日本パブリックリレーションズ協会会員誌 2014 年 3 月号 2015 年 5 月 NO.263 T O P I C S 「「グローバル」な視点を育み、 国際交流促進の機会を提供する交流委員会」 (公社)日本パブリックリレーションズ協会 理事 市瀬朱実 MESSAGE P3 「第 17 回PRプランナー資格認定検定試験 1 次試験受験予約申込は 6 月 1 日(月)から」 ATTENTION 公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会 〒106-0032 東京都港区六本木 6 丁目 2 番 31 号 六本木ヒルズノースタワー5F 電話(03)5413-6760 ファックス(03)5413-2147 URL http://www.prsj.or.jp/ 関西支部 〒530-0003 大阪市北区堂島 2-1-27 桜橋千代田ビル 3F 電話(06)6344-3002 ファックス(06)6344-3005 発行人:近見 竹彦 P5 5月~6月のスケジュール 1 MESSAGE(メッセージ) 「「グローバル」な視点を育み、国際交流促進の機会を提供する交流委員会」 3 ATTENTION((お知らせ) 「第17回「PRプランナー資格認定検定 1次試験受験予約申込は6月1日(月)から」 4 BULLETIN(活動報告) 「広報PRアカデミー2015「広報・PR基礎講座」を秋葉原で開講」 5 〃 「PRプランナー資格認定制度 PRプランナーは累計1,845名に!」 6 〃 「特別国際セミナー開催報告「ザ・ハフィントン・ポスト」日本版編集長 高橋浩祐氏」(会員限定) 8 REPORT(講演レポート) 「第163回定例研究会 企業不祥事と報道」(会員限定) 9 VOICE of PR Planner 「PRプランナーの資格を取得したときの喜びをいつまでも」 10 PR TREND(PRトレンド(関西) 「行くで東京!獲るでメダル!東京オリンピック・パラリンピックで近大旋風を巻き起こし、関西を元気に」 12 協会掲載記事 「PRSJ in Media 4 月」 14 掲示板 「HAYMARKET社主催のイベントのお知らせ」 15 PRプランナー資格認定 検定 2 次試験 日 時 会 場 : : 5 月 17 日(日) 9:30~16:00 学習院大学 目白キャンパス西 5 号館(東京) 毎日インテシオ(大阪) AQUA博多(福岡) 第 165 回定例研究会 日 時 会 場 講 師 テーマ : : : : 5 月 20 日(水) 12:00~14:00 六本木アカデミーヒルズ 49「カンファレンスルーム」 日本経済新聞東京本社 編集局 企業報道部長 野澤正憲氏 「日本経済新聞社の企業取材の体制と報道 ~野澤企業報道部長が部員に託していること~」 第 19 回広報ゼミ(企業部会) 日 時 会 場 講 師 : : : テーマ : 5 月 21 日(月) 18:00~19:30 富士通㈱ 汐留本社 24Fセミナールーム ㈱博報堂DYメディアパートナーズ メディア・コミュニケーションプロデューサー 森永真弓氏 「ソーシャルメディア時代の情報リスク対策」 日 時 会 場 : : 6 月 4 日(木) 15:30~ スカパースタジオ見学(スカパーJSAT㈱ 東京メディアセンター) 第 12 回広報活動研究会 (企業部会) 予 告 通 常 総 会 開 催 日 時 : 2015 年 6 月 1 日(月) 通常総会 16:30~(予定)/ 懇親パーティ 18:30~(予定) 会 場 : グランドハイアット東京 2F 通常総会 「アニス」 懇親パーティ 「バジル」 -1- 定例理事会 幹部会 教育委員会 資格委員会 交流委員会 広報委員会 顕彰委員会 企業部会幹事会 PR業部会幹事会 (5月度) (6月度) (5月度) (6月度) (5月度) (6月度) (5月度) (6月度) (5月度) (6月度) (5月度) (6月度) (5月度) (6月度) (5月度) (6月度) (5月度) (6月度) 日 時 : 場 所 : 日 時 : 場 所 : 日 時 : 会 場 : 日 時 : 会 場 : 日 時 : 会 場 : 日 時 : 会 場 : 日 時 : 会 場 : 日 時 : 会 場 : 日 時 : 会 場 : -2- 5 月 12 日 (火) 6月 9 日 (火) 六本木ヒルズクラブ 12:00~14:00 12:00~14:00 4 月 14 日 (火) 6月 9 日 (火) 協会会議室 10:30~11:45 10:30~11:45 5 月 18 日 (月) 未定 協会会議室 12:00~13:30 5 月 21 日 (木) 6 月 25 日 (木) 協会会議室 17:00~18:30 12:00~14:00 5 月 21 日 (木) 6 月 18 日 (木) 協会会議室 12:00~13:30 12:00~13:30 5月 8 日 (金) 6月 3 日 (水) 協会会議室 12:00~14:00 12:00~14:00 5 月 27 日 (水) 6 月 17 日 (水) 協会会議室 16:00~18:00 16:00~18:00 5月 7 日 (木) 6月 8 日 (月) 協会会議室 17:00~18:00 17:00~18:00 5 月 19 日 (火) 6 月 16 日 (火) 協会会議室 16:00~18:00 16:00~18:00 「グローバル」な視点を育み、 国際交流促進の機会を提供する交流委員会 公益社団法人 日本パブリックリレーションズ協会 理事 市瀬朱実 時代のキーワードは「デジタル」と「グローバル」…… 今やPRパーソンにとっても抗えない 流れとなりました。 「デジタル」については教育委員会や広報委員会で重点項目として取り上げ、当協会会員の間で も常に話題となっているところです。 同時に、グローバルな視点なしには企業活動はもちろんのこと、広報活動も十分とは言えない 時代……国際的視野を育み、国際ネットワークを築いていくことはPRパーソンにとって重要な 課題のひとつとなっています。 このような中、交流委員会では「グローバル」をキーワードとした活動を柱の 1 つに据え、様 々な活動を行っています。 昨年度の活動の中では、 「異文化勉強会」の一環として、オランダ大使館とインドネシア大使館 訪問を企画、実施しました。欧米とアジア、それぞれ異なる政治・経済・文化的背景をもつ 2 つ の国について、基本的な知識から最新の情報まで広く勉強するとともに、当協会の公的な国際交 流の場として、また会員と大使館員との交流を通じて、国際ネットワークづくりの一環として役 立つ企画となりました。 さらに、大使館で用意していただいた現地の飲みものや料理、文化に触れる催しなど、参加者 の方々には大いに楽しんでいただくことができました。 特別国際セミナーとしては 、昨年 7 月にシリコンバレーに本社を置くホフマンエージェンシー CEO ルー ホフマン氏から「消えゆく境界線~広報とデジタルマーケティング」というタイト ルで講演いただきました。また、 「ウォール・ストリート・ジャーナル日本版勉強会」は、同紙の 小野由美子編集長を招き、国際メディアを理解し、ネットワークに組み入れていくための企画と して、参加者の好評を得ました。 海外視察旅行は数年に一度の実施ですが、一昨年の米国視察旅行では、ニューヨークとワシン トンでグローバルに展開するPR会社や国際メディアを訪問したほか、ワシントンでパブリック ・アフェアーズをテーマに研修し、帰国後には報告会を兼ねたパネル・ディスカッションも開催 しています。今年度は次回実施に向けて、調査活動を開始する予定です。 去る 4 月 20 日には、「デジタル」と「グローバル」両方の視点から、最強の国際ネットメディ ア「ザ・ハフィントン・ポスト」日本版の高橋浩祐編集長をお招きして、特別国際セミナーを開 催しました。 このように二つのキーワードは統合的に融合していく方向にありますので、会員の皆様に「デ ジタル」&「グローバル」な視点からの知見を得る機会も合わせてご提供できれば、と考えてい ます。 交流委員会の企画にご期待ください。 -3- 第 17 回「PRプランナー資格認定検定試験」 1次試験受験予約申込は 6 月 1 日(月)から! 東京・大阪・名古屋・札幌で実施! 資 格 委 員 会 第 17 回PRプランナー資格認定検定試験 1 次試験(実施:8 月 23 日(日))は、東京・大阪・ 名古屋・札幌の 4 会場で実施します。 日本PR協会が認定する「PRプランナー資格認定制度」は、広報・PRの業務に求められる 専門的な知識やスキル、職能意識等を検定し資格として認定する、公益法人としてわが国唯一の 資格制度です。検定試験は 1 次から 3 次にわたり、さらに書類審査を経て、広報・PRに関する 高い専門能力の保有を認定する「PRプランナー」資格を取得することができます。本制度は 2007 年より発足しすでに 15 回の試験を実施、難関を突破し資格を取得した 1,845 名のPRプランナー が一般企業やPR関連会社、政府機関や自治体等で活躍しています。 受験予約申込は、6 月 1 日(月)からとなっておりますが、定員に達し次第締め切らせていた だきますので、予めご了承くださいますようお願い申し上げます。 試験会場 会 場 名 ・ 住 所 会 場 ア ク セ ス 試 験 日 募 集 定 員 受験応募・申込方法 受 験 予 約 期 間 申込書送付期間 合 否 通 知 送 付 PRプランナー資格認定検定試験/1 次試験 実施概要 東京会場 大阪会場 名古屋会場 札幌会場 早稲田大学 早稲 毎日インテシオ AP名古屋 北海道建設会館 田キャンパス 11 4F大会議室 名駅 IMAI ビル7F 号館 東京都新宿区戸 大阪市北区梅田 名古屋市中村区 札幌市中央区北 4 塚町 1-104 3-4-5 名駅 4-10-25 条西 3 丁目 JR・西武新宿線 JR「大阪駅」か 「名古屋駅」より JR「札幌駅」よ 「高田馬場駅」よ ら西梅田地下歩 徒歩約 5 分 り徒歩約 3 分 り徒歩 20 分、東 行者道を通り徒 京メトロ東西線 歩約 15 分 「早稲田駅」より 徒歩 5 分、東京メ トロ副都心線「西 早稲田駅」より徒 歩 17 分 2015 年 8 月 23 日(日) 400 名 80 名 80 名 80 名※ 資格制度Webサイトで受験予約を行った上、申込書を郵送 2015 年 6 月 1 日(月)~2015 年 7 月 17 日(金) 2015 年 6 月 2 日(火)~2015 年 7 月 24 日(金)<必着> 2015 年 9 月 4 日(金)発送 ・実施会場は変更となる場合がございますので、予めご了承ください。 ・※最少実施人数あり。最少実施人数に満たない場合は、受験料のご返金、もしくは東京・大阪・名古屋のいず れかの会場に変更となりますので、予めご了承ください。 今後の試験実施スケジュール(予定) 第 17 回 2 次試験…試験日:2015 年 11 月 15 日(日)、試験会場:東京・大阪・名古屋 第 17 回 3 次試験…試験日:2016 年 1 月 23 日(土)、試験会場:東京のみ 試験の詳細は、PRプランナー資格制度Webサイトをご参照ください。 -4- 広報PRアカデミー2015 「広報・PR基礎講座」 を秋葉原で開講 4 月 21 日~22 日、富士ソフト・アキバプラザに 60 余名が学ぶ 教 育 委 員 会 さる 4 月 21 日~23 日の 3 日間、当協会・教育委員会は、 「広報PRアカデミー2015」の皮切り となる「広報・PR基礎講座」を東京・秋葉原の「富士ソフト・アキバプラザ」にて開講いたし ました。 「広報・PR基礎講座」は、異動や新 入社により広報・PRに初めて携われる 新任者を主な対象として、広報・PRの 実務専門家や企業マネージャ、弁護士な どのベテラン講師の指導のもとに、実務 遂行に求められる幅広い知識や考え方、 実用的なスキルの習得を目的とする研 修講座です。 3 日間にわたり朝から夕方までみっ ちりとスケジュールされた講座では、パ ブリックリレーションズ、企業広報、イ ンターナル・コミュニケーションズ、マ スメディアやデジタルメディアなど広 報・PRの対象となる領域について講義 を通じて学び、さらにニュースリリース やメディアリレーションズの実務に関 する演習をとおして業務に必要な知識 及びスキルを身につけることができま す。 