蓄膿症(副鼻腔炎)を 自分で改善するための ガイドブック

蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
蓄膿症(副鼻腔炎)を
自分で改善するための
ガイドブック
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[1]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
はじめに
【推奨環境】
こ の レ ポ ー ト 上 に 書 か れ て い る URL は ク リ ッ ク で き ま す 。 で き な い 場 合 は 最
新 の A d o b eR ea d er を ダ ウ ン ロ ー ド し て く だ さ い 。 ( 無 料 )
h t t p : / / w w w . a d o b e . c o . j p / p r o d u c t s / a c r o b a t / r ea d st ep 2 . h t m l
【免責事項】
・本レポートは、その記載内容について保障するものではありません。
・ 本 レ ポ ー ト の 情 報 を ご 利 用 い た だ く 場 合 、全 て 自 己 責 任 に て ご 使 用 い た だ き ま
すようお願いします。
・ 本 レ ポ ー ト に 記 載 さ れ て い る 内 容 を ご 利 用 い た だ い た 場 合 に 、い か な る 損 害 が
発生 したとしても、一切の責任を負いかねますのでご了承願います。
【著作権について】
このレポートは著作権法で保護されている著作物です。
下記の点にご注意戴きご利用下さい。
こ の レ ポ ー ト の 著 作 権 は k o u j i s u et s u g u に 属 し ま す 。
著作権者の許可なく、このレポートの全部又は一部をいかなる手段におい
ても複製、転載、流用、転売等することを禁じます。
このレポートの開封をもって下記の事項に同意したものとみなします。
このレポートは秘匿性が高いものであるため、著作権者の許可なく、この
商材の全部又は一部をいかなる手段においても複製、転載、流用、転売等
することを禁じます。
著作権等違反の行為を行った時、その他不法行為に該当する行為を行った
時は、関係法規に基づき損害賠償請求を行う等、民事・刑事を問わず法的
手段による解決を行う場合があります。
契約に同意できない場合は、作成者にその旨を通知し、本レポートの返却
と削除を求めます。
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[2 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
このレポートに書かれた情報は、作成時点での著者の見解等です。著者は
事前許可を得ずに誤りの訂正、情報の最新化、見解の変更等を行う権利を
有します。
このレポートの作成には万全を期しておりますが、万一誤り、不正確な情
報等がありましても、著者・パートナー等の業務提携者は、一切の責任を
負わないことをご了承願います。
このレポートを利用することにより生じたいかなる結果につきましても、
著者・パートナー等の業務提携者は、一切の責任を負わないことをご了承
ください
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[3 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
はじめに
この度は、蓄膿症(慢性副鼻腔炎)
を自分で改善するための無料ガイ
ドブックに関心をお持ち頂きまし
てありがとうございます。
私はインドの自然療法アーユルヴェ
ーダの専門クリニックで、セラピス
ト と し て 10 年 間 、 患 者 さ ん の 身 体 浄 化 の お 手 伝 い を し て い た 末 次 浩 二
と申します。
こ の ガ イ ド ブ ッ ク で は 、ア ー ユ ル ヴ ェ ー ダ の 視 点 か ら 蓄 膿 症( 慢 性 副 鼻
腔 炎 )を 根 本 的 に 治 す た め に 知 っ て 頂 き た い 大 切 な 事 に つ い て お 伝 え し
たいと思っています。
さ て 、改 め て 言 う ま で も な い か も し れ ま せ ん が 、現 在 の 西 洋 医 学 で 蓄 膿 症
を治すことはかなり困難です。
蓄 膿 症 の 治 療 に は 抗 生 物 質 は な く て は な ら な い も の と さ れ て い ま す が 、実
はこの抗生物質、何の役にも立っていないことをご存じでしょうか。
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[4 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
アメリカのワシントン大学で急性副鼻腔炎に対する抗生物質の治療効果
を計る実験が行われましたのでご覧ください。
急性副鼻腔炎の患者に抗生物質を投与しても、ほとんど効果がないとする研究結
果が、米国医師会雑誌 (Journal of the American Medical Association)に発表された。
米ワシントン大(Washington University)の研究チームは、急性単純性副鼻腔炎の成人
患者 166 人を対象に、一般的に使用されている抗生物質、アモキシシリンを与えるグル
ープとプラシーボ(偽薬)を与えるグループに分け、効果を比較した。
なお、患者は鼻水などの症状が 7~28 日間続いており、症状の重さは中度、重度、極
めて重度の 3 タイプに分かれた。
実験の結果、アモキシシリングループで回復が早まったり症状が 軽減されたりといっ
たことは確認できず、 プラシーボグループとの間で症状に顕著な違いは見られなか
った。
「これらの結果は、基本的な副鼻腔炎では抗生物質が必ずしも必要では ないことを
示している。大半の患者は自力で回復する」と、研究者は述べた。
抗 生 物 質 が 蓄 膿 症 の 治 療 に 使 わ れ る の は 、「 蓄 膿 症 の 原 因 は 細 菌 で あ
る た め 、 抗 生 物 質 で 細 菌 を 叩 け ば 治 る は ず だ 」、 と い う 考 え が あ り ま
した。
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[5 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
しかし、この考え方が現実的には間違っていることは前述の実験からも
明 ら か で す 。 ま た 、そ の こ と は あ な た も 含 め た 治 っ て い な い 多 く の 方 々
の存在が何よりも示しているのではないでしょうか。
実験では、抗生物質が効かないことに加え、もう一つ大切なことを言っ
ています。それは「大半の患者は自力で回復する」ということです。
私はこの「自力」とは免疫力(自然治癒力の一つ)のことだと思ってい
ます。
免疫力がある人は回復しますが、ない人は治らずに慢性化して
