2014年10月

2014年10月
Guide To Emerging Markets
2014年10月
 9月の新興国株式市場は下落しました。新興国債券市場
も現地通貨建て市場、米ドル建て市場ともに下落しまし
た。一方、為替市場では、多くの新興国通貨が円に対し
て上昇しました。
 米国の早期利上げ観測や中国の経済指標の弱含み、中東
情勢などを巡る地政学リスクが、新興国市場のマイナス
要因となりました。
 ブラジルでは、10月の大統領選挙において、現職のル
セフ大統領が再選する見込みが高まったことが、市場の
懸念材料となりました。
P2~3 ……… 新興国株式市場
P4 ………….. BRICS株式の見通し
P5 ………….. 現地通貨建ておよび米ドル建て新興国債券市場
P6 ………….. アジア高利回り社債および新興国高利回り社債市場
P7 ………….. 現地通貨建ておよび米ドル建て新興国債券市場(国別)
P8 ………….. 現地通貨建て新興国債券および新興国通貨の見通し
P9~10.…….. 為替市場
P11 ………… 経済成長率
P12 ………… VIX指数と商品市況
P13 ………… 世界の市場規模
P14 ………… マーケット・レポートのご案内
P15 ………… 本資料をご覧いただく上での留意事項
1/15
本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
2014年10月
Guide To Emerging Markets
新興国株式市場
データ基準日:2014年9月末
先進国および新興国の株式市場の推移
BRICS株式市場の推移
250
250
200
200
150
150
100
100
新興国株式市場(現地通貨ベース)
ブラジル
先進国株式市場(現地通貨ベース)
50
ロシア
50
インド
新興国株式市場(円ベース)
中国
先進国株式市場(円ベース)
0
2009/9
南アフリカ
0
2010/9
2011/9
2012/9
2013/9
2009/9
2014/9
2010/9
2011/9
2012/9
2013/9
2014/9
各市場の騰落率
年初来
新
先
2/15
興
国
3ヵ月
6ヵ月
1年
3年
5年
2.9%
-0.3%
3.9%
5.7%
23.7%
20.3%
ブラジル
1.6%
0.9%
4.2%
0.9%
9.1%
-7.7%
ロシア
-9.9%
-6.9%
-0.3%
-8.8%
3.5%
6.3%
インド
22.7%
4.4%
17.9%
33.6%
55.8%
47.5%
中国
-2.1%
0.5%
3.9%
1.5%
25.8%
4.4%
南アフリカ
8.1%
-1.4%
3.7%
14.4%
56.3%
84.0%
4.7%
0.4%
4.1%
13.1%
60.3%
55.0%
米国
6.5%
0.4%
5.1%
16.9%
74.4%
87.3%
日本
1.0%
5.1%
10.1%
10.5%
74.6%
44.6%
進
国
・先進国株式市場:MSCIワールド・インデックス
・新興国株式市場:MSCIエマージング・マーケッツ・インデックス
(現地通貨ベースはPrice Index(価格指数)、円ベースは税引後配当込)
・ブラジル:MSCIブラジル・インデックス、ロシア:MSCIロシア・インデックス、
インド:MSCIインディア・インデックス、中国:MSCI中国インデックス、
南アフリカ:MSCI南アフリカ・インデックス、
米国:MSCI米国インデックス、日本:MSCI日本インデックス
(上記はいずれも、Price Index(価格指数)、現地通貨ベース)
・上記チャートはいずれも過去5年間、計算基点を100として指数化
出所:データストリームのデータをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成
本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
2014年10月
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新興国株式市場
データ基準日:2014年9月末
国別の月間騰落率
市場概況
新興国株式
-4.4%
インド
ロシア
上げに対する警戒感、市場予想を下回る中国の主要経済指標、
-0.9%
南アフリカ
-3.9%
中国
ブラジル
当月、新興国株式市場*は4.4%下落しました。米国の早期利
0.3%
スコットランドの独立をめぐる住民投票や、香港の民主化要求
-6.6%
デモなどの地政学的リスクが重なり、軟調な展開となりました。
-11.8%
チェコ
6.9%
エジプト
5.7%
アラブ首長国連邦
5.2%
ポーランド
3.5%
フィリピン
3.4%
タイ
1.0%
インドネシア
1.0%
