事業計画書 平成27年度 - 児童養護施設 聖母愛児園

事業計画書
平成27年度
社会福祉法人キリスト教児童福祉会
児童養護施設
聖母愛児園
〒231-0862
神奈川県横浜市中区山手町68
TEL 045(662)8338
FAX 045(663)2704
http://seiboaijien.com/
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平成 27 年度 社会福祉法人キリスト教児童福祉会
児童養護施設 聖母愛児園事業計画書
1.基本理念
あなたがたは、神の家族です。
エフェソの信徒への手紙 2 章 19 節
わたし(キリスト)が愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。
ヨハネによる福音書 5 章 12 節
当園は、より家庭的な生活環境(小規模ユニット型)の中で、家庭的な養育を推進し、子
ども達と職員が共に育み、互いに愛し、一般的な家族の概念を超えた、神の家族として成長
していくことを基本理念とする。
2.基本方針
1) 児童の基本的人権を尊重する
2) 児童の安心で安全な生活を保障し、心身の健全な育成を推進する
3) 児童の社会的自立を目標とした支援を行う
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3.今年度事業計画
1) 要保護児童の社会的養護の推進
2) 処遇体制(小規模ユニット・ケア)の強化
・自立支援事業の充実 ・園内交換実習の実施
・性教育の実施 ・招待行事の受け入れ見直し
・適正な養育の確保の為、養育の在り方検討
・家庭支援専門相談員を専任とし、機能充実を図る
3) 施設運営の組織化推進
・職員毎の役割分担の明確化
・職員雇用の安定化 ・職員の倫理観や専門性の向上のための研修の充実
・職員チームワークの向上 ・園内職員研修の実施
・平成 28 年度に向けホーム職員配置数改善のための新規職員雇用
・スーパービジョン体制のシステム化
・職員間連携(朝礼)の見直し
4) 施設内心理の機能強化
5) 聖書に基づく人間観・福祉観の学びと理解
・聖書の学び(月1回):ブロック会議の持ち回りで実施。
・CS(church school)の定期実施
6)
7)
8)
9)
10)
11)
各種委員会活動の充実
第三者評価結果を基にした支援・運営の向上
地域との協働を進め、児童の社会生活の基礎を育む
食育の研究と実践
社会資源としてのボランティアの積極的活用
融資償還計画の実行
4.児童・職員
(1)児童定数 96名
*地域小規模児童養護施設含む
(2)職員(法定定数32名)
施設長1名、事務長1名、書記1名、栄養士1名 、全体主任1名
ブロック主任3名、保育士25名、児童指導員7名、
家庭支援専門相談員1名(兼任)、個別対応職員1名(兼任)
心理療法士1名、調理員3名、非常勤職員6名、嘱託医1名
常勤職員合計 44名
非常勤職員合計 7名
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5.組織構成
*資料…社会福祉法人キリスト教児童福祉会聖母愛児園組織図
平成 22 年 8 月の体制移行から、今年でまる 5 年を迎える。体制移行に伴う職員の増員
で、常勤・非常勤職員を併せて50名を超える事業所となった。これまでと同様に、大規模
職員集団の組織化が経営の中心となる。
基本方針に基づき、職員間の相互理解と共通認識をもって、掲げられた事業目標の達成に
向けて組織的運営を図っていく。
施設長を中心に各主任と調整のうえ、全ての職種の情報収集・分析・指示命令に一貫性を
持たせる。
施設全体を A・B・C ブロックに分け、各々にブロック主任を配置する。(地域小規模児童
養護施設は全体主任が担う。)ブロック主任が中心となり、児童の生活支援状況を把握し、
職員各々の勤務・健康等の管理調整を行い、家庭支援専門相談員、個別対応職員の役割の実
際を全体主任やブロック主任が中心となって担い、より良い処遇体制の構築と人材育成の基
盤構築を目指す。
生活支援の要になるホーム担当保育士・児童指導員においては、性別により判断される種
の業務について適宜、分担をして遂行にあたる。そして、方針に基づいて発揮される各ホー
ム運営の個性を相互に尊重し、且つホーム運営状況の適正さを確かめながらホーム運営を行
う。
生活支援ブロックに対し専門職業務の明確化を図り、心理療法士・管理栄養士・調理員・
事務員・園内保育担当保育士が専門性を生かせるよう情報交換を密に行い業務連携を図り、
その専門性が児童への支援に貢献できるようにする。
今年度からの新たな取り組みとして、体制移行から構築してきたこれまでの職員組織体制
を基に、施設全体に係る全体主任を配置し、家庭支援専門相談員(ファミリーソーシャルワ
ーカー)専任として機能させ、更には施設全体の調整役を担うようにする。
体制移行を機にホーム担当は主担当、副担当と役割を担ってきたが、今年度よりホーム 2
人担当制とし、役割分担に柔軟性を持たせホーム運営の適正化、効率化を図る。
また、これまで児童定員 96 名に対し心理療法士 1 名の体制で臨んできたが、新たに非常
勤心理療法士 1 名を配置し、心理療法事業を拡充させてゆく。
平成 27 年度国家予算案に示された通り、社会的養護の充実に関するところとして、小学
生以上の児童に対しての職員配置が 5.5 人に対して 1 名から、4 人に対して 1 名と改善され
た。(小学生未満の児童 3 歳以上は 3 名、2 歳児は 2 名に対して 1 名と改善)聖母愛児園に
於いては既に小学生以上 4 人に対して職員 1 名の職員配置数となっている。しかしながら、
1 ホーム(ケア単位)における職員配置は 2.75 名と児童の生活を護るには決して十分な配
置とは言えない。したがって、平成 28 年度には 2.75 名の配置数を 3.25 名に改善する為に、
更に 6 名の職員を雇用して行く。今年度中の雇用計画に組み入れる。
また、里親支援専門相談員の配置の推進も示されたが、横浜市としては昨年度、今年度と
配置する予定はないとした。今後の動向を見てその役割・機能を鑑み、配置に備える。
