，
正式版として MJ 文字情報一覧表非漢字・変体仮名を 9 月に公開する。
2.2
スケジュール

6 月下旬非漢字・変体仮名（案）の公開，意見募集を開始

8 月中旬意見募集期間の終了

８月下旬文字情報基盤ワーキンググループの開催

9 月上旬 MJ 文字情報一覧表非漢字・変体仮名（正式版）公開

10 月中旬
JTC1/SC2 松江会議
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