いくということです。
しかし、慢性化して長年にわたって苦しんでいる方でも、私が提唱して
いるアーユルヴェーダ流の改善法を用いて、自ら免疫力を回復させるこ
とで完治されてきました。
このガイドブックがあなたの回復する力を取り戻すための羅針盤として
お役に立てれば幸いです。
末次
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[6 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
浩二
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
◆◆◆目 次 ◆◆◆
はじめに
.................................................................. 4
【 治 す 前 に 知 っ て お く べ き 重 要 な 事 と は 】 ......................................... 8
1章
鼻 づまり・鼻 水 の原 因
...................................... 11
2章
粘 液 をこれ以 上 増 悪 させない食 事 と習 慣
3章 全ての病気の元―毒 素 と は
..................... . 1 3
......................................... 19
【 蓄 膿 症 の原 因 とは 】
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 19
【 免 疫 力 を落 とす 毒 素 】
................................................................... 21
両 医 学 での治 療 アプ ロ ーチの 違 い . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2 3
【コラム】 体 内 浄 化 と病 気 の治 癒
【コラム】 適 切 な食 事 はシンプル
................................. 24
.................................. 26
【私 とアーユルヴェーダの出 会 いについて】
........................ 28
【完 治 した方 々の体 験 談 】.......................................... 32
4 つ の 治 療 法 .................................................. 35
改 善 マニ ュ ア ルのご 案 内 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3 8
おわりに
...................................................... 42
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[7 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
【治 す前 に知 っておくべき重 要 な事 とは】
ご 自 分 で病 気 を 治 す上 で 重 要 な こ とは何 だ と思 われ ま すか ?
それ はや っ ぱり 「 確 かな 治 療 法 」 。
そう ですね 。
も ちろん それは 重 要 な 事 ですが 、 実 は その前 に、 もう一 つ あり ます。
それ が 何 な のか についてお答 えする前 に、 蓄 膿 症 を改 善 す る途 上 で、 多 く の 方
が 間 違 う ことについて お話 し し たいと思 います。
私は蓄膿症の方々に健康面でどんな事に気をつけていらっしゃるのかを
聞いてみたことがあります。 すると、皆さん、それなりに考えて工夫し
ていらっしゃるのです。
ある方は病院の薬に加えて、漢方薬の高麗人参と体を温めるサプリメント
を毎月購入されていました。 それは結構な金額でした。
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[8 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
しかし、結果は全然出ませんでした。
高麗人参といえば、時代劇では病気の庶民が貧しいがゆえに手に入れるこ
とができない、というシーンがありますね。
効能が高いからこそ、当時はそれほど切望されたのでしょうが、その高麗
人参が実際に効かないのでは悲しいですよね。
せっかく健康に良いと言われる食材や、口コミで効能が信頼できるサプリ
メント、あるいは高額な漢方薬をとっても、それらの効果を活かせないま
まに終わるのです。
実際、ほとんどの場合がこれなのです。
費用対効果はゼロです。
どうして結果が出なかったのでしょうか?
そ れ は 、「 健 康 に 良 い も の を 摂 取 し た か ら で す 」
「はぁ~?
どういうこと?」と思われましたか。
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[9 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
決してふざけて言っているのではありません。
きちんとした理由があるのです。
健康な人が日頃から食事に気を使ったり、サプリメントを摂ることはよい
のです。
それは健康のレベルを底上げしてくれるのに効果があります。
しかし、病気を治す場合には、良い食事を摂ること以上に、病気を生む元
になった不適切な食事を避けることのほうが重要なのです。
優先順位が
あるのです。
それは、肥満の方が体重を落とすために、代謝を上げるサプリメントを摂
ること以上に、カロリーの多い食材を避けることが重要なようにです。
最初に、
「 確 か な 治 療 法 」を 知 る 前 に 何 を 知 っ て お く べ き で し ょ う か ? と お
尋ねしました。
答 えで すが 、 それは 「 蓄 膿 症 の方 が 避 け るべき 食 事 」 です。
「 蓄 膿 症 を生 じ させ た 原 因 ( =食 事 ) 」 を知 り 、 それを避 けるこ とが 蓄 膿 症 を改 善
するはじ め の一 歩 な のです。
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[10 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
1章
鼻 づま り ・鼻 水 の 原 因
蓄 膿 症 の主 な症 状 である鼻 づまりと鼻 水 ですが、なぜそのような症 状 が出 る
のか、それにははっきりとした原 因 があります。
それは、頭 部 に「粘 液 」が溜 まったことによるものです。
それ ではこ の粘 液 はどの ようにし て 頭 部 に 増 えてき たのでし ょうか?