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6.出納承認の明確化
現実的な承認経路を明確にし、事務処理の省力化を図る。
<A>ブロック主任による承認
日用消耗品、文房具等で取引単価\1,000-未満
学校教育に関する支払い
<B>施設長による承認
日用品等で取引単価\5,000-以上
行事等イベントに要する費用で、予算\5,000-以上
<修繕願い>施設長・ブロック主任による承認
修理・修繕
全支出に対しての施設長承認はないが、会計伝票における施設長決済がなされる。従って、
出納業務に関して、ブロック主任によるチェック、施設長によるチェック、事務によるチェ
ックにより、チェック機能を充実させ、適正な出納処理とする。
7.職員間連携体制
園内 LAN システムの導入(H22 年度~)によりシステムの範囲内であれば、どのパソコン
からも情報の閲覧や記録の書き込みを行うことが可能である。引き継ぎ事項や連絡・報告事
項は、口頭だけではなく、システムに書き込みを行うことにより、より確実にスムーズに情
報共有が出来るようになっている。処遇システム、グループウェアの活用については、職員
個々が活用し情報共有がなされている。しかし、情報過多や直接的な伝達が希薄になる恐れ
等の課題が見られ、継続的に改善に努めていく。
運営会議に各ブロックから代表者 1 名が参加する。施設づくりへの現場職員の参画および
職員育成を大きな狙いとして、新たな取り組みとして実施する。
また、以下のとおり各種会議を開催する。
①運営・連絡・調整
運営会議(月1回):運営方針の協議と決議
職員会議(月1回):運営に関しての連絡調整と全職員による最高決議
主任会議(月 1 回):運営および連携に関する協議と決議、連絡調整
朝礼
(毎平日):日々の連絡と調整
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②処遇検討・連携
全体ケース会議(月1回):職員会議と併せて実施。
被虐待児・処遇困難児・要家庭調整等のケース
小規模児童養護施設のケース
ブロック別ケース会議(各月1回):
ブロック会議(月1回):棟別ケース会議と併せて実施。
本郷ホーム会議(月1回)
各フロア会議(月1回)
③その他
調理例会(月1回)
給食会議(月1回):職員会議と併せて実施。
エンジェル会議(月1回)
エンジェルスタッフ会議(月1回)
事務部会:随時
苦情要望解決第三者委員会(年2回以上)
④外部機関との連携
児相連絡会(年1回):4児相との連絡会を2児相ずつに分けて行う。
幼稚園連絡会(年1回)
小学校連絡会(年1回)
中学校連絡会(年1回)
8.職員育成
職員の自己研鑽の環境を整え、専門性の向上をはかり、職員資質を高める。
1) 専門書籍や文献など専門図書の購入を推進し活用できるよう努める。
2) 新任職員研修を実施し、知識・技能向上を目指し新任職員を養成する。
3) 年間研修計画を作成し、各研修会へ職員が積極的に参加する。
4) 施設内外の管理職研修への参加。(施設長研修参加の義務化)
5) その他職員資質向上の為に園内で取り組むべき事項
・園内職員研修の実施(年 4 回)
・ユニット・小舎制養育における処遇体制の強化
・子どもの権利擁護
・児童の年齢に応じた性教育の計画実施
・発達段階支援目標と保育計画
・学習支援
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・聖母愛児園における家庭支援専門相談員の専門性の確立
・聖母愛児園における個別対応職員の専門性の確立
・聖母愛児園における心理療法士の専門性の確立
・聖母愛児園における食育および生活支援者の調理技術向上
9.保健衛生管理
1) 健康診断
・児童は年2回の嘱託医による健康診断の実施。学校での各検診も実施。
・職員は年1回の健康診断の実施。35歳以上成人病検診を含む
2) 疾病予防対策
・細菌検査の実施。施設長と事務員を除く全ての常勤職員は月1回検便の実施。
・年1回、全児童のインフルエンザ予防接種。
・未接種が認められた際の予防接種の実施。
3) 衛生管理
・布巾の洗濯、食器の消毒を毎日実施。
・手洗い石鹸をポンプ式液体のものとする。
・児童の衛生管理(手洗い、うがい、耳掻き、つめきり)を定期的に行う。
・洗面所の手ふきは各児童個別のものを使用する。
・児童が感染症等発症の際には、当該ホームへの他ホーム児童の出入り禁止や園内保育
受け入れ基準に基づいて利用の制限をし、感染拡大防止に努める。
10.児童および保護者の要望受付システムの確立と活用
児童及び保護者からの苦情・要望の適切な解決に努める。児童からの要望や質問について
は、定期的なホーム会や子ども運営委員会、高校生会等から意見を収集し、必要に応じて回
答する。また、意見箱を設置し、要望発信がし易い環境を保障する。
1) 要望受付に関する児童および保護者に対する周知
2) 要望解決に関するシステムの活用と連携
3) 児童養護施設サービス第三者評価の受診 (義務化)
4) 要望解決第三者委員と児童との交流の実施
5) 子ども運営委員会・高校生会・ホーム会の実施
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11.情報開示
施設の経営方針や運営方針について、職員会議や各ブロック会において、口頭又は文書に
て情報提供を行っていく。外部への情報開示は重要であるが、それ以上に重要なのが、内部
への情報開示と情報提供である。職員には施設経営全般の情報を、児童には、子ども運営委
員会、高校生会、ホーム会等を通して、年齢に応じて必要な情報を提供していく。また、財
務諸表・事業計画書・事業報告書・運営内容・自己評価結果等をホームページにて公開する。
12.財政安定への努力
借入金返済は、元本 21,360,000 円を返済するが、その内、10,680,000 円は償還金補助金
を横浜市より受ける。借入金利息は、3,721,995 円を支払うが全額横浜市より補助金を受け
る。従って、実質的な年間支出は、10,680,000 円となっている。
平成 27 年度は、児童 5.5 人に対して職員 1 名が児童 4 人に対して職員 1 名と改変され、
それが措置費単価に反映する国家予算が閣議決定されている。そのため、措置費収入が増収