マレーシア
-1.6%
チリ
-1.6%
韓国
台湾
-15%
しました。
▼ブラジルでは、10月初旬に控えた大統領選挙において、現
職のルセフ大統領が再選する見込みが高まりました。ルセフ
氏が再選すれば、国営企業への介入が続くとの懸念が市場に
広がりました。また、年初来の好パフォーマンスの反動の利
益確定売り圧力もあり、軟調な展開となりました。
-4.5%
-5.4%
コロンビア
ギリシャ
ラス成長に回復したことが好感され、株価は上昇基調で推移
-1.0%
メキシコ
トルコ
赤字が縮小したことや、4-6月期のGDP(国内総生産)がプ
1.6%
ハンガリー
ペルー
△エジプトでは、中央銀行が発表した2013-14年度の経常
3.8%
カタール
-5.8%
*MSCIエマージング・マーケッツ・インデックス(価格指数、現地通貨ベース)
-6.4%
-7.1%
・国別の月間騰落率は、MSCIエマージング・マーケッツ・インデックスの各国指数(Price Index(価格指数)、
現地通貨ベース)をもとに算出。
-8.9%
-10%
-5%
0%
5%
10%
上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
3/15
当月の主な変動要因
本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
出所:ブルームバーグ、データストリームのデータをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成
2014年10月
Guide To Emerging Markets
BRICS株式の見通し
データ基準日:2014年9月末
予想PER
(倍)
PBR
(倍)
予想EPS
成長率
(%)
ブ ラ ジ ル
◆10月初旬に行われた大統領選挙への不透明感から、通貨レアルの下落基調が続
いていましたが、今後は選挙結果を受けた値動きに注視が必要と考えます。
◆足元では、小売売上高や鉱工業生産指数などの経済指標が引き続き軟調であり、
ブラジル経済の先行き不透明感に対し注意が必要と考えます。
11.5
1.3
13.2
ロ
ア
◆10月末に行われるウクライナ総選挙の結果によって、ウクライナの政治状況は大きく
左右される可能性が見込まれており、ロシア株式市場も変動性が高まる可能性が考え
られることから、引き続き注意して見ています。
◆ウクライナ東部における政府軍と親ロシア派武装勢力との衝突は、9月5日の停戦合
意以降は緊張緩和の兆候が見られますが、一部では散発的な戦闘が続いており、今
後もその動向には注視が必要と見ています。
4.7
0.6
5.9
ド
◆今年のモンスーン期の降雨量は例年と比べて少ないものの、モンスーン期後半にか
けては改善が見られたことから、足元の雨量不足への懸念は後退しています。
◆景気底打ちの兆しが散見され、景気回復期待も高まる中、中長期的には、モディ政
権による改革路線が国内経済の改善を推し進め、株価上昇につながることが、今後期
待できると見ています。
17.2
2.9
13.5
国
◆中国政府が構造改革を推し進めていることは中長期的に健全な経済成長を促すと
考えており、株式市場にプラスの影響を与えると考えられます。
◆汚職撲滅運動による消費の落ち込み、経済指標の鈍化などが懸念されます。しか
し、習近平政権は経済構造の転換や金融改革を進める政策を打ち出しており、株価の
下支え要因になると考えています。
9.2
1.4
10.8
南 アフ リカ
◆4-6月期のGDP(国内総生産)は小幅ながらプラス成長に回復したものの、インフレ
率の高止まりや個人消費の低迷等が、懸念点として考えられます。
◆短期的にインフレ圧力が弱まる場合には、中央銀行は年末まで政策金利を据え置く
ものと見ています。
15.2
2.6
12.4
良好
中立
慎重
各国の見通し
イ
中
シ
ン
・上記内容はJ.P.モルガン・インベストメント・マネージメント・インク グローバル・エマージング株式運用グループの見通しを反映しており、予告なく変更されることがあります。
・予想PERおよび過去のPBRは基準日時点、予想EPS成長率はデータ作成時点で取得可能なブルームバーグのデータを使用しています。
上記は将来の成果を保証するものではありません。
4/15
本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
出所:ブルームバーグ
2014年10月
Guide To Emerging Markets
現地通貨建ておよび米ドル建て新興国債券市場
現地通貨建て新興国債券市場の推移
データ基準日:2014年9月末
米ドル建て新興国債券市場とスプレッド(利回り格差)の推移
220
220
現地通貨建て債券(現地通貨ベース)
200
200
