Document 294195

11 月 9 日~15 日の1週間は秋の火災予防運動週間でした。11 月 2 日は「東久留米市総合防災訓練」
、
http://www.fukushiryuhoh.or.jp/kobushi/
平成 25 年 12 月 10 日発行
命を守る地域とのつながり
日毎に寒さが増してきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。11 月末に、暖房器具や加湿器が登
場し、インフルエンザの予防接種も終え、冬支度を進めています。
社会福祉法人 龍鳳
ライフパートナーこぶし
〒203203-0004 東久留米市氷川台 2-3131-19
TEL:042TEL:042-470470-2385
FAX:042FAX:042-470470-2386
季節が冬へと移り、空気が乾燥するこの時期、火災には十分に気をつけたいものです。
ライフパートナーこぶしでも、利用者の皆様・職員への防災意識の向上を目的として、毎月1回防災
訓練を実施しています。消防計画に基づく避難訓練を地震や火災を想定して行い、災害が発生した場合
に備え、安全に適切な行動が取れるようにするための訓練です。
災害が起こった場合に、自分の身と生命、財産を守るという視点に立って訓練をしておかなければ意
味をなしません。そして万が一、実際に災害が起こったとしても、被害を最小限にとどめなければなり
苅部
災害による被害を最小限にとどめるためには、人的訓練以外に消防用設備の適切な維持管理が必要不
一夫
ません。初期対応の必要性、通報、避難訓練の重要性は、そこにあります。
右 ボ ーリン グの 倒れた ピン の数を
計算する 練習
左 客 役の支 援者 にコー ヒー を出す
接客訓練
施設長
『待ち針 』
11 月 17 日は「東久留米市氷川台自治会要援護者避難訓練」と、防災に関する日が 2 回もありました。
可欠です。私たちを守る重要な設備器具であり、火災時には確実に機能しなければなりません。
閉まる熱感知式の防火扉や煙を感知して閉まる煙感知式の扉が開いたままだったそうです。消防設備が
適切で定期的な維持管理がいかに重要であるかがわかります。
このようなことを踏まえて、当施設では、毎日職員による定期巡回を行なうと共に、消防設備等に関
しても業者による定期的な点検を行い、火災時に安全、且つ確実に機能するように維持管理を行ってい
ます。
しかし、施設内だけでは限界があり、震災への対応は時間との勝負です。多くの人の力を確保するこ
とが必要となり、特に職員の数が少ない夜間に災害が発生した場合にはなおさらです。ですから地域の
方々と連携していくことが重要になってきます。
そこで、日頃の挨拶からはじまって、地域住民の方とのコミュニケーションをとることを心がけ、施
設のこと、利用者さんのことをもっと知ってもらえればと思います。このようにして、顔の見える関係
をつくり、困った時にはお互い様という地域で助け合う関係を築きたいと考えています。
12 月 1 日(日)に、保護者会の方々と西武文理大学の学生さん方で、こぶしの大掃除を行っていただ
きました。普段行き届かないところまで、きれいになりました。ありがとうございました。
人事異動
剱持 勇気 たんぽぽへ 11 月 15 日付
小渕 公子 たんぽぽへ 11 月 15 日付
今年一年大変お世話になりました。どうぞ、良いお年をお迎えください。
がとうございました。
多大なるご協力ご支援をいただきました。あり
今年も一年間、保護者を初め関係各位には、
ち針を外す嬉しい瞬間なのです。
か っ たこ と がで き るよ うに な った と きこ そ待
し、私たちにとって、ご利用者が今までできな
とっては当たり前のことかもしれません。しか
掃除機を使って掃除をすることは、健常者に
を報告に来てくれたのです。
くなりまして・・」と、待ち針が抜かれた瞬間
利用者の方でした。だから、「つい、報告した
な こ とを 試 行錯 誤 しな がら 支 援を し てい たご
しています」と笑顔で報告にきました。なかな
を待っている」と思っていました。
は勝手に「待ち」という言葉を、
「完成するの
と で す 。 語 源 は い く つ かあ る よ う で す が 、私
お き 、 本 縫 い が 終 わ る と 抜 い て し ま う 針 のこ
と き に 縫 い 合 わ せ る 布 をこ の 針 で 仮 止 め して
妙 に 心 に 残 っ て い ま す 。 待 ち 針 と は 、 裁 縫の
母 が 縫 物 を し て い る 姿 に、 待 ち 針 の こ と が
を支えていたのだと思います。
今 か ら 思 え ば 、 母 は こ うや っ て 家 族 一 人 一人
っ た ら み ん な か ら 笑 わ れそ う で い や で し た 。