となるが、横浜市より措置費単価の決定通知書が届いてから補正予算として組み直すことに
なる。当園の場合、現状で既に児童 4 人に対して職員 1 名相当数を雇用しているが、1 ホー
ム 2.75 名の配置に留まっているため、1 ホーム 3 名配置にするために、あと 6 名の雇用を
計画している。措置費単価の動向を見ながら、平成 28 年度に向けて雇用計画を見直してい
く。
平成 26 年度に敷地内植栽について、枝落とし工事を行ったが、平成 27 年度より、業者と
植栽管理について継続契約を結び、管理していくことによって、地域住民からの落葉等に関
する苦情緩和を図る。
財政安定化に向けては、職員人件費がもっとも影響を与えるが、子どもの安心安全な生活
保障、職員の待遇改善にも連動しており、バランス感覚が求められる。適正支出を見極めた
予算計画を行っていく。
13.事業費予算について
小舎制の利点を最大限に引き出していくための予算計上を継続していく。特に、園全体
での行事よりも、ホーム毎のイベントを重視した予算配分に心掛けている。例えば、ホーム
毎に幼稚園児以下ひとり単価 2 万円、小学生以上ひとり単価 2 万 5 千円のホーム別行事費
を割り振っている。これは、ホーム単位で使途を計画し臨機応変に活用できるように予算化
している。日帰りや宿泊旅行などのイベントや、銭湯や外食などのちょっとした外出にも対
応出来るようにしている。
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また、ホーム調理費としてひとり単価 840 円を計上し、別に、バースディ調理費を、ひと
り単価 840 円を 7 回として計上している。誕生日に普段と違う献立で祝ってもらう経験は、
子どもたちにとって思い出になることだろう。
しかし、小舎制による小グループでの生活と言えども、大人を独占できる瞬間は限られて
いる。子どもたちにとって、今この瞬間、大人が自分だけを見ていてくれる、と言う満足感
は計り知れない。その様な満足感の獲得と社会性としての体験、生活の質の向上、これらの
要素を踏まえ、個別対応費としてとして児童ひとり単価 5 千 300 円を計上している。これ
は、例えば、映画を見に行き、レストランで食事をする程度の予算であるが、年に一回、確
実にこのような経験が出来るようにしたい。
年末年始に自宅に帰宅できない子どもたちがいるが、その子どもたちが、例えば、スケー
トを楽しみ、ファミリーレストランで食事をする程度のひとり単価 2,300 円を計上してい
る。
今回の事業費予算化においては、一部の項目について消費税増税対応で予算単価を増額し
ている。そのため先年度より約 240 万円の増額予算となっている。平成 27 年度においては、
措置費単価改定に伴い増額収入が見込まれるため、補正予算にて、特にホーム別行事費の増
額改定を行い、更なるホーム活動の充実を図りたい。
また、小グループの動きを基本とするが、園全体を一つのコミュニティーとし、その中で
行われるグループワークの一環として、園内クラブ(太鼓などの活動)やスキー旅行、パソ
コン教室、社会体験ツアー等の活動を継続していく。
招待行事も多く、年間を通してのイベントは、一般家庭の子どもたちに比べると充実して
いるところもある。しかし、集団行動の場合が多い。その様な経験も社会性の育成として重
要であるが、それに小グループでの体験が加わることによって、子どもたちの社会体験の幅
が拡がると言える。
今年度も、少人数での生活に、更にその中での個人にスポットを当てた児童ケアを目指し
て事業を進めていく。
<総括>
平成22年度夏に行われた体制移行から、今年度は 5 年を迎える節目となる。これまで、
職員一人ひとりの努力によって小舎制ユニットホームの運営がなされ、主任を中心とした運
営会議において様々な計画検討・実践・見直しにより、この大規模な組織が運営されてきた。
これまでも、養育者から適切な養育を受けられない児童を受け入れ、養護し自立に向けて
の援助を行うことを使命とし社会的養護の推進を掲げ、心身共に健全な社会の一員として生
きていけるよう養育することを目的とした。そして、社会的養護の専門家として児童の発達
を担うという役割を果たすべく、処遇体制(小規模ユニット・ケア)の強化・施設運営の組
織化推進に努めてきた。これらを考慮し、昨年度の目標と年度を通して課題に上がった事柄
などを総括し、今年度の計画を挙げた。下記については、更に重点項目とする。
-8-
・職員育成の観点からスーパービジョン体制のシステム化
・適正な養育の確保の為、養育の在り方の検討
・心理療法事業の拡充
・地域との協働を進め、子どもの社会生活の基礎を育む
・家庭支援専門相談員を専任とし、機能充実を図る。
・職員間連携(朝礼)の見直し
・平成 28 年度に向けホーム職員配置改善のための新規職員雇用
また、昨年度に義務化に伴い受審した、第三者評価の結果を支援の質向上、運営の向上に
役立てる。
国の示す「社会的養護の課題と将来像」について、家庭的養護推進計画が 27 年度より始ま
る。今後の国の動向や、所管課である横浜市と協議を重ね、園としての中長期計画方針を出
していく事となるが、支援体制の構築(ファミリーホーム・地域での小規模グループケア設
置)や、それに伴う経営等の多くの課題があげられる。これらの動きに対応するよう努めて
いく。
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2015/2/28
平成27年度 事業費予算
中
小
調理室
学齢
単価@
食材
¥
730
ホーム調理 ¥
840
誕生日食 ¥
840
自由献立
クリスマス ¥
1,500
行事食材
創立記念日 ¥
600
*調理室が配分調整する
お花見
¥
400
ので右記は目安です。
給
餅つき
¥
250
食
卒業祝会 ¥
800
中高生
¥
70
費
おやつ代
小学生
¥
60
年長以下 ¥
40
全児童
¥
5,300
個別対応費
引率職員 ¥
5,300
昼食パン代
¥
500
その他の給食費
その他
¥ 100,000
医薬
医薬品費
随時
¥ 50,000
保健
保健衛生費
理美容費 ¥
2,500
通院通所 ¥ 200,000