現地通貨建て債券(円ベース)
180
20%
スプレッド[右軸]
米ドル建て債券(米ドルベース)[左軸]
米ドル建て債券(円ベース)[左軸]
180
18%
16%
14%
160
160
140
140
120
120
100
100
80
80
12%
10%
8%
6%
4%
60
2009/09
2010/09
2011/09
2012/09
2013/09
2014/09
・ 現地通貨建て債券:JPモルガンGBI-エマージング・マーケッツ・グローバル指数、米ドル建て債券:JPモルガン
EMBIグローバル・ディバーシファイド指数(円ベースはJPモルガン・アセット・マネジメント(株)にて円換算)、スプレ
ッド:JPモルガンEMBIグローバル・ディバーシファイド指数ストリップ・スプレッド
・ 上記チャートはいずれも過去5年間、指数値については計算基点を100として指数化
出所:J.P.モルガン・セキュリティーズ・エルエルシー、ブルームバーグをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成
2%
60
2009/09
2010/09
2011/09
2012/09
2013/09
0%
2014/09
スプレッド(利回り格差)
新興国国債が米国国債に比べて何%上乗せした利回りで取引されているかを表します。
スプレッドの縮小は新興国の債券が米国国債より選好されたこと、拡大はその逆を意味します。
上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
市場概況
投資家のリスク回避姿勢が優勢となる中、新興国債券市場も不安定な動きとなりました。月間でみると、現地通貨建て新興国債券市場は小幅上昇した一方、
現地通貨建て新興国債券市場
米ドル建て新興国債券市場
米ドル建て新興国債券市場は小幅下落しました。
当月の現地通貨建て新興国債券市場*1は月間で0.9%下落しました。
当月の米ドル建て新興国債券市場*2は月間で1.8%下落しました。
早期利上げ観測の強まりを背景とした米国国債利回りの上昇や、米国
主導のシリア領空爆などによる地政学リスクの高まりが嫌気され、新
興国債券市場は下落しました。
トルコでは、隣国のシリアやイラクを巡る地政学リスクが意識され、
市場を押し下げる要因となりました。
*1 JPモルガンGBI-エマージング・マーケッツ・グローバル指数(現地通貨ベース)
5/15
本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
新興国の国債利回りの上昇が、米国国債利回りの上昇幅を上回ったため、
スプレッドは拡大しました。
多くの国の国債が下落するなか、ベネズエラでは格付会社S&P(スタ
ンダード・アンド・プアーズ)による格下げなどが悪材料となり、下落
幅が相対的に大きくなりました。
*2 JPモルガンEMBIグローバル・ディバーシファイド指数(米ドルベース)
2014年10月
Guide To Emerging Markets
アジア高利回り社債および新興国高利回り社債市場
データ基準日:2014年9月末
米ドル建てアジア高利回り社債市場とスプレッドの推移
240
220
200
米ドル建て新興国高利回り社債市場とスプレッドの推移
60%
スプレッド[右軸]
米ドル建てアジア高利回り社債(米ドルベース)[左軸]
米ドル建てアジア高利回り社債(円ベース)[左軸]
55%
240
220
50%
200
60%
スプレッド[右軸]
米ドル建て新興国高利回り社債(米ドルベース)[左軸]
米ドル建て新興国高利回り社債(円ベース)[左軸]
45%
180
40%
55%
50%
45%
180
40%
160
35%
160
35%
140
30%
140
30%
120
25%
120
25%
20%
100
20%
100
15%
80
10%
60
40
2009/09
5%
2010/09
2011/09
2012/09
2013/09
0%
2014/09
・ 米ドル建てアジア高利回り社債: JPモルガン・アジア・クレジット指数(Corporate, Non Investment Grade)
(米ドルベース) (円ベースはJPモルガン・アセット・マネジメント(株)にて円換算)、スプレッド: JPモルガン・アジア・
クレジット指数(Corporate, Non Investment Grade)ブレンディッド・スプレッド
15%
80
10%
60
40
2009/09
5%
2010/09
2011/09
2012/09
2013/09
0%
2014/09
・ 米ドル建て新興国高利回り社債:JPモルガンCEMBIブロード指数(ハイ・イールド)(米ドルベース)(円ベースは