それは、食 事 がある種 のものに偏 ったためです。
例 えば、糖 尿 病 の場 合 は食 事 が糖 分 の高 いものに偏 ったために起 こった病 気
ですし、肥 満 はカロリーの多 い食 事 に偏 ったために起 こりました。
鼻 づまり・鼻 水 も同 様 に食 事 が粘 液 質 のものに偏 ってしまったことで生 じたもの
です。
具 体 的 にどのような食 事 をすると粘 液 が増 えるのかについては、後 ほどご紹 介
します。
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[11]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
鼻 づまりや鼻 水 の症 状 が出 ても食 事 を変 えずに、依 然 として粘 液 を増 や す食
事 を続 けていくと、さらに頭 部 に粘 液 が蓄 積 され、やがては症 状 が慢 性 化 した
り(アレルギー性 鼻 炎 )、花 粉 症 に発 展 します。
西 洋 医 学 では、粘 液 と食 物 の関 係 がわかっていませんから、どうしても薬 を処 方
するという対 処 療 法 になってしまいます。
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[12 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
2章
粘 液 を こ れ以 上 増 悪 させ ない 食 事 と 習 慣
鼻 づまりや鼻 水 の原 因 である粘 液 がどのような食 事 から生 じ、また、今 以 上 に
その症 状 を悪 化 させないために方 法 についてご紹 介 します。
粘 液 を増 やさないコツは心 身 が重 たくなるものを避 け、 心 身 に適 度 な刺 激 を
与 えることです。
◆粘 液 を増 やす以 下 の食 材 は控 えめにします。
〈野 菜 類 〉 芋 類 など。
〈果 物 類 〉
バナナ、アボガドなど。
〈乳 製 品 〉
ヨーグルト、バター、チーズ、生 クリームなど。
〈砂 糖 〉
お菓 子 、 ケーキ、 饅 頭 な ど
*これらを摂 ると必 ず症 状 が悪 化 するということではありません が、頻 繁 に
たくさん 摂 られるのはお勧 めできません 。
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[13 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
◆油 は控 えめにして調 理 します。
油 はどんな種 類 も粘 液 を増 やしますので、できるだけ少 ない量 で調 理 します。
フライや天 ぷらなどの沢 山 の油 を使 ったものは症 状 が治 るまで は控 えるべき
です。
また、精 製 した油 、例 えばサラダ油 などは純 粋 な物 でないという観 点 からお
勧 めできません。
少 量 の白 ゴマ油 (中 華 に使 われる香 ばしい茶 色 のゴマ油 ではありません)、
少 量 のオリーブ油 (エクストラ・バージンが良 い。ピュアオイルは精 製 したものが
混 じっていますので避 けます。)などがよいでしょう。
◆辛 味 で頭 部 の粘 液 を減 らす
蓄 膿 症 の 漢 方 薬 で 定 番 は 「 辛 夷 清 肺 湯 」 です 。
有 名 な「チクナイン」(小 林
製 薬 ) と い う の が あ り ま す が 、 実 は こ の 「 辛 夷 清 肺 湯 」 です。
「 辛 夷 清 肺 湯 」 とい う字 をよく 見 る と「 辛 」 という文 字 が 最 初 にあり ます。
漢 方 で は 辛 味 に排 膿 作 用 と鼻 づ ま り緩 和 へ の 効 果 が あ る ことが わ か っ て い た の
です。
これは アー ユルヴ ェ ーダでも同 様 の見 解 を持 っ てい ます 。
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[14 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
アーユルヴェーダが言 う6つの味 (甘 味 ・酸 味 ・塩 味 ・辛 味 ・苦 味 ・渋 味 )の中 で
粘 液 を減 ら すのは渋 味 、 苦 味 、 辛 味 ですが 、 その中 でも 特 に辛 味 は粘 液 を減 ら
す作 用 が 強 いです 。
とても辛 いカレーや唐 辛 子 のきいたキムチ鍋 などを食 べた時 に、上 半 身 が熱
くなり、鼻 水 が出 てきたことはないでしょうか。 これは辛 味 が粘 液 を溶 かし、
体 外 へ 排 出 し ている のです。
それ では、 毎 日 、 唐 辛 子 を汗 をかく ほ ど食 べる べき な のか、 とい うと そう いう訳
ではあり ませ ん。
な ぜ な ら 、 唐 辛 子 には副 作 用 もある から です。
量 が多 いと胃 や腸 の粘 膜 を荒 らしたり、ひいては炎 症 系 の疾 患 を生 じさせて
し まいま す。
また、 訳 もな く 心 をイ ライ ラさせ たり 、 怒 り っ ぽ く し たり し ます。
決 して常 食 す
べ き 食 材 ではあり ませ ん。
◆極 端 に塩 っからいものや酸 っぱいものたくさん取 ると 粘 液 を乱 すので、取 る
ならたまにします。
◆生 野 菜 は粘 液 の増 加 を防 ぎます。
ただし、多 食 は体 を冷 やしますので、夏 以 外 は少 なめにとります。
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[15 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
◆生 姜 も粘 液 を減 らすとても良 い辛 味 の食 材 です。
生 姜 の効 能 は以 下 のように幅 広 いです。
痰 を去 る、免 疫 力 の向 上 、解 熱 、鎮 痛 、健 胃 、消 化 不 良 、体 を温 め、
発 汗 を促 し、風 邪 、吐 き気 、胃 のむかつき、血 液 循 環 の促 進 、
肩 こり・腰 痛 の緩 和 、殺 菌 作 用 など