医療費
医療
予防接種等 ¥ 200,000
その他
¥ 150,000
高校生
¥ 45,000
中学生
¥ 42,000
小4-6年
¥ 37,000
衣類・履き物
小1-3年 ¥ 37,000
年長
¥ 37,000
被
年中以下 ¥ 27,000
服
寝具
随時
¥ 300,000
費
オムツ
随時
¥ 200,000
履物
上履き
¥ 30,000
学生服
¥ 400,000
制服関係
体操服
¥ 300,000
その他の被服費
随時
¥ 50,000
卓球
¥ 30,000
ソフトボール ¥ 80,000
スポーツ
野球
¥ 80,000
駅伝マラ
¥ 20,000
その他
¥ 20,000
新聞
随時
¥
3,720
学齢前
¥ 25,000
ホーム行事
小学生以上 ¥ 30,000
引率職員 ¥ 30,000
中グループ行事
¥ 200,000
季節装飾 ¥ 10,000
冬季行事 ¥ 300,000
社会体験 ¥ 130,000
全体行事
招待行事等 ¥ 40,000
七五三他 ¥ 20,000
教
年末年始 ¥
2,300
養
遊具
随時
¥ 100,000
娯
誕生日プレゼント 全員
¥
3,200
高校生
¥
5,200
楽
中学生
¥
4,200
費
クリスマスプレゼント 小4-6年
¥
3,700
小1-3年
¥
3,200
幼児
¥
3,200
園芸
¥ 50,000
書籍ビデオ ¥ 30,000
写真
¥
2,000
パソコン
¥
30,000
その他教養娯楽費
茶道
¥ 20,000
食育プロ
¥ 50,000
高校生会等 ¥ 65,000
和太鼓
¥ 140,000
高校
¥
4,200
¥
4,200
新入学プレゼント 中学校
小学校
¥
4,200
幼稚園
¥
3,200
人数 回数
合計
小区分
中区分
100
365 ¥ 26,645,000 ¥ 26,645,000
88
3 ¥
221,760 ¥
739,200
88
7 ¥
517,440
140
1 ¥
210,000
140
1 ¥
84,000
497,000
140
1 ¥
56,000 ¥
140
1 ¥
35,000
¥ 31,057,450
140
1 ¥
112,000
33
365 ¥
843,150
1,945,450
41
365 ¥
897,900 ¥
14
365 ¥
204,400
88
1 ¥
466,400 ¥
932,800
88
1 ¥
466,400
33
12 ¥
198,000 ¥
298,000
1
1 ¥
100,000
1
1 ¥
50,000 ¥
50,000 ¥
50,000
40
2 ¥
200,000 ¥
200,000 ¥
200,000
1
1 ¥
200,000 ¥
200,000
550,000
1
1 ¥
200,000 ¥
200,000 ¥
1
1 ¥
150,000 ¥
150,000
16
1 ¥
720,000
17
1 ¥
714,000
21
1 ¥
777,000 ¥
3,399,000
20
1 ¥
740,000
7
1 ¥
259,000
7
1 ¥
189,000
¥
4,679,000
1
1 ¥
300,000 ¥
300,000
1
1 ¥
200,000 ¥
200,000
1
1 ¥
30,000 ¥
30,000
1
1 ¥
400,000 ¥
700,000
1
1 ¥
300,000
1
1 ¥
50,000 ¥
50,000
1
1 ¥
30,000
1
1 ¥
80,000
230,000
1
1 ¥
80,000 ¥
1
1 ¥
20,000
1
1 ¥
20,000
14
12 ¥
624,960 ¥
624,960
14
1 ¥
350,000
3,650,000
74
1 ¥ 2,220,000 ¥
36
1 ¥ 1,080,000
1
1 ¥
200,000 ¥
200,000
14
1 ¥
140,000
1
1 ¥
300,000
1
1 ¥
130,000 ¥
791,000
1
1 ¥
40,000
1
1 ¥
20,000
70
1 ¥
161,000
1
1 ¥
100,000 ¥
100,000
¥
6,851,260
88
1 ¥
281,600
14
1 ¥
72,800
17
1 ¥
71,400 ¥
612,300
21
1 ¥
77,700
20
1 ¥
64,000
14
1 ¥
44,800
1
1 ¥
50,000
1
1 ¥
30,000
88
1 ¥
176,000
1
1 ¥
30,000 ¥
561,000
1
1 ¥
20,000
1
1 ¥
50,000
1
1 ¥
65,000
1
1 ¥
140,000
7
1 ¥
29,400
5
1 ¥
21,000 ¥
82,000
6
1 ¥
25,200
2
1 ¥
6,400
聖母愛児園
2015/2/28
保育材料費
毎月の小遣い
本
人
支
給
金
児童手当
お年玉
バザー小遣い
その他
中
日用品費
水道光熱費
消耗器具備品費
保険料
教育指導費
就職支度費
葬祭費
車両費
雑費
修繕費(事業)
日中保育
高校3年生
高校2年生
高校1年生
中学生
小4-6年
小1-3年
年長
年中以下
中学生以下
高校3年生
高校2年生
高校1年生
中学生
小4-6年
小1-3年
年長
年中以下
全員
随時
¥ 10,000
¥
5,000
¥
4,500
¥
4,000
¥
3,000
¥
2,000
¥
1,000
¥
800
¥
500
¥ 10,000
¥
5,000
¥
5,000
¥
5,000
¥
4,000
¥
3,000
¥
1,000
¥
800
¥
800
¥
600
¥ 300,000
学齢
消耗品
電気
水道
ガス
随時
傷害保険
個人賠償
幼児
小学生
中学生
高校生
学校給食
見学旅行
単価@
¥3,000,000
¥3,000,000
¥5,300,000
¥1,700,000
¥ 500,000
¥ 310,000
¥ 40,000
¥4,100,000
¥1,500,000
¥3,000,000
¥4,000,000
¥
4,000
¥ 600,000
入進学支度費 ¥2,500,000
交通費
¥1,100,000
その他
¥
5,000
随時
¥ 400,000
随時