特に今年はマーケティングPRの基 本を習得する講座を新設するなど、広 報・PRの現場ニーズに応えています。 講座では、事業会社の広報・PR部門 やPR会社、各種団体等に勤務する受講 者 60 余名が首都近郊のみならず地方か らも参加し、3 日間にわたり広報・PR 業務の基本を学びました。企業や業界の 壁をこえた受講者は演習におけるディスカッション等の機会を通じ次第に交流を深め、当初緊張 に満ちていた講座も、最後はすっかりなごんだ雰囲気のなかで終了を迎えました。 本講座に参加した多数が、PR会社や企業の広報・PR部門などそれぞれの職場において知識 やスキルを深め、次代を担う広報・PRパーソンとして羽ばたくことが期待されています。 -5- ●活動報告 「PRプランナー資格認定制度」 78 名の 2014 年度後期(第 15 回)PRプランナー誕生 PRプランナーは累計 1,845 名に! 今年 1 月に実施された第 15 回PRプランナー資格認定検定試験/3 次試験の合格者 84 名のう ち 78 名が、3 月に行われた書類審査を経て、PRプランナーの資格を取得されました。 ここに、長期間にわたるご奮闘に敬意と祝意を表してご氏名を公表させていただきますととも に、今後のさらなるご研鑽とご活躍を期待いたします。 2014 年度後期(第 15 回) PRSJ 認定PRプランナー (50 音順/敬称略) ◇個人名、所属団体・企業名で掲載了承をいただきました方 阿部 露美 石田 隆雄 岩崎 奈緒子 岡本 詩織 落合 祥子 笠原 憲 菊地 啓二 五木田 和夫 正司 彩 高橋 美保子 佃田 淳 永田 るり子 中村 直人 二関 学 萩原 健太郎 三好 真史 山口 瞳 (札幌医科大学) 石井 雅巳 (東芝メディカルシステムズ(株)) 稲田 侑花 (DIAM アセットマネジメント(株)) 岡田 明子 (エンカレッジ・テクノロジ(株)) 小川 千尋 (日本発条(株)) 小幡 恭子 ((有)ASOBOT) 川上 久直 ((株)電通パブリックリレーションズ) 熊谷 栄 (損保ジャパン日本興亜リスクマネジメント(株)) 貞光 尊子 ((株)電通パブリックリレーションズ) 杉本 隆行 ((株)インテグレート) 達川 幸子 (エイベックス・デジタル(株)) 永井 伸英 (ポイント・フォワード) 中村 彰呉 (大日本印刷(株)) 西村 修 (学校法人法政大学) 野崎 博和 (静岡ガス(株)) 堀切園 智香 (西日本高速道路(株)) 矢野 正一 (トレンダーズ(株)) 横山 哲也 ((株)総宣アド) (パナソニック(株)エコソリューションズ社) ((株)メンバーズ) ((株)朋栄) ((株)大広) ((株)NTTぷらら) ((株)そごう・西武) ((株)電通パブリックリレーションズ) ((株)サカタのタネ) ((株)元林) ((株)文化工房) (日本電信電話(株)) ((株)NTTドコモ) (TAC(株)) (ターナージャパン(株)) (広島県) (東映アニメーション(株)) ◇個人名、所属団体・企業種別で掲載了承をいただきました方 伊藤 閑田 釘嶋 鈴木 田中 貴司 瑞恵 さや香 賢 久美香 (一般企業(広報・PR関連部署)) (一般企業(広報・PR関連部署)) (一般企業(広報・PR関連部署)) (教育機関) (一般企業(広報・PR関連部署)) 皆藤 北澤 杉山 高橋 堀内 -6- 昌利 あゆな 賢祐 信恵 淳 (教育機関) (PR関連会社) (一般企業(広報・PR関連部署)) (一般企業(広報・PR関連部署)) (一般企業(広報・PR関連部署)) ●活動報告 ◇所属団体・企業名で掲載了承をいただきました方 (株)アサツー ディ・ケイ Oak キャピタル(株) 住友金属鉱山(株) 流山市役所 (株)ライズ広告社 …女性 1 名 …男性 1 名 …男性 1 名 …女性 1 名 …男性 1 名 エム・エム・エス・コミュニケーションズ(株)…女性 1 名 (株)オリエンタルランド …男性 1 名 (株)電通 …女性 1 名 (株)文化工房 …男性 2 名 ◇所属団体・企業種別で掲載了承をいただきました方 PR関連会社 …女性 1 名 一般企業(広報・PR関連部署)…男性 3 名 女性 5 名 一般企業(その他の部署) …男性 4 名 女性 2 名 ※上記PRプランナーの皆様には、事前に掲載の承諾を得ております。 <3 次試験合格者プロフィール(第 1~15 回累計)> PR業/ PR関連業 一般企業 一般企業 (広報PR関連) (その他) 各種団体 教育機関 自治体 その他 全体 男 性 受験者 551 名 678 名 121 名 19 名 46 名 59 名 72 名 1546 名 合格者 384 名 440 名 71 名 13 名 25 名 36 名 47 名 1016 名 女 性 受験者 334 名 654 名 83 名 22 名 24 名 31 名 59 名 1207 名 合格者 267 名 448 名 50 名 12 名 20 名 20 名 38 名 855 名 受験者 885 名 1332 名 204 名 41 名 70 名 90 名 131 名 2753 名 (全体比) 32.1% 48.4% 7.4% 1.5% 2.5% 3.3% 4.8% 100.0% 合格者 651 名 888 名 121 名 25 名 45 名 56 名 85 名 1871 名 (全体比) 34.8% 47.5% 6.5% 1.3% 2.4% 3.0% 4.5% 100.0% 合格率 73.6% 66.7% 59.3% 61.0% 64.3% 62.2% 64.9% 68.0% 全 体 -7- ●活動報告 会 員 限 定 特別国際セミナー開催報告 「ザ・ハフィントン・ポスト」日本版 高橋浩祐編集長 「新時代のジャーナリズムをけん引する 国際ネット・メディアの使命と今後の展開」 交 流 委 員 会 ■講演日:2015 年 4 月 20 日(月) ■講 師:「ザ・ハフィントン・ポスト」日本版編集長 高橋浩祐氏 ■場 所:公益社団法人日本記者クラブ(日本プレスセンタービル 9F)「宴会場」 ■参加人数:48名 交流委員会では年に数回、国際的にご活躍されている皆様のお話をお伺いするセミナーを主催 しています。 この度は、「ザ・ハフィントン・ポスト」日本版の高橋浩祐編集長をお迎えし、「新時代のジ ャーナリズムをけん引する国際ネット・メディア『ザ・ハフィントン・ポスト』の使命と今後の 展開」についてお話をいただきました。 -8- 会 員 限 定 第163回定例研究会 企業不祥事と報道 —共同通信 社会部の視点ー 講 師:共同通信社 編集局次長 兼 社会部長 出口 修 氏 第163回(3月度)は3月25日(水)六本木アカデミーヒルズにて、共同通信社 編集局社会部長 出 口 修氏をお迎えし、「企業不祥事と報道-共同通信社会部の視点-」をテーマとして、事件や事 故等における企業の危機管理に関するメディアの立場からご講演いただきました。 参加者は53名でした。 -9- PRプランナーの資格を取得したときの 喜びをいつまでも パナソニック株式会社 エコソリューションズ社 稲田侑花 パナホーム株式会社の寺谷信弥さんからバトンを引き継ぎました。パナソニック株式会社 エコ ソリューションズ社で広報を担当している稲田と申します。 エコソリューションズ社は、パナソニックグループにおいて、LED照明や配線器具、キッチ ン、バス、トイレなど住まいの設備機器や建材などを取り扱っている社内カンパニーです。 私が、PRプランナーの資格制度について初めて知り、受験を決意したのは、大学生のときで した。当時、PR会社の社長であり、大学の外部講師でもあった先生の授業を受けていた私は、 その先生からPRの歴史の奥深さなど、その真髄を学び、さらにPRプランナーの資格制度につ いても教えていただきました。授業を通して、PRという仕事に惹かれていった私は、早速、参 考書を手にとり、勉強を始めました。