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2013-2014
REXXAM SKIBOOTS
TECHNICAL MANUAL
www.rexxam.com
THE HISTORY of REXXAM SKIBOOTS SINCE 1993
REXXAM デビュー 20 年を飾るニューモデル
PowerREX とは・・・
2013年、
レクザムはデビュー20周年を迎えます。
こうしたスキーテクニックの変化に対応するた
きな進化を遂げ、New REXXAM が登場します。
ト強化するマイナーチェンジにより、DATA を進
常に地道な進化を続けてきたレクザムがさらに大
それが PowerREX。
R-9
1993-1994
R-9 SUPER RACING
1994-1995
FR-100
1995-1996
NORWAY-100
1996-1997
NORWAY-100
1997-1998
カービングスキーの登場により、スキーテクニッ
クは大きく変化しましたが、その後のスキー板の
進化とともに、スキーテクニックも進化をとげて
います。例えば、スキー板の性能と形状の変化は、
ターンにおけるスキーヤーの身体の使い方を大き
く変化させています。ターン後半でのスキーの加
速のため、スキーヤーの荷重はよりカカトに強く
集中させるようになりました。
FZ-1
1998-1999
FZ-1
1999-2000
FZ-R
2000-2001
FZ-120N
2001-2002
N-120
2002-2003
め、足首角度を大きくする設定や後方へのサポー
化させてきました。
ニューモデル PowerREX はこうした最新ス
キーテクニックに対応するための設定を基本設計
に採用。さらに、3D キャドから直接キャムにデー
タ落とし込んで金型を製造する最新の設計システ
ムにより、開発のパフォーマンシも大幅にアップ。
構造解析や強度計算などの様々なデータを連動さ
せ、構造体として新しいスキー技術に適した設計
を初めから採用した最新スキーブーツです。
01 POWER ACCEL POSITION
パワー・アクセル・ポジション
02 POWER MONO-BLOCK FRAME
パワー・モノブロック・フレーム
03 POWER HINGING POSITION
パワー・ヒンジング・ポジション
04 POWER BACK SUPPORT
パワー・バック・サポート
DATA-R
2003-2004
DATA-R
2004-2005
DATA-110
2005-2006
DATA-R
2006-2007
DATA-130R
2007-2008
05 POWER AXIS CANT
パワー・アクシス・カント
06 POWER WRAPPING BUCKLE POSITION
パワー・ラッピング・バックル・ポジション
DATA-130R
2008-2009
DATA-130R
2009-2010
DATA-130R
2010-2011
DATA-R
2011-2012
DATA-150R
2012-2013
02
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SHELL SYSTEM
01
POWER ACCEL POSITION
POWER ACCEL POSITION / パワー・アクセル・
自然なスタンスと足のポジションをスキーブーツの中
荷重ラインと合致させることにより、スムーズで無理
操作を実現する A-ONE コンセプトをさらに発展させ、
ナチュラルスタンスにおいて脚の軸線とスキー
重操作をよりムダなく効率的にします。
実現する POWER AXIS CANT を採用。
ポジションとは、両脚の軸線をセンターポジションの
のないスキー操作を可能にし、スキー板全体を有効に
使って安定感のある滑りを実現するブーツ設計です。
で再現し、身体に対して負担が少なく、効率的な荷重
POINT-3
動の状態におけるスキーヤーの脚の軸線に注目し、荷
ブーツのカント角度を一致させ、効率的な荷重を
インサイドとアウトサイドの両方向についての倒
し込み操作を容易かつスムーズにしました。
POINT-1
POINT-2
スキー板への荷重を最も効率的に行えるセンター
ターン後半におけるカカトへの荷重 でスキーの加
い設計。
増し、しっかりとした支えの強化を実現。
ポジションを、ターンの全ての場面で保持しやす
一般的に欧米人と比較してよりアップライトな姿
さらに、倒し込み操作の安定感が増すことにより、
内脚・外脚のどちらでもバランスのとれたエッジ
ングを可能にします。
速を容易にするため、ブーツ背面のシェル肉厚を
脚の軸線とカント角度が一致
勢が必要な日本人の体格に合わせ、大きめの足首
角度を採用しました。
センターポジションを
保持しやすい
大きめの足首角度