¥ 10,000
燃料
¥ 600,000
点検検査 ¥ 500,000
その他
¥ 200,000
随時
¥ 200,000
随時
¥1,300,000
1
12
5
12
4
12
7
12
17
12
21
12
20
12
7
12
7
12
72
12
5
1
4
1
7
1
17
1
21
1
20
1
7
1
7
1
88
1
1
1
計
人数 回数
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
41
11
1
1
1
1
1
1
1
1
5
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
¥
120,000
¥
300,000
¥
216,000
¥
336,000
¥
612,000
¥
504,000
¥
240,000
¥
67,200
¥
42,000
¥ 8,640,000
¥
25,000
¥
20,000
¥
35,000
¥
68,000
¥
63,000
¥
20,000
¥
5,600
¥
5,600
¥
52,800
¥
300,000
¥ 55,059,910
合計
¥ 3,000,000
¥ 3,000,000
¥ 5,300,000
¥ 1,700,000
¥
500,000
¥
310,000
¥
40,000
¥ 4,100,000
¥ 1,500,000
¥ 3,000,000
¥ 4,000,000
¥ 1,804,000
¥
600,000
¥ 2,500,000
¥ 1,100,000
¥
5,000
¥ 2,000,000
¥
10,000
¥
600,000
¥
500,000
¥
200,000
¥
200,000
¥ 1,300,000
¥
120,000
¥
120,000
¥
2,317,200
¥
8,640,000
¥
11,552,200
¥
242,200
52,800
300,000
55,059,910 ¥
小区分
¥
3,000,000 ¥
55,059,910
中区分
3,000,000
¥ 10,000,000
¥
10,000,000
¥
500,000 ¥
500,000
¥
350,000
¥
350,000
¥ 18,609,000
¥
18,609,000
¥
¥
2,000,000 ¥
10,000 ¥
2,000,000
10,000
¥
1,300,000
1,300,000
¥
¥
¥
¥
¥
¥
¥
200,000 ¥
200,000
1,300,000 ¥
1,300,000
37,269,000 ¥ 37,269,000
事業費計
¥ 92,328,910
予算上の児童構成
児童構成
年中以下
年長
小1-小3
小4-小6
中学生
高校1年
高校2年
高校3年
その他
7
7
20
21
17
7
4
5
88
学校行事等の写真代は教育費で処理します。
季節装飾は、節句行事やクリスマス等の装飾購入
中グループ行事は、特別プログラム対応予算です。
先年度から約240万円の増額予算となっています。
おやつ代は純粋に間食代として使用してください。
*茶葉やココア、紅茶などはその他の給食費扱いにします。
*ジャムなどの嗜好品は栄養士と相談してください。
個別外食を個別対応費に名称変更しています。
教養娯楽費
ホーム別行事は、交通費(ガソリン代含)・食事経費等を含めての予算となります。
*ホーム旅行など、ホーム単位のイベントを企画し実施して下さい。
スポーツ関係を区分けし予算を明確にしています。
*予算の中で出来ることを企画して下さい。用具購入などの特別な出費がある場合は予算編成前に承認を受けてください。
冬季行事・社会体験ツアー・パソコン教室・和太鼓の予算を明確に区分けしました。
*予算の中で出来ることを企画して下さい。消耗品購入などの特別な出費がある場合は予算編成前に承認を受けてください。
表中の網掛け部分は、消費税対応で増額しています。
聖母愛児園
年間行事・事業計画
園内行事
4
会議・研修
学校・地域・児相関係
進級入学祝礼拝&花見
運営会議 職員会議 ブロック会議 ケース検討会
防災訓練 太鼓 茶道
主任会議 エンジェル会議 エンジェルスタッフ会議
子ども運営委員会
フロア会議
防災訓練
運営会議 職員会議 ブロック会議 ケース検討会
小学校職員連絡会
PC 教室 太鼓 茶道
みんなの委員会 自立サポート委員会 理事会
中学校一括家庭訪問
文体行事・招待行事
入学・入園式 始業式
横浜YMCA賛助会行事
検診 小学校家庭訪問
個別各種招待行事
横浜ローターアクト招待
5
ヨット招待 バラ展
個別各種招待行事
防災訓練 防災設備点検
6
中学校バザー
卓球大会
横浜四児相連絡会
個別各種招待行事
運営会議 職員会議 ブロック会議 ケース検討会
PC 教室 太鼓 茶道
防災訓練
運営委員会 職員会議
ブロック会議 ケース会
7
ソロプチミスト野球観戦招待
小・中個人面談
PC 教室 太鼓 茶道
みんなの委員会 自立サポート委員会
個別各種招待行事
防災訓練 社会体験ツアー
8
野球・ソフトボール大会
運営会議 職員会議 ブロック会議 ケース検討会
元小夏祭り 地域夏祭り
PC 教室 太鼓 茶道
個別各種招待行事
運営委員会 職員会議
ブロック会議 ケース会
中学校体育祭
防災訓練
9
メソニックロッジ園内整備活動
みんなの委員会 自立サポート委員会
児相、神児研連絡会
第三者委員会
中区三施設学習会
PC 教室 太鼓 茶道
個別各種招待行事
小学校運動会
ソロプチミスト芋掘り
中学校合唱コンクール
YMCAチャリティーラン
町内運動会
個別各種招待行事
防災訓練
10
運営会議 職員会議 ブロック会議 ケース検討会
PC 教室 太鼓 茶道
愛児園バザー 七五三礼拝
11
運営会議 職員会議 ブロック会議 ケース検討会
あすなろ文集
みんなの委員会 自立サポート委員会 理事会
個別各種招待行事
防災訓練
PC 教室 太鼓 茶道
聖母愛児園クリスマス会
職員クリスマス会
12
運営会議 職員会議 ブロック会議 ケース検討会
中学校マラソン大会
個別各種招待行事
防災訓練 防災設備点検
PC 教室 太鼓
防災訓練 スキー旅行
運営会議 職員会議 ブロック会議 ケース検討会
送別マラソン大会
PC 教室 太鼓