JPモルガン・アセット・マネジメント(株)にて円換算)、スプレッド: JPモルガンCEMBIブロード指数(ハイ・イール
ド) ブレンディッド・スプレッド
上記チャートはいずれも過去5年間、指数値については計算基点を100として指数化
出所:ブルームバーグをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成
上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
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本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
2014年10月
Guide To Emerging Markets
現地通貨建ておよび米ドル建て新興国債券市場(国別)
データ基準日:2014年9月末
現地通貨建て債券
月間騰落率
ブラジル
-1.7%
メキシコ
-1.7%
米ドル建て債券
利回り
月間騰落率
ブラジル
12.2%
メキシコ
ポーランド
6.1%
ポーランド
0.9%
2.5%
ブラジル
-3.2%
ブラジル
4.9%
インドネシア
-2.6%
インドネシア
5.2%
メキシコ
南アフリカ
-1.6%
南アフリカ
8.4%
ハンガリー
インドネシア
-1.9%
インドネシア
8.7%
トルコ
トルコ
-2.1%
トルコ
-10% -5%
0%
5%
10%
9.7%
0%
10%
コロンビア
20%
利回り
-3.2%
-0.9%
メキシコ
4.6%
ハンガリー
4.5%
トルコ
-3.5%
コロンビア
-2.9%
-10% -5%
0%
5%
10%
・グラフデータは、JPモルガンGBI-エマージング・マーケッツ・グローバル指数(現地通貨ベース)およびJPモルガンEMBIグローバル・ディバーシファイド指数(米ドルベース)の各国指数をもとに算出。
出所:J.P.モルガン・セキュリティーズ・エルエルシー
上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
7/15
本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
5.1%
4.4%
0%
10%
20%
2014年10月
Guide To Emerging Markets
現地通貨建て新興国債券および新興国通貨の見通し
良好
中立
慎重
各国の見通し
債券
ブ
ラ
ジ
ル
通貨
債券
メ
キ
シ
コ
通貨
債券
ポ ー ラ ン ド
通貨
債券
南 ア フ リ カ
通貨
債券
インドネシア
通貨
債券
ト
ル
コ
通貨
◆債券の実質利回りは新興国の中でも高い水準にあることなどから、良好な見通しを維持してい
ます。
◆10月5日に実施された大統領選挙では、どの候補も過半数を獲得することができなかったため、
10月26日に行われる決戦投票に注目が集まっています。
◆製造業などを中心に経済に底堅さが見られることや、足元で債券の割高感が薄れていることは
プラス材料であると思われます。
◆エネルギー改革の進展期待や堅調な米国経済を背景に、通貨については強気な見方を維持し
ています。
◆バリュエーション(価格評価)面では、将来的な利上げや金融政策の正常化が過度に織り込ま
れ、短期債にはやや割安感が出ていると見ています。
◆ECB(欧州中央銀行)による追加緩和期待が高まっていることは、東欧などの欧州債券にとって
プラス材料になると考えます。
◆債券については価格の変動性が低下傾向にある中で、長期債には引き続き投資妙味があると
見ています。
◆通貨の弱含みを背景にインフレ圧力が高まる可能性には留意が必要と考えます。中期的には、
中央銀行は金利正常化に向け金融引き締め姿勢を維持すると見ています。
◆燃料補助金の削減が実施された場合には、インフレ率や内需などに与える影響を注視したいと
考えますが、中長期的には財政改善を促進するプラスの材料と捉えています。
◆燃料補助金に関する政策のインフレと内需への影響の不透明感などを背景に、足元でインドネ
シア中央銀行への利上げ圧力は乏しいと見ています。
◆今年行われた地方選挙と大統領選挙において、与党がともに勝利したことにより、2015年の総
選挙においても地滑り的な勝利を収める可能性があるなど、政治的な動向に注目しています。
◆緩和的な財政運営や金融政策の継続が見込まれる中、内需および輸出など収支面での再調整
が緩やかなペースながらも進むと見ています。
データ基準日:2014年9月末
インフレ率
(前年比、%)
下段:前月変化
政策金利
(%)
<2014/8>
6.51
(前月変化)
信用格付け
S&P
Moody's
(前月変化) (前月変化)
BBB+
Baa2
A
A3
A
A2
BBB+
Baa1
BB+