生 姜 のスライスやすったもの、またその汁 を食 前 ・食 後 に使 うと良 いでしょう。
生 姜 は漢 方 でもおそらく半 分 以 上 の薬 に配 合 されているほど薬 効 が高 いも
のです。
◆牛 乳 は控 えめにします。
症 状 のレベルにもより ますが、牛 乳 を飲 むことで鼻 づ まり・鼻 水 が悪 化 す る
場 合 がありますので注 意 が必 要 です。
また、牛 乳 はどちらかと言 えば体 を冷 やす食 物 です から、疲 れた時 や風 邪
をひいた際 には控 えたほうがよいでしょう。
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[16 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
◆生 活 が単 調 にならないように変 化 と刺 激 を与 えるように心 がけます。
◆寒 くて湿 気 のあるところを避 け、体 を温 かくします。
◆朝 、シャワーを浴 びます。
シャワーが刺 激 となって体 が目 覚 めます。
が刺 激 によって覚 醒 させられるわけです。
重 たい質 の粘 液 (重 い・粘 り気 )
湯 船 に浸 かると粘 液 が増 えます。
◆洗 髪 後 はすぐに髪 を乾 かします。
髪 を濡 れたままにしておくと、頭 部 の粘 液 を増 します。
◆規 則 的 に適 度 な運 動 をします。
運 動 は粘 液 が蓄 積 するのを防 ぐよい方 法 です。
運 動 は多 くても体 力 の5
0%までにとどめておきます。
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[17 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
このガイドブックでは粘 液 を増 やさないための食 事 と習 慣 のごく一 部 のみを
掲 載 しました。
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[18 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
3章
全 ての病 気 の元 ―毒 素 とは
1章 では、鼻 づまりと鼻 水 の原 因 である粘 液 についてご説 明 しました。
アレルギー性 鼻 炎 の時 の鼻 水 は透 明 のサラサラしたものですが、免 疫 力 が低
下 して「急 性 副 鼻 腔 炎 」になると、鼻 水 は黄 緑 でネバネバしたものになりま
す。
さらには、「鼻 回 りの痛 み、頭 痛 、口 臭 、後 鼻 漏 、匂 いがわからない 」といった症
状 まで加 わってきます。
【蓄 膿 症 の 原 因 と は 】
鼻 づまりや鼻 水 をもっている方 や、潜 在 的 に粘 液 が頭 部 に増 えている人 が
免 疫 力 を落 とすと急 性 副 鼻 腔 炎 になります。
急 性 副 鼻 腔 炎 になるとほとんどの場 合 は 1 ヵ月 くらいで免 疫 力 を回 復 させ、
それに伴 って自 然 と治 ってしまいます。
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[19 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
しかし、免 疫 力 を回 復 できずに長 引 かせると、急 性 副 鼻 腔 炎 が慢 性 化 して、
蓄 膿 症 (慢 性 副 鼻 腔 炎 )となります。
それでは、どうして免 疫 力 が落 ちるのでしょうか。
これを知 ることは、蓄 膿 症 を改 善 する上 でとても重 要 になります。
次 に、免 疫 力 を落 とす原 因 である「毒 素 」についてご説 明 します。
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[2 0 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
【免 疫 力 を落 とす毒 素 】
食 べ た 物 が 完 全 に 消 化 で き な い場 合 、 未 消 化 物 が 体 内 に 残 り ま す 。
そして、その未 消 化 物 はある程 度 の時 間 が経 つと酸 化 しますが、
これが「毒 素 」です。
この毒 素 は粘 着 性 があり、血 管 、リンパ管 、腸 管 をはじめあらゆる体 液 が流 れ
る経 路 にこびりつきます。
そうなると毒 素 が血 液 をはじめとした全 ての体 液 の流 れを悪 くし、免 疫 力 を
低 下 させ、体 全 体 を弱 らせます。
蓄 膿 症 はこの毒 素 と粘 液 による病 気 なのです。
動 脈 硬 化 の主 な原 因 も毒 素 です。
アーユルヴェーダでは実 に90%の病 気 は毒 素 の もとで生 じると言 います。
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[2 1]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
管 に付 着 し た毒 素 と 粘 液
血 管 ・ リン パ 管
など
管 の中 の流 れが
悪 くなり、やがて
滞 留 する
毒素
過 剰 な粘 液
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[2 2 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
両 医 学 での 治 療 アプロ ーチ の違 い
過 剰 な粘 液
+
過 剰 な毒 素
アー ユルヴェ ーダ では、 適 切 な 食 生 活
や 浄 化 法 に より 、 症 状 の原 因 である
⇒
蓄膿症
西 洋 医 学 では、
症 状 を薬 で 抑
える ことに
粘 液 と 毒 素 を体 内 から 減 ら し てい き
フ ォーカス し て
ます。
い ます 。
原 因 そのものが 体 内 から減 っ て
いく に従 い、 症 状 も軽 減 し ていき ます。
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[2 3 ]