フレンドホームの集い みんなの委員会
個別各種招待行事
1
創立記念礼拝 集まろう会
運営会議 職員会議 ブロック会議 ケース検討会
2
節分 防災訓練
あすなろ作品展
中区三施設学習会
自立サポート委員会 第三者委員会
個別各種招待行事
PC 教室 太鼓
卒業卒園礼拝&お別れ会
3
聖光学院チャリティーコンサート
運営会議 職員会議 ブロック会議 ケース検討会
小・中卒業式 修了式
みんなの委員会 自立サポート委員会 理事会
卒園式 PTA 総会
ひな祭り 防災訓練
個別各種招待行事
IT ツアー PC 教室 太鼓
蔵王スキー旅行
- 12 -
危機管理対応(事故対応マニュアル)と事故防止
◇事故発生現場での状況把握と措置
事
故
発
生
協力者を集め
連絡を取る
発見者
①的確な状況の
判断と措置の
判断
応急
処置等
②連絡
通報
①的確な状況の判断と措置の判断
<事故現場での措置>
・何が起きているのか状況をつかむ
・どこに、どのように連絡・通報をするか判断する。
・怪我がある場合は、生命にかかわるものか、経過観察かを判断する。
・状況によって、事故等の原因を聞き取る。
②連絡・通報
<園内の連絡・通報>
事故発見者は、措置の判断と応急処置を行なうとともに、園長、主任、その他職員へ通報を行い、協力を得る。
通報の内容は
・いつ
(今からどのくらい前なのか)
・どこで
(園内・外の具体的場所)
・誰が
(児童名)
・どうして (発生原因など)
・どうなった(対象児童の状況)
◇事故発生からの基本的な流れ<児童の傷病の場合>
(1) 事故発見者は、直ちに児童の応急処置を行い、園長、主任へ連絡する。
(2) 状況の観察(出血や打撲の有無・顔色・全身の状態をみる)。
(3) 受診の必要性の判断をし、状況に応じて119番通報を行ない医療機関へ搬送する。または通院を行なう。
(4) 医療機関への対応後、保護者・児童相談所への連絡を行なう。
◇事故発生からの基本的な流れ<児童所在不明の場合>
(1) 児童不在の状況等を園長、主任へ報告。対応を検討。
(2) 状況に応じて職員、児童、友人、学校、保護者より情報の収集。
(3) 状況に応じて保護者、児童相談所への連絡を行なう。
(4) 状況に応じて園内に情報集約係を置き、捜索を行なう。
(5) 状況に応じて警察への「行方不明者願」を依頼。
(6) 所在確認後、家庭、児童相談所へ連絡する。
(7) 「行方不明者願」を取り下げる。
◇保護者への対応
- 13 -
事故の発生状況、医療機関の診察、受診結果、今後の受診などをきちんと説明し理解を求める。
いかなる状況の事故であっても、細心の注意と誠意をもって対応する。
◇事故報告書
事故報告については、所管課からの取り扱い要領に準ずる
◇事故防止(事故のリスクマネジメント)
以下、全職員が統一見解のもと取り組めるようにする。
<子どもに関して>
・ 視診やホームからの報告より子どもの日々の情緒・体調の把握をする
・ 危険な行動への注意の喚起をする
・ 遊具、園庭、プールでの遊び方の指導をする
・ 危険を回避するための安全教育を行う
・ 危険につながる行動については園全体で注意を喚起する
<職員に関して>
・ 職員の事故の認識,危険予知能力の向上を図る
・ 子どもの各人の発達段階や特徴を職員全体で把握する
・ 子どもの行動予測につとめる
・ 職員間で声を掛け合い危険防止の確認をする
・ 事故原因の分析と防止方法の検討と全職員への注意の喚起をする
・ 担当職員だけでなく全職員が子どもの事故防止に心がける
・ 事故発生時の連絡、通報ができるように準備する
・ 施設の使用上の連携と協力をする
・ 職員間の情報交換とチームワーク作りをする
・ 子どもの状況把握のための保育者の位置の確認をする
・ 発達に合った遊具の選択と遊び方の指導をする
・ 保育者間で、園庭、プール、固定遊具などの遊び方についての確認をする
・ 固定遊具で遊ぶときは保育士が付き添う
・ 園外の散歩時は異常時に対応できる十分な人数が付き添う
<幼児に関して>
・ 睡眠時の職員の付き添いと表情の見える明るさの確保をする
・ 手をつなぐペアは歩調のあう子ども同士とする
・ 他児に攻撃的な面のある園児の行動については全職員が予測して反応する
・ 肘内障(ちゅうないしょう)など起こしやすい子どもを全職員が把握する
・ 午睡、園庭、散歩などの状況に合った人員の配置を行う
<施設、設備、遊具について>
・ 園舎内外の施設、設備、遊具については常に安全点検を行う。安全点検は毎日、職員で協力して行う
・ 異常を発見した際には早期に修理を行う
・ 遊具の破損したものは直ちにかたづける
・ 危険物(薬品や刃物など)は子どもの手の届かない所(鍵付倉庫)に保管・管理する
・ 砂場の深さ、遊具の角、室内備品の置き方などについて環境整備する
事故報告
- 14 -
事故・事件・トラブル等
発生
事故等に対応した職員
主任に報告し、
は報告を行う
主任は施設長に最終報告を行う。
(緊急時には対応してから報告を行う)
事故等の程度、性格に
応じて対応を行う
(事故等の程度)
軽微なもの
(事故等の性格)
重大なもの
個別児童に関するもの
所管課に電話
所管課に電話
〔必要により協議〕
施設内で対応
1)報告不要
所管課に電話
〔必要により協議〕
〔必要により協議〕
施設内または所管課との連携により対応
施設内で対応
2)所管課へ
管理運営に関するもの
3)所管課へ書面報告
4)所管課へ書面報告
5)所管課へ書面報告
口頭報告
例:居室のガラスを割った
例:近隣への無断外出
例:薬物誤飲、骨折、入院
転んですりむいた
万引き、喫煙
特記すべき問題行動
児
童
例:交通事故、人権侵害行為
例:災害、食中毒、法定伝染病
警察や弁護士が関与したもの
相
- 15 -
談
地域とのトラブル
所
適切な処遇の確保についての職員の心得
平成 27 年 4 月 1 日
適切な処遇の確保についての職員の心得
社会福祉法人 キリスト教児童福祉会
聖 母 愛 児 園
1
児童の権利を擁護する処遇向上等に努めること。
2
入所児童に対し、差別なく平等に養育し、一人の人間としての人格を尊重すること。
3
施設内虐待に当る行為をしないこと。
例えば
殴る、蹴る等直接児童の身体に侵害を与えないこと。
食事をさせない、睡眠時間をとらせない、等の行為をしない事。