Baa3
BBB
Baa3
11.00
0.01
<2014/8>
4.15
(前月変化)
3.00
0.08
<2014/8>
▲ 0.30
(前月変化)
2.50
▲ 0.10
<2014/8>
6.40
(前月変化)
5.75
0.10
<2014/8>
3.99
(前月変化)
7.50
▲ 0.54
<2014/8>
9.54
(前月変化)
8.25
0.22
・上記内容はJ.P.モルガン・インベストメント・マネージメント・インク グローバル債券運用グループ エマージング債券運用チームの見通しを反映しており、予告なく変更されることがあります。
・インフレ率は消費者物価指数、政策金利は各国が政策金利としている金利、信用格付けは自国通貨建て長期債格付けで、いずれもデータ基準日時点で取得可能なブルームバーグのデータを使用しています。
出所:ブルームバーグ
8/15
上記は将来の成果を保証するものではありません。
本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
2014年10月
Guide To Emerging Markets
為替市場(対円)(過去5年間)
データ基準日:2014年9月末
新興国通貨の推移
ブラジル・レアル
60
50
40
30
20
09/09
10/09
11/09
12/09
各通貨の騰落率(対円)
インドネシア・ルピア
70
13/09
円現
安地
通
貨
高
1.4
現
地
通
円貨
高安
0.8
14/09
円現
安地
通
貨
高
1.2
1.0
現
地
通
円貨
高安
0.6
0.4
09/09
10/09
11/09
12/09
13/09
14/09
メキシコ・ペソ
ポーランド・ズロチ
50
40
円現
安地
通
貨
高
12
現
地
通
円貨
高安
6
円現
安地
通
貨
高
10
8
30
20
10
09/09
10/09
11/09
12/09
13/09
4
2
09/09
14/09
現
地
通
円貨
高安
10/09
南アフリカ・ランド
15
10
10/09
11/09
12/09
12/09
13/09
13/09
14/09
円現
安地
通
貨
高
100
現
地
通
円貨
高安
40
円現
安地
通
貨
高
80
60
現
地
通
円貨
高安
20
0
09/09
10/09
11/09
12/09
13/09
上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
9/15
14/09
トルコ・リラ
20
5
09/09
11/09
本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
14/09
1ヵ月
3ヵ月
6ヵ月
1年
3年
5年
ブラジル
レアル
-3.4%
-3.0%
-1.7%
3.5%
7.3%
-10.2%
インドネシア
ルピア
0.8%
4.8%
-1.3%
4.6%
5.7%
-3.3%
ポーランド
ズロチ
1.8%
-0.6%
-3.1%
5.7%
40.9%
6.4%
メキシコ
ペソ
2.3%
4.1%
2.8%
9.7%
45.9%
22.4%
南アフリカ
ランド
-0.5%
1.8%
-0.1%
0.4%
2.9%
-19.3%
トルコリラ
0.03%
0.8%
0.2%
0.2%
16.5%
-20.3%
アメリカ
ドル
5.5%
8.2%
6.3%
12.2%
42.8%
22.6%
・為替レートはブルームバーグのスポットレート(コンポジット:東京)を使用
・インドネシア・ルピアは100通貨単位のレート
出所:ブルームバーグのデータをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成
2014年10月
Guide To Emerging Markets
為替市場(対円)(過去1年間)
データ基準日:2014年9月末
新興国通貨の推移
インドネシア・ルピア
ブラジル・レアル
円現
安地
通
貨
高
60
50
1.1
円現
安地
通
貨
高
1.0
0.9
現
地
通
円貨
高安
40
30
13/09
13/12
14/03
14/06
14/09
現
地
通
円貨
高安
0.8
0.7
13/09
13/12
14/03
14/06
市場概況
当月の為替市場では、多くの新興国通貨が
円に対して上昇しました。また、米ドルは、
14/09
FOMC(米連邦公開市場委員会)において政
策金利予測が上方修正されたことなどを背景
メキシコ・ペソ
ポーランド・ズロチ
45
円現
安地
通
貨
高
40
9
円現
安地
通
貨
高
8
35
現
地
通
円貨
高安
30
25
13/09
13/12
14/03
14/06
14/09
現
地
通
円貨
高安
7
6
13/09
