(災害対策本部図上訓練)に参加しました

気仙沼市総合防災訓練(災害対策本部図上訓練)に参加しました(2015/6/11)
テーマ:図上訓練、災害対策本部
場所:気仙沼市役所 ワン・テン庁舎
2015 年 6 月 11 日(木)、気仙沼市役所において平成 27 年度「6.12 気仙沼市総合防災訓練」
として災害対策本部を設置・運用する図上型訓練が行われ、災害科学国際研究所から人間・社会
対応研究部門 防災社会システム研究分野の丸谷浩明教授、同分野の寅屋敷哲也助教、地震津波リ
スク評価寄附研究部門の安倍祥助手が訓練評価員として参加しました。
この訓練は、市役所に勤務する職員や防災関係機関を対象とし、大規模災害の発生時における
災害対策本部運営と職員の災害対応能力の向上、関係機関との連携促進のために、今年度は 6 月
12 日「みやぎ県民防災の日」に先立ち実施されました。訓練は、災害発生後のさまざまな状況・
情報を付与するコントローラー(進行管理者)と、それらの情報に基づきながら災害対応を実践
するプレーヤー(訓練参加者)に分かれて行われました。今回の訓練は東日本大震災級の地震に
続いて家屋の倒壊や大津波、土砂災害、火災、ライフライン途絶等の甚大な被害が発生し、時々
刻々変化する状況の下、様々な情報がもたらされる中で、避難指示の実施、被災者の救援、避難
所の設置運営、各種救援の受入や関係機関との調整等が災害対策本部空間で実践されました。
訓練は、実際の災害発生時のように非常に緊迫した雰囲気の中で、慌ただしく情報が錯綜する
ような状況を再現するように実施されました。今回は報道機関に公開する形で訓練が実施された
ほか、復興支援のため宮城県外の自治体等から気仙沼市に派遣されている職員の見学も行われま
した。
評価員として参加した本研究所の教員は、事前に情報提供された災害対策本部の体制や災害の
シナリオも踏まえて、各テーブルを回って訓練活動の様子を観察、評価を行い、訓練終了後の反
省会において、参加された職員・関係機関と災害対策活動の課題点などを共有しました。さらに、
訓練の中で本研究所教員が気づいた事項や改善提案などを後日メモにまとめ、今後の災害対応や
訓練に活かしていただきます。
図上訓練の様子と評価者の活動
訓練参加者との反省会の様子
文責:安倍 祥(寄附研究部門)