長時間の作業継続をしないこと。
退所させる旨脅かすこと、性的嫌がらせ、当該児童を無視すること等を行わない事。
4
強度の自傷行為や他の児童、職員等への加害行為を制止する等急迫した危険に対し
強制力を加える行為は、施設内虐待に当らないものである。
5
児童の権利擁護と施設内虐待の防止等についての処遇向上の為に、園内研修、外部
研修への積極的な参加をすること。
6
児童相談所、学校、保護者等への連携に努めること。
7
施設内虐待と認められた場合は、速やかに各部署の主任、施設長に報告し、
適切な指導を受けること。
8
施設内虐待と認められた場合は、その行為に応じて「就業規則」の第 66 条
の対象とする。
- 16 -
平成27年度
事業計画書
事業所名:地域小規模児童養護施設 本郷ホーム
1.事業内容
地域小規模児童養護施設(以下「地域小規模施設」という。
)は、現に児童養護施設
(以下「本体施設」という。
)を運営している法人の支援のもと、地域社会の民間住宅
等を活用して近隣住民との適切な関係を保持しつつ、家庭的な環境の中で養護を実施
することにより、児童の社会的自立の促進に寄与することを目的とする。
家庭復帰困難児童等を対象に6名定員で、本体施設とは別に、既存の住宅等を利用し
て、一般家庭に類似した機能をもつ中で処遇を行う。
2.養育基本方針
「家庭」に近づけるよう念頭におきながら子どもたちの自立を目指し、そのためによ
りよいことを選択して支援を行う。常に「普通の生活とは」と考えていく中で、買い物
や調理に子どもたちも参加し、入浴、洗濯、掃除、身辺整理など生活習慣の確立におい
ても、
(家事、環境保全、営繕、ホーム運営などすべてにおいて関わる)職員が手本を
見せながら自然な形で日常生活のスキルが身に付くように身をもって示していく。
日課や課題は必要最低限のみとし、ひとりひとりに合わせて対応し、子どもと話し合
いながら個別に考えていく。また、自分本位な行動とならないよう「和」を大切に、み
んなのことを考える思いやりの心を育み、ホームがくつろげる自分の「家」となるよう
な働きかけを心掛ける。
児童目標
・みんながひとりのことを、ひとりがみんなのことを思いながら生活することにより思
いやりの心を養う。
・ホームの生活はみんなで計画、分担、協力し合う。依存する生活より、主体的に生活
に参加することを大切にし、協調性を養う。
3.所在地
住所 横浜市中区本郷町3丁目99番地
建物 木造2階建て(借家)
2階 居室6部屋 トイレ
1階 リビング キッチン 浴室 トイレ 職員部屋
(パーテーションによりリビングと居室1部屋にわけることも可能)
ロフト収納
4.児童・職員
(1)児童 定数6名
(2)職員 保育士2名、児童指導員1名、心理士1名(兼任)
5.職員間連携体制
本体施設と同じく園内 LAN システムを使用し、処遇日誌やグループウェアにて職員
間での情報共有をはかる。引き継ぎ事項においても同じく処遇日誌やグループウェア
を活用するが、出来る限り直接的な伝達を基本とし、場合によっては連絡帳を用いて情
報共有をはかる。
月に一度、以下の通り本郷ホーム会議を開催する。
出席者:施設長、全体主任、C ブロック主任、本郷ホーム職員3名
会議場所:本郷ホーム(偶数月)、本園会議室(奇数月)
また、以下の通り本体施設の各種会議に参加する。
運営委員会(月1回)
:運営方針の協議と決議
職員会議(月1回)
:運営に関しての連絡調整と決議
朝会(毎平日)
:日々の連絡と調整
全体ケース会議(月1回)
C ブロック会議(月1回)
6.他機関連携
(1)施設の運営に当たっては、児童相談所、福祉事務所、児童福祉施設、児童委員、学
校及び入所児童の家庭等と密接に連携をとり、入所児童に対する自立支援が円滑
かつ効果的に実施されるよう努める。
(2)特に、地域における近隣関係については、児童は地域において育成されるという観
点に立ち、積極的に良好な関係を築くよう努める。
(3)本体施設から地域小規模に移行する児童及びその保護者に対しては、事前にこの施
設の目的及び内容を十分説明することにより、円滑な施設運営が実施されるよう
留意する。
平成 27 年度
事 業 計 画 書(案)
社会福祉法人キリスト教児童福祉会
児童家庭支援センターみなと
〒231-0862
神奈川県横浜市中区山手町68
Tel
045(663)2759
Fax 045(663)2704
平成 27 年度 事業計画書(案)
児童家庭支援センター
Ⅰ
みなと
目的
地域の児童の福祉に関する各般の問題につき、児童に関する家庭その他からの相談のうち、専門的
な知識及び技術を必要とするものに応じ、必要な助言を行うとともに、市町村の求めに応じ、技術
的助言その他必要な援助を行うほか、保護を要する児童又はその保護者に対する指導を行い、あわ
せて児童相談所、区福祉保健センター、児童福祉施設等との連絡調整等を総合的に行い、地域の児
童、家庭の福祉の向上を図ることを目的とする。
Ⅱ
利用対象者
・児童相談所に加えて、区福祉保健センターが把握した専門的な支援を要するケース
・児童相談所、区福祉保健センターが把握していないが、支援を要するケース
・施設を退所して間もないケース
・里親委託、ファミリーホーム委託されたケース
・一時保護委託を受けた児童
Ⅲ
事業内容
(1) 相談支援事業
地域の児童の福祉に関する各般の問題につき、児童に関する家庭その他からの相談のうち、専門的
な知識及び技術を必要とするものからの相談に応じ、必要な支援を行う。
*相談援助形態:来所面接相談(児童への心理療法も含む)・電話相談・訪問面接相談・E メール他相談
(2) 受託事業
児童相談所において、施設入所までは要しないが要保護性がある児童、施設を退所して間もない児
童など、継続的な指導措置が必要であるとされた児童及びその家庭について、指導措置を受託して
指導を行う。
また、緊急時等には、児童相談所から法第 33 条による一時保護委託を受け、児童を一時保護する。
(3) 関連機関との連携・連絡調整
児童や家庭に対する支援を迅速かつ的確に行うため、児童相談所、区役所、民生委員・児童委員、
要保護児童地域対策協議会、教育委員会、学校、児童福祉施設等との連絡調整を行う。
以下の関係機関等の会議に参加する。