13/12
14/03
14/06
に、対円で上昇しました。
ブラジルでは、10月の大統領選において、
現職のルセフ大統領再選の可能性が高まった
との見方が通貨レアルの下押し圧力となりま
した。一方、メキシコでは、市場予想を上回
る経済指標が散見されたことなどが市場に好
14/09
感されました。
トルコ・リラ
南アフリカ・ランド
12
円現
安地
通
貨
高
11
10
55
50
現
地
通
円貨
高安
9
8
13/09
円現
安地
通
貨
高
60
13/12
14/03
14/06
14/09
現
地
通
円貨
高安
45
40
13/09
13/12
14/03
14/06
・為替レートはブルームバーグのスポットレート(コンポジット:東京)を使用
・インドネシア・ルピアは100通貨単位のレート
14/09
出所:ブルームバーグのデータをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成
上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
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本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
2014年10月
Guide To Emerging Markets
経済成長率
データ基準日:2014年9月末
経済成長率 <IMF (国際通貨基金)>
経済成長率 (四半期 : 前年同期比) の推移
2012年
2013年
2014年
(予測値)
5.1%
4.7%
4.6%
ブ ラ ジ ル
1.0%
2.3%
1.3%
ロ
ア
3.4%
1.3%
0.2%
*1
4.7%
4.4%
5.4%
国
7.7%
7.7%
7.4%
南 ア フ リ カ
2.5%
1.9%
1.7%
*3
2.2%
4.3%
2.3%
シ コ
3.9%
1.1%
2.4%
ポー ラン ド
*2
1.9%
1.6%
3.1%
イ ンド ネ シ ア
*2
6.3%
5.8%
5.4%
1.4%
1.3%
1.8%
国
2.8%
1.9%
1.7%
ユ ー ロ 圏
-0.7%
-0.5%
1.1%
1.4%
1.5%
1.6%
新
興
イ
国
シ
ン
ド
中
ト ル コ
メ キ
先
進
米
日
*2
国
本
(%)
10
8
ブラジル
ロシア
インド
6
中国
南アフリカ
4
トルコ
メキシコ
2
ポーランド
インドネシア
0
-2
2013/6
2013/9
2013/12
2014/3
2014/6
・経済成長率はGDP(国内総生産、前年比)を使用。
・上左図の数値は、2014年7月現在のIMFデータを使用。*1の国については会計年度ベース(4月1日~翌年3月31日)の数値。*2の国については2014年4月現在のIMFデータを使用。
*3の国については2013年のデータは予測値。
・上右図は、データ基準日時点で取得可能なデータをもとに作成。
出所:IMF World Economic Outlook Database, April 2014、IMF World Economic Outlook Update, July 2014、ブルームバーグのデータをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成
上記は過去の実績およびIMFの予想値であり、将来の成果を保証するものではありません。
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本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
2014年10月
Guide To Emerging Markets
VIX指数と商品市況
データ基準日:2014年9月末
VIX指数の推移 (過去10年間)
国際商品指数および原油価格の推移 (過去1年間)
(米ドル/バレル)
100
120
400
国際商品指数(左軸)
原油価格(右軸)
80
350
100
300
80
60
40
20
0
2004/9
2006/9
2008/9
2010/9
2012/9
2014/9
250
2013/9
2014/3
2014/6
2014/9
農産物価格指数の推移 (過去1年間)
VIX指数
VIX指数とは、米国株式S&P500のオプション市場に織り込まれた予想株価変動率の
ことで、数値が高いほど将来の株式市場に対する投資家の不安感が強いことを示し
ているとされます。
60
2013/12
450
400
・VIX指数:シカゴ・ボード・オプション・エクスチェンジ・ボラティリティ指数
350
・国際商品指数:ロイター・ジェフリーズCRB指数(CRB指数)