ズ ボ ン は 何 か 格 好 悪 く 、 明 日 学 校 へ は い て行
できた。」と母は嬉しそうでしたが、修理した
裏 か ら 当 て 布 を し 、 待 ち針 を 打 っ て 布 を 仮
援員が、「施設長、○○さんが掃除機で掃除を
先日、事務所で事務をとっていると、ある支
ます。つまり、目標が達成された瞬間です。
んでいただいたときに、私たち待ち針は抜かれ
そして、ゆっくりであってもご自身で縫い進
ります。
進 ん でも ら える よ うに する こ とだ と 思っ てお
ただき、そこへ向かって一針一針ご自身で縫い
の待ち針のように、できる姿をイメージしてい
ます。私たちのご利用者の方々への支援も、こ
標 に 本縫 い の針 を 進め てい く 道し る べと なり
待ち針は縫いあがる姿を仮止めし、それを目
の役割によく似ていると思うことがあります。
最近になって、私たちの仕事も、この待ち針
年末の大掃除 ありがとうございました
か作業や仕事に参加できずにいて、職員も様々
主任 北久保 克美
止めし、一針一針縫い進めていきます。
「ほら、
は言えませんでした。
る 姿 を み て い る と 、 新 しい ズ ボ ン を 買 っ てと
直 し て 大 切 に 着 て あ げ よう 」 と 針 を 進 め てい
っ て い ま し た が 、 母 の 「 こ の く ら い の 傷 なら
新 し い 服 を 買 っ て く れ ない か と 心 の 中 で は思
私 は 、 や ぶ れ て し ま っ たズ ボ ン を 直 す よ り
す。
や ほ つ れ て し ま っ た 父 の 寝 間 着 の 修 理 な どで
し て い ま し た 。 か ぎ 裂 きに な っ た 私 の ズ ボン
冬 の 夜 は 、 母 が よ く 炬 燵に 入 っ て 縫 い 物 を
と、焚き火の暖かさを思い出します。
楽 し み で し た 。 今 で も 山茶 花 の 赤 い 花 を 見る
こ の 時 期 は 、 落 ち 葉 炊 きで 焼 き 芋 を 焼 く のが
冬 至 を 迎 え る 月 に な り まし た 。 子 ど も の 頃
その事例として、10 月に起きた福岡市の病院火災が記憶にあると思います。高温を感知して自動的に
写真についてはご本人(代理人又は成年後見人)の同意を得て掲載しております。
1 月活動予定
日帰り旅行 11月22日(金)
in
東京ジョイポリス
日
月
火
水
木
1
金
土
2
3
4
生活介護開所日
5
6
7
8
9
クラブ
10
11
生活介護開所日 生活介護開所日 生活介護開所日 生活介護開所日 生活介護開所日 生活介護開所日
音楽
12
13
14
15
16
クラブ
17
18
生活介護開所日 生活介護開所日 生活介護開所日 生活介護開所日 生活介護開所日
19
20
21
22
クラブ
24
25
誕生会(施)
生活介護開所日 生活介護開所日 生活介護開所日 生活介護開所日 生活介護開所日
音楽
26
23
27
歯科(施)
28
29
30
31
クラブ
生活介護開所日 生活介護開所日 生活介護開所日 生活介護開所日 生活介護開所日
多摩六都フェアぴゅああーと展 1/30・31 東久留米市役所1Fにて開催
こぶしからも3作品が入選しました。
日帰り旅行 12月6日(金)
in
サンシャイン水族館
基本って何だろう
こぶしでいうところの「基本作業」は「農園班」
「手工芸班」
「パン班」の行っている活動を指し
示しています。入所・通所問わず皆それぞれ所属の班が決まっているのです。
新規の利用者さんについてはその方の適性や体験、希望に沿っていずれかの班に属して頂いてい
ます。また、既存のご利用者さんについては年間の活動や個別の目標に則って班を変更して活動し
て頂いています。
基本だから決められた作業を毎日黙々と行う・・・そう想像されるのが普通かもしれませんが、
こぶしでは各班で作業は細分化され、ご利用者の得意分野や意欲などでどんどん作業内容も変化し
ていきます。例えば、細かいビーズを入れる事が難しい方には“どうしたら細かいビーズを持ち細
いワイヤに入れられるようになるか”の支援と“大きめのビーズを太めのワイヤに通して販売品に
していこう”などと視点の置き方で作業内容・支援方向も変化していきます。そして実際に後者は
こぶしの製品として世の中に出回る事になったのです。
日々の暮らしや支援の中で、ご利用者の努力や向上心は言うまでもありませんが、支援者として
の観察力や洞察力、様々な視点で物を見たり感じ取ったりすることで、基本は無数の応用へと変化
を遂げていきます。
お時間があれば是非こぶしの日中活動を見学してみて下さい。基本のようで基本でない支援をし
ていますから・・。
作業支援 基本作業担当
馬渡 美幸