kouji suetsug u
症 状 の原 因 を断
つことができませ
ん。
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
【 コラ ム 】
体 内 浄 化 と病 気 の治 癒
私 が アーユ ル ヴェ ーダ のク リ ニ ック に い た頃 の 話 で すが 、 病 院 で手 術 を 勧 めら れ た
患 者 さん方 が 見 えまし た。
その方 々は手 術 をし たく な いので、 「 何 とかな り ませ んか」 という のです。
医 師 は取 り あえず 診 察 をし てからです と言 っ て、 体 の状 態 を診 ていき ます。
そし て、 手 術 が 避 けら れな いか、 手 術 な し でも治 るかを判 断 し ます。
た い て い の ケ ー ス で は 手 術 な し で大 丈 夫 と の 判 定 が 出 て 、 患 者 さ ん は ほ っ と 胸 を
な でお ろし ます。
では、どうやってその患 者 さんを治 していくのかといいますと、毒 素 を抜 いて体 を
浄 化 す るのです。
各 疾 患 に よ っ て多 少 や り 方 の 違 いは あ り ま す が 、 治 療 の 基 本 は あく ま で 体 を 浄 化
する ことです。
体 を浄 化 するとな ぜ 病 気 が 治 るのか というこ とを簡 単 に説 明 し たいと思 い ます。
例 えば 胆 の うに結 石 (いわゆ る胆 石 ) が あっ ても、 アーユルヴェ ーダ では体 全 体 を
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[2 4 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
浄 化 し ていき ます。
普 通 に考 えると、 特 定 の部 位 にアプ ロ ーチするのが 効 率 的 だ と考 えら れます。
し かし 、 実 際 には体 全 体 を浄 化 し ていく こと で、 石 が 溶 けていく のです。
体 は汚 れてくると毒 素 の溜 まった箇 所 で固 まっていく性 質 があります。
しかし、
浄 化 され るとその 固 まり が ほど けていき ます。
結 石 でしたらそれが溶 けますし、蓄 膿 症 のように膿 (毒 素 )が黄 色 や黄 緑 色 のドロ
ド ロ と液 状 化 し たも のは 、 そ れが トロ トロ にな り 、 や が て 透 明 の サ ラサ ラ にな っ て 、 終
いには 病 気 が 無 く な っ ていく という訳 な の です。
ア ー ユル ヴェ ー ダ で は 蓄 膿 症 を治 す 場 合 も 溜 まっ た 汚 れ( 毒 素 ・ 粘 液 ) を 浄 化 す る
とい う、 実 に単 純 な 方 法 を使 います。
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[2 5 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
【 コラ ム 】
適 切 な食 事 は シンプル
当 たり前 のことですが、私 たちは毎 日 、「食 べる」ことによって生 きています。
ところが、病 院 に行 くと、医 師 は薬 を出 すだけで、食 事 に対 するア ドバイスはまっ
たく行 いません。
どんな食 事 を取 っているのかとも聞 きませんし、お酒 を飲 むなとも、コーヒーと取
るなとも言 いません。
医 師 も食 事 が生 命 を支 えているのはわかっているはずですが、健 康 を取 り戻 す
ことにおいては食 事 は関 係 ない 、というお考 えのようです。
これは常 識 で考 え
てもおかしいとは思 いませんか。
ここで幼 稚 園 の頃 からアレルギー性 鼻 炎 と蓄 膿 症 を持 っていたある方 の体 験
をご紹 介 したいと思 います。
仮 に A さんとしておきます。
A さんはご自 分 では一 生 、治 らないと諦 めながらも、少 しでも症 状 が軽 くなれ
ばと思 い何 らかの方 法 を探 していたところ、私 のサイトに出 会 いました。
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[2 6 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
私 は A さんに食 事 に関 する取 り方 や適 切 な食 材 についての基 本 的 な事 のみを
アドバイスいたしました。
早 速 実 行 された結 果 、始 めて10日 間 で劇 的 に症 状
が軽 くなったとの連 絡 を頂 きました。
ご本 人 は子 供 の頃 からの病 気 なので大 きな期 待 はしていなかったために、ご
自 分 の変 化 に驚 いていらっしゃいました。
一 方 、私 はやっぱり良 くなったかと思 いました。
というのは、A さんが普 段 から
頻 繁 に食 べる物 を予 め聞 いており、その食 事 内 容 ではアレルギー性 鼻 炎 や 蓄
膿 症 になるのも無 理 はないと思 っていたので、それをやめれば遅 から早 かれ改
善 に向 かうと分 かっていたからです。
アメリカの医 学 部 では、食 事 と健 康 の関 係 についての講 義 時 間 がかなり長 く
なってきているそうです。
C opyrig ht
( c)
日 本 でもそうなって欲 しいものです。
2 0 10
[2 7 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
【私 と アーユ ル ヴ ェ ーダの 出 会 い 】
私 は 2 0 代 後 半 の時 に 、 うわ さで は凄 いと 聞 いてい た ア ーユ ルヴェ ーダ ・ ク リニ ック
に診 察 に行 き まし た。
診 察 室 に 入 る と 、 医 師 は まず 、 何 も 聞 か ず に 私 の脈 に 指 先 を あて まし た 。
し て指 を 離 され ると 医 師 は 言 い まし た。
数分
「 これ まで 頭 に 病 気 をし たこ と が あり ま
すね 。」
えっ !