・原油価格:ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)
・農産物価格指数:S&P GSCIアグリカルチャー指数
出所:ブルームバーグのデータをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成
上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
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本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
300
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2013/9
2013/12
2014/3
2014/6
2014/9
2014年10月
Guide To Emerging Markets
世界の市場規模
データ基準日:2014年9月末
ロシア
1,837
513
ポーランド
955
685
7,597
トルコ
614
中国
3,977
メキシコ
719
インド
2,786
2,149
1,823
インドネシア
1,050
540
ブラジル
株
式
市
場
南アフリカ
2,914
742
債
券
市
場
・単位:億米ドル
・債券は、現地通貨建て債券市場
・株式市場はMSCIの各国インデックスの時価総額、債券市場はGBI-エマージング・マーケッツ・ブロードの各国インデックスの時価総額をそれぞれ使用
・データ基準日時点で取得可能なデータを使用
出所:J.P.モルガン・セキュリティーズ・エルエルシー、MSCI、ブルームバーグのデータをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成
上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
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1,775
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4,060
2,325
2014年10月
Guide To Emerging Markets
マーケット・レポートのご案内
最近発行したマーケット・レポートを、下記にご紹介いたします。
弊社HPからもダウンロードできますので、併せてご活用ください。
http://www.jpmorganasset.co.jp/market/index.html
2014年9月12日 【臨時レポート】
ドル円相場の見通し:織り込みが小さい分、円安・ドル高の
余地あり
本資料に記載の指数について
■ 以下に記載のインデックスは、J.P.モルガン・セキュリティーズ・エルエルシーが発表してお
り、著作権はJ.P.モルガン・セキュリティーズ・エルエルシーに帰属しております。
JPモルガンGBI-エマージング・マーケッツ・グローバル(および構成各国指数)
JPモルガンEMBIグローバル・ディバーシファイド(および構成各国指数)
JPモルガンEMBIグローバル・ディバーシファイド指数ストリップ・スプレッド
JPモルガン・アジア・クレジット指数(Corporate, Non Investment Grade)
JPモルガン・アジア・クレジット指数(Corporate, Non Investment Grade)ブレンディッ
ド・スプレッド
JPモルガンCEMBIブロード指数(ハイ・イールド)
JPモルガンCEMBIブロード指数(ハイ・イールド)ブレンディッド・スプレッド
■ 以下に記載のMSCIインデックスは、MSCI Inc.が発表しております。以下のインデック
スに関する情報の確実性および完結性をMSCI Inc.は何ら保証するものではありませ
ん。著作権はMSCI Inc.に帰属しております。
MSCIワールド・インデックス
MSCI米国インデックス
MSCI日本インデックス
MSCIエマージング・マーケッツ・インデックス(および構成各国指数)
■ 以下に記載のインデックスは、知的所有権その他の一切の権利は発行者に帰属して
おります。 発行者は原則として指数の正確性、完全性、信頼性、有用性を保証する
ものではなく、ファンドの運用成果等に関して一切責任を負いません。
(指数名)
(発行者)
VIX指数:Chicago Board Options Exchange, Incorporated (CBOE)
CRB指数:Thomson Reuters/Jefferies Financial Products, LLC
WTI :CME Group Inc.