ブーツ背面の
肉厚を増して
後方への支えを強化
POINT-4
スキー操作の基本となるナチュラルスタンスでター
ターンにおける内脚と外脚の脚長差
ンを行うと、内脚と外脚にはスキーヤーの内傾角度
に応じて脚長差が生じます。内脚と外脚で足首角度
が同じ場合、雪面との距離がより短い内脚側は股関
節と膝関節をより大きく曲げる必要があり、
内スキー
と外スキーの前後差が発生します。内脚の足首角度
外脚
内脚
を深くしてたたみこめば、この前後差をなくすこと
ができます。
大きめの足首角度を採用する前傾操作のしやすい
ナチュラルスタンス
ターン内傾角度が深い程
脚長差が大きくなる
ブーツ設計は、外脚に安定して乗りやすいために内
脚が自由に使え、脚の軸線を内脚と外脚で一致させ
やすいブーツ性能を実現しました。
内脚と外脚の足首角度が同じ場合
内脚と外脚で前後差ができる
03
内脚の足首角度を大きくして畳み込むと
内脚と外脚で前後差を解消できる
04
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SHELL SYSTEM
02
POWER MONO-BLOCK FRAME
1. 前後方向で大きく立ち上がったシェルボディ
脚の軸を安定させるため、前方向と後ろ方向でシェ
ルボディを大きく立ち上げて設計。後方と前方向に
対するしっかりとした支えを実現。
3. ゆとりのある甲部ライン
甲部分の上方向に余裕をもたせ、甲高の足型にも合
致しやすい設計。また、甲部分の肉厚を増してブー
ツ強度もアップ。首屈部でのシェルの折れ曲がりを
防止。
5. クルブシのにがし
足首関節部分を大きく脹らませて外へ逃がし、クル
ブシのストレスを低減するとともに、足首部全体の
のフィット感を高め、ロスのないエッジングを実現。
6. バンク角度アップ
2. ゆるやかな曲面の足首屈部
足首屈部の曲面をゆるやかなカーブで設計。着脱を
容易にするとともに、前傾操作時における足首屈部
でのシェルの折れ曲がりによるパワーロスを防止。
4. ネジレに強い新ボトム設計
ボトムの P ポイント部分の横幅を広くとり、構造的
バックルの位置を高く設定し、大きな倒し込みを可
能にした設計。従来よりもバンク角度を 5 度アップ。
にネジレ強度を高めた新設計のボトムを採用。ボト
❺
イン・アウトの両側
でクルブシ部分を大
きく脹らませた設計
ムからサイドにかけての立ち上がりを肉厚とし、イ
ン・アウト両側の剛性を高め、グリップ力をアップ。
より深い倒し込みを可能とします。
❶
❶
❼
❷
❽
中指から小指側を広く設計
❸
7. アシンメトリー・サイドカット設計
❽
足首の立ち上がりアライアメントをとりやすくする
ため、インサイドとアウトサイドで高低差をつけた
サイドカット設計を採用。ニュートラルポジション
を保持しやすい設計です。
8. オブリークラスト
人間の足型形状にあわせ、親指部分とともに小指部
❹
分も広げたオブリーク形状のつま先設計を採用。幅
をキープしながらも、つま先部分の高さにもゆとり
を確保しました。
P ポイント部分の横幅
05
厚肉設計
06
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SHELL SYSTEM
03 POWER HINGING POSITION
05 POWER AXIS CANT
前方向への足首の動かしやすさを実現する、従来より
ナチュラルスタンスの脚の軸線に合わせ、アッパー
ンサイドとアウトサイドの高さを水平にした、真っ直
ブーツの軸が一致することにより、ダイレクト感のあ
も後方で高い位置に設定したヒンジングポイント。イ
シェルとロアシェルを同一の軸線で設定。脚の軸と
ぐなヒザ入れが行いやすい設計。さらに、ヒンジの口
るスキー操作が可能。
径を 27 φと大型化し、ポイント自体の強度を高める
さらに、インサイドとアウトサイドのヒンジングポイ
とともに、ブーツ全体の剛性をアップ。また、ヒンジ
ントを水平の位置とし、ヒザ入れの方向が内側に入り
口径の大型化により、カント調整の可動域も大きくな
にくい設計としました。
りました。
06 POWER WRAPPING
04 POWER BUCK SUPPORT
BUCKLE POSITION
クルブシ部分の外側方向への逃がしに余裕をもたせる
第３・第４バックルを従来よりも高い位置に設定。アッ
とともに、クルブシ上からフクラハギにかけては足型
パーカフの筒状の巻き込みをスムムーズにし、前傾フ
にあわせてしっかりと絞り込み、脚部のサポートを強
レックスもアップ。
化。特に背面からサイドヒンジにかけて、しっかりと
屈部のツマリをなくし、スムーズな前傾を可能にしま
した厚肉設計とし、後方への支えを強化。
インサイドとアウト
サイドのヒンジング
ポイントが水平
さらに、アッパーカフ背面上部の曲面をゆるやかな
