2015春季生活闘争第7号 発 行 中小共闘センター 発行人

2015春季生活闘争第7号
発 行 中小共闘センター
発行人 進藤 衛
2015・3・31
連合秋田労働局 中小共闘センター/非正規労働センター
〒010-0001 秋田市中通 6 丁目 7-36
TEL.018-833-0505
2015春季生活闘争・秋田県第2次統一行動日の週(連合秋田設定『ヤマ場3月23日~3月31日』の期
間中に地域で開催)の3月25日(水)、連合秋田・中央地協主催で、標記集会を秋田市駅前アゴラ広場で開催、
秋田市内を中心とした構成組織から約70名の組合員が参加しました。
集会の冒頭、東海林
悟会長は「2015春季生活闘争は、中央の先行組合で昨年を上回る成果を引き出し、
賃上げを継続するという流れ、道筋がつくられつつあるが、地域においてはこれから交渉が本格化する。粘り強
い交渉で大幅な賃上げを勝ち取り、地域経済の好循環を実現したい。また、働く者の処遇改善の取り組みと同時
に、政策・制度の実現にも力を尽くさなければならない。そのためにも第 18 回統一地方選挙において連合秋田
推薦候補者全員の当選を勝ち取るべく、連合秋田は全力を尽くす。」と述べました。次に、藤井 真悟事務局長
より2015春季生活闘争について「現時点で要求組合数は昨年同時期を下回っているが、要求額は9,500
円を超える金額となっており、果敢な取り組みが展開されている。多くの組合で今週を中心に回答指定日を設定
していることから、集計数も増えていくと想定される。情報収集と開示に努め、地域の相場波及に繋がる流れを
作って行きたい。」と経過報告を行いました。その後、構成組織・単組を代表し、自動車総連日産プリンス労組
佐藤 健一執行委員長(上段写真中央)、秋田県公務労協 笹木 聖寿幹事(上段写真右)からそれぞれ、今春
闘の状況報告と取り組みの決意表明をいただきました。続いて、中央地協 熊谷
智副議長から「すべての働く
仲間と連帯を深め2015春季生活闘争の勝利とともに第18回統一地方選挙の勝利に向けて総力を挙げて闘
い抜こう。」との集会アピールを提起・採択を行った後、連合秋田が推薦した県議選 3 名、秋田市議選 3 名の
立候補予定者の皆さんにご登壇いただき、中央地協 金持史宣議長の発声による「団結ガンバロー」で閉会しま
した。 集会後は秋田市内を「賃金の改善・底上げ、均等待遇実現、格差の是正、雇用の安定、労働法制改悪阻
止」などを訴えデモ行進を行いました。
地域の交渉が本格化する中、参考として連合秋田における過去10年の賃上げ額(加重平均)のグラフを作成
しました。グラフを見ると2008年に4,500円台で妥結した金額が同年のリーマンショックの影響による
世界的な不況と軌を一にして下がり続け、2011年には東日本大震災の影響等もあり10年間で最低の妥結額
となっています。その後、上昇に転じ昨年は果敢な闘いを展開した結果、この10年で最高の妥結額を獲得して
います。今次闘争では、昨年を上回る成果を目指して粘り強い闘いを展開しよう!
連合秋田春季生活闘争賃上げ額推移
(円)
(2005年-2014年 連合秋田中小共闘センター調べ)
5,000
4,707
4,800
4,553
4,600
4,400
4,205
4,329
4,195
4,000
4,042
4,033
4,200
3,871
3,844
3,800
4,070
賃上げ額
(加重平均)
3,600
3,400
3,200
3,000
3月27日(金)午前8時より、秋田県公務労協主催による標記集会が開催され連合秋田から来賓として、黒
﨑
保樹会長代行が出席し、「2015春季生活闘争は、いよいよ地域のヤマ場を向かえ、それぞれの組合で粘
り強い交渉が展開されています。民間の結果が公務労協の今後の闘いに影響することを充分認識しながら、取り
組みを展開したい。共に頑張りましょう!」と連帯の挨拶を述べました。