と 思 い まし た。
ま さに図 星 だ っ たのです 。
確 か に、 私 は子 供 の頃 から 耳 鼻 科 に よく いき 、 小 学 生 の時 に は アデノ イド (咽 頭 扁
桃 )のために鼻 呼 吸 がしづらくなり、麻 酔 なしの摘 出 手 術 を受 けました。 人 生 、初
の激 痛 体 験 でした。
また、毎 年 春 になると耳 たぶに亀 裂 がはいるという 症 状 が
現 れ まし た。
2 0代 前 半 では 、 歯 性 上 顎 洞 炎 とい う 、 蓄 膿 症 と原 因 (細 菌 ) と症 状 が 同 じ 病 気 で
疾 患 部 位 だ けが 違 うのですが 、 この時 も激 痛 を感 じ まし た。
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[2 8 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
膿 を取 り除 くために何 度 も通 院 しましたが、膿 の量 が多 過 ぎるために、結 局 は手
術 をし て取 り 除 く こ とにな り まし た。
いず れも頭 部 の病 気 でし た。
「あなたは幼 少 から頭 部 に重 たい粘 液 性 の不 純 物 が溜 まっています。
原 因 です。
それが
そし て、 それはまだ 頭 に残 っ てい ます」
医 師 の 解 説 を 受 け た 時 に は 、 私 の幼 少 の 頃 か ら の 度 重 な り 頭 部 に 起 き る 病 気 の
原 因 が わかり 、 とてもび っ く り し まし た。
そし て納 得 もでき まし た。
医 師 からはアーユルヴェーダの特 別 な治 療 を勧 められました。
も 渡 る もので し た。
それは3日 間 に
長 いと は 思 いま し た が 、 そ れよ り も 私 に とっ ての 問 題 は 費 用
でし た。
ア ーユルヴェ ーダ は健 康 保 険 が 適 用 されな いため、 患 者 自 身 が 費 用 を全 額 負 担
し な け れ ばな り ませ ん。
さら に交 通 費 、 宿 泊 費 が かか り 、 全 部 で2 0万 弱 く ら いで
し た。
当 時 の私 は仕 事 がなく、収 入 がありませんでした。
しかし、これで治 るのなら、
そして今 後 、頭 部 の病 気 で苦 しまなくてよいならと願 い、思 い切 って受 けること
にし まし た。
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[2 9 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
治 療 後 の感 想 は、 一 言 でいえば「軽 い!」 でし た。
頭 にスースーと風 が吹 いているような爽 やかさがあり、まるで羽 が生 えたようで
した。
大 げさにとられるかもしれませんが、それまでに、頭 に重 たい“何 ものか”
を抱 え ていた者 にし かわから な い感 覚 です。
数 年 後 、私 はアーユルヴェーダのセラピストとして、今 度 は人 様 の治 療 をする立
場 にな り まし た。
セ ラピ ス トにな っ て 7 年 程 経 っ た年 の秋 の ことでし た。
自 分 の健 康 に 自 信 を持
ち、すっかり過 信 した私 は、今 の自 分 は何 を食 べても健 康 だと思 い 込 んでいまし
た。
そ こ で 、 これ ま で健 康 に 悪 い と 思 っ て 食 べ る の を我 慢 し てき た も のを 食 べ 始 め ま
し た。
その ような 食 生 活 が 4 ~5カ月 間 く ら い続 いたでし ょう か。
そし て、 冬 が 終 わっ て、 翌 年 の春 のこ とでし た。
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[3 0 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
鼻 水 や目 のかゆみを少 し感 じて始 めていました。
しかし、まさか自 分 が花 粉 症
にな るな どとは思 っ て もいませ んでし たので、 何 日 か様 子 を見 ていまし た。
数 日 後 、 苦 し みが 一 気 にき て、 も とも と弱 い喉 が 特 に痛 く な り 、 夜 眠 る こと が でき
な く な り まし た。
翌 日 は藁 を もす が る思 いで 、 市 販 の 花 粉 症 の薬 を 手 に し ま し た 。
症 状 はす ぐに
治 まり まし た。
この時 ばかりは食 生 活 の大 切 さと西 洋 薬 の即 効 性 のありがたさを身 に沁 みまし
た( 西 洋 医 学 も必 要 です。)
しかし、これは表 面 上 、症 状 を抑 えているだけというのはわかっていますから、早
速 、 自 分 で 頭 部 の 粘 液 を排 出 させ 、 薬 が 無 く て もな ん とも な い状 態 に 戻 し まし た。
つ まり 、 花 粉 症 を自 力 で治 し まし た 。
改 め て アーユルヴェ ーダ は凄 い、 そし て役 にたつ、 とそう思 い まし た。
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[3 1]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
【完 治 し た 方 々 の 体 験 談 】
私 は ク リ ニ ッ ク を 退 職 後 、ク リ ニ ッ ク で 得 た セ ラ ピ ス ト と し て の 経 験 を 、
自分も苦しんだ鼻の病気を持つ方々に生かせないだろうかと思いまし
た。
ク リ ニ ッ ク で の 治 療 は 確 か な 結 果 を 出 す も の で は あ り ま す が 、大 き な 欠
点がありました。
それはアーユルヴェーダの専門クリニックはほとん
どないということと、費用が高いということです。
そ の た め 、多 く の 人 が 自 分 で 治 せ る 方 法 が あ れ ば 役 に た つ の で は な い か
と 考 え て 、「 マ ニ ュ ア ル 」 を 作 っ て み ま し た 。
以 下 は、このマニュアルを使 って蓄 膿 症 を治 した方 の体 験 談 です。
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[3 2 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