・中区進行管理会議
・中区児童虐待防止連絡会(要保護児童地域対策協議会)
・中区障害者自立支援協議会児童部会(オブザーバー参加)
・横浜市・中区・中央児童相談所・みなと4者のケース検討会議
・横浜市・横浜市内の児童家庭支援センターの合同連絡会議
・個別ケースカンファレンス
(4) 里親・ファミリーホームへの支援
里親及びファミリーホームからの相談に応じる等、当事者性を重視した必要な支援を行う。
(5) 養育家庭等支援事業
区役所及び児童相談所からの依頼に基づき、専門的な支援を要する家庭について、必要な援助を行
う。なお、当事業の実施については、次に定めるところによる。
・ 登録家庭の家庭環境の改善
・ 登録家庭の援助に必要な関係機関との連絡調整
・ 地域の養育家庭支援につながる自主事業の実施
・ その他、登録家庭に必要な援助
(6) 横浜市子育て短期支援事業の実施・利用調整
横浜市子育て短期支援事業実施要綱に沿って受け入れを調整し実施する。なお、預かりの際は聖母
愛児園との連携を取り合いながら実施する。(別紙1参照)
(7)地域交流事業
児童家庭支援センターみなとの周知及び養育に不安のある家庭の早期発見につなげるため、地域の
子育て家庭を対象とした交流イベントを企画・実施する。企画・実施にあたっては、地域子育て支
援拠点や民生児童委員との連携を図る。
聖母愛児園バザーへの出店や地域との合同餅つき大会を行い、子育て世帯以外にも認知されるよう
にする。また、昨年度実施した誕生学講座も継続して行う。
(8)研究、学習、研修等への参加
地域社会の児童福祉に関係する以下の研修等に参加を予定している。
・地域や児童相談所と連携して展開している児童家庭支援センターへの見学
・他の児童家庭支援センターが実施する研修会
・全国児童家庭支援センター協議会
・関東地区児童家庭支援センター協議会
・外部講師によるスーパーバイズ
(9)実習生の受入
将来的に社会福祉援助技術現場実習、臨床心理士の実習等の実習生を受け入れることができるよう、
準備を進める。
(10)聖母愛児園との連携
聖母愛児園との連携を図るために、1 名が聖母愛児園運営委員会へ出席する。また、みなと職員全
員が聖母愛児園職員会議、全体朝礼に参加する。必要に応じて各ブロックケース会議に参加する。
聖母愛児園の行事にも参加し、職員だけでなく入所児童との交流も図り支援のバックアップを担え
るよう努める。
(11)みなと職員間連携
毎月 1 回センター長とみなと職員参加のみなと運営会議を行う。また、毎月中旬にみなと職員のみ
参加のスタッフ会議を行う。各会議においては、ケース会議も行い職員間の共通認識を図る。
(12)要望受付システムの活用
口頭での受付だけでなく、意見箱を設置する。必要に応じてみなと第三者委員(聖母愛児園第三者
委員兼任)も入り、利用者からの苦情・要望の適切な解決に努める。第三者委員会は聖母愛児園と
合同で行う。
(1)~(6)の事業を実施するにあたっては、支援の適正な実施を図るため、アセスメントを実施し支
援計画書を作成する。支援計画書に基づいた支援を行い、その実施状況等を記録する。なお、個人
の秘密が守られるよう、記録は適切に管理する。
支援計画の作成にあたっては、課題の把握、支援目標・支援方法を明確にし、これに基づく計画的
な支援を行うとともに、支援計画については、随時再評価を行う。
また、必要に応じて関係機関との連絡・調整を図り、それぞれの役割分担についても計画に盛り込
む。児童相談所及び区役所の支援方針等との整合性を図る。
当センターの強みとして、「預かりを行えること」がある。預かりを通して子どものアセスメント
を行い、それを保護者へフィードバックすることにより、在宅生活へのヒントにつなげることがで
きるようにする。
Ⅳ
職員配置
・センター長:1 名(聖母愛児園施設長が兼任)
・相談・支援を担当する職員:2名
・心理療法等を担当する職員:1名
・その他職員:1 名
Ⅴ
広報活動
地域交流事業や関係機関への訪問、各種連絡会における活動報告及びホームページの公開を行うこ
とにより当センターの存在を認知してもらうよう努力する。
(別紙1)
横浜市子育て短期支援事業(ショートステイ・トワイライトステイ・休日預かり)
受け入れについて
保護者および区や児童相談所からの依頼、みなとから預かり利用を保護者へ打診する。
↓
検討
原則みなと職員がファミリーハウスにて対応するが、それが難しい場合は、受け入れ日程が決まり
次第、各ブロック主任に情報を伝え受け入れ方法を共に検討する。
ファミリーハウスにて対応、もしくはホームでの受け入れを決定し、ホームでの受け入れの際はそ
のホームへ打診する。
日程の都合が悪い場合は、他の日程を保護者へ打診する。
↓
受け入れ
受け入れの際は、みなとにて対応。荷物記名チェック、健康状態、服薬等の確認を行う。(チェッ
クシートを活用)こどもは、みなと職員がファミリーハウスもしくはホームへ連れて行く。対応職
員へ、受け入れた際の確認事項を伝える。ホームで受け入れた際は、可能な限りみなと職員もホー
ムにて共に過ごす。
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実施
食事・入浴・就寝等の生活日課は、ホームでの時間に準じる。ファミリーハウスで対応する際、食
事は調理室へ依頼する。
ショートステイの際、必要があれば学校への送迎も行う。幼児の場合は、日中の過ごし方としてエ
ンジェル(園内保育)へ登園することも検討する。
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終了
ファミリーハウスでの受け入れの際は、迎え時間が近くなったら使用した物品等を片付ける。持っ
てきた荷物も忘れ物がないように確認する。(チェックシートを活用)
みなと相談室へ移動し、保護者の迎えを待つ。
ホームでの受け入れの際は、みなと職員がホームへ迎えに行く。ホームでの様子をホーム職員に確
認する。ホーム職員と共に荷物等をチェックする。(チェックシートを活用)
みなと相談室へ移動し、保護者の迎えを待つ。
保護者が迎えに来た際に、こどもの様子等を伝える。費用が発生している場合は、領収書を発行し
費用を受領する。
みなと職員が利用実績報告書を作成、翌月初めに横浜市へ提出する。