カーブとし、背面からサイド方向にかけての支えを
す。
アップ。脚のフクラハギ部分を面でサポートします。
またリア背面の先端部は、脚の形状に合わせたなだら
かな曲面とすることで、フクラハギのストレスを低減。
背面からサイドにかけて
ゆるやかな曲面形状を採用
アッパーカフ上端はフ
クラハギ形状に合わせ
た緩やかなカーブ
07
08
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INNERBOOTS SYSTEM
INNERBOOTS SYSTEM
BX-H Inner
02 新型口皮デザイン
03 新インナーレース
フクラハギの形状にぴったりとフィットしやすい、上
インナーブーツをヒモで直接締め上げるインナーレー
実現する新型の口皮デザインを採用。
厚みを感じるフィットに敏感なスキーヤーのために、
ホールド性能の追求から生まれたハイ・スペック・インナー
BX-H12 インナーの性能をさらにグレードアップして生まれた、
エキスパートスキーヤーのための高性能インナーブーツ。
PowerREX の進化に合わせて、インナーブーツも大きく進化。足
に行くほど広がりが大きくなる放物線のような形状を
口皮の意匠に型押しを施すことにより、立体的な広が
りをデザインで実現しました。
すいアイレットのポジション設計や、カバー素材の厚
を実現しました。
フルなパワー伝達を実現するための様々な工夫を盛り込み、全く
新しいインナーブーツに生まれ変わりました。
トし、カラーリングやグラフィックも一新しました。
フラットなアイレットを新工夫。レースを締め上げや
みと形状を見直しで、ストレスの少ないフィットネス
に対するストレスの要素を減らすとともに、よりスムーズでパワ
インナーブーツの外観も、スキーブーツのシェルとコーディネイ
ス仕様。インナーレースの不使用時に、アイレットの
放物線
❷
❷
01 New INNER-TONGUE
新型インナータング
02 New CUFF DESIGN
新型口皮デザイン
03 New INNER LACE SYSTEM
新インナーレース
04 New INNER OUTER-SKIN
新インナー外皮素材（マイクロレザー）
05 New INNER-LINING
新インナーライニング素材
❸
06 New INNER PADDING
新パッド設計
07 New TOE-SHAPE
つま先新形状
08 New INNER-SOLE DESIGN
採用モデル
■ PowerREX-S : PR-S150R / PR-S130R / PR-S110
■ PowerREX-M : PR-M150R / PR-M130R / PR-M110
新型本底形状
01 新型インナータング
スキーブーツのアップライトな前傾ポジショ
ンに合わせ、インナータングの立上がり角度
を変更。センターポジションのスネにジャス
トフィットする、立ち気味の角度設定です。
断面形状は、様々なスネ形状へのフィットを
配慮する、幅広で緩やかな曲面設計。バック
ルを締め込むことで、個人の脚形状にぴった
りと合う設計です。
イ ン ナ ー タ ン グ の 高 さ も 10mm ア ッ プ。
（26.0cm の場合）パワー伝達の支点を高く
することにより、前傾操作の安心感を高め、
パワーロスを減少させます。
09
2012model
04 新インナー外皮素材（マイクロレザー）
05 新インナーライニング素材
しなやかで伸縮性があり、表面の細かなシボ加工で密
MILD HOLD LINNER / マイルドホールド・ライナー
ザーを採用。インナー後部や甲部分のカバーにも同じ
イニング素材を採用。ベースには弾力性に優れるゴム
着性を高める新しいインナー外皮素材＝マイクロレ
素材を使用。カッティングの変更と合わせ、シェルと
の一体感をさらに高めました。
脚にフィットする
幅広で緩やかな曲面形状
伸縮性と密着感に優れる新しい 3WAY ストレッチのラ
質素材を組合わせ、マイルドで吸い付くようなホール
ド感を実現。背面上部の伸縮性に富むストレッチ素材
が、足入れのスムーズさを高め、フクラハギをやさし
く包み込みます。
マイルドホールド・ライナー
甲部も緩やかな曲面
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INNERBOOTS SYSTEM
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INNERBOOTS SYSTEM
①フクラハギ周りを包むパッドは
高反発性の素材を採用。フクラ
ーク形状でつま
ブリ
先
に
オ
の
ハギに密着し、しっかりとした
支え感を実現。パッドの幅を短
く設定することで、インナーの
巻き込み性能を高めています。
①
②低反発性のパッドを採用。
②
③カカトを固定するための重要な