また、それと平行して、当時、アルバイトしていたコンサ ルティング会社で、ある服飾メーカーと一緒に、卒業生対象の袴ファッションショーのイベント を企画していました。そのときの、イベントの企画・集客・運営は、私にとって初めてのPRの 仕事でした。参考書からPRに関する知識を得ながら、一方で、その知識をを実践の場で生かす ことが、非常に楽しかったことを憶えています。 しばらくして、1 次試験(PRプランナー補)に無事合格し、現在の会社に就職しました。 配属は希望通りの広報部門でした。 広報の仕事では、リリース作成や取材対応、Webを活用した情報配信を担当していますが、 PRプランナーの資格取得のための勉強で得た知識を実践で生かすことができ、非常に役に立っ ています。 また、現在、エコソリューションズ社では、会社の公式 Facebook の運営スタッフにも選任され、 公式的なニュースリリースとは別に日々、住まいやくらしに関する情報を発信しています。 今やSNSは、一般のお客様(消費者)への直接的な情報発信をする際の有効なコミュニケー ション手法としてかかせない存在です。当社では、先述の通り、住宅に関する設備機器や建材を 取り扱っています。照明器具やキッチン、バスなどは、毎日使用する身近な生活の機器や設備で すが、一般的な家電製品と違い、なかなか製品の特長や良さを伝えるのが難しい製品です。どの ようにすれば、当社製品の良さを伝えることができるか、お客様の困りごとは何か、その困りご とを解決できる当社製品にいかに興味を持っていただけるかを日々、試行錯誤しながら考え、投 稿する内容や画像に工夫をしながら運営しています。よろしければ、ぜひ「いいね!」をお願い します。 Facebook 『パナソニックの住まい・くらし方情報「すむすむ」』 :http://www.facebook.com/Panasonic.sumai - 10 - ●Voice of PR Planner 入社 5 年目の今年の 2 月、広報の仕事の幅がさらに広がり、これまで以上に知識や能力が必要 なことを痛感し、PRプランナーの取得を決意しました。私が所属する広報部門には、PRプラ ンナーの資格を持つ社員が 4 名おり、負けていられないという思いもありました。受験を決意し たときは、試験会場が大阪ではなく東京だったのですが、居ても立ってもいられず、東京まで試 験を受けに行きました。 東京まで受験しに行った甲斐もあって、PRプランナーの試験に合格。なんだか一人前の「広 報人」の称号をいただけたような気分で、合格を家族とともに喜び合いました。今でもその嬉し さは忘れることができません。 しかし、その一方で、PRプランナーという資格を取得したことで、仕事に対する責任もこれ まで以上に強く感じています。資格取得が、ゴールではなく、やっと広報のプロとして、スター トラインに立ったのだと感じています。今後は、日本PR協会が開催するセミナーや交流会にな どに積極的に参加し、ほかの企業にお勤めのPRプランナーの方々と情報交換を行い、刺激を受 け、さらにプロ意識を高めて、広報のプロとしての仕事を極めていきたいと思っています。 PRプランナーの資格を取得したときの喜びをいつまでも忘れずに、報道機関の方々に対して は、もちろんのこと、当社のお客様をはじめ、さまざまなステークホルダーのみなさんとの相互 コミュニケーションを通じて、パナソニックの企業価値・ブランド価値のさらなる向上に努めて いきたいと思います。 PRプランナーのみなさま、PRプランナーを目指されているみなさま、セミナーや交流会場 でお会いした際は、どうぞ、よろしくお願いします! さて、次回は、㈱ Mizkan Holdingsの今井福生さんにお願いします。 素敵なストーリーを楽しみにしています。 - 11 - <コラム関西の風> 「行くで東京! 獲るでメダル!」 東京オリンピック・パラリンピックで近大旋風を巻き起こし、 関西を元気に! 学校法人 近畿大学 広報部長、水上競技部長 世耕石弘 ラグビーの平尾誠二、大八木淳史、アメリカンフットボールの東海辰弥。いずれも大学スポー ツ史に燦然と輝く関西の大学の名選手。