山内
順子様
32歳
二 児 の母
滋賀県
「マニュアルを始 める前 、鼻 水 、鼻 づまりがなかなか治 らず、右 の鼻 は完
全 につまっていました。
左 の鼻 もつまりがちなので鼻 呼 吸 は全 くでき
ず、常 に口 だけで息 をしていて、まるで一 日 中 鼻 に洗 濯 バサミをつけて
いるような苦 しい不 快 な状 態 が続 いていました。
夜 も息 が苦 しくてろ
くに眠 れません。
さらに困 るのは匂 いが全 くわからなくなったことと、食 べ物 の味 がわから
なくなったことです。
主 婦 なので毎 日 家 族 4人 の食 事 をつくらなけれ
ばなりませんが、味 見 をしても味 がよくわからないし、何 かが焦 げていて
も匂 いが一 切 わからないので気 づかないのです。
頭 も常 に重 く、体 もだるくてとても辛 い状 態 でした。
鼻 水 は水 っぽい
のがひっきりなしに出 て、ドロッとした鼻 水 も出 ていました。
耳 鼻 科 に行 くと蓄 膿 症 と診 断 されました。
医 師 には治 るのに3ヶ月 は
かかると言 われ、何 種 類 もの薬 をもらいました。
3ヶ月 もこんな状 態 が続 くのは耐 えられないと思 い、 蓄 膿 症 についてイ
ンターネットで調 べていたところこのマニュアルを知 りました。
さっそく
メ ー ル で 相 談 さ せ て い た だ き 、 マニ ュ ア ル を 読 ん で 、 頂 い た ア ド バ イ ス を
実 行 しました。
食 事 は○○をこころがけ、○○性 食 品 、油 脂 を極 力 控 えました。
夜は
子 供 が寝 た後 に○○をして毒 出 しをしました。
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[3 3 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
始 めて五 日 たった日 、かすかに食 べ物 の匂 いを感 じました。
完 全 に嗅 覚 を失 っていたので、大 変 驚 きました。
るんだと感 じ、本 当 に嬉 しかったです。
半 月 の間
と同 時 に治 ってきてい
その日 から鼻 づまりも少 しずつ
楽 になっていきました。
マニュアルを始 めてから10日 後 には鼻 も通 り、鼻 水 も全 く出 なくなりまし
た。
嗅 覚 と味 覚 もすこしずつ戻 り、二 週 間 たつころにはすっかり元 通 り
になりました。
耳 鼻 科 で医 師 に、治 るまで3ヶ月 はかかると言 われた蓄 膿 症 が、通 院 を
やめ、マニュアルを始 めて二 週 間 で完 全 に治 ったのです。
家 族 も驚 いていました。
もちろん再 発 もしていません。
アーユルヴェーダの理 論 を用 いて、根 本 から 蓄 膿 症 を治 す方 法 な
ので、安 心 してマニュアルに取 り組 めました。」
その他 の体 験 談 は下 記 のサイトにてお読 みになれます。
http://soukai.main.jp
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[3 4 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
4 つの 治 療 法
現 在 、 日 本 に ある蓄 膿 症 の治 療 法 を 4つの種 類 に まとめまし た。
下 記 の表 をご 覧 く だ さい。
4つ の治 療 法
1 .治 療 院 での施 術
鍼
お灸
気功
3.浄 化 法
指圧
リ ン パ マッサ ージ な ど
断食
サ ウナ
腸 内 洗 浄 など
2 . お薬 系
4 . 食 事 法 と浄 化 法
漢方薬
薬草茶
アー ユルヴェ ーダ 式 改 善 法
青汁
サ プ リメ ン ト な ど
1. ~4 . の治 療 法 の特 徴 を簡 単 に ご 紹 介 し たいと 思 います。
1 . の治 療 院 での 施 術 は自 分 では何 もせ ず に、 ただ 受 けるだ けな ので、
と にかく 楽 ですね ( そ の代 わり 、 安 く はな いですが ) 。
効 果 とし ては免 疫 力 のアップ 、 血 行 促 進 、 心 身 の緊 張 緩 和 な どが 期 待 でき
ます。
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[3 5 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
1 . の中 では 鍼 が 蓄 膿 症 の治 療 において 最 も実 績 が あると思 い ますが 、
2 ~3 回 の治 療 で治 るわ けではあり ませ ん ので、 症 状 の程 度 に も依 り ますが 、
ある程 度 の回 数 は継 続 し て受 ける必 要 が あ る ようです 。
2 .の 漢 方 薬 や 薬 草 茶 、 その他 は飲 むだ けですから 、 これも楽 ですね 。
特 に漢 方 薬 は 急 性 副 鼻 腔 炎 の場 合 には症 状 を抑 えてく れますので助 かり
ますし 、 継 続 すれば完 治 も可 能 です 。
し かし 、 症 状 が 慢 性 化 し ている場 合 ( 蓄 膿 症 、 慢 性 副 鼻 腔 炎 ) には漢 方 薬 だ け
で治 す とな ると、 期 間 が か かると思 われま す。
3 .の 浄 化 法 は血 液 をき れいにする効 果 が たいへん 優 れています。
ここ に上 げた浄 化 法 は非 常 に 効 果 が 大 き く 万 病 の改 善 に効 果 的 ですが 、
体 に負 担 をかけ るので 頻 繁 に行 える ものではあり ませ ん。
( *断 食 は専 門 家 の指 導 が 必 要 です)
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[3 6 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
この浄 化 法 だ け を行 っ ても 蓄 膿 症 の改 善 には直 接 つな が り ませ んが 、 補 完 的
効 果 はあり ま す。
4 . の食 事 法 と浄 化 法 は私 が 作 成 し た自 宅 で でき るテク ニ ック を集 めた マニ ュ
ア ルで す。
以 上 が 蓄 膿 症 の改 善 に有 効 な 4つの治 療 法 です 。
1 ~4はいず れも有 料 で すから 、 費 用 対 効 果 も選 ぶ 際 のポイン ト にな っ てき ま
すね 。