つま先部分の幅をさらにワイドに
インナーブーツの中で足を所定の位置に収め、特にカ
カトをしっかりとインナーブーツに固定するために、
インナーパッドの形状と厚みを見直しました。
つま先部分のインナー形状を、さらにワイドに変更。
親指と人差し指を頂点とする左右非対称のオブリーク
形状を採用し、つま先部分のゆとりを設計しました。
インナーつま先部のツブレを防止するため、つま先上
部に芯材を挟むとともに、サイド部分のカット形状も
変更。
計
を設
り
と
ゆ
06 新パッド設計
左右
非対
称
07 つま先新形状
つま先のツブレを防止する芯材を採用。
足指の付け根部と縫い目の干渉を避ける、
曲線で構成した新カット形状を採用。
パーツとなる L 字パッドは厚み
③
を２ミリアップ。ホールド性能
をさらに高めました。
①
08 新型本底形状
インナーの底がシェルにしっかりと収まりやすくする
ため、本底部分をひとまわり小さくして設計。
つま先部分の底は、指先先端部分よりも 5 ミリ絞り込
んだ設計。底部分を小さくすることで、インナーブー
ツ収まりを良くしまし、足裏感覚を高めました。
②
③
5mm
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INNERBOOTS SYSTEM
新カテゴリー FREE-RIDE ラインが登場
BX-S Inner
フィットネスとホールドがバランスしたスポーツ・スキーヤー仕様
BX-H Inner の高性能をベースに、長時間履いても疲れない快適
なフィットネスを追求した新開発インナーブーツ。
基本的な仕様は BX-H Inner と同じですが、インナーライニング
に伸縮性と足当りのソフト感に優れるハニカム・ライナーを使用
することで、スキー上達のために不可欠な適度なホールド性能と、
SKI ポジションと WALK ポジションを
レバーで簡単に切り替え可能
SKI ポジション
レバーを下げ、アッパーシェル
を一旦大きく前傾させると、ス
キー滑走に適した前傾ポジショ
ンにロックされます。
新雪や深雪、オフピステやサイドカントリー、さらに
はバックカントリーなど、スキーのフィールドを広げ
るとその楽しみ方はさらに広がります。
枠にとらわれない楽しさを求めるスキーヤーの自由な
行動を支える頼もしい相棒として、レクザムの新しい
ラインが登場。それが FREE-RIDE ラインです。
フリースタイルスキーヤーに人気の XX（クロス）モ
デルに加え、新モデルとして WALKING SYSTEM を
足の快適性を高めるやさしいフィットネスを程よくバランスさ
搭載する FR-100 / FR-95 が登場しました　。
せ、全てのスポーツ志向スキーヤーが扱いやすい性能を実現しま
した。
01 New INNER-TONGUE
新型インナータング
02 New CUFF DESIGN
新型口皮デザイン
03 New INNER LACE SYSTEM
新インナーレース
04 New INNER OUTER-SKIN
新インナー外皮素材（マイクロレザー）
05 New INNER-LINING
WALK ポジション
レバーを引き上げることで前
傾のロックが解除されてアッ
パーッシェルがフリーな状態と
なります。
新インナーライニング素材
06 New INNER PADDING
新パッド設計
07 New TOE-SHAPE
採用モデル
■ PowerREX-S : PR-S100 / PR-S97
■ PowerREX-M : PR-M100 / PR-M97
■ FORTE : F100 / F97 / F93 / F87
■ FREE RIDE : XX-8
■ LIVE : LIVE-80
つま先新形状
08 New INNER-SOLE DESIGN
新型本底形状
05 インナーライニング素材
HONNEYCOMB LINNER：ハニカム・ライナー
伸縮性に優れるトリコットのライニング素材を採用。
ソフトな風合いのちょっと厚めのスポンジを表面生地
の裏側に組み合わせることにより、的確なホールドと
ソフトなフィットネスを両立。背面上部の伸縮性に富
むストレッチ素材が、スムーズな足入れを実現すると
ハニカム・ライナー
熱成形で個人の足型を写し取る
カスタムインナー。
軽量で暖か、足を包み込むよう
なやさしいフィット快適スキー
をサポートするサーモインナー
を標準装備。
雪上ハイクに威力を発揮する
交換可能なラバーソール
ともに、フクラハギをやさしく包み込みます。
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Rexxam Co., Ltd. Sports Division
〒 550-0013　大阪市西区新町 3-2-19
TEL.06-6532-8968 FAX.06-532-8915