S&P GSCIアグリカルチャー指数: Standard & Poor's Financial Services LLC
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2014年10月
Guide To Emerging Markets
本資料をご覧いただく上での留意事項
● 投資信託に係るリスクについて
投資信託は一般的に、株式、債券等様々な有価証券へ投資します。有価証券は市場環境、有価証券の発行会社の業績、金利の変動等により価格が変動するため、投
資信託の基準価額も変動し、損失を被ることがあります。また、外貨建の資産に投資する場合には、為替の変動により損失を被ることがあります。そのため、投資信託は
元本が保証されているものではありません。投資信託は預貯金と異なります。
又、投資信託は、個別の投資信託毎に投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることから、リスクの内容や性質が異なりますので、ご投資に
当たっては各投資信託の投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
● 投資信託に係る重要な事項について
・投資信託によっては、海外の証券取引所の休業日等に、購入、換金の申し込みの受付を行わない場合があります。
・投資信託によっては、クローズド期間として、原則として換金が行えない期間が設けられていることや、1回の換金(解約)金額に制限が設けられている場合があります。
・分配金の額は、投資信託の運用状況等により委託会社が決定するものであり、将来分配金の額が減額されることや、分配金が支払われないことがあります。
● 投資信託に係る費用について
投資信託では、一般的に以下のような手数料がかかります。手数料率はファンドによって異なり、下記以外の手数料がかかること、または、一部の手数料がかからない
場合もあるため、詳細は各ファンドの販売会社へお問い合わせいただくか、各ファンドの投資信託説明書(交付目論見書)等をご覧ください。
投資信託の購入時:購入時手数料(上限3.78%(税抜3.5%))、信託財産留保額
投資信託の換金時:換金(解約)手数料、信託財産留保額(上限1.0%)
投資信託の保有時:運用管理費用(信託報酬)(上限年率2.052%(税抜1.9%))、監査費用(上限年間324万円(税抜300万円))
*費用の料率につきましては、JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社が設定・運用するすべての公募投資信託のうち、徴収するそれぞれの費用における最高の料
率を記載しております。
運用管理費用(信託報酬)、監査費用は、信託財産の中から日々控除され、間接的に受益者の負担となります。その他に有価証券売買時の売買委託手数料、外貨建資
産の保管費用、信託財産における租税費用等が実費としてかかります。また、他の投資信託へ投資する投資信託の場合には、当該投資信託において上記の費用がか
かることがあります。また、一定の条件のもと目論見書の印刷に要する実費相当額が、信託財産中から支払われる場合があります。
<投資信託委託会社>
JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第330号
加入協会:一般社団法人投資信託協会
一般社団法人日本投資顧問業協会
日本証券業協会
本資料はJPモルガン・アセット・マネジメント株式会社(以下、「当社」という。)が作成したものです。本資料は投資に係る参考情報を提供することを目的とし、特定の有価証券の
勧誘を目的として作成したものではありません。また、当社が販売会社として直接説明するために作成したものではありません。当社は信頼性が高いとみなす情報等に基づい
て本資料を作成しておりますが、当該情報が正確であることを保証するものではなく、当社は、本資料に記載された情報を使用することによりお客様が投資運用を行った結果
被った損害を補償いたしません。本資料に記載された意見・見通しは表記時点での当社および当社グループの判断を反映したものであり、将来の市場環境の変動や、当該意
見・見通しの実現を保証するものではございません。また、当該意見・見通しは将来予告なしに変更されることがあります。
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