どの治 療 法 を選 ばれたとし て も、 ある程 度 の回 数 な り 期 間 は継 続 し て行 う
こ とで 結 果 が 見 えてく ると 思 います。
その上 で、 他 の 治 療 法 と組 み合 わせ る と相 乗 効 果 も出 てき ます。
その点 で言 えば、 食 事 はだ れにとっ ても欠 かせ な い ものですから 、 食 事 法 は
他 の治 療 法 と併 用 する と一 層 効 果 が 上 が り ます。
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[3 7 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
改 善 マ ニュ アル の ご案 内
冒 頭 で もお伝 えし まし たが 、 病 気 を治 すに は 「 2 つの知 識 」 が 必 要 です。
1つ 目 の知 識 と は「 蓄 膿 症 にな っ た原 因 (避 けるべき 食 事 ) 」 へ の正 しい 理 解 です 。
蓄 膿 症 の真 の 原 因 は「 粘 液 と毒 素 の 増 加 」 です。
そし て、 「 粘 液 と毒 素 」 は偏 っ た 食 生 活 の継 続 によっ て生 じ ます。
このガイドブックを読 まれたこと で、あなたは医 師 でさえ知 ることのない、蓄 膿 症
の「 真 の原 因 」 を知 っ てし まいまし た。
以 前 のような 、薬 以 外 で治 せる方 法 はないかと探 して おられた時 とは違 います。
も う一 歩 で 改 善 でき るとい う扉 の前 まで来 ているのです。
あと必 要 なのは病 気 を治 す2つ目 の知 識 です。
それは「確 かな改 善 法 」です。
具 体 的 、 実 用 的 な ノ ウハ ウ で す。
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[3 8 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
私 はその「 確 かな 改 善 法 」 を 1 冊 のマニ ュ ア ル にま とめまし た。
このマニュアルの内 容 は理 論 編 、基 礎 編 、改 善 編 、粘 液 排 出 編 で構 成 されていま
す。
「理 論 編 」ではアーユルヴェーダの身 体 理 論 をこのガイドブックより深 く学 べるよ
う にな っ ており ます。
「 基 本 編 」 では 粘 液 を生 じ 易 い食 材 と粘 液 を減 ら す食 材 が わかる よう に 、 食 材 を
1 0のカテ ゴリーに分 けまし た。
下 図 は食 材 カテゴリーの表 の ほ んの 一 部 です。
粘 液 (増 )
強温
粘 液 (中 )
粘 液 (減 )
ア ルコ ール
味噌
生姜
中温
チーズ
米
れんこ ん
冷す
砂糖
パン
そば
強冷
こ れ を見 れば 食 べて 良 い ものは 何 か、 避 け るべき ものは 何 か迷 わ な くて済 みます。
また、毒 素 を生 じさせない 基 本 的 な食 事 の取 り方 と生 活 習 慣 などについて述 べ
ていま す。
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[3 9 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
「 改 善 編 」 では、 蓄 膿 症 を改 善 す るため に、 これまでに 体 内 に蓄 積 された 毒 素 を 減
ら し て免 疫 力 を向 上 させ る ための 3 つの 実 践 的 ノ ウハ ウ (食 事 法 と浄 化 法 ) を詳 し
く 解 説 し ています。
「 粘 液 排 出 編 」 では、 粘 液 体 質 の偏 り を 治 すために、 頭 部 に溜 まっ ている 粘 液 を排
出 するノ ウ ハ ウを紹 介 し ています。
このマニュアルに書 かれた方 法 はだれにでもできる程 シンプルなもので、それで
いて結 果 がしっかり出 てきます。
実 践 されてから平 均 10 日 くらいで、鼻 づまり と鼻 水 が改 善 されます。
早 い方 では 3 日 で、遅 い方 でも 14 日 くらいで改 善 されています。
以 前 のように、普 通 に鼻 で息 が通 るようになります。
なお、マニュアルは薬 を服 用 しながらも使 えます。
マニュアルを実 践 されるに従
が い体 調 が 良 く な り ますから 、 それに応 じ て薬 は減 ら し ていけ るでし ょう。
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[4 0 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
マニ ュ ア ル は E - B oo k( P D F 版 ) とし て 販 売 し ており ま す。
タ イト ルは 「 アーユルヴェ ーダ 式 蓄 膿 症 改 善 マニ ュ アル 」 です。
こちら の サ イトで取 り 扱 っ て おり ます。
http : / /s oukai.m ain. jp
あなたが、昔 の健 康 だった頃 のご自 分 を少 しでも早 く 取 り戻 されることを祈 って
おり ま す。
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[4 1]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed
蓄 膿 症 の改 善 ガイド ブ ック
おわりに
最 後 ま で 、こ の ガ イ ド ブ ッ ク を お 読 み い た だ い て あ り が と う ご ざ い ま す 。
蓄 膿 症 で 苦 し ん で い る 方 々 は 医 者 か ら 治 ら な い と 言 わ れ た り 、手 術 を 勧
め ら れ て い て も そ れ を 良 し と せ ず 、打 開 策 を 見 つ け る た め に 必 死 で 情 報
を模索していらっしゃいます。
そのような方々にこのガイドブックが少しでも役に立てばたいへん嬉
しく思います。
あなた様のご健康を祈念いたします。
末次 浩二
<連 絡 先 >
著 者 へのお問 い合 わせは下 記 のサイト内 からどうぞ。
http : / / s oukai.m ain. jp/toiaw ase.htm l
C opyrig ht
( c)
2 0 10
[4 2 ]
kouji suetsug u
A ll R ig ht
R eserv ed