当時は競技に興味のない、近所の「おばちゃん」にさえ も彼らの名前は知られていた。 現在はどうだろうか? 関西の大学スポーツはイマイチ元気がない。近年では世間で知られる ような知名度の高い選手も排出されておらず、また、ラグビー、野球などのメジャー競技では関 東勢に押されっぱなしの感がある。 「早慶戦」「早明戦」のように、在学生、卒業生で競技場が埋 め尽くされるような試合もほとんどない。一方で、関東ローカルの大会「箱根駅伝」が関西を含 める全国ネットで正月にテレビ放映され、大学スポーツの華となっている。残念ながら関西の大 学には出場する権利さえない。 ちなみに長距離走に関しては全国的に見ても関西の高校が強いのだが、卒業後は「箱根駅伝」 出場を夢見て多くの強豪選手が関東の大学に進学している。他の競技でもメジャー・マイナー問 わず、強豪選手の関東の大学への流出が顕著になっている。こうした状況は、関西で生まれ育ち、 関西の大学に勤務する者にとっては非常に寂しい限りである。 そんな中、2020 年に東京オリンピック・パラリンピック(東京五輪)が開催されることが決定 した。2012 年のロンドンオリンピックには、近大関係者として在学生の川中香緒里(アーチェリ ー)、卒業生の古川高晴(アーチェリー、近大職員)、寺川 綾(競泳) 、入江陵介(競泳)、蟹江美 貴(アーチェリー)らが出場。大学別では日体大に次ぐ数のメダルを獲得したが、果たして 2020 年にもそのような活躍を目にすることができるのか、私にはその姿を思い描くことができなかっ た。 五輪開催決定によって、東京ではあらゆる種目の競技場の整備が一気に行われることになる。 練習環境が整うとなれば、強豪選手の関東への流出が更に加速することは想像に難くない。東京 五輪は日本人にとって最高の喜びであるが、関西の大学人としてはある意味大きな危機だと感じ た。そこで近畿大学では、東京五輪に向け、東京五輪強化クラブとして「水上競技」 「洋弓(アー チェリー)」「ボクシング」の各クラブを指定し、支援を強化することとした。アテネ五輪競泳銀 メダリストの山本貴司や、元プロボクサーの赤井英和など多彩な指導者を巻き込んで記者会見を 実施し、「行くで東京! 獲るでメダル!」を合言葉に、関東に対して挑戦状を叩きつけた。 - 12 - ●PRトレンド(関西) 東京五輪での活躍によって大学の知名度 を上げたいとは全く思っていない。確かに 過去には知名度向上のためにクラブの強化 を図った時代もあったが、 「近大マグロ」の 完全養殖を代表とする研究・教育の充実に よって知名度も飛躍的に上がってきており、 今更スポーツに頼る必要もない。クラブ強 化が実を結び、東京五輪で近畿大学の選手 が活躍することによって、在学生、卒業生、 そして何より地元関西を熱狂させることが できればと思っている。これも立派な大学 の地域貢献である。私も近畿大学水上競技 部長として、東京五輪でのメダル獲得に向 けてしっかりサポートしていきたい。 昨年 5 月 30 日に行った近畿大学の東京五輪強化指定クラブ の記者発表光景 東京五輪の表彰台から、数々の関西在住の選手がメダル獲得の喜びを関西弁で発信し、凱旋パ レードを見に来た人が御堂筋を埋め尽くす……。 そんな様子を思い浮かべるだけでワクワクしてくるではないか。 行くで東京! 獲るでメダル! - 13 - ●協会掲載記事 PRSJ in Media ● 4月 1 日(水) 『月刊広報会議』 5月号 同誌の 10 周年記念特集「理想のPRを創造する」において、当協会の近見竹彦理事長と(株) 博報堂ケトル代表の嶋浩一郎氏による対談記事が 3 ページにわたって掲載されました。 「評価される広報の専門性とは」をタイトルとするこの対談では、パブリックリレーションズの 位置付けの変化、PRに関する評価と重要性の高まり、評価の困難さなどについて、 「カンヌライ オンズ国際クリエビティフェスティバル」や「ギネスブック」 「ミシュランガイド」などの事例を 交えて語られました。記事は、最後の次世代を担う広報パーソンに向けたお二人からのメッセー ジで締めくくられています。 ● 4月 1 日(水) 『月刊広報会議』 5月号 『月刊広報会議』5 月号における当協会の連載コラムに、当協会が主催した「2014 年度PRア ワードグランプリ」を紹介する内容が掲載されました。 本コラムでは、まず 2014 年度は 2 作品がグランプリを同時受賞したことに触れ、受賞した 2 作 品である「地方の生産者と、都市の生活者との断絶を克服。世界初の食べる月刊情報誌『東北食 べる通信』創刊&ブランディング作業」 (東北開墾、電通)と「ピリピリ!ジンジン!チクチク! 見えない痛みどう伝える?産学共同プロジェクト『オノマトペラボ』 「痛みのオノマトペ」で 医療現場におけるコミュニケーション課題を解決」 (ファイザー、オズマピーアール)のプロジェ クト概要が紹介されています。 (事務局・真部) 編集担当より 会員のみなさんの情報をお寄せください!! 本誌では会員の動向・消息や、会員から会員へのお知らせなどを積極的に掲載いたします。 ビジネスに直結する情報に限らず、会員交流に関するものでも結構ですので是非ご一報くだ さい。 - 14 - ●掲示板 HAYMARKET 社主催のイベントのお知らせ PR360Asia 日時:2015 年 6 月 18 日(木) 場所:香港JW Marriott 料金:料金は申込時期等で細かく分かれています。詳細はウェブサイトでご確認ください。 ウェブサイト:http://www.pr360.asia/ 今年で 3 年目になるPR360Asiaは、世界で最も急速な成長を続けるアジアのコミュニケーション の状況について考察する会議です。PR360Asiaでは、PR業界に影響を与える現実的な課題につ いて、正しく評価・分析したいという業界のニーズにこたえる会議となっています。この会議の 中心にあるのは、進化するPR業界の形からビッグデータやクライシス・マネジメントまでさま ざまなコア・トピックスで構成され、倫理的なPRとオーディエンスを結ぶプログラムです。 PR360Asiaは、ビジネスにインパクトを与える諸問題に対し、一同に集まって現実的な戦略とソ リューションを形作るため、グロバルコミュニケーション業界を先導する業界リーダーの皆様を 歓迎します。この会議は、これら重要な課題やネットワークについて討議する素晴らしい機会を 提供いたします。 会議の詳細情報は Richard Holt 氏にお問い合わせください。 電話:+852 3175 1935 email: [email protected] PRWeek Awards 2015 授賞式 日時:2015 年 6 月 18 日(木) 場所:香港JW Marriott 料金:お一人 USD 385(HKD 3,000) ※12 人のテーブル:USD 3,846 (HKD 30,000) ウェブサイト:http://www.prawardsasia.com/ PRWeek Awardsは、アジア太平洋地域のコミュニケーション業界における最も素晴らしい、成 功したキャンペーン、企業、個人を表彰するアワードです。 今年 14 年目を迎えるこのアワードは、最前線の考えを定義し、PR業界を前進させたアジア太平 洋地域のプロジェクト、コミュニケーター、エージェンシーにスポットをあてるユニークな業界 賞となっています。 授賞式の詳細情報は Xin Yan Kek 氏にお問い合わせください。 電話:+65 6579 0544 email: [email protected] PRSJの会員は、PR360Asia(会議のみ)の登録料が 10%オフになります。 - 15 - ●掲示板 http://www.pr360.asia/ - 16 - 編集担当より 本誌の内容に関するご意見・ご希望をお寄せください。 中身の濃い会員誌に育てていきたいと思いますので、 よろしくお願い致します。 広報委員会 Eメール FAX [email protected] 03-5413-2147 ※ 禁転載
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